トヨタを代表するハイブリッドカー「プリウス」は、日本だけでなく世界でも高い人気を誇っています。プリウスを購入する場合、新車と中古車という選択肢がありますが、それぞれのメリットやデメリットはどのような点にあるのでしょうか。
プリウスの新車と中古車の価格帯や、お得にプリウスに乗る方法についてもご紹介します。
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この記事のPOINT
- プリウスを購入する場合、新車は約250万円~、中古車の相場は約170万円
- プリウス購入後の年間維持費は約17万円
- プリウスの新車にお得に乗るなら、カーリースという選択も
プリウスとは
トヨタ自動車が誇るハイブリッドカーである「プリウス」。高い燃費と性能が魅力の車で、老若男女問わず幅広い層から人気を集めています。そんなプリウスの概要やグレード構成、おすすめのグレードと価格について紹介します。
プリウスの概要
1997年に誕生したトヨタ自動車のプリウスは、世界初の量産型ハイブリッドカーとして知られています。エコカーの代名詞的存在で、走りの性能はもちろんのこと、環境への優しさという観点からも高い支持を得ています。
最大の特徴は低燃費であることで、グレードによって燃費は異なりますが、27.2~32.1km/L(2WD)という非常に高い性能を誇っています。また、選べるグレードが幅広いため、さまざまなニーズを満たすことができ、手を出しやすい価格帯であることも人気の理由といえます。
プリウスのグレード構成
プリウスはおもに以下のグレード構成となっています。
エントリーモデル「E」
プリウスの中で最も燃費性能が高く価格が安いのが、エントリーモデルの「E」です。WLTCモードで32.1km/Lという驚きの燃費を実現しており、スマートキーやオートエアコン、「Toyota Safety Sense」という先進の安全装置も備わっています。
一方、ほかのグレードに比べて燃料タンクの容量が少なく、リアスタビライザーも省かれているなど、燃費性能と低価格を実現するために一部の装備が削減されている点には注意が必要です。
標準グレード「S」
エントリーモデル「E」に比べて、実用的な機能が搭載された標準グレードモデルが「S」です。運転席シートの上下調整機能や助手席のスライド・リクライニング機能、大型コンソールボックスなどの収納が搭載され、車内空間がより充実したものとなっています。
フロントガラスにはUVカット・撥水機能が備わっており、日常的なドライビングを快適にします。
上級グレード「A」
見えにくい位置の車両の接近を警告するブラインドスポットモニターや、スムーズな駐車をアシストするシンプルインテリジェントパーキングアシストなど、最先端の安全機能が搭載されているのが上級グレードモデル「A」です。
さらに、フロントドアガラスには紫外線を99%カットするスーパーUVカット機能と撥水機能が付いた遮音性ガラスが採用されているなど、快適なドライブをサポートする機能が満載です。
最上級グレード「Aプレミアム」
シート、ステアリングホイール、コンソールボックスに本革が採用されるなど、ラグジュアリーな車内空間となっているのが最上級グレード「Aプレミアム」です。
フロントシートには快適温熱シートが搭載され、冬には座席が暖かくなるほか、シート表面の熱気やエアコンの冷気を吸い込むシートベンチレーションが採用されているため、どの季節でも快適にドライブを楽しめます。
スポーツグレード「ツーリングセレクション」
ツーリングセレクションは「S」「A」「Aプレミアム」に設定されるスポーツグレードです。タイヤ・アルミホイールが通常の15インチから17インチに拡大され、走行の安定性が高まっただけでなく、スポーティーな内外装も魅力です。
また、ツーリングセレクションでは、全グレードに快適温熱シートが装備されています。
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おすすめのグレードと価格
プリウスでおすすめなのは標準グレード「S」です。燃費は2WD車で30.8km/Lを実現しています。実用性と燃費のバランスがとれており、「S 2WD」の価格は273万1,000円とコストパフォーマンスにも優れています。
一方、中古車のプリウスのおすすめは、2009~2015年まで流通していた3代目プリウスです。当時、販売台数が好調だったため、中古車市場への供給も多く、特に流通量の多かった2013年式の最多価格帯は90~100万円程度*と、新車に比べて圧倒的にお得な価格となっています。
*価格比較サイト「価格.com」における2021年8月30日時点の相場です
プリウスの購入、新車と中古車でどう違うのか
プリウスを購入する場合、新車もしくは中古車という選択肢があります。価格や車の状態など、それぞれにメリットとデメリットがあるため、比較検討した上で自分に適したプリウスの購入方法を決めましょう。ここからは、新車と中古車のメリット・デメリットや価格帯の違いについて解説します。
プリウスの新車を購入するメリット・デメリット
プリウスの新車を購入する場合、トヨタのディーラーで契約して購入します。試乗を受け付けている場合が大半なので、実際の乗り心地を体験してから購入を検討することもできます。新車は、傷や故障がない最高の状態の車を手に入れられるのがメリットです。
また、トヨタが誇る最先端の技術が搭載された車なので、走行性能や安全性能の面でもレベルが高いといえるでしょう。
一方、新車のプリウスの価格は年々高騰傾向にあり、中古車よりも金銭的な負担が大きくなってしまうのも事実です。
プリウスの新車の価格
プリウスの新車のグレード別の車両本体価格は次のとおりです。
〈プリウスの新車のグレード別の価格〉
グレード | 価格 |
---|---|
エントリーモデル「E」 | 259万7,000円 |
標準グレード「S」 | 273万1,000円 |
上級グレード「A」 | 300万4,000円 |
最上級グレード「Aプレミアム」 | 333万1,000円 |
(2021年8月時点の情報)
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プリウスの中古車を購入するメリット・デメリット
プリウスの中古車を購入する場合、基本的には中古車販売店で契約して購入します。新車よりも安くお得にプリウスが手に入り、現行モデル以外からも選べるため選択肢が豊富な点が、中古車で購入する場合のメリットといえます。
一方、車の状態をよく吟味して購入しないと、事故歴のある車ですぐに故障してしまったり、目立つ傷が付いていたり、走行距離が長すぎたりと、状態の悪い車にあたる可能性もあるため注意が必要です。
プリウスの中古車を購入する際は、信頼できる中古車販売店に直接足を運び、現物をよくチェックすることをおすすめします。
プリウスの中古車の価格帯
プリウスの中古車の価格帯は以下のとおりです*。
- 平均価格 173.4万円
- 価格帯 64.9~378万円
新車で購入するよりも100万円以上安く抑えられる可能性があるため、価格重視の場合は中古車の購入も視野に入れるといいでしょう。
*2021年8月30日時点、カーセンサー調べ
プリウスを購入した場合にかかるおおよその維持費
プリウスといえば燃費がいいことで知られていますが、実際の維持費はどのくらいかかるのでしょうか。ここでは、ガソリン代をはじめとして、1年間でかかる費用の目安を算出します。
ガソリン代
燃費30.8km/Lのプリウスの標準グレード「S」を購入し、年間走行距離を8,000kmとすると、年間の消費ガソリン量は、8,000km÷30.8km/L=259.7Lとなります。そして、ガソリン代を150円/Lとした場合、プリウスの年間のガソリン代は、259.7L×150円=38,955円と算出できます。
なお、標準グレード「S」の燃費30.8km/Lはあくまでカタログ燃費であり、運転方法やよく運転する場所などの条件によって実際の燃費は下がるため、それに伴いガソリン代も算出した金額より高くなる傾向にあります。
自動車税(種別割)
プリウスのエンジン排気量はすべてのグレードで1,800ccなので、自動車税(種別割)の税区分は「1,500cc超~2,000cc以下」となります。この区分の場合、毎年支払う必要のある自動車税(種別割)は36,000円となります。
車検費用
車検は新車時に3年、以降は2年ペースで受ける必要があるものです。車検費用には、車検基本料のほか、おもに自賠責保険料、自動車重量税、印紙代が含まれます。車検をした結果、整備が必要な箇所が発見されればメンテナンス費用もかかるので注意が必要です。以下、車検の代表的な項目の価格を解説します。
車検基本料
車検基本料は、決まった金額があるわけではなく、業者によって異なります。相場は、ディーラーが35,000~100,000円、整備工場が20,000~65,000円、カー用品店が10,000~45,000円、ガソリンスタンドが15,000~35,000円程度です。
また、車両の重量によっても相場は異なり、1.0~1.5tクラスの普通車であるプリウスの場合、90,000~110,000円程度を想定しておくとよいでしょう。
自賠責保険料
プリウスの自賠責保険料は3年で27,180円、2年で20,010円となります。自賠責保険は加入が法律で義務付けられているため、必ず費用が発生します。
自動車重量税
2021年5月1日から2023年4月30日までに新車登録した場合、自動車重量税は1年あたり7,500円になりますが、プリウスの新車にはエコカー減税が適用されるため、この期間に発生する自動車重量税は免税となります。そのため、初回の車検が2023年4月30日までであれば、その際に払う2年分の自動車重量税も免税になります。
新車登録から13年未満のエコカー減税非対象のプリウスの場合は、1年あたり12,300円になります。
印紙代
車検の手数料として印紙代が1,100~1,800円かかります。印紙代は、車検の種類や車種などにより異なります。
任意保険(自動車保険)料
自賠責保険だけでは補償範囲が限られるので、車を所有するほとんどの方が任意保険(自動車保険)に加入しています。任意保険料は年齢や条件によって大きく異なりますが、一般的に年間30,000~70,000円ほどです。
年間費用の目安
プリウスを購入した場合、条件によって異なりますが、毎年発生する年間費用はおおよそ以下のとおりです。
・ガソリン代………………38,955円
・自動車税(種別割)……36,000円
・車検費用…………………42,593円*
・任意保険料………………50,000円
合計………………………167,548円
上記の金額に加え、車検時に整備が必要となった場合には、メンテナンス費用が発生したり、事故などを起こした際には修理代がかかったりするため、実際にはより多くの費用がかかると予想されます。
*車検基本料を100,000円、印紙代を1,800円とし、そこに自賠責保険料27,180円を加えた車検費用(登録から3年後に発生)から、1年分の費用を算出
お得にプリウスに乗るならカーリースがおすすめ!
プリウスに乗りたい場合、新車や中古車を購入する以外に、カーリースという方法もあります。毎月定額でマイカーのように利用でき、維持費の大半を月額料金に含められるプランもあるため、お得にプリウスに乗ることができます。
ここからは、カーリースの特徴やメリット・デメリット、カーリースでプリウスに乗る場合の料金をご紹介します。
カーリースとは
カーリースとは、毎月定額で車に乗れるサブスクリプションサービスです。自動車メーカーと直接契約するのではなく、リース会社と契約して利用料を支払うしくみとなっています。
カーリースでは、リース会社が車を購入します。利用者は、好きな車と契約期間を決めて、リース会社に月額料金を支払うことで、リース車をマイカーのように利用できます。
カーリースでプリウスに乗るメリット・デメリット
カーリースのメリットは、初期費用がかからないことです。通常、車を購入する際は、各種税金や手数料など、最初にまとまった金額を準備しなければなりませんが、カーリースでは、その必要がありません。
また、車検費用をはじめとした維持費の大半を月額料金に含められるプランに加入することで、急な出費の心配が少なく、毎月定額で楽に家計を管理することができます。さらに、予算に応じて新車に乗るか中古車に乗るかを選べる点も魅力です。
加えてカーリースでは、カーシェアリングのように同じ車を複数の人々で使用するのではなく、自分だけの車になるので、マイカーのようにいつでも好きなときにプリウスを利用できます。
一方、カーリースで乗る車の所有者はリース会社なので、利用者は好みのカスタマイズをすることができません。また基本的には、契約満了時に車を返却する必要がある上、多くの場合、走行距離に制限が設けられています。
しかし、リースしていた車を契約満了時にもらえる、走行距離制限を設けない、というリースサービスもあるので、マイカーとして自由に乗りたい方はチェックしておくといいでしょう。
また、残価精算がある契約の場合、月額料金が安くても契約満了時に高額な支払いが発生することもあります。しかし、残価精算のないリースサービスを選べば、残価を気にすることなく最後まで安心してプリウスに乗り続けられます。
プリウスの新車をリースする際の各リースサービスの月額料金
代表的なリースサービスにおけるプリウスの新車(Sグレード)の月額料金は以下のとおりです。
いずれも、ボーナス払いなしの月々均等払い、最長の契約期間で利用した場合の料金です。
〈各リースサービスの月額料金〉
リースサービス | プリウスの新車の月額料金*¹ | 最長契約期間 |
---|---|---|
定額カルモくん | 33,930円~/月 | 11年 |
KINTO | 46,200円~/月 | 7年 |
定額ニコノリパック | 40,920円~/月*² | 9年 |
リースナブル | 39,600円~/月 | 5年 |
このように、カーリースでプリウスの新車に乗る場合、毎月約30,000~50,000円の支払いになるのが相場です。それぞれ契約年数やメンテナンスのカバー範囲などが異なるので、月額料金だけでなく、契約内容もしっかり確認して選びましょう。
*¹いずれも2021年9月14日時点の最安値です
*² S”ツーリングセレクション”の料金となります
お得にプリウスの新車に乗れる!おトクにマイカー 定額カルモくんの特徴
「おトクにマイカー 定額カルモくん」は、毎月定額でプリウスなどの新車に乗れる個人向けカーリースサービスです。顧客満足度98.9%*を誇り、国産車の全車種・全グレードからお気に入りの車を選ぶことができます。
また、メンテナンスプランなどのサービスも充実しているため、安心のカーライフを送ることができます。それでは、定額カルモくんの特徴についてご紹介しましょう。
*2019年12月~2021年6月までの定額カルモくんご契約者様504名を対象としたアンケート
業界最安水準*¹で、専門家のお墨付きを得た定額カルモくんのサービス
定額カルモくんは、個人向けカーリースの中で業界最安水準*¹で、完全定額(頭金なし、ボーナス払いなし、残価精算なし)のサービスです。
「専門家が選ぶカーリース」において「コストパフォーマンスが高いカーリース(1)」「サポートが充実しているカーリース(2)」「納得価格のカーリース(3)」の3部門で1位を獲得*²しており、専門家のお墨付きも得た安心のリースサービスです。
定額カルモくんでは、ディーラーで購入する場合と同様に、グレードや純正オプション、ボディカラーを好みに合わせて選択できるので、装備にこだわってプリウスに乗りたい方にもおすすめです。
*¹文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照
*²調査方法:インターネット調査 調査期間:2021年2月12日~15日 調査概要:カーリース10社を対象にしたイメージ調査 調査対象:男女、全国、18~69 歳、運転免許保有、(1)(2)週1回以上運転するファイナンシャルプランナー176s、(3)カーディーラー勤務者297s 調査実施:株式会社ショッパーズアイ 比較対象企業:「カーリース」Google 検索9社(2021年1月29日10 時時点) 広告、まとめサイトなどを除く
走行距離無制限で車がもらえる!
一般的なカーリースは走行距離に制限があります。しかし、定額カルモくんでは、7年以上の契約で走行距離の制限がなくなり、さらに月々プラス500円の「もらえるオプション」を付けると、契約満了時に車をもらえるようになります。
そのため、マイカーと同じように車をカスタマイズして、より自由なカーライフを楽しむことができます。
車選びから申込みまでオンラインで完結
定額カルモくんは、車選びから申込みまでオンラインで完結できます。パソコンやスマートフォンがあればサクッと申込みができますので、忙しい方でも安心してご利用いただけます。
リースを利用するには審査が必要となりますが、定額カルモくんでは、ネットで簡単にできる「お試し審査」というサービスがあります。窓口に出向く必要もなく、画面上で必要項目を入力するだけで完了するので、まずは気軽に試してみてはいかがでしょうか。
予算を抑えたい場合は、「定額カルモくん 中古車」もおすすめ!
予算を抑えたい方は、中古車リースの「定額カルモくん 中古車」もおすすめです。取扱台数が業界最大級*なので、プリウスをはじめとする豊富な車種から自由に車をお選びいただけます。また、全車無条件で走行距離無制限となっており、1年間の故障保証と2年の車検が付いているため安心です。
*ネット専業の個人向け中古カーリース業界において(2019年10月自社調べ)
購入方法の違いを理解してプリウスに乗ろう
プリウスを購入するなら新車と中古車から選ぶことになります。価格や車の性能、状態などによって新車、中古車を選ぶことをおすすめしますが、いずれにせよ車両代金が必要となるだけでなく、税金や手数料などの初期費用や維持費がかかることも想定しておきましょう。
新しい車の乗り方として話題のカーリースは、初期費用が不要な点が魅力です。定額カルモくんなら、メンテナンスプランに加入することで、維持費の大半が月額料金に含まれるようになります。さらに、通常は返却時に求められる原状回復費用もカバーできます。
急な出費を抑えてお得にプリウスに乗りたいという方は、ぜひカーリースも選択肢のひとつとして検討してみましょう。
よくある質問
Q1:プリウスの購入、新車と中古車ではどう違う?
A:新車の場合、最先端の機能や安全性能が搭載されています。エコカー減税が適用されるので税金はお得になりますが、車両の価格は年々高騰傾向にあります。中古車の場合、豊富な台数の中から選んでお得に購入できます。しかし状態は車によって差があるので、現物をよくチェックすることをおすすめします。
Q2:プリウスの維持費は年間どのくらい?
A:プリウスにかかる維持費はガソリン代や自動車税(種別割)、車検費用、任意保険料などが挙げられます。毎年必要になる年間の維持費は12万円程度で、車検のタイミングではさらに13万円程度の出費が発生します。また、故障などで整備が必要な際はメンテナンス費用が発生することにも注意しましょう。
Q3:プリウスにお得に乗れるカーリースとは?
A:カーリースは毎月定額で車に乗れるサービスです。維持費を月額料金に含めることができるプランもあるため、急な出費の必要がなく安心です。業界最安水準*の定額カルモくんなら、新車のプリウスに月々30,000円台から乗ることができます。
*文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照
※記事の内容は2021年10月時点の情報で制作しています。