日産の誇る最新鋭の運転支援技術「プロパイロット」の搭載など、多数の先進安全技術を採用していることが特徴の日産「デイズ」。先進安全技術の充実度や燃費性能、走行性能などは車選びの際に注目される部分ですが、居住性の良さを左右する車の内装も重要な車選びのポイントといえます。
ここでは、デイズの内装についてご紹介します。
この記事のPOINT
- 新プラットフォームの採用によって広くゆとりのある室内空間を実現
- 標準モデルとハイウェイスターでインテリアの個性は異なる
- ハイウェイスターでは「プレミアムコンビネーションインテリア」の選択も可能
デイズの室内空間の特徴
現行型のデイズでは新開発のプラットフォームを採用したことにより、軽自動車というボディサイズの制限のあるカテゴリーの中でも広い室内空間と広い荷室を両立させているのが特徴です。
前席は大人2人が座っても窮屈さを感じることがないようショルダールームを広く取り、後席は710mmのニールームの長さを確保することで大人が足を組んでくつろげる広さを確保しています。
またAピラーを従来よりも前席に近づけた設計にすることで運転席の視界を拡大し、見通しが良く安全な運転ができるように工夫されています。
デイズのグレードごとの内装
ここからは、デイズのグレードごとの内装を確認していきましょう。
デイズのグレードは、標準モデルとスポーティーさがプラスされたエクステリアが持ち味の「ハイウェイスター」の2種類に大きく分けられます。
それぞれのシリーズには複数のグレードがありますが、グレードごとの内装の差は少なく同シリーズ内ではほぼ同じインテリアになっているので、ここは標準モデルとハイウェイスターに分けて見ていきましょう。
また、デイズには標準モデルの「X」をベースにしたカスタマイズカー「ボレロ」と、「S」を除くNA(自然吸気)エンジンモデルに設定されている特別仕様車「ファイントーン」があります。これらは内装がベースとなるグレードと大きく異なっているので、別にご紹介します。
明るいアイボリーの内装で使う人を選ばない「S」/「X」
出典:日産「デイズ」室内
標準モデルの「S」「X」では、明るさを感じさせるアイボリーのインテリアカラーが採用されています。シートも同色のトリコット素材で、フロントアームレストやヘッドレストにはアクセントに落ち着いたブラウンがあしらわれ、老若男女問わず受け入れられやすい雰囲気のインテリアとなっています。
「S」ではメッキ加飾などはほとんど使用されておらず、実用性を重視した印象です。「X」ではシルバーフィニッシャー付きのエアコン吹き出し口、メッキセンターベントノブなどの加飾がプラスされるのがグレード間の違いといえるでしょう。
スポーティーさを感じさせる「ハイウェイスター」シリーズ
出典:日産「デイズ」室内
ハイウェイスターシリーズの内装は標準モデルとは一転、シャープでスポーティーさを感じさせるエボニーカラーが採用されています。シートやドアトリムには格子柄があしらわれ、モノトーン内装にありがちな無機質さを感じさせません。シート素材は標準モデルと同じトリコット素材です。
なお、ハイウェイスターシリーズではステアリングホイールが本革巻きになり、メッキボタン付きのシフトノブが標準装備になります。
出典:日産「デイズ」室内
また、ハイウェイスターシリーズでは「プレミアムコンビネーションインテリア」のオプション設定があります。これはブラックとブラウンを効果的に配置し、アクセントカラーにネイビーを使用したスタイリッシュなインテリアです。シートやドアトリムクロスの素材は合皮×トリコットになります。
ブラウンの本革巻きステアリングホイール、レザー調のインパネが採用され、軽自動車の枠を超えた上質さを演出します。
シックなキュートさが魅力の「ボレロ」
出典:日産「デイズ」ボレロ
カスタマイズカー「ボレロ」のインテリアはベージュと落ち着いたピンクを使用したシックなキュートさが持ち味です。
シートにはモーヴピンクとホワイトのソフトレザー調&トリコットのコンビネーションシートを採用。さらにインパネや本革巻きステアリングホイールにはブラウンピンクをあしらい、落ち着いたかわいらしさが魅力的です。
メッキインナードアハンドルやメッキボタン付きシフトノブも標準装備され、室内に上質感をプラスしています。
特別仕様車「ファイントーン」
2022年9月に新設された「ファイントーン」は、ブラックを基調にベージュのシートやドアトリムクロス、インパネを組み合わせ、コントラストが美しい洗練された室内空間が特徴の特別仕様車です。
全席に撥水加工のシートを特別装備として採用しています。
デイズのポケッテリア
デイズには、どのような座席周りの収納が備わっているのかを見ていきましょう。
インスト運転席ポケット(「S」「X」に標準装備)
出典:日産「デイズ」室内装備
ステアリングホイールの真下にはフレキシブルに使用できる横長の小物入れスペースがあります。折りたたみ傘や眼鏡ケースなどさまざまなものが収納できます。
インストセンタースライドトレイ(カップホルダー付き)
出典:日産「デイズ」室内装備
センタートレイは引き出し式のカップホルダーと組み合わせて使用することも可能です。なお、前席のカップホルダーはこのほかに左右のエアコン吹き出し口の前にも用意されています。
インストセンターロアボックス
出典:日産「デイズ」室内装備
インストセンターロアボックスは開閉式で使用しない際は収納しておけるので邪魔になりません。CDケースがすっきり収まるサイズです。
インストスライドボックス
出典:日産「デイズ」室内装備
助手席前のスライドボックスは、スリムタイプのティッシュボックスが収納できるサイズです。
助手席ドアポケット(ボトルホルダー、車検証ボックス付き)
出典:日産「デイズ」室内装備
デイズならではのユニークな収納といえるのがこの助手席ドアポケットでしょう。車検証入れがあるので、通常車検証を保管しておくグローブボックスをほかのものの収納に使用できるというメリットがあります。
運転席、左右のリアドアにもボトルホルダー付きのドアポケットは装備されていますが、車検証入れがあるのは助手席だけです。
グローブボックス
出典:日産「デイズ」室内装備
一般的には車検証や自賠責保険証などの書類入れとして使用されるグローブボックスですが、デイズでは助手席のドアポケットに車検証入れが装備されているので、小物入れとしても活用できます。
助手席シートアンダーボックス(「S」を除くグレードに標準装備)
出典:日産「デイズ」室内装備
助手席の座面下には引き出し式のボックスがあります。画像のようにドライビングシューズやあまり頻繁に使用しないものを収納しておくのにいいでしょう。
助手席シートバックポケット アッパー(「S」を除くグレードに標準装備)/ロア(ターボ車に標準装備)
出典:日産「デイズ」室内装備
「S」を除くグレードに標準装備される助手席シートバックのアッパーポケットは、スマートフォンの保管場所に最適でしょう。
ターボ車には、タブレットや地図が収納できるロアポケットも標準装備です。
デイズの荷室・シートアレンジ
出典:日産「デイズ」室内空間
デイズは後席を最大まで後ろに下げた状態でも、385mmの荷室長を確保しています。日常的な買い物の荷物の収納には十分なサイズです。
ラゲッジアンダーボックスを使用すれば、荷物が多くなりがちなレジャーシーンにも対応できます。また、後席には5:5分割可倒式のシートを採用しているので、大きな荷物や長さのある荷物にも対応可能です。
デイズは質感の高いインテリアと使い勝手の良い収納が魅力
デイズは実用性とデザイン性を両立させた質感の高いインテリアに、充実した座席周りの収納を備えており、日常的に使用する軽自動車として優秀なモデルといえるでしょう。
車の内装はドライブの快適性や居住性の良さに関わる大切な部分です。車選びの際には必ずチェックして、居心地が良く、快適に使用できる車を選ぶことをおすすめします。
よくある質問
Q1:デイズの室内空間の特徴は?
A:現行型のデイズでは新開発のプラットフォームを採用することで、広い室内空間と広い荷室を両立させました。前席はショルダースペースを広げ大人2人が座っても窮屈さを感じさせない広さを、後席は710mmのニールームの長さを確保することで大人が足を組んでもゆったりとくつろげる広さを確保しています。
Q2:デイズのグレードごとの内装の違いは?
A:デイズには標準モデルとスポーティーなエクステリアの「ハイウェイスター」の2種類のシリーズがあります。標準モデルはアイボリーに落ち着いたブラウンを使用した明るく幅広い層に受け入れられやすいインテリアとなっています。ハイウェイスターはエボニーのインテリアカラーに格子柄をあしらい、スポーティーさや躍動感を表現したインテリアが特徴です。
Q3:デイズの荷室は十分に荷物が積める?
A:デイズでは後席を最大まで後ろに下げた状態での荷室長が385mmとなっています。軽自動車であっても広い荷室を備えているので荷物の多い日でも安心でしょう。ラゲッジアンダーボックスを使用すればレジャーなどにも対応可能です。
※この記事は2023年7月時点の情報で制作しています