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スバル WRX S4のグレード別の特徴や違いを比較解説!おすすめは?(2021年~現行モデル)

スバル WRX S4のグレード別の特徴や違いを比較解説!おすすめは?(2021年~現行モデル)
スバル WRX S4のグレード別の特徴や違いを比較解説!おすすめは?(2021年~現行モデル)

出典:スバル「WRX」

多くの車には複数のグレード設定があり、高額なグレードになるにつれて快適装備や安全装備が充実するケースがほとんどです。ただし、スバル「WRX S4」のように走りを追求するタイプの車はそれらに加えて走行性能に関する部分もグレードによって差がある場合も少なくないため、違いをよく比較検討して自身に合ったグレードを見極める必要があります。

ここでは、WRX S4のグレードについて詳しくご紹介します。

この記事のPOINT

  • WRX S4のグレードは「GT-H EX」「STI Sport R EX」の2種類
  • 上位グレードの「STI Sport R EX」にはZF製電子制御ダンパーや専用制御の「ドライブモードセレクト」を搭載
  • WRX S4のおすすめグレードは「STI Sport R EX」

WRX S4のグレード構成

WRX S4のグレードは「GT-H EX」「STI Sport R EX」の2種類のみで、非常にシンプルなグレード構成です。なお、駆動方式は両グレードともにAWD(常時全輪駆動)のみで、トランスミッションには8速マニュアルモードを搭載した「スバルパフォーマンストランスミッション」が組み合わされます。

WRX S4のデビュー時は「GT-H」「STI Sport R」「GT-H EX」「STI Sport R EX」の4種類のグレードがラインナップされていましたが、2023年10月の改良時に「GT-H」「STI Sport R」は廃止されました。グレード名の「EX」は現行型WRX S4の目玉装備のひとつといえる、高度運転支援システム「アイサイトX」の搭載を示すもので、改良のタイミングで「アイサイトX」非搭載グレードはなくなり、「アイサイトX」搭載グレードのみに集約されたことになります。

「アイサイトX」には、渋滞時に一定の条件を満たすとステアリングから手を離せる機能や、高速道路の料金所を安全に通過できる速度まで自動で減速する機能などが含まれます。

なお、WRX S4の安全性能や内装については、別記事で詳しくご紹介しています。

WRX S4の安全性能について、詳しくはこちら

WRX S4の内装について、詳しくはこちら

WRX S4のグレードごとの特徴

ここからは、WRX S4のグレードごとの装備内容を比較しながら見ていきましょう。

〈グレード別比較表〉

グレードGT-H EXSTI Sport R EX
エンジン2.4L DOHC 直噴ターボ “DIT”
駆動方式AWD
燃費
(km/L、WLTCモード)
10.810.7
全長(mm)4,670
全幅(mm)1,825
全高(mm)1,465
最小回転半径(m)5.6

実用性に優れた「GT-H EX」

実用性に優れた「GT-H EX」出典:スバル「WRX S4」グレード・価格

〈グレード「GT-H EX」の車両本体価格〉

グレードGT-H EX
駆動方式AWD
価格447万7,000円

現行型のWRX S4は、スバルのデザイン哲学“DYNAMIC x SOLID”をより進化させた“BOLDER”をWRX S4の個性に合わせて適応させています。コンセプトは「アグレッシブ」。スバル車の象徴ともいえるヘキサゴングリルを中心に掘りが深く立体的な造形や張り出したフェンダー、勢いを感じさせるキャラクターラインやワイド&ローに構えたフロントバンパーなど、スポーティーな走りを予感させる躍動感あふれるスタイルとなっています。

実用性に優れた「GT-H EX」2出典:スバル「WRX S4」グレード・価格

ベースモデルとなる「GT-H EX」は、ダークメタリック塗装のフロントグリルにダークガンメタリック塗装の18インチアルミホイールの組み合わせで、引き締まった装いです。ヘッドランプはステアリング連動タイプのフルLEDハイ&ロービームランプで、ブラックベゼル+光輝加飾付きです。

快適装備は充実しており、左右独立温度調整機能付きのフルオートエアコン、後席ベンチレーション、キーレスアクセス&プッシュスタート、運転席10ウェイ・助手席8ウェイパワーシートや前席と後席左右のシートヒーターもあります。なお、前席は3段階、後席は2段階で温度調整が可能です。

さらに、ドアミラーの角度を自動的に再現するドアミラーメモリー&オート格納機能や運転席シートポジションメモリー機能もあります。オーディオやエアコンなどを声で操作できる「音声認識機能」、乗車時にドアを開けると運転席シートが自動で後退し乗り込みやすいようにサポートする機能もあり、高級モデルとしての快適さも備えています。

11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ&インフォテインメントシステムも標準装備であり、スマートフォンのアプリが車で使用できます。大画面で視認性が良いことに加え、操作しやすいのも魅力です。コネクティッドサービス「SUBARU STARLINK」にも対応しており、トラブルや急病などの緊急時にコールセンターへ通報したり、専用スマートフォンアプリを使用してドアロックやエアコンなどを遠隔操作したりすることが可能です。

また、「GT-H EX」では「SI-DRIVE」を搭載。燃費重視の「インテリジェントモード」、加速重視の「スポーツモード」「スポーツ・シャープモード」の3つから走行モードが選択でき、選択するモードによってシフトフィールが変化します。

走りの楽しさを堪能できる「STI Sport R EX」

走りの楽しさを堪能できる「STI Sport R EX」出典:スバル「WRX S4」グレード・価格

〈グレード「STI Sport R EX」の車両本体価格〉

グレードSTI Sport R EX
駆動方式AWD
価格502万7,000円

「STI Sport R EX」は、走行環境に合わせてダンパーの動きを個別制御して車両の安定を確保するZF製の電子制御ダンパーが採用されていることに加え、現行型のトピックのひとつである「ドライブモードセレクト」が搭載されているのが大きな特徴です。

「ドライブモードセレクト」はスイッチ操作で走りの質感を切り替える機能で、パワーユニットだけではなくAWDシステムや電子制御ダンパー、パワーステアリングやアイサイトの追従加速度、さらにはエアコンまでさまざまなデバイスを選択したモードに合わせて制御することでスポーツカーのような走りはもちろん、高級セダンのような上質な乗り心地まで幅広く特性を変化させるシステムです。

WRX S4専用にチューニングされており、「Comfort」「Normal」「Sport」「Sport+」の4つのモードから選べます。WRX S4の走りの真髄を味わうことも、同乗者に配慮し快適さを追求することもできるでしょう。WRX S4に乗る楽しみが増えそうです。

また、エクステリアではダークグレーシリカ塗装のフロントグリル、18インチのブラック塗装+切削光輝仕立てのアルミホイールとなり、精悍さを増しています。

快適装備では、「ハーマンカードンサウンドシステム」が標準装備される点に注目です。10個のスピーカーを搭載していることに加え、圧縮音源をオリジナルに近付けて再生する最新機能も採用し、どの席に座っても臨場感あふれるサウンドが楽しめるでしょう。

WRX S4のおすすめグレードは「STI Sport R EX」

WRX S4はスバルの走りのフラッグシップといえるモデルなので、やはり走行性能に関してはこだわりたいところではないでしょうか。

上級グレードの「STI Sport R EX」に搭載されているZF製の電子制御ダンパーや走りの質感を変えられる「ドライブモードセレクト」はとても魅力的です。WRX S4の走りの真髄を体感できる「STI Sport R EX」がおすすめといえるでしょう。

ただし、STI Sport R EXは車両本体価格が500万円を超えています。ベーシックグレードの「GT-H EX」も440万円を超えており、誰もが気軽に買える価格帯の車ではないので、予算によってはWRX S4に乗ることにためらいを感じることもあるかもしれません。

よくある質問

Q1:WRX S4のグレード構成は?

A:WRX S4のグレードは、「GT-H EX」「STI Sport R EX」の2種類のみです。

Q2:WRX S4のグレードごとの違いは?

A:「GT-H EX」は充実した快適装備を備え、走りと快適性と両立。「STI Sport R EX」ではさらにZF製の電子制御式のダンパーや「ドライブモードセレクト」が搭載され、走りの楽しさを追求しています。

Q3:WRX S4のおすすめグレードは?

A:ZF製の電子制御ダンパーや、「ドライブモードセレクト」を標準装備することに加え、「ハーマンカードンサウンドシステム」を搭載する「STI Sport R EX」がWRX S4のおすすめグレードといえるでしょう。

※この記事は2024年4月2日時点の情報で制作しています

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