ミドルサイズSUVとして人気の高い日産エクストレイル。歴代モデルが持っていたツール感を残しながら、都会的に洗練されたデザインが現行型の特徴です。そんなエクストレイルのすべてのカラーバリエーションと、メーカー広報部に取材した最新人気カラーランキング、イメージ別のカルモマガジン編集部おすすめカラーをご紹介します。
ボディカラー選びはなぜ重要?
パールやツートンカラーなど追加料金が必要な有償色の設定がある車種もありますが、新車を購入する際にボディカラーは基本色であれば価格は同じです。一方で手放すときはボディカラーによって下取りや買取りの査定額が変わることをご存じでしょうか? 中古車市場での人気が影響し、白(パール)、黒を基準にシルバーが少し安く、黄色や赤などの個性的な色はさらに安くなる傾向があります。他人とかぶることを覚悟で人気色を選ぶか、下取りの不利を承知で個性的なカラーを選ぶのか。クルマを購入する際はしっかりと考えてボディカラーを選ぶことが大事です。今回は国産ミドルサイズSUVの人気モデルである日産エクストレイルのボディカラーについて検証していましょう。
日産エクストレイルの人気カラーベスト3を発表!
カルモマガジン編集部が日産広報部に独自取材を行い、判明したエクストレイルの最新人気ボディカラーベスト3を発表しましょう。このランキングはエクストレイル(ガソリン車/ハイブリッド車)のカタログモデルに加えて、現在販売されている特別仕様車などを含んだ順位です。豊富なボディカラーが設定されているSUVの中でも、エクストレイルは全13色ものボディカラーが設定されています。そのボディカラーのうち、カスピアンブルーはオーテックジャパンが手掛けるカスタマイズカー「オーテック」の専用色となっています。
第1位はやはり「ブリリアントホワイトパール」
このボディカラーは特別仕様車のエクストリーマーXやオーテックを含めた全グレードに設定されている+4万4000円の有償色となります。タフギアと呼ばれてアウトドアのイメージの強いエクストレイルでも白(パール)の人気は不動のようです。
第2位は定番色「ダイヤモンドブラック」
このダイアモンドブラックも+4万4000円の有償色ですが、エクストレイルのシャープなボディデザインを強調する黒は安定した人気を誇ります。
第3位も定番「ブリリアントシルバー」
エクストレイルはこのブリリアントシルバーとダークメタルグレーという2色のシルバー系のボディカラーが用意されていますが、ブリリアントシルバーは明るいシルバーとなります。
エクストレイルのカラーバリエーションを全紹介!
ブリリアントホワイトパール
ブリリアントホワイトパールは+4万4400円の有償色ですが、エクストレイルのボディカラー人気ナンバー1に輝きました。特別仕様車のエクストリーマーXやカスタマイズカーのオーテックにも設定され、高い人気を誇ります。
ダイヤモンドブラック
漆黒のボディカラーがダイヤモンドブラックです。輝く艶によってエクストレイルのシャープなボディラインを浮き立たせます。これも+4万4000円の有償色ですが、カスタマイズカーのオーテックにも用意されるなど安定した人気となっています。
ブリリアントシルバー
人気ボディカラー第3位となったブリリアントシルバー。明るいシルバーなのでボディの汚れも目立たず、頻繁に洗車する必要はありません。こちらは標準車と特別仕様車のエクストリーマーXに設定されています。
プレミアムコロナオレンジ
2017年6月に行われたマイナーチェンジの際に設定されたボディカラーで、太陽のようなビビッドなオレンジ色です。今ならもう少し違う名前になったかもしれません。+5万5000円の有償色でオーテックを含めた全モデルに設定されています。
ガーネットレッド
エクストレイルは2色の赤いボディカラーを設定していて、このガーネットレッドは+5万5000円の特別塗装色となっています。オーテックを含めた全モデルに設定されています。
ギャラクシーゴールド
薄い金色のボディカラーがギャラクシーゴールドです。+4万4000円の有償色で、SUVのエクストレイルに上質な雰囲気を漂わせます。
インペリアルアンバー
濃い茶色のインペリアルアンバーは、エルグランドなどにも採用されているボディカラーです。+4万4000円の有償色ですが、アースカラーの焦げ茶色をまとったエクストレイルには落ち着いた雰囲気が漂います。このインペリアルアンバーはオーテックを含めた全モデルに展開されています。
シャイニングブルー
ブルーのボディカラーを3色用意するエクストレイルですが、このシャイニングブルーは最も明るい水色です。標準車とエクストリーマーXに設定されています。
アズライトブルー
アズライトブルーは標準車とエクストリーマーXに設定されている濃いブルーとなります。
ダークメタルグレー
エクストレイルはシルバー系のボディカラーを2色用意していますが、濃いシルバーがダークメタルグレーです。その名前のとおり、金属感を強調した色彩となっています。
バーニングレッド
現行型エクストレイルが登場した時から設定されているソリッドな赤がバーニングレッドです。こちらは追加料金が発生せず、標準車とエクストリーマーXに設定されています。
チタニウムカーキ
特別仕様車エクストリーマーXのイメージカラーとなっているのが、このチタニウムカーキです。自然に同一化するようなボディカラーで、野鳥撮影などにピッタリのボディカラーです。+4万4000円の有償色で、標準車とエクストリーマーXに設定されています。
カスピアンブルー
カスタマイズカー「オーテック」の専用カラーで、オーテックの本社がある神奈川県茅ヶ崎市の海をイメージした濃いブルーです、+4万4000円の有償色ですが、オーテック以外は選ぶことができません。
カルモマガジン編集部おすすめのカラーは?
全13色用意されているエクストレイルのボディカラーの中から、編集部が「売るときに有利なカラー」「気取らないカラー」「クールなカラー」「個性的なカラー」という4つの視点でおすすめのボディカラーを選んでみました。
売るときに有利なカラー
一般的な人気色である白(パール)、黒、シルバーは売却時に有利なことが多いのが通例です。エクストレイルでも人気のボディカラー上位の「ブリリアントホワイトパール」「ダイヤモンドブラック」「ブリリアントシルバー」は外せません。さらに、オーテックモデルを購入するならば、専用色の「カスピアンブルー」がおすすめです。ちなみにオーテックモデルは新車だけでなく、中古車でもノーマルモデルより高い人気を誇るので下取り価格の「優等生」です。
気取らないカラー
落ち着いた雰囲気が漂う「チタニウムカーキ」「インペリアルアンバー」「ダークメタルグレー」「アズライトブルー」を挙げましょう。アクティブなイメージが強いエクストレイルですが、これらの落ち着いた色を選ぶと上質感が演出されるからです。
クールなカラー
「シャイニングブルー」「ギャラクシーゴールド」が当てはまります。薄いボディカラーが太陽の下でも非常にクールな印象を演出します。
個性的なカラー
ビビッドな「プレミアムコロナオレンジ」をはじめ「ガーネットレッド」、そして「バーニングレッド」といった赤系のボディカラーです。エクスレイルのイメージカラーでもありますが、タフギアを前面に押し出した色となっています。
ベストセラーのエクストレイルだからこそ、個性的なカラーを!
ミドルサイズSUVの人気モデルであるエクストレイル。赤系、青系のボディカラーをそれぞれ3色設定するなどボディカラーに対してこだわりを感じます。ただ、プレミアムコロナオレンジやギャラクシーゴールドといった個性的なボディカラーは中古車となると不人気になるケースの多いカラーです。普通の購入では売却時の査定額を気にして手を出しづらいかもしれません。しかし、定額カルモくんのようなリースならば、ボディカラーによる売却額の差は関係なく自分の好きなボディカラーを選べるメリットがあるのです。
※記事の内容は2020年4月時点の情報で制作しています。