絶滅寸前だった小型オープンスポーツカーの復権に大きな役割を果たしたマツダロードスター。現在は伝統的な幌のオープンカーのロードスターと、リトラクタブルハードトップのロードスターRFという2つのモデルをラインナップしています。
今回はそんなロードスターのすべてのカラーバリエーションと、メーカー広報部に取材した最新人気カラーランキング、イメージ別のカルモマガジン編集部おすすめカラーをご紹介します。
ボディカラー選びはなぜ重要?
パールやツートーンカラーなど追加料金が必要な有償色の設定がある車種もありますが、新車を購入する際にボディカラーは基本色であれば価格は同じです。一方で手放すときはボディカラーによって下取りや買取りの査定額が変わることをご存じでしょうか? 中古車市場での人気が影響し、白(パール)、黒を基準にシルバーが少し安く、黄色や赤などの個性的な色はさらに安くなる傾向があります。
他人とかぶることを覚悟で人気色を選ぶか、下取りの不利を承知で個性的なカラーを選ぶのか。クルマを購入する際はしっかりと考えてボディカラーを選ぶことが大事です。今回は日本が誇るオープンスポーツカー、マツダロードスターのボディカラーについて検証していきましょう。
マツダロードスター/ロードスターRFの人気カラーベスト3を発表!
カルモマガジン編集部がマツダ広報部に独自取材を行い、判明したロードスター/ロードスターRFの最新人気ボディカラーベスト3を発表しましょう。このランキングはロードスター/ロードスターRFのカタログモデルに加えて、現在販売されている特別仕様車を含んだ順位です。
ロードスター/ロードスターRFには全7色のボディカラーが設定されています。そのボディカラーのうち、2019年11月に行われた一部改良の際に、従来設定されていたセラミックメタリックに変わってポリメタルグレーメタリックを採用しました。またロードスターRFに設定されているVSバーガンディセレクションにはソウルレッドクリスタルメタリックが未設定となっています。そして100周年特別記念車はスノーフレイクホワイトパールマイカが専用色として設定されています。
ロードスターの1位は「ソウルレッドクリスタルメタリック」、ロードスターRFは「マシーングレープレミアムメタリック」
多彩なカラーバリエーションを誇るロードスター/ロードスターRFのボディカラーで人気第1位となったのは、ロードスターがソウルレッドクリスタルメタリック、ロードスターRFがマシーングレープレミアムメタリックです。ソウルレッドクリスタルメタリックは一部グレードに設定されていませんが、両ボディカラーともマツダならではのボディカラーで有償色となっています。
ロードスターの2位は「スノーフレイクホワイトパールマイカ」、ロードスターRFは「ソウルレッドクリスタルメタリック」
ロードスターで1位、ロードスターRFで2位と上位に入ったソウルレッドクリスタルメタリックの人気の高さは驚きです。
ロードスターの3位は「ポリメタルグレーメタリック」、ロードスターRFは「スノーフレイクホワイトパールマイカ」
人気の定番色であるスノーフレイクホワイトパールマイカはランクインしたものの、トップが取れませんでした。
ロードスター/ロードスターRFのカラーバリエーションを全紹介!
ソウルレッドクリスタルメタリック
ロードスターで第1位、ロードスターRFで第2位を占めたボディカラーがソウルレッドクリスタルメタリックです。暗いところでも少しの明かりで妖艶に輝き、ロードスターの豊満なボディラインをきれいに見せてくれるのが人気の理由でしょう。+6万6000円の有償色と高めですが、派手すぎず落ち着いた発色は、乗る人を選ばず安心して選べるカラーです。
スノーフレイクホワイトパールマイカ
ロードスターで第2位、ロードスターRFで第3位にランクインしたスノーフレイクホワイトパールマイカ。雪のように透き通ったホワイトとパールの輝きが上品な印象を与えて、従来のパール系よりも白さが目立つのが特徴。老若男女、どんなシーンでもなじむ万能カラーでしょう。+3万3000円の有償色になります。
マシーングレープレミアムメタリック
ロードスターRFで第1位に輝いたマシーングレープレミアムメタリック。ロードスターの躍動的な魂動デザインにこのメタリックカラーをプラスすると、まるで鉄製の生き物のような迫力のある雰囲気に。+5万5000円の有償色ですが、独特の銀質感が発する輝きは、いつまでも眺めていられるほど飽きさせず、コアなファンも多いカラーのひとつです。
ポリメタルグレーメタリック
ロードスターで第3位になったポリメタルグレーメタリック。光の加減によって、グレーやブルーっぽく見え表情豊かで、写真より実際に見たほうがカッコいいとの評判もあります。樹脂のようなしっとりとした質感を、金属のボディで表現しているのも特徴で、見れば見るほど、その魅力に引き込まれていくでしょう。
ジェットブラックマイカ
ジェットブラックマイカは、ラメ状の粒子も入っているためソリッドブラックと比べて陰影が引き立つのが特徴です。角度によって深いグリーンにも見える不思議なカラーで、ロードスターのスタイリッシュなボディラインに迫力と美しさをもたらします。
エターナルブルーマイカ
エターナルブルーマイカは、太陽光の下ではブルー、曇りのときはグレーっぽく発色し変化を楽しめるため、いろんなシーンで乗りたくなるカラーです。ドライブや遠乗りが好きな人にピッタリでしょう。
アークティックホワイト
アークティックホワイトは、パール効果で表面は艶々とした輝きがあり、ほんの少し濃い目のソリッドホワイトです。清潔感があるカラーです。
カルモマガジン編集部おすすめのカラーは?
全7色用意されているロードスター/ロードスターRFのボディカラーの中から、編集部が「売るときに有利なカラー」「気取らないカラー」「クールなカラー」「個性的なカラー」という4つの視点でおすすめのボディカラーを選んでみました。
売るときに有利なカラー
「ソウルレッドクリスタルメタリック」と「スノーフレイクホワイトパールマイカ」です。どちらも上品な輝きがあり乗るシーンや人を選ばないため、安定した人気があります。
気取らないカラー
「アークティックホワイト」です。ソリッドなホワイトは、親近感と清潔感があり日常使いにおすすめです。
クールなカラー
「ジェットブラックマイカ」です。迫力と美しさを備えるブラックは、一度乗るとハマってしまう魅力があります。
個性的なカラー
「ポリメタルグレーメタリック」です。しっとりとした質感は、乗っていくうちに愛着が生まれるカラーです。
スポーツカーのマツダロードスター/ロードスターRFこそ個性的なカラーを!
スポーツカーの人気モデルであるロードスター、ロードスターRFにはほぼ同じボディカラーが設定されています。街でよく見かける車種だけに、人と変わった色に乗りたいと思う人がいるかもしれません。
ジェットブラックやエターナルブルーマイカのような人気色でないと、普通の購入では売却時の査定額が気になって手を出しづらいもの。しかし、定額カルモくんのようなリースならば、ボディカラーによる売却額の差は関係ないので、自分の好きなボディカラーを選べるというメリットがあるのです。
※記事の内容は2020年6月時点の情報で制作しています。