日本を代表する高級セダン、トヨタクラウン。2018年6月に15代目となる現行型が登場し、相変わらずの人気を誇っています。今回はそんなクラウンのすべてのカラーバリエーションと、メーカー広報部に取材した最新人気カラーランキング、イメージ別のカルモマガジン編集部おすすめカラーもご紹介します。
ボディカラー選びはなぜ重要?
新車を購入する際にボディカラーは基本色であれば価格は同じですが、パールやツートーンカラーなど追加料金が必要な有償色の設定がある車種もあります。一方で手放すときはボディカラーによって下取りや買取りの査定額が変わることはご存じでしょうか? 白(パール)、黒を基準にシルバーが少し安く、黄色や赤などの個性的な色はさらに安くなる傾向があります。それは中古車市場での人気が影響するからです。 他人とかぶることを覚悟で人気色を選ぶか、下取りの不利を承知で個性的なカラーを選ぶのか。クルマを購入する際はボディカラーをしっかりと考えて選ぶことが大事です。
今回は日本を代表する高級セダン、トヨタクラウンの全ボディカラーと人気のボディカラー、そしてカルモマガジン編集部がおすすめするカラーなどを紹介します。
トヨタクラウンの人気カラーベスト3を発表!
トヨタ広報部に独自取材を行い、判明したクラウンの最新人気ボディカラーベスト3を発表しましょう。このランキングはクラウンのカタログモデルに加えて、現在販売されている特別仕様車を含んだ順位です。
2018年6月に登場した現行型クラウンには全グレード設定となるボディカラーが7色あります。高級セダンらしく全色に洗車などによる小さなスリ傷を自己修復する「セルフリストアリングコート」を採用、新車時の光沢とカラーを長期にわたって維持することができます。
また一部のグレードにメーカーオプションとして、「ジャパンカラーセレクションパッケージ」を用意しています。当初は全6色でスタートしましたが、現在は翡翠と呼ばれる「アルミナジェイドメタリック」が廃止となり5色となっています。
第1位は伝統の人気色「ホワイトパールクリスタルシャイン」
合計12色のボディカラーを用意するクラウンで人気第1位となったのは「ホワイトパールクリスタルシャイン」です。+38,500円の有償色となりますが、昔からトヨタのセダンはパールホワイトが人気という伝統を引き継いでいるようです。
第2位も不動の人気色「ブラック」
続いて第2位に輝いたのは「ブラック」です。最も高級車らしいカラーといっていいカラーですが、中でもクラウンにはよく似合います。要人の送迎用や公用車、ハイヤーなどにも使われるクラウンらしい順位です。ブラックは追加料金なしでチョイスすることができます。
第3位は革新的な黒「プレシャスブラックパール」
第3位は「プレシャスブラックパール」と、黒系のボディカラーが続きました。プレシャスブラックパールは顔料となるアルミ粒子の並びを整える技術を採用した革新的な色で、明暗の力強いコントラストと、上品で滑らかな質感を両立したボディカラーです。プレシャスブラックは+5万5,000円の有償色となっています。それでも上位に入るのですから、クラウンで黒いカラーを選ぶ人はかなり多いといえるでしょう。
やはりクラウンには定番の白と黒の支持が高い
日本を代表する高級セダンらしく、クラウンの人気カラーは白と黒に集中していました。まあ、納得としかいいようのない結果です。
クラウンのカラーバリエーションを全紹介!
ホワイトパールクリスタルシャイン
クラウンの人気ボディカラー1位に輝いた「ホワイトパールクリスタルシャイン」。全グレードにオプション設定されており、+3万8,500円の有償色となっています。6ライトと呼ばれるスタイリッシュな現行型クラウンのスタイルにもマッチするボディカラーです。
ブラック
クラウンの人気ボディカラーで第2位となったのが「ブラック」です。漆黒のボディカラーが上位に来るのは、個人ユースだけでなくハイヤーなどの法人需要の高さの表れでしょう。
プレシャスブラックパール
人気第3位にも黒系の「プレシャスブラックパール」がランクインしました。こちらの色は上質さとコントラストを両立し、よりスタイリングを引き締める効果があります。このプレシャスブラックパールは+5万5,000円の有償色となっています。
シルバーメタリック
クラウンはシルバー系を3色用意していますが、追加料金を払うことなく選べるベーシックな色がこの「シルバーメタリック」です。明るいシルバーでクラウンのシャープなボディラインを際立たせます。
プレシャスシルバー
「プレシャスシルバー」は+5万5,000円の有償色となっています。シルバーメタリックよりも深い色合いが特徴のボディカラーです。質感の高さと金属感が強調されます。
プレシャスガレナ
シルバー系のボディカラーの中でやや青みがかった色が「プレシャスガレナ」です。+5万5,000円の有償色ですが、金属のような硬質感と重厚感を表現しています。
ダークブルーマイカ
「ダークブルーマイカ」も追加料金なしで選べるボディカラーです。深みのある紺が落ち着いた雰囲気を醸し出します。
紅(リッチレッドクリスタルシャインガラスフレーク)
紅(くれない)と名づけられた「リッチレッドクリスタルシャインガラスフレーク」は「ジャパンカラーセレクションパッケージ」と呼ばれる+11万円のセットオプションで、インテリアカラーとのコーディネイトが可能です。スポーティなRS系グレードのみに設定されます。
茜色(オレンジメタリック)
茜色(あかねいろ)と名づけられた「オレンジメタリック」もジャパンカラーセレクションパッケージと呼ばれる+11万円のセットオプション、インテリアカラーとのコーディネイトが可能です。スポーティなRS系グレードのみに設定されます。
夜霞(ボルドーマイカメタリック)
夜霞(よがすみ)と名づけられた「ボルドーマイカメタリック」もジャパンカラーセレクションパッケージと呼ばれる+11万円のセットオプション、インテリアカラーとのコーディネイトが可能です。スポーティなRS系グレードのみに設定されます。
碧瑠璃(ダークブルーマイカメタリック)
碧瑠璃(へきるり)と名づけられた「ダークブルーマイカメタリック」もジャパンカラーセレクションパッケージと呼ばれる+11万円のセットオプション、インテリアカラーとのコーディネイトが可能です。スポーティなRS系グレードのみに設定されます。
天空(ピュアブルーメタリック)
天空(そら)と名づけられた「ピュアブルーメタリック」も同じくジャパンカラーセレクションパッケージと呼ばれる+11万円セットオプション、インテリアカラーとのコーディネイトが可能です。スポーティなRS系グレードのみに設定されます。
カルモマガジン編集部おすすめのカラーは?
全12色用意されているクラウンのボディカラーの中から、編集部が「売るときに有利なカラー」「気取らないカラー」「クールなカラー」「個性的なカラー」という4つの視点でおすすめのボディカラーを選んでみました。
売るときに有利なカラー
一般的な人気色である白(パール)、黒で決まりです。人気のボディカラーナンバー1となった「ホワイトパールクリスタルシャイン」をはじめ、2位の「ブラック」、3位の「プレシャスブラックパール」は人気も高く、高いリセールが期待できます。
気取らないカラー
「ダークブルーマイカ」「シルバーメタリック」といった追加料金なしで購入できるカラーがおすすめです。高級車の代名詞と呼べるクラウンにマッチした品格のあるボディカラーです。
クールなカラー
シルバー系の「プレシャスシルバー」「プレシャスガレナ」がおすすめです。塗装にもこだわり金属感を強調したボディカラーはクールな印象を強めます。
個性的なカラー
+11万円のオプション設定されているジャパンカラーセレクションパッケージの5色はどれも個性十分です。中でも夜霞と呼ばれる「ボルドーマイカメタリック」や、天空と呼ばれる「ピュアブルーメタリック」なら街で見かけるクラウンとは異なる存在感を示してくれそうです。
高級セダンのクラウンこそ、個性的なカラーを!
高級セダンの中で抜群の人気を誇るトヨタクラウン。個人タクシーやハイヤーでもよく見かけるため、「ホワイトパールクリスタルシャイン」や「ブラック」がクラウンらしいカラーなのは間違いありません。そんなクラウンだからこそ、パーソナルユースの場合、ジャパンカラーセレクションパッケージのような個性的なボディカラーを選びたいところです。
普通は売却時の査定額が気になって、そのような個性的なカラーは正直手を出しづらいかもしれません。しかし定額カルモくんのようなリースならば、ボディカラーによる売却額の差は関係なく自分の好きなボディカラーを選べるメリットがあります。
※記事の内容は2020年2月時点の情報で制作しています。