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ロードスターの内装に迫る!グレードごとの違いは?(2015年~現行モデル)

ロードスターの内装に迫る!グレードごとの違いは?(2015年~現行モデル)
ロードスターの内装に迫る!グレードごとの違いは?(2015年~現行モデル)

出典:マツダ「ロードスター」特長

海外のドラマや映画などによく登場し、スタイリッシュなイメージの強いオープンカー。北米、特に西海岸ではオープンカーが好まれるといいますが、マツダ「ロードスター」も1989年にアメリカでデビューを飾った2シーターのオープンカーです。

ライトウェイトスポーツカーとして名を馳せているロードスターは、エクステリアや走行性能ばかりに注目が集まりがちかもしれませんが、快適なカーライフを送るためには内装の質感や収納なども見逃せないチェックポイントといえます。

ここでは、ロードスターの内装や収納についてご紹介します。

この記事のPOINT

  • ブラックを基調としたシックでスタイリッシュなインテリア
  • 最上位グレードの「RS」はレカロ社製のシートが標準装備
  • トランクは130Lの容量を確保

ロードスターの内装の特徴

2015年に登場した現行型の4代目ロードスターは、2010年から採用されているマツダのデザインテーマ「魂動(こどう)-SOUL of MOTION」、車に命を与える造形と日本の美意識を反映した控え目でありながらも美しさを持つエレガントで上質なスタイルを体現した、流れるようなフォルムが美しいエクステリアになっています。

ロードスターはオープンカーということもあり、エクステリアとインテリアのコーディネートはよく考えられている印象です。

ブラックを基調としたシックな内装は上質感と機能的な美しさを感じさせ、エクステリアとインテリアがお互いを引き立ててロードスターのスタイリッシュな雰囲気を作り上げています。

ロードスターのグレードごとのインテリア

ここからは、ロードスターのグレードごとのインテリアの特徴を見ていきましょう。

カジュアルさを感じさせる「S」/特別仕様車「990S」

カジュアルさを感じさせる「S」/特別仕様車「990S」出典:マツダ「ロードスター」グレード・価格

「S」ではシート素材にクロスが使用され、カジュアルさを感じさせる仕上がりが特徴です。

ドアトリムには合成皮革が使用されていますが、アッパートリムはボディカラーと同色とすることでエクステリアとの一体感を演出。

インナードアハンドルにはサテンクロームメッキ、シートバックガーニッシュはピアノブラックをあしらい、輝きやつやで高級感を演出しています。

なお、2021年12月にラインナップに追加された「990S」は、「S」をベースとし、さらなるばね下重量の低減を実現した特別仕様車で、インテリアに関しては「S」の内容に準じます。

7インチのWVGAセンターディスプレイが装備される「S Special Package」

7インチのWVGAセンターディスプレイが装備される「S Special Package」出典:マツダ「ロードスター」グレード・価格

快適装備が充実する「S Special Package」では、インテリアデザインはほぼ「S」に準じます。シート素材も変わりありません。サテンクロームのメッキ加飾がインナードアハンドルに加えてエアコンルーバーベゼル外側にも追加されます。

なお、「S Special Package」では「7インチWVGAセンターディスプレイ&コマンダーコントロール」が備わります

コマンダーコントロールはシフトノブの手前に設置され、手元を見なくても直感的にセンターディスプレイに表示されるものを操作できるシステムです。

レザーシートが標準装備される「S Leather Package」/「S Leather Package White Selection」/「Brown Top」

レザーシートが標準装備される「S Leather Package」/「S Leather Package White Selection」/「Brown Top」出典:マツダ「ロードスター」グレード・価格

「S Leather Package」では、ブラックのレザーシートが標準装備され、ロードスターにラグジュアリーさをもたらしています。ドアトリムに加えてインパネやセンターコンソールボックスにも合成皮革が使用され、「S Special Package」とは一線を画す仕上がりです。

またこのグレードでは「ボ―ズサウンドシステム+9スピーカー」が搭載され、車内で上質なサウンドで音楽が楽しめるなど、ラグジュアリーモデルにふさわしい装備が魅力です。

レザーシートが標準装備される「S Leather Package」/「S Leather Package White Selection」/「Brown Top」2出典:マツダ「ロードスター」グレード・価格

「S Leather Package White Selection」はピュアホワイトのナッパレザーシートが備わるグレード。ドアトリムやインパネにもピュアホワイトがあしらわれ、軽やかでオープンモデルならではの開放感をより際立たせます。

レザーシートが標準装備される「S Leather Package」/「S Leather Package White Selection」/「Brown Top」3出典:マツダ「ロードスター」グレード・価格

特別仕様車「Brown Top」は「S Leather Package」をベースに、ブラウンのソフトトップを採用し洗練されたカラーリングが特徴で、シートはテラコッタカラーのナッパレザーシートを採用し、リッチな雰囲気にあふれています。ドアトリムやインパネにはテラコッタスイッチがあしらわれます。

ラグジュアリーさとスポーティーさを兼ね備えた「RS」

ラグジュアリーさとスポーティーさを兼ね備えた「RS」出典:マツダ「ロードスター」グレード・価格

最上位グレードの「RS」では、スエード調のプレミアム人工皮革であるアルカンターラ®と上質なナッパレザーを使用したシートを採用しました。アルカンターラはフェラーリやテスラ、ランボルギーニなど高級車の内装にも使用される高級素材です。

そしてシートはレカロ社製。レカロはハイパフォーマンスシートとしてよく知られた存在で、メルセデスベンツ・AMGのA45や日産のGT-Rなど、名だたるスポーツカーのシートにも採用されています。「RS」に使用されているレカロシートは着座性能を高めた専用シートです。

モータースポーツ好きであれば知らない人はいないであろう憧れのレカロシートが標準装備になっているのが、最も大きな特徴でしょう。

そのほかのインテリアに関しては「S Leather Package」に準じた内容になっています。

徹底して無駄を省いたモータースポーツベース車「NR-A」

「NR-A」は快適装備などを最低限に抑え、モータースポ―ツに参戦することを前提としたグレードです。そのためインテリアもシンプルを極めたものとなり、シート素材は「S」と同じクロスが採用されています。

インナードアハンドルはシルバーです。

ロードスターのポケッテリア

収納は居住性の良さに関わる大切な部分です。2シートのオープンカーであるロードスターは室内の広さや快適性を追求するタイプの車ではないので、近年のファミリーカーなどに備わるような利便性を追求したポケッテリアは期待できない面もあります。

それでも身の回りの物や車検証などの書類を収納するスペースがあるのかどうかは気になるところではないでしょうか。ここでは、ロードスターにはどのようなポケッテリアが備わっているのかを見ていきましょう。

フロントコンソール

小さなスペースですが外部接続ハブがついているのでスマートフォンなどを充電しながら収納できます。

センターコンソールボックス(リッド付き)

サングラスやハンドタオルなど、運転中使用する可能性のある小物の収納に最適です。

脱着式カップホルダー

脱着式カップホルダー出典:マツダ「ロードスター」特長

脱着式のカップホルダーがセンターコンソールの後ろに装備されています。「S」と「NR-A」では1個、そのほかのグレードでは2個装備されます。

リアコンソールボックス(キー付き)

フロントシートの後ろにあるキー付きの収納ボックスです。ある程度の大きさがあるので車検証や取扱説明書、自賠責保険証などはここに収納しておくといいでしょう。給油口のロックもこの内部に設置されています。

リッド付きリアストレージボックス(運転席・助手席)

運転席・助手席それぞれのシートバックに小物入れが用意されています。シートを動かさないと使用できないので、運転中に必要になるものは収納できないと考えたほうがいいでしょう。

座席周りのおもなポケッテリアは以上です。一般的な車に装備されているグローブボックスやドアポケットなどがなく、座席周りの収納スペースはかなり少ないので、自分が使用するのに支障はないか必ず確認しておきましょう。

ロードスターのトランクの収納

ロードスターのトランクの収納出典:マツダ「ロードスター」特長

ロードスターのトランクスペースは実用性を重視し、130Lを確保しています。これは55cm×40cm×22cmのキャリーバッグが2個収納できるサイズ。2人でのちょっとした旅行には対応できるサイズになっています。

オープンモデルでもこうしたある程度の収納力があるトランクの存在はうれしいポイントではないでしょうか。

スタイリッシュなインテリアが持ち味のロードスター

エクステリアと一体化するスタイリッシュさが魅力のロードスターのインテリア。グレードごとに異なるシートの質感などをチェックして、好みのインテリアのロードスターを見つけてください。

また、ロードスターは一般的なセダンやSUVなどと比較すると、格段に収納が少なくなっています。それを理解したうえでロードスターを選択するのであれば問題ありませんが、一般的な車と同じような収納があると思っているといざ使用するときに困ることになりかねません。

ロードスターのスタイリッシュさや走行性能は他の車にはない大きな魅力です。車を使用するシチュエーションや車に何を求めるのかを明確にしたうえで、収納についても十分にチェックして比較検討することをおすすめします。

よくある質問

Q1:ロードスターの内装の特徴は?

A:オープンスポーツカーであるロードスターは、ルーフオープン時にエレガントなエクステリアと一体化し、お互いを引き立て合うような、シンプルかつシックなブラックの内装を採用しています。

Q2:ロードスターの内装はグレードによって異なる?

A:シートに差があります。「S」「990S」「S Special Package」とモータースポーツベース車である「NR-A」はブラッククロスです。「S Leather Package」ではブラックのレザー、「S Leather Package White Selection」はピュアホワイトのナッパレザーが備わります。最上位グレードの「RS」はレカロ社製のシートが標準装備です。

Q3:ロードスターの収納はどんな感じ?

A:ロードスターには、一般的なセダンやSUVなどに備わるグローブボックスなどがなく、ポケッテリアは最小限です。グレードによってはカップホルダーも1個しかありません。トランクは130Lの容量を確保しており、55cm×40cm×22cmのキャリーバッグが2個収納可能です。

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※この記事は2023年5月時点の情報で制作しています

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