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中古車のスズキ「スイフトスポーツ」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖

中古車のスズキ「スイフトスポーツ」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖|中古車ならカルモマガジン
中古車のスズキ「スイフトスポーツ」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖|中古車ならカルモマガジン

初代モデルはコンパクトSUVだったスイフトスポーツですが、2代目モデルからはオーソドックスな5ドアハッチバックスタイルのコンパクトカーとなりました。2011年に登場した先代モデルは軽量・高剛性のプラットフォームを採用し、直進安定性や旋回性能といった走行性能を向上。また、ホイールベースを拡大したことで、居住性も向上しています。そして、2017年に登場した現行モデルは、新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を採用するなど先代モデルに比べて約70kgの軽量化を実現しています。搭載するエンジンは従来の1.6L直列4気筒自然吸気から最高出力140psを発生する1.4L直列4気筒ターボエンジンに変更されています。今回は中古車のスイフトスポーツなら、どのモデル、グレード、年式のものを買えば一番お得なのか、間違いがないのかという正しい買い方に加えて、気になる最新の中古車相場の状況などを専門家の目線で徹底解説します。ぜひ参考にしてください。

この記事のPOINT

  • 一番推したい中古車のスズキ「スイフトスポーツ」は現行モデル
  • 少しでも安く走りの良い中古車を手に入れるならば、「旧型スイフトスポーツ」

中古車のスイフトスポーツ、おすすめモデルはズバリこれ。自分なら「現行モデル」を100万円で買う!

中古車のスイフトスポーツ、おすすめモデルはズバリこれ。自分なら「現行モデル」を100万円で買う!

現在、スズキスイフトスポーツの中古車は約880台流通しています。そのうち、2017年に登場した現行モデルが約322台。そして、2011年に登場した旧型が約345台で、歴代モデルの中で旧型モデルの中古車が最も多くなっています。

現行型スイフトスポーツの価格帯は約118万~約438万円です。一方旧型スイフトスポーツの価格帯は約25万〜約164万円となっており、現行モデルと旧型モデルの価格帯は100万円台で重なっています。したがって予算100万円以下の中古車を狙うのであれば旧型しか狙えませんが、100万円以上ならば、旧型だけでなく現行モデルもターゲットになります。両モデルともにMT車の中古車は豊富ですが、搭載されているエンジンは旧型が1.6L自然吸気、現行型は1.4Lターボと個性が分かれます。高回転まで廻す楽しさのある旧型とパワフルな現行モデル。どちらを選ぶのか非常に迷います。

もし自分がスイフトスポーツの中古車を購入するのであれば、現行モデルの150万円以下のクルマを選びます。その理由は最高出力140psを発生する1.4Lターボエンジンの魅力です。同時にデュアルセンサーサポートという運転支援システムが装着されていることも選んだ理由です。現行型スイフトスポーツを150万円以下で検索すると約93台もあり、そのうちMT車は約52台と半数以上を占めています。セーフティパッケージやナビなどを装着したクルマが多い上、ボディカラーも多彩です。車両本体価格をできるだけ抑えて、チューニングの費用に費やしたいという人には旧型スイフトスポーツがおすすめです。MT車が約260台も流通し、100万円以下でも約175台と豊富です。できるだけ車両本体を抑えて、サスペンションなどをチューンすれば、現行モデルに負けない走行性能も実現可能です。

ほかにもこんなに!お買い得で魅力的な中古車のスイフトスポーツ

ほかにもこんなに!お買い得で魅力的な中古車のスイフトスポーツ

スイフトスポーツはAT/CVTよりMT車のほうが流通台数の多いコンパクトスポーツカーです。したがってAT/CVTのほうが相場は割安となります。パワフルな1.4Lターボを手軽に楽しみたいという人には6速AT車がおすすめです。ハンドルにパドルシフトが装着されているため、ハンドルから手を離すことなく、自在にシフトチェンジが楽しめます。またフラットトルク特性の1.4Lターボエンジンなので、ATでも十分にスポーツ走行を楽しむことができます。現行型スイフトスポーツの6速AT車は約113台流通していて、価格帯は113万円から。160万円以下の中古車も約41台あります。

スイフトスポーツのモデルチェンジ、マイナーチェンジ一覧

スイフトスポーツのモデルチェンジ、マイナーチェンジ一覧

通算3代目となる旧型のスイフトスポーツは、2011年11月~2017年8月まで販売されました。ボディ骨格に高張力鋼板を使用し、旋回時の安定性を高めた専用設計のリアサスペンションと、大径化したストラットにリバウンドスプリングを内蔵したフロントサスペンションを採用することにより、操舵に対するリアの追従性を向上させ、走行性能を高めています。さらにスポーティーな走行に特化した減衰特性としたモンローのショックアブソーバーを採用しているのも特徴です。

スイフトスポーツのモデルチェンジ、マイナーチェンジ一覧2

搭載するエンジンは最高出力136ps、最大トルク160Nmを発生する1.6L直列4気筒DOHCで、可変吸気システムの採用や吸気VVT制御の最適化、冷却システムの改善など専用チューニングを施しています。トランスミッションには新開発の6速MTとパドルシフト付7速マニュアルモードを採用したCVTを搭載。6速MTは加速性能と燃費性能を両立させるため、2~5速ギヤをクロスレシオとしています。

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外観デザインは、安定感がありながらも緊張感みなぎる、低く構えた前傾フォルムに加え、アグレッシブさと繊細さを兼ね備えたフロントマスク。そして、低重心イメージを演出するサイドアンダースポイラーや、ルーフの伸びやかさを強調し空力特性にも優れたルーフエンポイラーを採用しスポーティーさを強調しています。
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一方、黒を基調としたインテリアにはレッドステッチを施し、精悍さをアップ。そしてスポーツ走行時などに体をしっかりと支えてくれる専用のスポーツシートをフロントに。モデルライフの中で目立った変更はなく、ボディカラーの入替程度となっています。

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通算4代目となる現行型スイフトスポーツは2017年9月から販売されています。クルマの骨格にあたるプラットフォームに「ハーテクト」と呼ばれる高剛性、軽量化を両立した新プラットフォームを採用し、内装部品やシートに至る細部まで最適化し70kgの軽量化を実現しています。さらに全幅1735mmの3ナンバーサイズとすることで、トレッド幅を拡大し、直進安定性と旋回性能が向上しました。

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外観デザインでは空力パーツの導入によって揚力低減と空気抵抗の低減を高レベルで実現し、先代モデル比で約10%も空気抵抗を低減しています。

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搭載するエンジンは最高出力140ps、最大トルク230Nmを発生する1.4L直列4気筒直噴ターボです。点火制御とターボ過給圧制御をチューニングし、アクセル操作に対する反応を高めて、過給応答性を向上。ターボラグのない幅広い回転域で鋭い加速が特徴です。

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組み合わされるトランスミッションは6速MTと6速AT。6速MTは先代と同じ2~5速をクロスレシオ化した同じギヤ比を採用。一方の6速ATは最適なギヤ比を設定し、鋭い加速を得られるようになっています。

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サスペンションにはスポーティーな走行に特化した減衰特性のモンローのショックアブソーバーを採用。さらに専用スタビライザーやブッシュ類の採用によりロール剛性を最適化しています。そして、運転支援システムがパッケージ化したセーフティパッケージを設定。衝突被害軽減システム「デュアルセンサーブレーキサポート」をはじめ、アダプティブクルーズコントロールなど最新の運転支援システムが採用されています。2020年5月の一部改良で、後退時の安全装備を充実させ、一層安全性を向上させています。

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高い走行&安全性能を求めるなら「現行モデル」 中古市場の相場約118万~約438万円

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国産コンパクトカーの中で高い走行性能を実現したスイフトスポーツは中古車で現行モデルと旧型の価格差が非常に小さく、重なっている部分が多くなっています。そういったケースでは、現行モデルを狙ったほうがバリューは高くなります。したがってスイフト中古車をコストパフォーマンス重視で選ぶのであれば、現行モデルがおすすめです。まだ100万円以下の中古車は出ていませんが、150万円以下でもMT車が豊富で選びやすいのは歓迎材料です。

安くて楽しい走りを求めるなら「旧型モデル」中古市場の相場約25万〜約164万円

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予算100万円以下でスイフトスポーツを手に入れるのであれば、旧型となります。サーキットを走行したり、自分好みに仕上げたりするというのであれば、アフターパーツの豊富な旧型スイフトスポーツが狙い目です。サスペンションなどのシャシーパーツに加え、過給器などのエンジンパーツも豊富に出ていますので、自分の好みに合わせて戦闘力をアップできます。そういう楽しみ方をするのであれば、車両本体価格は安く抑えられる旧型モデルがピッタリです。

ターボエンジンのパンチある走りを手軽に楽しむなら「現行モデル6速AT車」 中古市場の相場約113万〜約218万円

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2500回転〜3500回転という常用域で最大トルク230Nmを発生する1.4Lターボエンジン。このエンジン特性ならば、AT車でもホットな走りを楽しむことができます。しかもパドルシフトが付いているため、F1マシンのようにハンドルから手を離さなくてもシフトチェンジが可能。ワインディングやサーキット走行では非常にアドバンテージとなります。しかもスイフトスポーツではMT車より割安なので、スポーツカーの入門車としても最適です。

中古車のスイフトスポーツならではのチェックポイントはココ

修復歴はどこを修理しているかをチェック

中古車のスイフトスポーツならではのチェックポイントはココ

スポーツカーの中古車に多く存在するのが、修復歴ありのクルマです。修復歴あり=大きな事故を起こしたクルマというわけではありません。決められた部位を交換すると修復歴ありとなってしまいます。修復歴ありの中古車で気を付けなければならないのは、駆動系まで修理が及んでいるときです。したがってどんな部位を修復しているのかをチェックして、駆動系に及んでいなければ、そしてあなたがクルマにある程度詳しいのであれば、候補の1台に加えてもいいでしょう。

ドレスアップ車の場合は純正部品があるかどうか

自動車メーカーのディーラーは改造に対して、非常にシビアです。大径のアルミホイールを装着していたり、ローダウンサスペンションなどのカスタマイズをしていたりするクルマはメンテナンスなどの入庫を断られることもあります。もし純正部品以外のアルミホイールなどが装着されている場合は、一応純正品があるかどうか確認したほうがいいでしょう。

コンディションはメンテナンス具合をチェック

スイフトスポーツのような走りに特化したクルマは、どのような走り方で、どのようにメンテナンスをしていたかでコンディションに差が付きます。特にエンジンなどのオイル類をはじめ、ラジエーター液などもきっちり交換していた履歴のあるクルマを選びたいところです。現行型スイフトスポーツはターボエンジンを搭載しているため、エンジンオイルの管理は一般的なクルマよりシビアに行う必要があります。オイルフィラーキャップを開けたり、エンジンオイルの色や量をしっかりと確かめたりしてください。また、タイヤの減り方にも注意したほうが良いでしょう。

 

スイフトスポーツの中古車と比べたいライバル車種はコレだ!

国産コンパクトカーのベストセラーカーである「トヨタヤリス」

国産コンパクトカーのベストセラーカーである「トヨタヤリス」

スズキスイフトスポーツのライバルとしてまず取り上げるのは、国産車の新車販売台数でトップに輝いているトヨタヤリスです。現行型ヤリスはヴィッツの後継車として、2019年12月に発表、2020年2月より販売開始されました。トヨタのクルマ構造改革である「TNGA」を採用し、走りに特化したモデルへと舵を切っています。その影響でリアシートの居住性などは良い意味で割り切られています。1.6Lターボエンジンを搭載したGRというハイパフォーマンスモデルや1.5Lガソリン車にMT車を設定するなど、走りの良さを前面に押し出しているヤリスはスイフトスポーツの最大のライバルといえます。

新方式のハイブリッドシステムを搭載した「ホンダフィット」

新方式のハイブリッドシステムを搭載した「ホンダフィット」

2020年2月に現行モデルが登場したホンダフィットもスイフトスポーツのライバルといえる国産コンパクトカーです。フィットは走りに特化したモデルはカスタムカーのモデューロXですが、トランスミッションはCVTのみです。5つの個性を用意したフィットは数値化されない、気持ちの良い走りが特徴です。また、ホンダ独自のセンタータンクレイアウトを採用し、他のコンパクトカーでは実現不可能な多彩なシートアレンジが魅力です。搭載されているパワートレインは1.5Lエンジンとe:HEV(イーエイチイーブイ)と呼ばれる1.5Lエンジン+2モーターのハイブリッドシステムの2種類となっています。

国産コンパクトカーで唯一ディーゼルエンジンを設定する「マツダ2」

国産コンパクトカーで唯一ディーゼルエンジンを設定する「マツダ2」

マツダデミオから車名変更したマツダ2は2019年7月に登場しました。コンパクトカーながら本革シートを装着するなど上質感を追求したモデルであるマツダ2ですが、15MBというモータースポーツ参戦車も設定する一面ももっています。搭載しているエンジンは1.5Lガソリンエンジンと国産コンパクトで唯一1.5Lディーゼルターボエンジンを搭載。また多くのグレードで6速ATに加えて、6速MTも用意しているのが特徴です。ガソリン車は軽快な走り、ディーゼル車はグランドツアラーのような安定感の高い走りが特徴となっています。

中古車のスイフトスポーツを賢く探すのなら

中古車のスイフトスポーツを賢く探すのなら

では、中古車のスイフトスポーツをどこでどのように探したらよいでしょうか。カーライフを賢くスムーズに始めるのに、おすすめのサービスや販売店をご紹介します。

カーセンサーnet

カーセンサーnetは中古車情報誌時代から数えて40年近い歴史と実績を誇る検索サイトで、サイト上には約50万台の情報が掲載されています(※)。車の状態を示す評価について独自の認定システムを導入しているので、こうした評価を目安にすれば、車に詳しくない方でも安心して車選びができるでしょう。

また、「カーセンサーアフター保証」に加入すれば、業界最多水準の350項目の部品について修理が保証されます。保証料金は車に合わせて細かく設定できるので、無駄なく予算に合わせた保証を付けることができます。

カーセンサーnetのスイフトスポーツの掲載件数は871件、価格帯は14万円~438万円となっています(※)。
※いずれも2021年7月31日時点の情報です。

グーネット中古車

先述のカーセンサーnetと同じような中古車情報サイトで、こちらも約50万台が登録されています(※)。グーネット中古車にも、検査協会などが車の状態を評価する「ID車両」という制度や、最長3年まで走行距離無制限でさまざまな保証が付く「Goo保証」などの制度があります。

グーネット中古車のスイフトスポーツ掲載台数は698件、価格帯は29.5万円~438万円となっています(※)。
※いずれも2021年7月31日時点の情報です。

予算100万円台が用意できるのであれば、積極的に安全装備が充実した現行型を選ぼう

予算100万円台が用意できるのであれば、積極的に安全装備が充実した現行型を選ぼう

国産コンパクトカーの中でも屈指の走行性能を実現したスイフトスポーツ。中古車相場を見ると100万円〜200万円で重なっています。それであれば、安全装備を装着した現行型を狙うほうがバリューは高くなります。軽量・高剛性のプラットフォームにパワフルな1.4Lターボエンジン。そして運転支援システムといったように現行型スイフトスポーツは走行性能だけでなく、安全性能も高いのが特徴だからです。いまやスポーツカーとはいえ安全装備は必須アイテムです。

よくある質問

Q1:中古車のスイフトスポーツ、どれを買うべき?

A:中古車のスイフトスポーツで、トータルバランスで見れば、150万円以下で現行モデルを買うのがベストバイです。予算を100万円以下に抑えたいという人は旧型を選ぶといいでしょう。

Q2:中古車のスイフトスポーツを買うときに気を付けたいポイントは?

A:コンパクトスポーツカーなので、熱い走りをしているのであれば、タイヤやブレーキ、オイルといった消耗品のメンテナンスはどれくらいの頻度で行われているかが気になります。特にMT車はスポーツ走行している可能性が高いので、要チェックです。

Q3:中古車のスイフトスポーツはどこで手に入れればいい?

A:購入するなら全国の販売店の窓口となっているカーセンサーnet、グーネット中古車などの中古車情報検索サイトを活用するとよいでしょう。頭金や初期費用の一括払いが必要ない方法を探しているなら、定額カルモくんがおすすめです。支払いは毎月定額の利用料金だけなので、すぐにお好みの中古車のスイフトスポーツに乗ることができます。

※記事の内容は2021年7月時点の情報で制作しています。

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