複数ある車のグレードの中で、どれを選ぶのかは何を基準に決めていますか?よくわからないからと価格だけで決めてしまったり、すすめられるままに装備内容を確認せずに選んでしまったりすると後悔することになりかねません。車はグレードごとに仕様が異なるため、価格だけではなく自分に必要な装備が搭載されているグレードを見極める必要があります。
ここでは、ダイハツ「ロッキー」のグレードについて詳しくご紹介します。
この記事のPOINT
- ロッキーのグレードは「L」「X」「Premium G」「X HEV」「Premium G HEV」の5種類
- グレードによって足回りが異なる
- 全グレードに9インチスマホ連携ディスプレイオーディオをオプションで追加可能
ロッキーのグレード構成
自分に適したグレードを選ぶには、まずグレード構成を把握する必要があります。中には多数のグレードを用意し複雑なグレード構成になっている車種もありますが、ロッキーはそれほど複雑なグレード構成ではありません。
ロッキーのグレードはガソリン車に「L」「X」「Premium G」の3種類、ハイブリッド車に「X HEV」「Premium G HEV」の2種類が設定されています。なお、ガソリン車は2WD、4WDが選べますが、ハイブリッド車は2WDのみとなっています。
なお、内装と安全性能は別記事で詳しくご紹介しています。
ロッキーのグレードごとの装備内容
ここからは、ロッキーのグレードごとの装備内容の違いを比較していきましょう。
〈グレード別比較表〉
グレード | L | X/X HEV | Premium G/Premium G HEV | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
パワーユニット | ガソリンエンジン | ガソリンエンジン | ハイブリッド | ガソリンエンジン | ハイブリッド | |||
駆動方式 | 2WD | 4WD | 2WD | 4WD | 2WD | 2WD | 4WD | 2WD |
WLTCモード燃費(km/L) | 20.7 | 17.4 | 20.7 | 17.4 | 28.0 | 20.7 | 17.4 | 28.0 |
全長(mm) | 3995 | |||||||
全幅(mm) | 1695 | |||||||
全高(mm) | 1620 | |||||||
最小回転半径(m) | 4.9 | 5.0 |
実用性を重視したエントリーグレード「L」
〈グレード「L」の車両本体価格〉
駆動方式 | 価格 |
---|---|
2WD | 166万7,000円 |
4WD | 194万4,800円 |
最も価格の安いグレード
ロッキーで最も価格の安いエントリーグレード「L」では、エクステリアや内装の加飾類が省かれ、足回りは16インチのフルホイールキャップなど、ルックス的に上位グレードに見劣りする部分があるのは否めません。しかし、価格を抑えた廉価グレードとはいえ、実用性に関わる部分は充実した内容になっています。
実用性はしっかりと確保
電子キーを身につけておけばスイッチにタッチするだけでドアの解錠・施錠が可能なキーフリーシステムやボタン操作でエンジンが始動できるプッシュボタンスタート、フルLEDヘッドライト、ガラス類のUVカット機能やスマートフォンなどの充電に使用できるUSBソケットなどが標準装備されているため、ルックスや内装にこだわらないのであれがコストパフォーマンスは高いといえるでしょう。ダイハツの予防安全機能「スマートアシスト」も標準装備しています。
オプションを追加すればコネクト機能も利用可能
また、ロッキーではスマートフォンと連携するコネクト機能「ダイハツコネクト」が使用できる9インチスマホ連携ディスプレイオーディオを全車にオプション設定しているので、オプションを追加すればエントリーグレードであっても先進装備が利用できるのもうれしいポイントといえるでしょう。
エクステリアの質感がアップする「X」/「X HEV」
〈グレード「X」「X HEV」の車両本体価格〉
グレード | X(ガソリン) | X HEV(ハイブリッド) | |
---|---|---|---|
駆動方式 | 2WD | 4WD | 2WD |
価格 | 181万円 | 208万6,700円 | 211万6,000円 |
「X」では、つやのあるピアノブラック調のフロントグリルや大型ピアノブラック調バックドアガーニッシュがあしらわれ、エクステリアの質感がアップしています。足回りにも16インチのアルミホイールが採用され、チープさのないSUVらしい雰囲気に。
なお、ハイブリッドシステムを搭載する「X HEV」には、ハイブリッド車専用のガンメタリック塗装のフロントグリルとなり、アルミホイールもハイブリッド車専用デザインを採用しています。
さらに、ハイブリッド車にのみ電動パーキングブレーキやオートブレーキホールド機能も備わります。
オプションの選択肢が豊富に
またこの「X」では、「L」には設定のない「パノラマモニターパック」や、「スマートパンラマパーキングパック」や、後方の安全確認を支援する「BSM(ブラインドスポットモニター)」などのオプションが選べるようになります。自分で必要な装備を追加してカスタマイズしたい方にはぴったりのグレードでしょう。
大径タイヤを採用、迫力のあるルックスが魅力の「Premium G 」/「Premium G HEV」
〈グレード「Premium G 」「Premium G HEV」の車両本体価格〉
グレード | Premium G(ガソリン) | Premium G HEV(ハイブリッド) | |
---|---|---|---|
駆動方式 | 2WD | 4WD | 2WD |
価格 | 205万8,000円 | 231万8,200円 | 234万7,000円 |
LEDシーケンシャルターンランプを標準装備
上級グレードの「Premium G」ではLEDフォグランプやLEDリアフォグランプ、フロントLEDイルミネーションランプ(オールデイ)が標準装備になり、夜間の視認性・被視認性ともに向上させています。またLEDヘッドランプも自動で光軸を調整するオートレベリング機能付きにグレードアップ。
さらに、ターンランプには内側から外側に流れるように点灯して先進性を演出するLEDシーケンシャルターンランプが採用されました。
17インチの大径タイヤ&アルミホイールを採用
また、このグレードから17インチの大径タイヤ&17インチアルミホイールが標準装備になり、張り出したフェンダーとともにタフで力強い存在感を演出。コンパクトなボディながらもSUVとしての迫力を持ったエクステリアとなっています。
コーナリング時の安定性を高める機能も搭載
コーナリング時などに必要以上に外側に膨らんでいると検知した場合、内輪に制動力を加え方向を修正し、旋回時の安定性を高める「CTA(コーナリングトレースアシスト機能)」も搭載。安心感も高めています。また、ガソリン車にも電動パーキングブレーキ、オートブレーキホールド機能が追加されます。
ロッキーのおすすめグレードは大径タイヤが装備される「G」
ロッキーはどのグレードであってもある程度充実した装備内容となっており、実用性に関してはそれほど大きな差はないといえます。しかし「Premium G 」「Premium G HEV」グレードから17インチの大径タイヤが装備され、ロッキー本来のエクステリアの魅力を引き出しています。さらに安全性を高める機能も搭載されるので、総合的なバランスを考慮すると「Premium G 」もしくは「Premium G HEV」がおすすめグレードといえるでしょう。
満足のいくカーライフを手に入れるために、グレードは慎重に検討することをおすすめします。
よくある質問
Q1:ロッキーのグレード構成は?
A:ロッキーのグレードは、ガソリン車に「L」「X」「Premium G」の3種類、ハイブリッド車に「X HEV」「Premium G HEV」の2種類の設定があります。
Q2:ロッキーではどのグレードでコネクト機能が使用できるの?
A:ロッキーではコネクト機能は標準装備ではありませんが、全グレードにスマートフォンとの連携が可能な9インチスマホ連携ディスプレイオーディオがオプションで追加可能です。そのためオプションを追加すればエントリーグレードであってもコネクト機能が利用できます。
Q3:ロッキーのおすすめグレードは?
A:17インチの大径タイヤ&アルミホイールが装備され、本来のロッキーならではの魅力を引き出す上級グレード「Premium G 」もしくは「Premium G HEV」がおすすめです。
※この記事は2022年9月時点の情報で制作しています