マツダ3ファストバックは、多彩なグレードの選択肢があり、グレードによって装備の充実度が異なるのはもちろん、シート表皮などのインテリアにも差があります。そのため細かい部分までよく確認し、自身の感性に合うものを選ぶことが大切です。
ここでは、マツダ3ファストバックの内装についてご紹介します。
この記事のPOINT
- 移動時間が心地よくなるよう、静粛性や操作性、触感などに配慮
- 上位グレード「Proactive Touring Selection」ではオプションでスムースレザーシートの選択が可能
- 荷室は定員乗車時で67Lのスーツケースを2個積み込める
マツダ3ファストバックの室内空間の特徴
マツダ3ファストバックでは、移動時間が心地よくなるよう、広さだけではなく静粛性や操作性、また触感や視覚から入る情報にまで徹底的にこだわっています。
静粛性に関しては、タイヤやサスペンションから伝わる突き上げや振動を小さくし、乗員が感じる音や振動を人間の感覚に添って変化させることで不快感を減らし、居心地の良さを感じられる静粛性を確保しました。
また、心理学を応用し、「見る」「触る」「操作する」の3つの領域で人間特性に即した心地よさを追求しています。具体的には、インテリアに継ぎ目やビスなどの視覚的ノイズを減らす、人の感情と触感の結び付きを解析し、手にふれる部位ごとに適した心地よさを設定する、押す、引きなどの異なる動きでも共通の感覚を得られる操作感などにこだわっています。
インテリアデザインは引き算の美学に基づいた、水平基調を基本としたシンプルな造形によって、美しさや上質感とドライバーが運転に集中できる機能性を融合させているのが特徴です。
マツダ3ファストバックの内装
ここからは、マツダ3ファストバックのグレードごとの内装について見ていきましょう。マツダ3ファストバックは4種類のパワーユニットがありグレード数が多いですが、インテリアは1.5Lガソリンエンジンを除くパワーユニットに設定のある上位グレード「Proactive Touring Selection」と、全パワーユニットに設定の特別仕様車「Retro Sports Edition」を除きほぼ共通です。
なお、1.5Lガソリンエンジン搭載グレードには「15S」、2.0Lマイルドハイブリッド車には「20S」、新世代ガソリンエンジンを搭載するマイルドハイブリッド車は「X」、クリーンディーゼル車は「XD」がグレード名に付きます。
「15S」/「15S Touring」/「20S/XD Proactive」/「X Smart Edition」
出典:マツダ「マツダ3」特長
マツダ3ファストバックのインテリアはブラックベースで、デザインテーマの「引き算の美学」に基づいたシンプルで質の良さを感じさせるデザインが特徴です。
「15S」「15S Touring」「20S/XD Proactive」「X Smart Edition」のシート表皮はブラックのクロス、で、「15S」を除きインパネやドアトリムにあしらわれる加飾はプラチナサテンです。
価格を抑えたエントリーグレードといえる位置付けの「15S」のみ、加飾がシルバーという違いがあります。
「15S/X/20S/XD Black Tone Edition」
出典:マツダ「マツダ3」特長
ドアミラーやホイールをブラックでまとめ、精悍な装いとした「Black Tone Edition」では、シート表皮や加飾は先に挙げたものと同じですがシートなどにレッドステッチがあしらわれ、スポーティーな雰囲気をインテリアに添えています。
「X/20S/XD Proactive Touring Selection」
上位グレードの「Proactive Touring Selection」のシート表皮はブラッククロス、加飾はプラチナサテンですが、このグレードではオプションの「ブラックレザーパッケージ」「バーガンディレザーパッケージ」の選択が可能です。
出典:マツダ「マツダ3」特長
「ブラックレザーパッケージ」は、ブラックのスムースレザーシートにチャコールのステッチという組み合わせです。
出典:マツダ「マツダ3」特長
「バーガンディレザーパッケージ」は、マツダらしいシックなレッドカラーのスムースレザーシートが備わります。なお、このいずれかのオプションを選択した場合は、ドアトリムに合成皮革があしらわれます。
特別仕様車「15S/X/20S/XD Retro Sports Edition」
出典:マツダ「マツダ3」特長
「Retro Sports Edition」は、レトロモダンな空気感とスポーティーさを融合させた特別仕様車で、インテリアにおいてはテラコッタカラーの合成皮革と、ブラックの人工スエード調素材レガーヌ®を組み合わせたシートが特別装備として搭載されます。
ドアトリムも上質な手触りのレガーヌ®になり、ワンランク上の質の高いインテリアが魅力です。
マツダ3ファストバックのポケッテリア
出典:マツダ「マツダ3」特長
マツダ3ファストバックのポケッテリアは、マツダならではの洗練されたインテリアに無理なく溶け込み、存在を感じさせないことでデザインの世界観を損なわないよう配慮されています。
それでいて不便を感じさせることがないよう、配置や形状も考え抜かれており、機能性も十分です。
具体的には、2個のフロントカップホルダーやすべてのドアに用意されたボトルホルダー付きドアポケット、フロントセンターアームレスト付きコンソールボックス、助手席シートバックポケット、カップホルダー2個付きのリアシートセンターアームレストなどが備わっています。
マツダ3ファストバックの荷室
出典:マツダ「マツダ3」特長
マツダ3ファストバックの荷室は、定員が乗車した状態でも67Lのスーツケースを2個積み込める容量を有しています。また、リアシートは6:4分割可倒式シートバックを採用しているので、状況に応じてシートアレンジし、荷室を拡大することもできます。
リアシートのシートバックは簡単な操作で倒れ、荷室拡大時にも段差ができにくいように設計されているので、大きな荷物も積み込みやすいでしょう。
シートの選択肢が豊富なマツダ3ファストバック
マツダ3ファストバックの内装はシンプルですがグレードによってシート表皮やカラーリングが異なり、自分の感性に合ったものを選ぶことが可能です。
内装の質感の高さはマツダ車の特徴ともいえるので、オプションの選択肢も考慮しつつ自身に合ったマツダ3ファストバックを選びましょう。
よくある質問
Q1:マツダ3ファストバックの室内空間の特徴は?
A:「引き算の美学」を体現する、水平基調で要素をそぎ落としたシンプルな造形、また静粛性や操作性、触感、視覚から入る情報などにもこだわり、心地よい移動空間が確保できるように工夫されています。
Q2:マツダ3ファストバックの内装はグレードによって異なる?
A:特別仕様車を除き、標準仕様のシート表皮はブラックのクロスですが、上位グレード「Proactive Touring Selection」ではオプションでスムースレザーシートが備わる「ブラックレザーパッケージ」「バーガンディレザーパッケージ」の選択が可能です。特別仕様車「Retro Sports Edition」はテラコッタカラーの合成皮革とブラックの人工スエード調素材を使用したコンビシートになります。
※この記事は2024年3月時点の情報で制作しています