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ロードスターのカタログ燃費と実燃費を徹底調査!(2015年~現行モデル)

ロードスターのカタログ燃費と実燃費を徹底調査!(2015年~現行モデル)
ロードスターのカタログ燃費と実燃費を徹底調査!(2015年~現行モデル)

出典:マツダ「ロードスター」特長

車選びの際にチェックしたい重要なポイントのひとつとして、燃費性能が挙げられます。燃料費は車を維持していくうえで絶対に欠かせないものなので、カタログ燃費と併せて実燃費もしっかりと確認しておきましょう。

ここでは、マツダ「ロードスター」の燃費性能についてご紹介します。

この記事のPOINT

  • ロードスターのWLTCモードカタログ燃費と実燃費はこちら
    トランスミッションカタログ燃費(km/L)実燃費(km/L)
    6MT16.816.1
    6AT17.215.9
  • カタログ燃費と実燃費の差はごくわずか
  • 2021年12月の一部改良で「キネマティック・ポスチャー・コントロール(KPC)」を全車に標準装備

ロードスターの燃費の特徴

現行型のロードスターは、先代の3代目モデルからはダウンサイジングされたFR専用設計の「SKYACTIV-G 1.5」を搭載し、低速域からリニアに、そしてスムーズに回っていく加速フィールがマツダならではの「人馬一体の走り」を実現します。

また、減速する際に発生する運動エネルギーを電気エネルギーに回生してオーディオやエアコンなどの装備に使用する減速エネルギー回生システム「i-ELOOP」や、アイドリングストップ機構「i-stop」を搭載するなど、走りとともに燃費性能にもこだわりが感じられるシステムを搭載しています。長い歴史を誇るロードスターは時代に合わせて進化した燃費性能を身に付けたといえるでしょう。

ロードスターのカタログ燃費

ロードスターの駆動方式は2WD(FR)のみ、エンジンも「SKYACTIV-G 1.5」の1種類のみですがトランスミッションが「SKYACTIV-MT 6MT」と「6EC-AT」の2種類が用意されています。

ロードスターのWLTCモードカタログ燃費は以下のとおりです。グレードによる燃費の差はありません。

トランスミッションカタログ燃費(km/L)
6MT16.8
6AT17.2

ロードスターの実燃費

ロードスターに乗っているオーナーの実燃費データを収集しているサイト「e燃費」によると、ロードスターの実燃費(2023年5月28日時点)は、以下のとおりです。

トランスミッション実燃費(km/L)
6MT16.1
6AT15.9

カタログ燃費では6AT車は6MT車よりも低燃費を実現していましたが、実燃費においては逆転し、6MT車がより良い数値を示しています。

ロードスターとライバル車のカタログ燃費を比較

ロードスターと同じ車格のオープンライトウェイトスポーツカーは国産車ではほとんど見当たらず、国内ではロードスターの独擅場といった印象です。

国内でよく比較されるのはFRスポーツカーのスバル「BRZ」やその兄弟車のトヨタ「GR86」といったところでしょう。この2モデルは兄弟車でありスペックがほぼ同じなので、今回はBRZと比較してみます。

スバル「BRZ」

スバル「BRZ」出典:スバル「BRZ」フォトギャラリー

スバルとトヨタの共同開発車であるFRピュアスポーツカー、「BRZ」。トヨタでは「GR86」の名称で販売されています。専用のFRプラットフォームの採用、エンジンには新型の2.4L水平対向4気筒エンジンを搭載し、走りの質感を磨き上げています。

BRZのWLTCモードカタログ燃費は、以下のとおりです。

グレードトランスミッションカタログ燃費(km/L)
R6MT12.0
6AT11.8
S6MT11.9
6AT11.7

ロードスターは1.5L、BRZは2.4Lと排気量が大きく異なるので単純に比較はできませんが、燃費の数値だけを見るとロードスターに軍配が上がります。

ロードスターの乗り心地

ロードスターの乗り心地出典:マツダ「ロードスター」特長

現行型のロードスターでは、新開発のダウンサイジングエンジンや足回りの軽量化、エンジンルーム内にアルミを使用するなど各所に軽量化への工夫が凝らされるとともに、フレームワークのストレート化、連続化やフロントフェンダー、前後バンパーなどにアルミを使用した軽量オープンボディの「SKYACTIV-BODY」を採用し、先代モデルよりも100kg以上の重量削減を実現しています。

また、2021年12月の一部改良では、新技術「キネマティック・ポスチャー・コントロール(KPC)」を全車に標準装備しました。タイトなコーナーや荒れた路面などでの接地性を高め、スポーツ走行時のコーナリングにおいてもこれまで以上に車との一体感が得られる安定した旋回姿勢を実現します。

モータージャーナリスト・岡崎五朗さんの試乗記でロードスターの走行性能を詳しくチェック!

スタイリッシュさと走行性能を兼ね備えたロードスター

オープンカーならではのスタイリッシュさと、開放感のある爽快な走りが楽しめるロードスター。

初代の登場から30年という長い時が経っても唯一無二の存在感を放つこの車に魅せられる方は少なくありません。時代に合わせてさまざまな部分を進化させてきたロードスターはこれからも長く愛されるモデルであり続けるでしょう。

よくある質問

Q1:ロードスターカタログ燃費はどのくらい?

A:ロードスターの駆動方式は2WD(FR)のみで、搭載されるエンジンは「SKYACTIV-G 1.5」と呼ばれるFR専用設計のガソリンエンジン、トランスミッションは6MTと6ATがあります。WLTCモードカタログ燃費は6MT車が16.8km/L、6AT車が17.2km/Lで、グレードによる燃費の差はありません。

Q2:ロードスターの実燃費は?

A:ロードスターの実燃費は、6MT車が16.1km/L、6AT車が15.9km/Lです。カタログ燃費においては6AT車が6MT車よりも低燃費でしたが、実燃費においては逆転していることがうかがえます。

Q3:ロードスターとライバル車の燃費を比較すると?

A:国産モデルでは、ロードスターのようなオープンライトウェイトスポーツカーはほかにありません。同じFRを採用する国産モデルのスポーツカーであるスバル「BRZ」と比較してみるとロードスターはBRZよりも低燃費ではありますが、ロードスターは1.5L、BRZは2.4Lと排気量が異なるので、単純に比較はできない面もあります。

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※この記事は2023年5月時点の情報で制作しています

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