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走りを極めたWRX S4のカタログ燃費や実燃費を徹底チェック!(2021年~現行モデル)

走りを極めたWRX S4のカタログ燃費や実燃費を徹底チェック!(2021年~現行モデル)
走りを極めたWRX S4のカタログ燃費や実燃費を徹底チェック!(2021年~現行モデル)

出典:スバル「WRX」

車の燃費性能は車種によって差があります。一般的なファミリーカーは低燃費であることが重視されますが、走りを追求するスポーツタイプのモデルや大型の本格オフローダーなどでは低燃費であることよりも走行性能や走破性が求められるため、燃費性能についてはあまり気にしない、という声もあります。
しかし、車の燃費性能によっては税金の減免措置が受けられることや、燃料費は維持費の大半を占めることから、どのような車であっても燃費性能は確認しておくべきといえるでしょう。ここでは、スバル「WRX S4」の燃費性能についてご紹介します。

この記事のPOINT

  • WRX S4のWLTCモードカタログ燃費と実燃費はこちら
    グレードカタログ燃費(km/L)実燃費(km/L)
    GT-H EX10.88.6
    STI Sport R EX10.7
  • トヨタ「GR86」の燃費には劣るが、日産「スカイラインセダン」よりも低燃費を実現している
  • 先代よりも排気量がアップした2.4L水平対向直噴ターボエンジンに新開発の「スバルパフォーマンストランスミッション」が組み合わされる

WRX S4のカタログ燃費

現行型WRX S4のエンジンは先代モデルから排気量がアップされた新開発の2.4L水平対向直噴ターボエンジンで、最高出力275ps、最大トルク375Nmを発揮します。トランスミッションには新開発の変速制御を採用した「スバルパフォーマンストランスミッション」が組み合わされました。

WRX S4の駆動方式はAWD(常時全輪駆動)のみで、2WDの設定はありません。WLTCモードカタログ燃費は以下のとおりです。

グレードカタログ燃費(km/L)
GT-H EX10.8
STI Sport R EX10.7

WRX S4の実燃費

WRX S4に乗っているオーナーの実燃費データを収集しているサイト「e燃費」によると、WRX S4の実燃費(2024年4月26日時点)は8.6km/Lです。

WLTCモードは日本で従来使用されてきたJC08モードよりも実燃費に近い現実的な数値が出る計測方法とされていますが、それでも実燃費は気温や走り方、荷物や乗員の重量の影響を受けるためカタログ燃費よりある程度の悪化が見られるのが一般的です。

WRX S4でも差が見られますが、極端に大きな数値ではなく許容できる範囲といえるのではないでしょうか。

WRX S4とライバル車のカタログ燃費を比較

WRX S4の直接のライバルといえるモデルは、国産車には見当たらないのが現状です。そのためここでは駆動方式や排気量などは異なりますが、購入時に比較されることもあるトヨタ「GR86」日産「スカイラインセダン」と、WRX S4のカタログ燃費を比較してみましょう。

トヨタ「GR86」

トヨタ「GR86」出典:トヨタ「GR86」ギャラリー

トヨタ「GR86」はスバルと共同開発するFRスポーツカーで、エンジンはスバルの水平対向デザインを搭載しています。なお、スバル「BRZ」とGR86は基本コンポーネントを共有する兄弟車です。

GR86のWLTCモードカタログ燃費は以下のとおりです。

グレード駆動方式トランスミッションカタログ燃費(km/L)
RC2WD(FR)6MT12.0
SZ6MT12.0
6AT11.8
RZ6MT11.9
6AT11.7

GR86とWRX S4を比較すると、GR86がWRX S4よりも低燃費を実現しています。

日産「スカイラインセダン」

日産「スカイラインセダン」出典:日産「スカイラインセダン」外観・デザイン

日産「スカイラインセダン」は3.0LV型6気筒ツインターボエンジンを採用し、ダイナミックな走りが自慢の日産を代表するスポーツセダンです。

スカイラインセダンのWLTCモードカタログ燃費は、以下のとおりです。なお、現行型のスカイラインセダンにはハイブリッド車もラインナップされていましたが、現在は販売を終了しています。

グレード駆動方式カタログ燃費(km/L)
GT2WD10.0
GT Type P10.0
GT Type SP10.0
400R10.0

スカイラインセダンとの比較においては、WRX S4が若干ながら低燃費であることがわかります。

WRX S4の走行性能

WRX S4の走行性能出典:スバル「WRX」

2代目となる現行型のWRX S4では、安全性と走りの質感を高める「スバルグローバルプラットフォーム」を採用。さらにプラットフォームとアッパーボディの結合を強化して骨格連続性を高める「フルインナーフレーム構造」や構造用接着剤の採用範囲の拡大などによって動力性能を高め、意のままの走りと快適な乗り心地を実現しています。

モータージャーナリスト・岡崎五朗さんの試乗記でWRX S4の走行性能を詳しくチェック!

走りを楽しむことを追求したWRX S4

WRX S4は高い走行性能を持つスポーツセダンで、走りにこだわる方やスバリストにとっては垂涎のモデルといえます。低燃費であることをそれほどシビアに求められる車ではありませんが、維持費の目安をつけるためにも車選びの際には燃費性能を確認しておくといいでしょう。

よくある質問

Q1:WRX S4のカタログ燃費は?

A:WRX S4では先代モデルよりも排気量を拡大した2.4L水平対向直噴ターボエンジンに、新開発の「スバルパフォーマンストランスミッション」が組み合わされます。駆動方式はAWDのみでWLTCモードカタログ燃費は10.7~10.8km/Lを実現しています。

Q2:WRX S4の実燃費はどのくらい?

A:WRX S4の実燃費は、8.6km/Lです。WLTCモードは日本でこれまで使用されてきたJC08モードよりも現実的な数値が出る燃費の計測方法ではありますが、実燃費は気温や荷物の重量などの影響を受けるため、カタログ燃費よりも悪化するのが一般的です。WRX S4においても差が見られますが、それほど大きな数値ではありません。

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※この記事は2024年4月時点の情報で制作しています

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