中古車を購入するときの流れは新車を購入する場合と少し異なるため、事前に具体的な手順を押さえておくとスムーズに手続きを進められます。そこで、中古車購入時の流れと併せて、中古車をお得に手に入れるポイントをご紹介します。
この記事のPOINT
- 中古車購入の流れは新車を購入する場合と少し異なる
- 中古車を購入するときは購入後の維持費も踏まえて予算を決めておく
- 定額カルモくんなら新車でも月額10,000円台で乗ることができる
中古車購入の流れは?
車を購入するときの大きな流れは、新車も中古車も基本的に同じですが、中古車の場合は車の状態を確認する必要があるなど、新車購入時と比べて踏むべき手順が少し変わります。具体的にどのような流れで進めていけばいいのか、それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.予算を決める
中古車を購入する前に、車にどれくらいの費用をかけられるのかも考えておくようにしましょう。その際、中古車の車両価格だけでなく購入後の維持費も踏まえて考えておくと安心です。
車に乗り続けるためには、ガソリン代や駐車場代、車検代、各種税金などさまざまな費用を支払い続ける必要があります。また、中古車の場合は新車に比べてどうしても故障リスクが高くなってしまうため、急な故障により高額な出費が発生してしまうこともあるでしょう。
これらも踏まえて予算を決めておくことで、購入後に家計を圧迫してしまうリスクを軽減できます。
2. 購入したい中古車を明確にする
事前にどのような中古車が欲しいのか明確にしておくと車選びもスムーズに進みます。何人で車に乗ることを想定しているのか、荷物を積むスペースはどれくらい必要なのかによっても選ぶべき中古車は大きく変わってくるため、利用目的や用途を改めて考えておきましょう。
なお、長距離運転が多くなることが予想される場合は、比較的年式が新しいハイブリッドカーなどを選ぶと、ガソリン代の節約につながります。
3. 実際に購入したい中古車の候補を挙げる
中古車は車ごとに状態が異なるため、可能な限り現車確認を行ったほうが安心です。そのため、まずは近くの中古車販売店から探し始めることをおすすめします。
最近は、中古車情報サイトにさまざまな店舗の在庫が掲載されているため、現車確認を行える範囲の中古車販売店の在庫を事前にチェックしておきましょう。
なお、中古車は在庫状況が流動的なため、1台にしぼるのではなく複数の候補を挙げておくと、万が一目当ての中古車が売れてしまったときなども、慌てずに済みます。
4. 駐車場の確保
中古車でも普通車の購入には車庫証明が必要になるため、購入前に駐車スペースを確保しておきましょう。月極駐車場を申し込む場合は、相場や価格など周辺の駐車場情報をリサーチして、空き状況を確認しておくと安心です。
自宅に駐車場がある場合は以前の車の登録状況を、倉庫などを新たに駐車場として登録する場合は広さが条件を満たしているかも、それぞれ確認しておくようにしましょう。
5. 複数店舗で見積りを取る
中古車の購入には、本体価格以外に法定費用や販売店手数料といった諸費用も必要です。手数料は中古車販売店によって異なるので、見積りを取って総額が予算内に収まるかどうかを確認しましょう。なお、見積りは1店舗だけでなく複数の店舗から取ることをおすすめします。
料金や保証内容など、それぞれの店舗の見積り内容をしっかりと確認して、どの店舗で購入するのが最適なのか、慎重に検討するようにしましょう。
6. 購入したい中古車の現車確認を行う
実際に購入したい中古車が決まったら、店舗に出向いて現車確認を行います。車体に傷やへこみがないかといった外観チェックに加えて、試乗もしておくと安心です。ハンドルのブレ、アクセルやブレーキの利き具合、室内の汚れやにおいなど、さまざまな視点からしっかりと確認しておきましょう。
7. 契約
購入したい中古車が決まったら、いよいよ契約です。購入者に不利な条件がないかどうかなどを契約書の内容をよく確認し、必要書類を添えて申し込みます。契約時に必要な書類は次のとおりです。すぐに提出できるよう事前に用意しておきましょう。
<普通車>
- 実印
- 印鑑証明書
- 車庫証明書
<軽自動車>
- 印鑑
- 住民票
また、契約時に自賠責保険への加入手続きも行います。自動車保険は任意ですが、自身で保険会社やプランを選び、加入しておくと安心です。
なお、中古車の購入にカーローンを利用する場合はその申込みも行います。カーローンは中古車販売店を介するほか、個人で申し込む金融機関やノンバンクの商品もあり、金利や条件もさまざまです。数社で比較して自分に合うものを探しましょう。スムーズに進められるように、契約前にリサーチしておくことをおすすめします。
8. 支払い
すべての手続きが終わったら、後は支払いをして納車を待つのみです。支払方法は中古車販売店によってさまざまですが、現金払いでは契約時と納車時の2回に分けて支払うケースが多くなっています。
支払い方法や分割比率は販売店によって異なるので、契約前に確認しておきましょう。また、カーローンを利用する場合は、カーローン会社の支払方法に合わせます。
なお、中古車は通常であれば契約から1~2週間ほどで納車されるため、新車購入時より早めに入手できるでしょう。
9. 納車された中古車のチェック
納車されたら、車の状態をすぐに確認しましょう。後日、車の不備を見つけて申告しても、保証してもらえないケースも多くあります。
現車確認時と車の状態に変わりはないかなど入念にチェックを行い、少しでも疑問に思うことがあった場合には、その場ですぐに確認することが大切です。
購入前に知っておきたい中古車のメリットとデメリット
中古車と聞くと使い古された車をイメージする方も多いと思います。ですが、一般的に中古車は過去に陸運局でナンバー交付を受けたことがある車を指すため、個人や企業が所有していたもの以外にも、ディーラーで展示されていた車など、乗っていない状態で中古車として売りに出されているものもあります。その点も踏まえ、中古車のメリットとデメリットを見ていきましょう。
<メリット>
- 新車で買うより安く手に入るため、同じ予算でハイグレードの車に乗れる
- 予算内で探せる車種が新車より多い
- ディーラーでは購入できない過去のモデルが買える
- 状態のいい新車同様の中古車が安く手に入る
- 納車までの期間が新車よりスピーディー
<デメリット>
- シートの仕様など新車購入時限定のオプションはつけられないため、カスタマイズが限られる
- 購入時の状態が車によって異なる
- 事故車が紛れていることがある
- 一部の人気車種を除き、売却時のリセールバリューが新車より安い
- 保証がないと修理費がかさむこともある
中古車をお得に購入するポイント
中古車の価格は、購入する時期やタイミングによって変動します。そのほかにも中古車の価格に影響する要素があるため、事前に押さえておくことでお得に購入できる可能性が高まるでしょう。
安くなりやすい時期を狙う
中古車販売業者が決算期を迎える3月や中期決算期の9月は、販売業者が多少利益を減らしても販売台数を増やしたいと考えることから、値引きなどにより安く購入できる可能性が高まります。
ただし、3月は新生活に向けて準備を始める方が多く、車が売れる時期でもあるため、人気車種などは逆に値上がり傾向になる場合もあり、きちんと見極めることが重要です。
フルモデルチェンジ後のタイミングを狙う
中古車を安く購入できるタイミングとしてよく挙げられるのが、フルモデルチェンジの時期です。フルモデルチェンジ直後はあまり値落ちしませんが、新型車の中古車の流通量が増えてくると、旧型車は需要が減り、価格も下がるため、購入を急がない方はこの時期を待つというのもひとつの方法でしょう。
不人気車や試乗落ち・代車落ちの車を狙う
中古車市場には、ディーラーで試乗車や代車として使われていた車も出回っています。比較的年式が新しく走行距離も短いことから、それなりの価格がつけられている場合もありますが、きちんと整備が行き届いているため状態が良く、安心して乗ることができるでしょう。
また、車種にこだわりがない場合は、あえて不人気車を選ぶというのもひとつの方法です。不人気車であれば、状態の良い車でも安く購入できる可能性が高まります。
いい中古車を購入するためのチェックポイント
メリットとデメリットをよく理解した上で、妥協できる点と譲れない点を見極めることが、満足度の高い中古車購入につながります。そのほか、次の点に注意することで、より状態のいい中古車を見つけることができます。
本体価格とトータルコスト
本体価格は安く提示していても、諸費用を含めると高額になる中古車販売店もあります。同条件の中古車で複数の中古車販売店から見積りを取って比較すると、諸費用などの内訳からも判断しやすくなります。一社だけけた違いに安い場合などは事故車の可能性もあるので、見積りの比較は車の状態の見極めにも有効です。
車体の状況
傷やへこみ、内装の汚れなど、細かい部分もしっかりチェックしましょう。中古車をネットで購入するときは、掲載されている写真よりもわかりやすい画像を送ってもらうなど、対面より細かく確認するとトラブル回避につながります。なお、遠方からだと陸送費がかかるので、ネット購入の際は送料にも注意してください。
事故歴と走行距離
事故歴があっても、修復歴に該当しない修理や水没は「修復歴なし」と提示されるため、細かいパーツの状態や塗装、内装がカビ臭くないかどうかなど、しっかり確認しましょう。なお、年式の割に走行距離が短すぎる車は、長年放置されてメンテナンスが行き届いていない可能性もあるため、やはり注意が必要です。
キャンセルの可否
中古車は契約後のキャンセルができないケースが多いです。キャンセルが可能な場合でも、キャンセル料が発生する場合があるので、契約は慎重に行いましょう。ただし、購入後に説明義務とされている修復歴があることが判明した場合には、すぐに販売店に確認します。なお、「修復歴なし」と提示された事故車の場合はキャンセルが難しいでしょう。
保証の有無
販売店などによる保証がない場合、購入後に故障しても自己負担となります。購入時には、保証の有無とあわせて、補償内容も確認しておきましょう。
納車までの期間
新車よりも短期間で手に入る中古車ですが、車検の状態などによってはある程度の日数を要することがあります。納期を急ぐばかりに必要な整備がおろそかになっては本末転倒なので、納車希望日がある場合は早めに伝えておきましょう。
中古車購入で損をしないための見極めポイント
中古車購入を検討する理由のひとつに、低予算を挙げる方も多いと思います。ただ、たとえ安く購入できても、不具合が頻発して修理費がかさむなど維持費が高くつくこともあります。目先の安さに流されず、先々のコストも見極めて検討することが、いい中古車選びのポイントになります。
トータルコストをできる限り抑えられる中古車を購入するには、次の点を意識しましょう。
車検の有無
購入時点で車検の有効期間が残っている「車検付き中古車」は、納車後すぐに乗り始めることができますが、すでに車検が切れている「車検なしの中古車」に比べて本体価格が高めになっているケースも少なくありません。
また、「車検付き中古車」でも、前の所有者がユーザー車検などで簡易的に車検を通していたことも考えられるので、十分なメンテナンスがされていない可能性や不具合が生じるリスクもあります。一方、「車検なしの中古車」は、購入後に自身で車検を受ける必要があります。乗り始めるまでに費用や手間がかかりますが、その分本体価格が安く、信頼できる車検業者に依頼できるといったメリットもあります。
メンテナンス状況
乗り方やメンテナンス次第で、車のコンディションは大きく変わります。購入後の修理費を抑えるためにも、車の状態をしっかり見極めることが大切です。修理などの形跡やエンジンルームを確認して、可能な範囲でメンテナンス状況をチェックしましょう。販売店の許可を得た上で試乗ができれば、状態を把握しやすいでしょう。
相場とタイミング
人気車種は中古車でも高めの価格設定になることが多いので、いくつかの中古車販売店で比較するのがおすすめです。また、新車は3年で買い替えるケースが多いため、3年落ちの車は在庫が増えて相場が下がる可能性が高くなります。欲しい車種が決まっている場合、タイミングを見計らうと安く手に入ることがあるでしょう。
安く新車に乗れるカーリースという選択肢
予算の兼ね合いで中古車を検討しているなら、カーリースという選択肢もあります。カーリースは毎月定額料金で新車に乗れる、車のサブスクリプションサービスです。法定費用や車検代などが定額にできるため、リース料以外の出費の心配がなく、中古車を購入するより安く新車に乗れる場合もあります。
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業界最安水準*の月額料金が魅力!国産メーカーの全車種・全グレードに乗れる
定額カルモくんでは、月額10,000円台から新車に乗ることが可能です。車を購入するときのように、まとまった初期費用も不要で契約満了まで月々の支払額が変わることはありません。
また、取扱車種が豊富なのも魅力で、国産メーカーの全⾞種、全グレードから、自分の好きな車を選んで乗ることができます。月々の支払額を最小限に抑えながら、自分で選んだ新車をマイカー感覚で利用できるのはうれしいポイントでしょう。
* 文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照
走行距離制限なし!そのまま車をもらうことも可能
カーリースでは月間の走行距離制限が設けられているケースが多く、規定の走行距離を超過した場合は追加料金を求められることもあります。しかし、定額カルモくんの場合、7年以上の契約で走行距離制限がなくなります。
さらに、月々500円で適用できる「もらえるオプション」をつけることで、契約満了時にそのまま車をもらうこともできます。走行距離を気にすることなくマイカーのように車を使えて、最後には本当にマイカーにできてしまうのは大きなメリットでしょう。
事前に審査に通るか確認できる「お試し審査」があるから安心
定額カルモくんでは、審査に通るか事前にチェックできるお試し審査を受けることができます。オンラインで24時間365日いつでも試すことができ、審査申込みの所要時間はたったの5分程度。結果が出るのも早いため、早く車が欲しいと考えている方にもおすすめです。
審査に通るかチェックしたあとは、もちろんキャンセルすることも可能です。とりあえず結果だけ知りたい!という方でも安心して試すことができるでしょう。
契約前に中古車購入の流れを把握しておこう
中古車購入を検討するときは、事前にその流れを把握して、必要な準備や確認をあらかじめ済ませておくとスムーズです。中でも、購入前のチェックを念入りに行うことは、いい中古車に出合える可能性を高めます。カーリースなどの選択肢も視野に入れながら、納得のいく1台を見極めましょう。
よくある質問
Q1:中古車をお得に購入するポイントは?
A:中古車販売業者が決算期を迎える3月や中期決算期の9月は、販売業者が多少利益を減らしても販売台数を増やしたいと考えることから、値引きなどにより安く購入できる可能性が高まります。また、フルモデルチェンジ後は、旧型車の需要が減るため価格も下がりやすい傾向です。
Q2:中古車を購入するときの注意点は?
A:車検の有無やメンテナンス状況を確認するようにしましょう。また、人気車種は中古車でも高めの価格設定になることが多いので、いくつかの中古車販売店で比較するのがおすすめです。
Q3:状態の良い車にお得に乗る方法はある?
A:カーリースなら初期費用0円で負担を抑えて新車に乗ることができます。定額カルモくんであれば、車の選択肢も豊富で、人気の新車にも月額10,000円台から乗ることができるのでおすすめです。
※記事の内容は2021年8月時点の情報で制作しています。