ダウンロード数や登録者数が増え続けており、シェア率が非常に高いスマートフォン決済サービスアプリのPayPay(ペイペイ)。ユーザーと加盟店側の双方にメリットのあるサービスのため、今後もPayPay対応の店舗はどんどん増えると期待されています。そんな便利なPayPayですが、中古車の購入には利用できるのでしょうか。
ここでは、PayPayの基本的なしくみや、自動車関連の支払いに利用する際のポイントを解説します。
PayPayとは?
PayPayは、SoftbankとYahooが共同で立ち上げたPayPay株式会社が展開するスマホ決済サービスアプリです。2018年10月からサービスが開始されており、ユーザー・加盟店ともに増え続けています。シェア率の高いPayPayですが、その理由は非常に簡単に利用できる点にあるでしょう。店頭のQRコードをスマートフォンで読み込むか、アプリに表示されるバーコードを店舗側に読み込んでもらうだけで、スマートに決済が完了するのが、PayPayの大きな特徴です。
なお、決済方法は、PayPayへチャージするか、Yahooが展開する電子マネー(Yahoo!マネー)、またはクレジットカードの3種類のいずれかから選択することができます。還元には上限がありますが、利用金額の0.5%がPayPayポイントとして還元されるため、現金決済よりもお得に買い物ができるというメリットも、ユーザー数が多い理由のひとつといえるでしょう。
PayPayで中古車は購入できる?
スマートにキャッシュレス決済ができ、ポイント還元も受けられるPayPayは、高額な買い物にも利用したいという方も多いはず。しかし、2020年2月現在、PayPay決済に対応している中古車販売店やディーラーは存在せず、原則不可能となっています。なお、自動車の購入にPayPayを利用することはできませんが、PayPay対応の家電量販店などで、カー用品を購入する際は問題なく利用できます。また、PayPay対応のガソリンスタンドでも、タイヤや洗車グッズといったカー用品はもちろん、サービスの支払いにPayPayを使えることもあるようです。
車にお得に乗るならカーリースがおすすめ
キャッシュレス決済や還元を期待することはできませんが、中古車の購入を検討中の方に車に乗る選択肢のひとつとしておすすめしたいのがカーリースです。カーリースは月々の定額料金を支払うことでマイカーのように車に乗ることができ、中古車の購入やレンタカー、カーシェアなどにはない、さまざまなメリットがあります。
ここでは、カーリースのメリットについて詳しく見ていきましょう。
1. 好きな新車を選べる
予算上の理由で、新車を購入することは難しいという方ももちろんいるでしょう。中古車やレンタカー、カーシェアの場合、必ずしも自分の乗りたい車種やグレード、オプションの車に乗れるわけではありません。しかし、カーリースであれば、国産メーカーの全ての車種を取り扱っているリース会社もあるため、ほかのサービスと比べて選択肢が豊富です。
2. 頭金・初期費用がいらない
中古車を現金で一括購入するとなるとまとまった資金が必要となり、自動車ローンを利用する場合は月々の返済額に加えて頭金や金利も発生し、トータルの支出も大きくなってしまいます。しかし、カーリースであれば、頭金0円でボーナス払いも発生しないため、毎月の定額料金だけで車に乗ることができます。なお、契約時には車庫証明、印鑑証明取得の費用は別途必要となります。
3. 毎月定額制で利用できるから家計管理も簡単
通常、カーリースの月々の定額料金には、車両代金のほかに環境性能割、自動車税、自動車重量税、新車登録手数料、自賠責保険料といった税金や費用が含まれています。複雑になりがちな車関連の諸費用をまとめて支払うことができるため、家計管理の手間を省くことができます。さらに、メンテナンスプランに加入すれば、点検や車検などの整備費用も定額にできるので、メンテナンス時の出費にも備えられます。
現状PayPayが利用できるのはカー用品の購入のみ
現状としては、PayPayは中古車のような高額な商品を購入する際は利用できません。しかし、PayPay対応店舗でカー用品などを購入する場合は利用できるため、ポイント還元やキャッシュレス決済の還元も受けられます。なるべくPayPayを使ってポイントを貯めたいという方は、カー用品購入時やガソリンスタンド利用時にPayPay対応店舗であるかどうか確認してみることをおすすめします。
※記事の内容は2020年3月時点の情報で制作しています。