コペンの買取価格は、状態や年式、走行距離などによって異なります。それだけに、見積りを取ったとしても、金額が適正なのか判断するのは難しいでしょう。ただ、相場を知っていれば、実際の価値よりも安い価格で売却してしまう可能性を下げられます。
そこで、高く売却するコツと併せて、コペンのモデル別に買取相場を解説します。
なお、買取額を頭金などにして乗換えを検討している場合、査定額が想定よりも低ければ、乗換えの車種のグレードを下げるなど、今後の車選びに影響することも考えられます。そのような場合でも、欲しかった車種をあきらめることなく手にする方法もご紹介します。
この記事のPOINT
- コペンの買取相場は、20万3,000円~138万9,000円程度
- 5つのコツを押さえることで買取額を上げられる可能性がある
- 定額カルモくんならワンランク上の新車に乗り換えることもできる
ダイハツ「コペン」の特徴
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ダイハツ「コペン」は、軽自動車の2シーターオープンカーで、オープンカーならではの開放感を楽しんだり、気軽にスポーツカー感覚の運転を楽しんだりできるモデルです。軽自動車規格の2シーターオープンカーはコペンのほかにホンダ「S660」がありますが、S660はソフトトップであるのに対し、コペンは電動格納式のルーフを備えているのが特徴です。
初代モデルは2002年に登場し、2012年に生産が終了されました。初代モデルは非常に多くの周年モデルなどの特別仕様車の設定があったのも特筆すべきポイントでしょう。
初代モデルの生産終了から2年近く経ってから現行型の2代目が登場。現在では個性の異なる4つのスタイルをそろえており、好みに合わせたエクステリアデザインが選べるのも魅力のひとつです。
モデル別コペンの買取相場
コペンは希少な軽2シーターオープンカーであり、2代目の現行モデルはもちろん、生産終了から時間が経った初代モデルも一定の人気があるため、全体的な相場は一般的な軽自動車の同年式モデルよりも高額な傾向があるといえるでしょう。周年モデルなどの特別仕様車は特に高額な相場が期待できます。
ここでは、コペンの買取相場をモデル別に見ていきましょう。加えて、競合するホンダ「S660」の買取相場とも比較してみます。
初代コペン
初代コペンは、誰もが気軽に楽しめる本格オープンスポーツカーとして開発され、2002年にデビューしました。
FFレイアウト、直列4気筒ターボエンジンを搭載しているのが特徴です。さらに軽量高剛性ボディやコペン専用チューニングが施されたサスペンションによってクラスを超えた動力性能や高いレベルの操縦安定性を実現しています。
軽自動車として初めて電動格納式ルーフトップ「アクティブトップ」を採用。さらにオプションで軽量・着脱式の樹脂製ルーフの「ディタッチャブルトップ」も用意されました(2007年に廃止)。
初代は2012年まで生産され、モデルライフは10年にわたりますが、その間マイナーチェンジは実施されていません。なお、生産終了を記念し、2012年に初代最後の特別仕様車として販売された「10thアニバーサリーエディション」は現在でも高い人気を誇り、状態の良いものは100万円を超える高い買取相場となっています。
2002年から2012年の初代コペンの買取相場は、20万3,000~74万2,000円程度です。
2代目コペン
2014年、初めてのフルモデルチェンジを受けて2代目に移行したコペンは、新骨格構造「D-Frame」を採用し、スポーツカーに求められる高い剛性を確保。さらにプラットフォームやサスペンションに専用チューニングを施し、走行性能をより高めました。
また、内外装着脱構造「Dress-Formation」を採用しているのも現行型の大きな特徴といえるでしょう。これはボンネットフードやトランクフード、バンパーなどの外装パーツを脱着可能とし、購入後も車のデザインの変更が可能な画期的なシステムです。
デビュー時に基本となる「Robe」、その半年後にアグレッシブな印象の「XPLAY」、2015年に流れるような曲線が印象的な「Cero」が順次販売されており、「Robe」と「Cero」間での着せ替えが可能です。
2019年にはTOYOTA GAZOO Racingとのコラボレーションモデルで、第4のスタイルとなる「GR SPORT」がラインナップに加わりました。
現行型の2代目コペンの買取相場は73万9,000円~138万9,000円程度です。
ホンダ「S660」の買取相場
ホンダ「S660」は、2015年に販売が開始された軽2シーターオープンカーで、コペンの唯一ともいえるライバル車です。コペンはFF駆動ですが、S660はMRレイアウトを採用、さらに前後重量配分45:55を実現した高い運動性能を持つモデルです。
2018年には空力性能を高め、専用のサスペンションで足回りを強化したコンプリートモデル「Modulo X」がラインナップに加わりました。なお、S660は2022年3月をもって生産終了とアナウンスされており、ファイナルモデルとして特別仕様車「Modulo X Version Z」が2021年に販売されましたが、発売から1ヵ月を待たずに完売しています。
S660の買取相場は144万5,000円~259万6,000円程度で、コペンの相場よりも高い傾向があることがうかがえます。
車を高値で売却する5つのコツ
車種ごとに相場はあるものの、車の状態によって実際の査定額は異なります。少しでも高値で買い取ってもらうためには、次に挙げる5つのコツを押さえておきましょう。
1. 整備記録や修理歴を提示する
見積りの際、定期点検記録簿のほか、修理やメンテナンスの履歴がわかるものを提示すると、きちんと整備されてきた車であることをアピールできて査定アップが見込めます。特に車検や12ヵ月点検を正規ディーラーで受けていた場合は、査定アップの可能性も高まります。
2. メーカーオプションやディーラーオプションをアピールする
メーカーオプションやディーラーオプションをつけている場合は、その分が査定額に上乗せされる可能性があります。取扱説明書などは大切に保管しておき、見積りの際に一緒に提出しましょう。
3. 相見積を取る
買取額は買取店によって異なります。それぞれで見積りを取って比較するのはもちろん、見積書を基に大手買取店と地元のお店などを競合させると、査定額アップの可能性が高まります。少なくとも3店くらいの見積りは取っておきましょう。
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4. 新車に買い替えるときは下取りに出す
高年式の車から同じメーカーの新車に乗り換える場合は、下取りのほうが買取店への売却よりも高値が付く可能性があります。また、決算前の2〜3月はメーカーから販売店に下取り対策金などが出る場合もあるので、その時期はよりチャンスといえるでしょう。
5. 高く売れる時期を狙う
中古車の需要が高まる直前の1〜2月は、販売店側は在庫を多く確保したいことから、高値で買い取ってくれる傾向があります。また、SUVは冬前、オープンカーは春など、[/markerボディタイプ特有の高く売れる時期も狙い目[/marker]です。
なお、モデルチェンジ前は値が下がるため、モデルチェンジの可能性がある場合はメーカーから発表がある前に売却するのがポイントですが、モデルチェンジ情報を正確につかむのは難しいでしょう。
買取額が低くても、定額カルモくんなら憧れの新車に乗れる!
5つのコツを取り入れることでコペンの買取額を高められる可能性がありますが、売却で得たお金を乗り換える車の資金にしようと考えていた場合、金額によっては希望の車種を購入できないこともあるでしょう。
しかしカーリースの定額カルモくんであれば、コペンの買取額に関係なく、予算内で乗りたい車に乗ることも可能です。その理由を見ていきましょう。
初期費用不要!維持費も込みの定額料金で新車に乗れる
「おトクにマイカー 定額カルモくん」は、月定額制で新車に乗れる車のサブスクリプションサービスです。月額料金には車両本体価格のほか、契約期間分の各種税金や自賠責保険料、手数料などが含まれているため、頭金はもちろん、登録諸費用もボーナス払いも不要。乗り続ける上で発生する維持費の負担も抑えて新車に乗れます。
しかも月額10,000円台から。買取額が思いのほか低くなっても、憧れの車種をあきらめずに済むでしょう。
乗り始めから手放すときまで、ずっと手間がかからない
定額カルモくんでは、車選びから審査申込みまでオンラインで完結するので、店舗に出向く必要がありません。
納車時も自宅まで届けてもらえる上、契約満了時はリース会社に車を返却するだけなので、売却のために見積りを取ったり、高額買取の店を探したりする手間もかかりません。
なお、現在乗っている車を売却して定額カルモくんを利用する場合は、買取店を紹介してもらうことも可能です。
契約満了時に車がもらえる
カーリースは契約満了時に車を返却する必要がありますが、定額カルモくんで月額500円の「もらえるオプション」をつければ、契約満了時にそのまま車がもらえます。7年契約以上の全車種が対象なので、いずれマイカーにしたいとお考えの方にもおすすめです。
コペンからの乗り換えにおすすめの3車種
月額定額制で新車に乗れる定額カルモくん。では、実際にいくらくらいで乗れるのか、コペンからの乗換えにおすすめの3車種で実際の金額を見てみましょう。
スズキ「スイフトスポーツ」
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オープンカーではありませんが、コンパクトカートップクラスの走行性能を持つのがスズキ「スイフトスポーツ」です。走る楽しさが味わえるのはもちろん、安全技術パッケージ「スズキ セーフティ サポート」が標準装備であるなど日常的な使い勝手の良さにも配慮されています。
スイフトスポーツの車両本体価格は201万7,400円からですが、定額カルモくんなら月々26,230円から新車のスイフトスポーツが利用可能です。
マツダ「ロードスター」
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2シーターオープンカーの代名詞といえるのがマツダ「ロードスター」でしょう。世界的にファンの多いモデルであり、美しくスタイリッシュなデザイン、ドライバーの意のままの走りを実現する走行性能の高さが魅力のモデルです。
ロードスターの車両本体価格は260万1,500円からで軽自動車規格のコペンと比較すると高額ですが、定額カルモくんなら月々33,930円からの定額の支払いでロードスターに乗り換えることができます。
トヨタ「86」
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スバルと共同開発されたFRレイアウトのピュアスポーツカー、トヨタ「86」。低重心を実現するスバルの水平対向エンジンとトヨタの直噴技術を組み合わせ、動力性能と燃費性能を両立させています。
86の車両本体価格は267万1,900円からで、高額なグレードは340万を超えています。対して定額カルモくんでは、月々35,580円から新車の86が利用できます。
高値で売却してカーリースで乗り換えれば、ワンランク上の車に乗れる可能性も
売却前に相場を把握することは、コペンを適正な価格で買い取ってもらうためにも大切です。高値が付くようにポイントを押さえて売却の準備をするとともに、カーリースのようにより少ない負担で乗り換えられる方法を検討しておけば、買取額に左右されることなく憧れのカーライフをスタートできるでしょう。
月額10,000円台から新車に乗れる定額カルモくんなら、ワンランク上の車種に乗り換えることも夢ではありません。
よくある質問
Q1:コペンの買取相場はどれくらい?
A:コペンのモデル別買取相場は、初代が20万3,000~74万2,000円、現行型の2代目が74万4,000円~73万9,000円~138万9,000円程度です。なお、初代のファイナルモデル「10thアニバーサリーエディション」は現在でも高い人気を誇り、状態の良いものなら100万円以上での買取りも期待できるでしょう。
Q2:買取額を高くするためのコツは?
A:買取額アップを狙うコツは、見積時に点検や修理の履歴を提示する、メーカーオプションやディーラーオプションをアピールする、相見積を取って競合させる、高く売れる時期を狙う、高年式車両から同じメーカーの新車に乗り換える場合は下取りに出すなどの方法があります。
Q3:コペン売却後の乗換えにおすすめの車種は?
A:コンパクトカートップレベルの走行性能を誇るスズキ「スイフトスポーツ」、2シーターオープンカーの代名詞ともいえるモデルのマツダ「ロードスター」、トヨタとスバルの共同開発車であるトヨタ「86」がおすすめです。なお、定額カルモくんであればスイフトスポーツに月々26,230円、ロードスターに月々33,930円、86に月々35,580円から乗ることができます。
※記事の内容は2021年9月時点の情報で執筆しています。