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車検の猶予はいつまで?ギリギリに受けるリスクや期限切れを防ぐ方法を紹介

車検の猶予はいつまで?ギリギリに受けるリスクや期限切れを防ぐ方法を紹介
車検の猶予はいつまで?ギリギリに受けるリスクや期限切れを防ぐ方法を紹介

車検の有効期限には猶予がなく、期限を過ぎてしまうと公道を走れなくなる上、さまざまな手続きや費用が必要になります。また、期限ギリギリで車検を受ける際にはいくつかのリスクが伴います。そこで、車検に猶予がない場合の注意点や車検を確実かつお得に受けられる方法を見ていきましょう。

この記事のPOINT

  • 車検の有効期限は延長できない
  • 車検に猶予がないとさまざまなリスクが高まる
  • 新車に乗り換えることで車検のさまざまな悩みが解決

車検の有効期限は延長できる?

車検の有効期限は延長できる?

車検とは国が定めた安全基準を満たしているかどうかを検査するものです。整備不良による事故を防ぐために、自家用車の場合には、新車登録から3年目と、以降2年に1度実施することが法律で定められています。
車検は誰もが安全に車に乗るため、ひいては公道の安全を維持するために必要不可欠な検査です。そのため、有効期限の延長は原則認められないことが、道路運送車両法で定められています

有効期限を過ぎた車を運転するのは法律違反

有効期限を過ぎた車を公道で運転すると、道路運送車両法108条により6ヵ月以下の懲役、または60万円以下の罰金が科せられます。また交通違反にも該当し、違反点数6点に加えて30日間の免許停止処分を受けることにもなります。

さらに、車検切れの車は自賠責保険の契約が切れていることがほとんどです。自賠責保険の契約が切れた車で公道を走ると自動車損害賠償保障法違反となり、1年以下の懲役、または50万円以下の罰金が科され、違反点数6点と30日間の免許停止処分を受けることになります。

特例で猶予が認められる場合も

車検の有効期限は原則として猶予がありません。しかし台風や地震などの天災やウイルスのまん延など、やむをえない事由がある場合には特例で延長が認められることがあります。実際2020年には、新型コロナウイルス感染拡大を阻止するためとして車検の有効期間が延長されました。特例はその都度発表されたり、変更されたりします。天災をはじめ車検を受けるのが難しい状況に見舞われた際は、特例を確認して正しい対処をしましょう。

猶予がない状態で車検を受けるリスクとは?

猶予がない状態で車検を受けるリスクとは?

車検は、有効期限を過ぎさえしなければいつ受けても問題ありません。しかし、猶予がないギリギリの状態で車検を受けると、以下のようなリスクがあるため注意が必要です。

車検業者が見つからず車検が切れる可能性がある

車検の有効期限に猶予がない状況で業者を探し始めると、業者の予約がいっぱいだったり、期間内での車検の実施が難しかったりと、業者が見つからずに車検が切れてしまうおそれがあります。
車検は最短で即日、通常で2〜3日ほどかかるのが一般的ですが、受け付けをしたその日に車検を受けられるとは限りません。特に車検費用が安い店舗や、土日や夜間の対応が可能な店舗は混雑しやすく、当日受け付けが難しい傾向にあります。

仮に業者が見つからずに車検が切れてしまった場合、公道で走行させることができないため、引き取りを行っている車検業者に依頼したり、仮ナンバーを取得したりと、余計な手間と費用がかかってしまいます。

再検査が必要になった場合に期限を過ぎるおそれがある

猶予がない状態で車検を受けると、再検査が必要になった場合に、車検の有効期限内に対応できないというリスクもあります。車検は国の安全基準をすべて満たしていないと合格できません。再車検になると、基準に満たないパーツを調達して交換したり、修理の手配をしたりと、車検を受け直すまでに時間がかかる傾向があります。そのため猶予ギリギリで車検を受け再検査となった場合には、車検期間内に再検査が間に合わず、車検切れとなってしまうことが考えられます。

自分に合う車検業者選びに時間をかけられない

車検業者には、安全性が高いディーラーから、費用を抑えられる格安車検業者まで、さまざまなタイプがあります。車検の猶予がない状況で車検業者を探し始めると、それぞれの費用やサービス内容などを比較する時間が取れず、業者選びが十分にできなくなります。
車検業者選びに時間をかけられないと車検費用が予算よりも高くなったり、質の高いサービスを受けられなかったりと損をしてしまうリスクがあります。

車検の猶予がないときのリスク回避策

今まさに車検期限ギリギリで車検を受けようと考えている方もいると思います。有効期限の猶予がない中で車検を受ける際は、以下の注意点を踏まえておくことで、リスクを回避しやすくなります。

必要書類を準備しておく

猶予がない中で車検を受けようとすると、必要書類の準備不足を招く可能性があります。車検に必要な書類などは、事前に確認して準備しておきましょう。

〈車検に必要な書類や持ち物〉

  • 自動車検査証(車検証)
  • 自賠責保険証明書
  • 自動車税納税証明書
  • 印鑑
  • 諸費用

いずれかの書類を紛失している場合には再発行が必要となります。再発行には費用がかかる上、日数も要するため、車検の期間内に間に合うように、早めに手続きをしておきましょう。
なお、車検証は陸運局、自賠責保険証明書は契約先の保険会社、納税証明書は各都道府県の自動車税事務所、または陸運局内の自動車税事務所で再発行が可能です。

予約可能な業者を一括で探せるサイトなどを活用する

車検の有効期限に猶予がない状態で車検業者を探す際は、今すぐ予約できる業者を一括で探せるサイトなどを活用するとスピーディーです。ただし、検査の内容や金額、内訳などをよく確認して、納得できる業者を選ぶことが大切です。

1日車検を実施している業者を探す

期限内に車検を終わらせるためには、1日車検も有効です。通常、ディーラーや民間工場での車検は2〜3日ほどかかりますが、1日車検であれば朝に車を持ち込んで夕方には車を引き取ることができます。時間をかけずに車検に通るための最低限の整備や点検のみを行うため、費用を抑えられるのもメリットです。

なお、土日に車検を通したい場合には、指定工場の資格を持つ業者であるディーラー、民間工場、カー用品店、車検専門業者を中心に探すのがおすすめです。車検の検査ラインを持たない業者は土日の車検に対応していないため、注意しておきましょう。

車検の有効期限が切れたときの対処法

車検を受けるためには、ディーラーや整備工場などに車を直接持っていく必要があります。しかし先述したとおり、車検の有効期限が切れた車で公道を走ることはできません。そのため、車検の有効期限が切れた際は以下の方法で対処する必要があります。

仮ナンバーを申請して車を運転する

車検が切れた車は、仮ナンバーを申請することで公道を走れるようになります。仮ナンバーは各自治体の市町村役場で申請することが可能です。仮ナンバーを申請する際は、以下の持ち物を用意しましょう。

〈仮ナンバー申請に必要な持ち物〉

  • 運転免許証
  • 印鑑
  • 自動車損害賠償責任保険証の原本
  • 自動車検査証をはじめ運行する自動車を確認する書類
  • 諸費用

仮ナンバーの申請にかかる費用は自治体によって異なります。自賠責保険が切れている場合には、加入代金が別途必要となるため、事前に確認しておきましょう。
なお、車に仮ナンバーをつければ交付から3〜5日間車検切れの状態でも公道を走行できますが、事前に走行する経路を伝えておく必要があります。申告した経路以外を走行すると、違反の対象となるため注意が必要です。また、仮ナンバーを紛失した場合には、弁償する必要があるため、目的が済んだらすみやかに返却しましょう。

引き取りサービスに車を運んでもらう

車検が切れてしまった際は、引き取りサービスに対応している車検業者に自宅まで車を取りに来てもらい、車検に通す方法もあります。

なお、車検切れの車をレッカー車でけん引することは道路運送車両法違反にあたります。車検が切れた場合には、必ず積載車で車を移動させる引き取りサービスを利用するか、仮ナンバーを申請したのちにレッカー車にけん引してもらうようにしましょう。

廃車にするか業者に買い取ってもらう

車検が切れた車が古く買替えを検討している場合や、そもそも車に乗る機会が少ない、あるいは事情があって車に乗れなくなったなどの場合は、廃車にするか買い取ってもらうのも選択肢のひとつです。
車を廃車する際には、解体費用やリサイクル料金などの費用がかかります。少しでも費用の負担を軽くしたいなら、廃車買取業者の利用がおすすめです。廃車買取業者なら、値段のつかない車でも個々の部品そのものに値段をつけて買い取ってもらえます。また、廃車に必要な手続きを代行してもらうことも可能です。

一方で、車検の有効期限が切れているものの、買取価格がつきそうな状態であれば、買取業者に車を見てもらうのがいいでしょう。廃車業者に依頼するよりも、比較的高い金額で車を買い取ってもらえる可能性があります。

車検の有効期限を切らさずに車に乗る方法

車検の有効期限を切らさずに車に乗る方法

車検が切れると公道を走れなくなるため、日常生活に支障をきたします。また、車検が切れると面倒な手続きが発生したり、余計な費用がかかったりと損をすることになります。そこで、以下で紹介する車検切れを防ぐための方法で、快適なカーライフを送りましょう。

車検証や車検標章を確認し日頃から有効期限を意識しておく

車検証は車が車検に通ったことを証明するものであり、道路運送車両法によって携帯を義務付けられています。次回の車検がいつなのか記載されているため、車検の有効期限を確認するのにも役立ちます。
なお、車検の有効期限は「有効期間の満了する日」という項目に記載されているのが一般的です。また、フロントガラスに貼る車検標章、いわゆる車検シールでも車検の有効期限月を確認できます。

車検シールは、車の外から見える面が表面です。表には車検の有効期間満了年月が書かれています。中央部分に大きく表記されている数字が「月」を表し、四隅に小さく書かれている数字が「年」を表しています。

車検期限が切れる1ヵ月以上前から業者を探し予約を入れておく

車検切れを防ぐためには、車検期限が切れる1ヵ月以上前に車検の予約を入れておくのがおすすめです。早めに予約をしておけば、車検の受け忘れを防げるのはもちろん、各業者の見積りを比較してお得な業者を選べたり、希望の日時に予約を入れやすくなったりします。

なお、車検は有効期間内であればいつでも受けることができます。ただし、1ヵ月以上前に受けると、次回の満了日が変わってしまうため注意が必要です。

前倒しで車検を受ける

もしも1ヵ月以上前に車検を受けたい場合には、指定整備工場で前倒し車検を受けましょう。満了日45日前以降に車検を受け、車検証の代わりとなる保安基準適合標章を発行してもらって車検の満了日の1ヵ月前以降に書類手続きをすれば、次回の満了日が変わる心配なく最大で45日前倒しで車検を受けることが可能です。

日頃から車をメンテナンスしておく

日頃からメンテナンスしておくのも、車検の有効期限を切らさない工夫のひとつです。
車検に落ちると再検査が必要となります。特にユーザー車検の場合には、再検査をするために問題のある箇所を修理したり交換したりしなければならず、時間と手間がかかるでしょう。最悪の場合、車検の有効期限内に間に合わず車検切れとなってしまいます。
その点、定期的に車を手入れしておけば、期日に猶予がない中で車検を実施したとしても、再検査になるリスクを最小限に抑えられます。

カーリースを検討してみる

最近では、車検切れを防ぐ方法のひとつとしてカーリースが注目されています。カーリースとは、定額制で車に乗れるサブスクリプションサービスです。月額料金に各種税金や自賠責保険料などが含まれているため、車検のたびに大きな出費をしなくて済むのがメリットです。また、中には車検期日について事前にお知らせをしてくれるカーリースもあり、車検切れを心配せずに安心して車に乗ることができます。

ただし、すべてのカーリースが車検の通知をしているわけではありません。また、利用するサービスによっては購入するよりもコスパが悪くなる可能性もあるため、カーリース業者は慎重に選ぶ必要があるでしょう。

忘れがちな車検を確実かつお得に済ませるなら、定額カルモくんがおすすめ

新車の場合は3年後、それ以降は2年に1回受ける必要がある車検ですが、有効期限をうっかり忘れてしまうこともあるでしょう。ギリギリで車検を受けるとなると業者選びに時間がかけられなかったり、車検切れのリスクが高まったり何かと不便です。
そこでおすすめなのが、カーリースの定額カルモくんです。

車検時期のお知らせが届く!

「おトクにマイカー 定額カルモくん」では、車検の時期が近づいた際に事前にお知らせが来るため、車検の受け忘れを防ぐことができます。

業者探しの手間が省ける!

定額カルモくんは全国30,000店舗を超える提携大手事業者でメンテナンス対応が可能なので、業者探しや比較の手間なく、最寄りの車検業者を選ぶことも可能です。

月額料金だけで乗り換え可能!

通常、購入で新車に乗り換える場合は、頭金や登録諸費用が必要になりますが、定額カルモくんは頭金不要で、月額10,000円台から新車に乗ることができます。国産メーカー全車種全グレードを取り扱っているので、新車購入と同じように車選びを楽しめます。

車検費用がまるまるお得に!

車検の猶予がない場合は、無理して車検を受けるよりも定額カルモくんで新車に乗り換えれば、受けるはずだった車検費用を節約できる上、次回の車検も初回車検の3年後まで延期できます。一部の車種で1ヵ月以内の即納も可能なため、少ない待ち時間で乗り換えることができるでしょう。

車検に猶予がないときは、乗り換えも検討しよう

車検の有効期限に猶予がないと、車検の予約が取れなかったり、再車検が必要になったりした場合に、車検切れを起こすリスクがあります。また、十分な比較ができず高額な車検費用が必要になる可能性もあります。

それらを回避するには余裕を持って行動することが大切ですが、それでも猶予がなくなってしまったり、そもそも車検費用が負担に感じていたりするなら、カーリースで新車に乗り換える方法がおすすめです。

まずは欲しい車種が月額いくらで乗れるのか、確認してみましょう。

よくある質問

Q1:車検で猶予は認められる?

A:車検は原則として、有効期間の延長などの猶予は認められていません。ただし、台風や地震などの天災やウイルスのまん延など、やむをえない事由がある場合には特例で延長が認められることがあります。

Q2:車検の有効期限までに猶予がないとどんなリスクがある?

A:車検の有効期限までに猶予がないと、車検業者の予約が取れなかったり、再検査が必要になったりしたときに、車検切れを起こすリスクがあります。車検が切れると公道を走れなくなるほか、車検に通すために余分な費用も必要となるため、できる限り早めに車検を受けておくことをおすすめします。

Q3:車検費用や猶予の心配をせず車に乗る方法はないの?

A:月額料金に各種税金や自賠責保険料が含まれるカーリースなら、車検費用の負担を最小限に抑えてカーライフを楽しめます。「おトクにマイカー 定額カルモくん」では頭金不要、月額10,000円台から新車に乗れる上、車検の時期が近づくとお知らせしてくれるサービスもあります。

※記事の内容は2021年2月の情報で制作しています。

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