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車検の点検項目とは?24ヵ月点検との違いも解説

車検の点検項目とは?24ヵ月点検との違いも解説
車検の点検項目とは?24ヵ月点検との違いも解説

車の点検には車検のほかにも定期点検と呼ばれるものがあり、車の所有者には車種別に決められた期間ごとに法定点検や日常点検を行う義務があります。
ここでは、安全に車に乗る上で大切な車検や法定点検の内容や違いについてご紹介します。

車検とは?

車検とは?

車検とは自動車検査登録制度のことで、自動車が国の定める安全基準をクリアしているかをチェックするために行われる検査のことです。なお、車検には有効期間があり、期間満了の1ヵ月前〜当日までに車検を受けることが義務付けられています。
まずは、車検における罰則などのルールや検査項目について見ていきましょう。

車検で定められている罰則

車検切れの車両の走行は厳しく取り締まられており、車検切れの車で公道を走った場合には、道路運送車両法108条により、刑事罰として6月以下の懲役または30万円以下の罰金が科されます。また、車検切れ車両の運転は違反点数6点の交通違反にも当たるので、前歴がない場合には行政処分として30日間の免許停止処分も下されます。なお、前歴1回の場合は90日間の免許停止、前歴2回以上の場合は免許取り消しとなります。

車検の検査項目

車検の検査内容は地域によって違いがありますが、およそ次のようなものです。

・同一性の確認
まずは、車検証や申請書類に書かれている内容と実際に持ち込まれた車が同じものであるかを確認します。具体的には、エンジンに打刻されている番号と車検証記載の番号が一致しているかがチェックされます。

・外回り検査
車両の外観に問題がないか、ヘッドライトやブレーキライト、ウインカー、ワイパー、クラクションなどが正常に動作するかがチェックされます。

・足回り検査
タイヤとホイールの状態がチェックされます。乗用車の場合、タイヤの溝が磨り減って1.6mm以下となりスリップサインが出ていると車検不合格になります。

・サイドスリップ検査
ハンドルを真っ直ぐにした状態で直進したときに生じる左右のずれを測る検査です。基準値をオーバーしていると車検不合格になります。

・ブレーキ検査
ブレーキやサイドブレーキの効き具合がチェックされます。

・スピードメーター検査
実際の速度と速度表示機器との誤差が規定値以内かがチェックされます。±10km/h程度であれば許容範囲とされています。

・ヘッドライト検査
ヘッドライトの光量や光軸が、基準値内であるかがチェックされます。

・排気ガス検査
排ガスの一酸化炭素と、炭化水素の濃度が基準値以内かがチェックされます。

・下回り検査
ブレーキやサスペンションの状態やドライブシャフトブーツの損傷、オイル漏れ、ボルトの緩みなどの有無がチェックされます。

法定点検とは?

法定点検とは?

車が国の定める保安基準を満たしているかを確認するための検査である車検に対し、法定点検は故障やトラブルが発生しないように行う予防するための点検です。
車検に合格した車は公道を走る基準をクリアしていますが、次の車検まで安全に走れることを保証するものではありません。そのため、安全に走れる状態を保つために法定点検を行います。

法定点検を行う期間

自動車の所有者には、道路運送車両法47条により日常点検を行うこと、同48条により国土交通省の定める点検項目にしたがって車を定期点検することが義務付けられています。
また、自家用乗用車や軽自動車の定期点検では、1年ごとに26項目、2年ごとに56項目の点検項目が定められていますが、2年点検は車検と同時に行われることが多いため、車検を業者に依頼した場合には自分で行う必要はありません。なお、ユーザー車検を行った場合は、別途点検を受ける必要があります。

法定点検に罰則はない

法定点検の実施は車の所有者の義務ではあるものの、行わなかった時の罰則規定はありません。しかし、法定点検をきちんと受けることはメーカー保証の条件になっており、保証内で修理を受けることができる場合もあるので、きちんと受けておきましょう。

法定点検の検査項目

法定点検の内容には次のようなものがあり、車検では検査対象になっていない、装置内部の部品の摩耗や不具合がチェックされます。

・舵取り装置
・制動装置
・走行装置
・緩衝装置
・動力伝達装置
・電気装置
・原動機
・ばい煙、悪臭のあるガス、有害なガスなどの発散防止装置
・エグゾースト・パイプおよびマフラー
・車枠および車体

カーリースなら車検や点検を気にせず車に乗れる

車検や定期点検は、車を所有する以上避けては通れないものです。しかし、できるだけ点検や車検に手間をかけたくないという方も多いのではないでしょうか。そんな方におすすめなのが、車をマイカーのように長期的に借りるカーリースという方法です。

カーリースでは、1〜11年の長期間、マイカーと同様に豊富な選択肢の中から選んだ車に定額制で乗ることができます。月額料金には、自動車重量税や自賠責保険料、 検査・登録手数料が含まれており、車検や定期点検、メンテナンス費用の一部をカバーしたメンテナンスプランを選ぶことで、車の購入や維持に必要な費用を一本化することができます。そのため、点検や車検などの費用や手間を気にする必要もありません。

また、おトクにマイカー 「定額カルモくん」のメンテナンスプランでは、提携する3万店以上の整備工場の中から、自宅近くの店舗を選んで点検や車検を依頼するだけで、手軽にメンテナンスを行うことができます。

車検や法定点検は車にとって重要なメンテナンス

車検と法定点検は混同されがちですが、目的も点検内容も異なります。安全に車を利用するためにもどちらも大切な点検制度なので、きちんと行うことが大切です。初めてのマイカーや、手間や費用を抑えたい方は、カーリースという方法を検討してはいかがでしょうか。

よくある質問

Q1:そもそも車検とは?

A:車検はその車が国の定める安全基準をクリアしているかをチェックするために行われる検査で、一定の期間ごとに検査を受けて合格しないと公道を走ることができません。車検切れの車で公道を走行した場合には6月以下の懲役または30万円以下の罰金が科されるほか、前歴のない場合は違反点数6点、免許停止30日間の処分が下されます。なお、前歴1回の場合は免許停止90日間、前歴2回以上の場合は免許取り消しとなります。

Q2:車検と法定点検はどう違うの?

A:車検では国の安全基準を満たしているかがチェックされますが、法定点検は故障やトラブルが発生しないように行う予防のための点検なので、それぞれの定義は異なります。車検をクリアした車は公道を走行可能な状態ではありますが安全に走れることを保証したものではありません。対して、法定点検を行った車は安全に走れる状態であるといえます。

Q3:法定点検の時期はいつ?

A:自家用乗用車や軽自動車の場合、定期点検は1年ごとに26項目の点検、2年ごとに56項目の点検か義務づけられています。2年ごとの点検は車検と一緒に実施されるのが一般的ですが、車検を業者に依頼せず自分で検査場に車を持ち込んで検査を行うユーザー車検では、別途点検を受ける必要があります。

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