バッテリーの交換目安は2〜3年とされていますが、車検ごとに交換する必要はあるのでしょうか?正しく判断できるように、車検におけるバッテリーの保安基準やバッテリーの交換目安、交換方法について解説します。併せて、迷ったときにカーコンシェルジュに無料で相談できる方法もご紹介します。
バッテリーは車検の度に交換するべき?
バッテリーは車のエンジンを始動させたり、さまざまな電装品へ電力を供給したりと、重要な役割を担っています。バッテリーを使う代表的な機能は、エアコン、カーステレオ、カーナビ、パワーウィンドウの開閉、ライトの点灯などがあります。
もし、エンジンをかけずに使用し続けていると、バッテリーの電気が使い果たされて、バッテリーが上がるという現象が起きます。またバッテリーが消耗して使えなくなると、これと同じ現象が起きて車が動かなくなるため、寿命の来る前に交換する必要があります。
バッテリーの交換時期は2〜3年といわれており、車検の有効期間の2年と同じため、車検の度に交換をすすめられることも多いです。しかし実際の車検では、保安基準をクリアしていれば合格するので、必ずしも車検のタイミングで交換する必要はないともいえます。車検での保安基準とバッテリー交換の目安について見ていきましょう。
車検でのバッテリーの保安基準とは?
車検でのバッテリー検査は、意外と簡単な内容です。チェック事項は次の2つです。
- 車の振動や衝撃などの影響で、バッテリーが移動や損傷をしていないかどうか
- バッテリーが、木箱などの絶縁物で覆われているかどうか
つまり、実際にバッテリーがどれくらい機能しているかは、検査の対象外なのです。バッテリーが弱くなったことが原因で、車検に落ちることは珍しいといえます。
バッテリーの交換時期が2~3年といわれる理由
バッテリーの交換時期が2〜3年といわれているのは、バッテリーのメーカー保証の期限が「3年または10万km」など、2〜3年で終わることが多いからです。実際の消耗具合は使用環境によって異なりますが、一般的な車では2~5年ほど使えるといわれています。
ただしアイドリングストップ機能搭載車やハイブリッド車は、バッテリーのメーカー保証が1〜1.5年ほどになり、交換時期も早くなります。
よって、車検とバッテリー交換の時期は、あまり関連がないことがわかります。しかし、バッテリーは重要な役割を担っていますので、不安を感じたら車検の際に交換するといいでしょう。
車検前にチェックしておきたいバッテリー交換の目安
バッテリーが弱っている場合には事前に交換しておくのがおすすめです。では、バッテリー交換の目安は何でしょうか?交換のサインを知っていれば、車検時にバッテリー交換をすすめられて、慌てることもありません。では具体的な交換の目安を、2つご紹介します。
バッテリーの電圧低下
バッテリーの電圧が12V以下であった場合が交換の目安になります。バッテリーの電圧はバッテリーテスターを使用して診断します。
バッテリーテスターを使用した診断は、ディーラーやカー用品店、ガソリンスタンドに依頼することができます。気になる場合は、エンジンオイル交換や給油で立ち寄ったときに、バッテリーチェックを依頼してみるといいでしょう。
寒冷地では、気温が低く電圧が上がりにくいので、診断の結果バッテリーの電圧が12V以下でも、まだ使える可能性もあります。寒冷地で気温が低いときに診断を行った場合は、スタッフの方にアドバイスを求めるといいでしょう。
車の機能の低下
バッテリーに関わる車の機能低下を、バッテリーの交換の目安とすることもできます。具体的には、車に次のような症状が現れれば、バッテリーの交換の目安といえます。
- エンジン始動時にセルモーターの回りが鈍くなった
- ヘッドライトが暗くなってきた
- パワーウィンドウの動きが遅くなった
エンジン始動時のセルモーターの回りが鈍い場合、ヘッドライトの明るさの低下はわかりやすい目安です。おかしいと思ったら、バッテリーの交換を検討しましょう。
バッテリーの交換方法と費用の目安
バッテリーの交換は、ディーラーやカー用品店、ガソリンスタンドなど購入した店舗で依頼するほか、自分で交換する方も多いようです。バッテリー交換を店舗で依頼する場合と、自分で交換する場合の費用や流れを見ていきましょう。
購入した店舗でバッテリー交換を依頼する場合
バッテリー交換は、購入した店舗に依頼すると安心です。ディーラーやカー用品店、ガソリンスタンドなどでは、車にあったサイズのバッテリーの在庫があれば、すぐに交換してもらえます。
費用は、バッテリー本体料金が4,000円〜40,000円程度、工賃は1000円程度です。なお古いバッテリーは、その場で引き取られますので、処分の手間がかかりません。
自身でバッテリー交換をする場合
車に詳しい方であれば、カー用品店などでバッテリーを購入し、自分で交換することもできます。自分で交換する際の費用は、バッテリー本体料金の4,000〜40,000円のみなので、工賃は節約できます。
ただし、古いバッテリーは、家庭ごみとして捨てられないため、購入した店舗に処分を依頼するか、回収業者に費用を払って処分を依頼することになり、工賃を節約しても手間や処分費用がかかることがあります。
またバッテリー交換は、作業中に感電のおそれがあるほか、バッテリー交換中に一時的に電力が途絶えることで、自動車に搭載された電子機器や電装品の設定がクリアされてしまうことがあります。そのほか気をつけるべきことが多い作業なので、自信がなければバッテリーの購入店舗に依頼したほうが安心です。
車検前後のバッテリー交換に迷ったら、カーコンシェルジュに無料で相談
車検前後に自身でバッテリー交換を行えば、車検費用を抑えることができます。とはいえ、交換のタイミングを見極めるのは難しく、バッテリー交換に悩んだときは、ディーラーやカー用品店、ガソリンスタンドで相談するのがおすすめです。ただ実際には、なかなか相談しにくいこともあるでしょう。
そんなときは、マイカーコンシェルジュがカーライフをサポートする、カーリースの定額カルモくんを利用してはいかがでしょうか。車に関するさまざまな相談に最適なアドバイスを無料で提供しているので、安心してカーリースを利用できます。
定額カルモくんとは?
定額カルモくんとは、毎月定額で新車に乗れるカーリースです。国産メーカーが販売しているすべての車種、グレードを取り扱っているため、お好みの車を選べます。
この定額カルモくんには、マイカーコンシェルジュサービスがついているので、カーリースの期間中は車に関することなら、何でも無料で相談できます。バッテリーに関することはもちろん、ほかにも車に関して気にある点があれば、遠慮なく相談しましょう。
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車検でバッテリー交換は絶対ではない。車に関する相談先を見つけよう
バッテリーの交換時期は2〜3年といわれていますが、必ずしも車検の度に交換する必要はありません。バッテリーの交換は、バッテリーメーカーの保証期間が終わったときや、バッテリーの弱ったサインに気づいたときに、実施するようにしましょう。その際は自分で交換するよりも、バッテリーを購入した店舗で交換すると安心です。
バッテリー交換に限らず、車に関する悩みの相談先が思い当たらないことがあります。定額カルモくんなら、マイカーコンシェルジュに相談できるので、車に関する悩みがすぐに解消できます。もし、乗り換えを検討されているのであれば、定額カルモくんを利用して、安心感のあるカーライフを送ってはいかがでしょうか。
よくある質問
Q1:車検でバッテリーの交換は必要ですか?
A:車検でバッテリーの交換は必ずしも必要ではありません。車検ではバッテリーがどれくらい機能しているかは検査されないためです。ただし、バッテリーが弱くなったことが原因で、ライトが暗くなったりするなどの他の保安基準に影響があれば交換します。
Q2:なぜ車検でバッテリー交換をすすめられるのですか?
A:バッテリーの交換時期は2〜3年といわれており、車検の有効期間の2年とほぼ同じためです。
Q3:交換時期以外にバッテリーを交換する目安はありますか?
A:テスターを使った診断でバッテリーの電圧が12V以下であった場合や、エンジン始動時のセルモーターの回りが鈍くなったり、ヘッドライトの明るさが低下したりする症状が車に出はじめたら、バッテリーの交換を検討してください。
※記事の内容は2021年2月時点の情報で制作しています。