「事故車」とは、どのような事故があった車を指すのでしょうか。少しの修理歴がある車でも事故車といわれることがありますが、厳密には事故車にあてはまらない場合もあります。事故車かそうでないかは、修復や交換した箇所によって見分けることができます。ただ、購入を検討するには不安もぬぐい切れないでしょう。そこで、事故車の見極め方や、事故車を購入するメリット、デメリットについて解説します。
この記事のPOINT
- 事故を起こした車が事故車ではない
- 事故車を購入するメリットもある
- 事故車を買う場合に失敗を少なくする4つの方法がある
事故車とは
「事故車」の定義は、財団法人日本自動車査定協会や一般社団法人自動車公正取引協議会、一般社団法人日本中古自動車販売協会連合会が定めている基準により、以下のパーツを修理、交換している車を指します。
〈事故車の定義に該当するパーツ〉
- フロント、リアクロスメンバー
- フロントインサイドパネル
- フレーム
- ダッシュパネル
- ピラー
- ルームフロアパネル
- トランクフロアパネル
- ルーフパネル
- ラジエーターコアサポート
つまり、車のフレーム部分を修理、交換している車が「事故車」となるのです。反対に、外観部分のパーツを修理や交換している場合には、定義上は事故車に含まれません。
しかし、修理箇所が事故車の定義にあてはまらなくても、のちにトラブルに見舞われる可能性はあります。また、事故車の場合も隠蔽して販売するケースがあるため、事故車を見分けるポイントを知っておくことも大切です。
〈事故車を見分けるポイント〉
- 外装の塗装の色合い、歪みを見る
- 予備のタイヤにサビや泥がついていないかを見る
- 査定表を確認する
- 直接聞く
なお、販売店は修復歴のある車について告知する義務があるため、修復歴の開示を要求してしっかり確認しましょう。
事故車を購入する場合のメリット
事故車を購入することはマイナスのイメージが大きいですが、メリットといえる点もいくつかあります。
低価格で購入できる
事故車の大きなメリットとして、通常の中古車よりも低価格で購入できる点が挙げられます。事故車は中古車市場の中でもかなり安価で販売されています。そのため、車の購入予算をできる限り抑えたい方にとっては選択肢の1つになるでしょう。
気兼ねなく運転できる
低価格で購入できるということから、免許取り立ての初心者やペーパードライバーなど運転に慣れていない方でも、ぶつけたり擦ったりすることを気にせず乗ることができるでしょう。次の車を買うまでのつなぎとしても気軽に利用できます。
動かなくなっても売却できる
故障で乗れなくなってしまったときなどは、事故車であっても売却が可能です。ただ、中古車としては値がつきにくいため、車の部品に対して金額査定を行う廃車買取業者に売却するのがおすすめです。
事故車を購入する場合のデメリット
反対に、事故車を購入する場合のデメリットについても知っておきましょう。購入の際は、これらに納得した上で検討すると良いでしょう。
すぐに故障する可能性がある
事故車は一度事故をしているため、しっかりと直していた場合でも、いつ影響が出てくるかわかりません。購入してすぐに故障する可能性もあることを理解しておきましょう。
修理代でお金がかかることも
事故車は安く購入できますが、その反面、故障や修理でお金がかかってしまうことがあります。修理代が高額で、結果的に出費がかさんでしまうことも考えられます。
強度が落ち、安全面が守られていない
一度事故をしている車なので、部品を交換していても、事故を起こしていない車に比べて強度が劣ることは否めません。見た目だけではわからないこともあり、注意を払う必要があります。
売却の査定額は期待できない
最終的に売却する場合、事故歴がある車は市場価値が大きく下がります。中古車買取業者に依頼した場合、自分が乗っているあいだには事故を起こしていなくても、査定額はかなり低くなるでしょう。そのため、売却先は自ずと廃車買取業者となります。
事故車を購入すると決めたらここをチェック!
事故車のメリット、デメリットを知った上で購入する決心がついたら、以下のポイントを忘れずチェックしましょう。
信頼できる購入先を選ぶ
事故車の購入は慎重に行いたいものです。購入先は、信頼のおける業者に依頼するよう意識しておきましょう。大手販売業者であれば、隠蔽される心配が少ない上、アフターサービスも充実しているため安心して依頼できるでしょう。アフターサービスでどこまで対応してくれるのか、購入前に確認しておくと安心です。
必ず試乗する
事故車を購入する際には、必ず試乗することをおすすめします。見た目だけではわからない乗り心地も体感でき、車の状態を冷静に判断することができます。試乗時は次の3つをチェックしましょう。
- まっすぐに走行できるか
- 変な音がしていないか
- 電装品の動作は正常か
車に詳しい方に客観的に見てもらう
車に詳しい方に、購入を検討している事故車を一緒に見てもらったり、試乗してもらったりして、客観的に判断してもらうことも1つの判断材料になります。車業界に勤めた経験がある方に見てもらうのも有効です。
外装、内装をくまなく確認する
事故車はきれいに修復されていることがほとんどですが、外装と内装を隅々まで確認しましょう。気になる場所があるときは、購入前に伝えることで、購入後の自己負担での修理を避けられることがあります。
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事故車の購入は事前チェックを欠かさずに!カーリースの検討もおすすめ
事故車の購入は、メリットとデメリットの両方をしっかりと把握し、納得した上で検討することが大切です。また、実際に選ぶ際も、ポイントを押さえてくまなくチェックすることが欠かせません。なお、費用を重視して事故車の購入を検討している方には、頭金や初期費用を抑えられるカーリースもおすすめです。
ライフスタイルに合わせた賢い車の選び方で、マイカーライフを充実させましょう。
よくある質問
Q1:「事故車」とはどんな車?
A:「事故車」の定義は、財団法人日本自動車査定協会、一般社団法人自動車公正取引協議会、一般社団法人日本中古自動車販売協会連合会が定めている基準により、フロントクロスメンバーやフロントインサイドパネル、ダッシュパネルといった車のフレーム部分を修理、交換している車になります。
Q2:事故車を購入するメリットとデメリットは?
A:事故車のメリットは、中古車の中でもかなり低価格で購入できることです。それにより、運転に自信がない方でも傷などの心配なく乗ることができるでしょう。一方、一度事故を起こしていることで、車の強度が弱まっていたり、すぐに故障したり、修理費がかさんで結果的に高くなるなどのデメリットが考えられます。
Q3:事故車は心配だけど安く車に乗りたいときはどうしたらいい?
A:月々定額で車に乗れるカーリース「おトクにマイカー 定額カルモくん」を検討してみてはいかがでしょうか? 頭金も初期費用も不要な上、メンテナンスプランに入れば車検費用や修理費なども毎月定額にすることができ、お得にマイカーライフを楽しめます。
※記事の内容は2020年9月時点の情報で制作しています。