「車の寿命が近づいてきた」「家族が増えたのでもう少し大きい車が必要になった」など、車を買い替えたいと思うタイミングは人それぞれです。しかし、車の寿命や維持費の増加などを考えると、いつが買い替えタイミングとして最も適しているのでしょうか。
ここでは、車の買い替えに適した時期や買い替える前に調べておきたいことなどをご紹介します。
車の買い替えのきっかけは?
ライフステージの変化や車検の時期など、車の買い替えを検討するタイミングはいくつかあります。そういった車の買い替えに適切な時期を知っておくことで、マイカーローンなど、今後の計画もスムーズに立てられることでしょう。それでは、車の買い替えのきっかけになる主なタイミングについてみていきましょう。
車検の時期
車の買い替えの目安となるのが、大きな出費となる車検の時期です。この時期までどうにか乗って、車検とともに買い替えをするという方も少なくないようです。車検は1回目が新車購入3年目、2回目は5年目、3回目は7年目にありますが、そのタイミングで車検の費用をかけて今の車に乗り続けるのか、乗り換えるのかを検討することになるでしょう。
ライフステージの変化
車の買い替えを検討する時期といえば、ライフステージの変化も挙げられます。独身時代は好きな車に乗っていたけど、結婚や出産を機にミニバンやステーションワゴンなどの大きめの車に乗り換えるといった選択をする方も多いです。それだけ、ライフステージに合わせて必要な車は異なるということです。子どもの誕生や成長が車の買い替えタイミングの目安といえるでしょう。
売却金額や売れる時期
新車で購入した場合、新車登録から3年目は中古車の買取価格が下がる時期です。そして、車はモデルチェンジがされることによって、古くなったモデルの買取価格は下がります。こういった買取価格や売れる時期もまた、買い替えの目安となります。
保証期間
新車購入から5年目は、国産車の特別保証が終了する時期でもあります。特別保証は、車の基本性能である走行や停止などが対象になっているため、エンジンやシートベルトなどが故障してしまった場合に多額の費用がかかってしまう可能性があります。そのため、乗り続ける場合には延長保証ができるかどうかも大きなポイントとなります。
維持費が増えるタイミングはいつ?
車を買い替えるのか乗り続けるのかを決める際に重要となるのは、買い替える費用よりも維持費がかかるようになる時期です。増税や修理費用の増加など、維持費が増えるタイミングをおさえておくことで、買い替えタイミングを判断できます。
自動車税の増税
2015年より、新車登録から13年を超えるガソリン車は、自動車税が増税対象となりました。また、ディーゼル車は11年を超えると増税対象となります。排気量が1,000cc以下の場合、13年未満は29,500円だった自動車税が、13年目以降からは33,900円と4,000円近くあがるのです。その他の排気量の車も、約15%増税となりました。
また、軽自動車の場合、2015年4月1日以降に新車登録した車は、13年未満では10,800円、13年目以降からは12,900円となっています。なお、自動車税は4月1日時点の車の所有者に課せられるため、買い替えや廃車の手続きは3月末までに行うのがおすすめです。
部品の交換時期
長く同じ車に乗り続けるためには、日々の点検やメンテナンスが必要となります。また、車の部品は走行や経年劣化などで磨耗していきます。乗り方にもよりますが、エンジンオイルやオイルフィルターなど、半年〜1年に1回などの頻度のものもあれば、ブレーキオイルやバッテリーは2〜3年、タイヤは5年程度、タイミングベルトは10万Kmなどでの交換が必要と言われています。
その他にもブレーキパッドやワイパーゴムなど、さまざまな部品の交換やそれに伴う修理費用がかかることを考えると、買い替えるほうが安く、安全に乗れるという可能性も考えられます。
買い替える前に調べておきたいこと
車を買い替えようと思ったとき、買取金額やローンの残債がないかなど、調べておきたいことがいくつかあります。スムーズに車の買い替えを行うためにも、しっかりチェックしておきましょう。
買取価格の相場
新しい車を購入する前に、今の車の価値がどのくらいあるのかを把握しておくことはとても大切です。ディーラーで新しい車を購入する際、今の車を下取りに出して、買い換えるという方法を提案されることがあります。そのため、今の買取相場を把握しておくことで、下取りか中古販売店での買取かのどちらが得か判断することができます。
ローン残債
今乗っている車のローンが残っていないかどうかも、買取に出す前に確認しておきましょう。残債がある場合は、買取の際に申告することで買取価格と相殺することができるので、二重ローンになる心配もありません。また、万が一買取金額よりも残債のほうが多い場合には、不足分を現金で支払うか、新しい車のローンに加算するかなどの方法で返済することになります。
税金の未納
車を買取に出す際には、名義変更が必要となるため、自動車納税証明書を提出します。そのため、予め自動車税の未納がないかをきちんと確認しておきましょう。
買い替えの手順や知っておきたい知識
実際に車を買い替えようとするとき、まず何から始めたらよいのかわからないという方もいると思います。
そのような方のために、買取の準備や保険の手続きなど、買い替えを行う際に知っておきたい知識についてご紹介します。
買取りの準備
中古車販売店などに買取りに出す際には、車両本体と合わせて、スペアキーや整備手帳、取り扱い説明書、リサイクル券、振込口座情報、印鑑などの他にも自動車検査証などの書類を用意しておく必要があります。普通自動車と軽自動車の場合で必要な書類が異なるので注意しましょう。
また、万が一紛失していた場合、自賠責保険証は保険会社、車検証は運輸局、納税証明書は管轄の税務署で再発行が可能です。
普通自動車の必要な書類
- 自動車検査証
- 印鑑登録証明書
- 自賠責保険証明書
- 自動車納税証明書
軽自動車の必要な書類
- 自動車検査証
- 自賠責保険証明書
- 軽自動車納税証明書
車両入替手続き
車両入替手続きとは、自動車保険に登録されている対象車両を変更する手続きのことです。
この手続きを忘れてしまうと、事故にあった際に保証の対象外となってしまいます。車両入替手続きは、新しい車の車検証を用意のうえ、自動車保険に連絡して手続きをするだけです。そのため、購入する車や納車時期が決まったら早めに手続きをしておくのがおすすめです。
業者が代行してくれる手続き
車を買い替えた際に必要となる手続きの中には、買取りや購入の際に業者が代行してくれる手続きもあります。
• 名義変更
車の所有者が変わったとき、すなわち車を買い替えたときには、車の移転登録(名義変更)が必要となります。通常、買い替えや売却の際にディーラーや中古販売店が行ってくれます。
• ETCの設定
ETC車載器を新しい車に付け替えたいという場合も、購入の際に業者にお任せしましょう。ETC車載器には、車の種別やナンバーを登録する必要があるため、再設定が必要なのです。
今、買い替えするよりカーリースにする人が増えている!?
車の買い替えについて紹介してきましたが、最近では買い替えよりもカーリースを利用する方が増えています。
指定の契約期間、定額制で車を利用することができるカーリースなら、買い替えの時期や買取価格を気にすることなくマイカーライフが楽しめます。
契約満了後も好きな車に乗り換えができるカーリースの定額カルモくんの特徴をご紹介します。
そもそも購入より車体価格に支払う金額が少ない
カーリースの月々の支払い金額は、車両価格を契約期間で割った金額ではなく、車両価格から返却時の価値である「残価」を差し引いた価格を契約期間で割ったものです。そのため、そもそもの車体金額が安く計算されるため、ローンなどに比べて、月々の支払い金額をおさえて車を利用することができます。
定額制で家計管理もばっちり!
カーリースは毎月の支出が定額制なこともメリットになります。車の維持費はガソリン代や駐車場代などのほかにも、税金や車検費用、メンテナンス費用、修理費用などさまざまなお金がかかります。「おトクにマイカー 定額カルモくん」では、各種税金や自賠責保険料などの維持費も定額制にコミコミ。そのため、家計管理もしやすく、予期せぬ出費に慌てることなくマイカーライフを楽しむことができます。
契約期間満了後は好きな車に乗り換え可能
カーリースの契約期間は年単位で設定されていることが多く、多くのリース会社では3年・5年・7年など期間が決まったプランの中から選択します。しかし、「定額カルモくん」では、最短1〜最長11年までの契約期間の中で、1年単位でライフステージに合わせて好きな年数を選ぶことが可能です。また、契約期間満了後はマイカーのように面倒な買取や購入手続きもなく、好きな車を選ぶだけで乗り換えが可能。いろいろな車種を手軽に利用することができます。
さらに、「もらえるオプション」に加入すれば、契約終了後はそのまま車をマイカーにすることができます。走行距離制限もなくなるので、より自由にカーライフを送ることも可能となります。
メンテナンスプランも完備
契約期間が長ければ長いほど、月々の支払いが安くなるのもカーリースの特徴です。「定額カルモくん」では、長い契約期間でも安心してカーライフを過ごしてもらえるように、「プラチナメンテプラン」「ゴールドメンテプラン」など、いくつかのメンテナンスプランを用意しています。全国3万店舗以上の提携する大手事業者で以下のメンテナンスを行うことができるため、お店探しやメンテナンスを都度用意する必要もありません。
プラチナメンテプラン・ゴールドメンテプラン・シルバーメンテプラン共通
- 返却時の原状回復費用補償
- 車検点検料
- 法定12ヶ月点検料
- エンジンオイル交換費
- オイルフィルター交換費
プラチナメンテプランのみ
• メーカー保証とほぼ同等の保証が長期間受けられる
ゴールドメンテプランのみ
- タイヤメンテナンス費
- エアコンフィルター交換費
- ワイパーゴム交換工賃
- ブレーキオイル交換費
- ブレーキパット交換費
- バッテリー交換工賃
- ウォッシャー液補充費
- クーラント液補充費
面倒な手続きもサポート体制があるので安心
保険やメンテナンスなど、車を維持するためにはさまざまな知識が必要となります。わからないことや必要な手続きについて、「定額カルモくん」ではLINEでのサポートを行っています。そのため、気軽に質問ができるので不安を残さずカーライフをお楽しみいただけます。
よくある質問
Q1:車を買い換えるタイミングって?
A:車を買い換えるタイミングとしては、大きな出費となる車検の時期、結婚や家族が増えるなどのライフステージの変化、モデルチェンジや新車登録からの経過年数による買取価格や売れる時期、保証が切れる時期などが一般的です。
Q2:維持費が増えるタイミングも買換え時?
A:買換えに必要な費用よりも、維持費がかさむようになる時期も買換えのタイミングといえます。ガソリン車の場合、新車登録から13年が経過した車は自動車税と自動車重量税が増額されます。また、長く乗り続けている車はメンテナンス費用や消耗品の費用が高額になる傾向があります。増税やメンテナンス費用の増加は避けられないことなので、こうした費用が必要になってくる時期が車の買換えタイミングの判断材料となるといえるでしょう。
Q3:車を買い換えるときに気をつけたいことは?
A:車を買い換える際には、下取りか中古車販売店の買取りのどちらがいいかを判断するため、今の車の買取価格の相場を把握しておきましょう。買取りに出す場合には名義変更することになり自動車納税証明書が必要になるため、税金の未納がないかもチェックしてください。またマイカーローンを利用している場合、ローンが残っていないかを確認しておくことも大切です。
※記事の内容は2019年4月時点の情報で執筆しています。