近年のアウトドアブームを受けて、キャンピングカーが人気を集めていますが、一般社団法人日本RV協会の発表によると、販売台数は2,000年と比べて約3倍にまで増加しています。移動手段としてだけでなく車中泊もできることから、プライベートな空間を確保しながら快適な旅が叶うのがキャンピングカーの魅力です。
キャンピングカーの種類はさまざまで、乗車人数や用途によっても適した車は変わります。選び方を間違えると購入後に後悔する可能性もあるでしょう。そこで、キャンピングカーの種類や自分に合ったタイプの選び方を紹介します。
この記事のPOINT
- キャンピングカーには「フルコン」や「バスコン」「軽キャンパー」などさまざまある
- キャンピングカーには、維持費がかかる、駐車場探しに苦労するなどのデメリットもある
- キャンピングカーは利用目的や使用頻度などを考えて選ぶことが重要になる
キャンピングカーとは?
キャンピングカーとは、おもに車中泊できるように、ベッドやキッチン、トイレなどが装備された車です。キャンピングカーには、車と居室が一体になった「自走式」と、車で牽引する「牽引式」があります。
自走式のキャンピングカーには、専用のフレームやエンジンなどに架装したタイプから、バンやワゴン車などの国産車をベースに架装されたものまで、さまざまな種類があります。中には、ベースとなる車を購入して自分で改装する方もいます。
キャンピングカーには8種類ある
キャンピングカーは、大きく分けて8種類あり、それぞれに特徴があります。自分に合ったキャンピングカーを選ぶためにも、まずはその特徴を理解することが必要です。そこで、キャンピングカーのタイプ別に、車の特徴や人気車種、価格相場、メリット・デメリットを紹介します。
なお、キャンピングカーのタイプは、日本RV協会が発表する「RV(キャンピング車)の日本市場におけるタイプ別統一呼称」を参考に分類しています。
1. フルコン(フルコンバージョン)
出典:日本RV協会
●特徴
フルコンは、専用のフレームや駆動系、エンジンなどで一から作られたキャンピングカーです。また、バスをベースにキャビンやフロアを残し、キャンピングカー用のシェルをつけたセミフルコン(セミ・フルコンバージョン)もあります。
キャンピングカーの最高峰ともいわれ、標準装備でも1,000万~2,000万円程度と高額なことから、高級車に分類されます。自宅と同じように快適に過ごせる居住性の高さがフルコンの魅力です。そのため、長期の旅行や移動を目的とする方や、グレードの高いキャンピングカーに乗り換えたい上級者から人気を集めています。
人気車種には、アドリアモービルの「Sonic Supreme」やアールブイ・ビッグフットの「ACSオアシス」などがあります。
●フルコンのメリット
- キャンピングカー専用に作られているため走りが安定している
- 長時間でも快適に過ごせる
- 設備が整っていて自宅のように過ごせる
- 内装が豪華で、デザインの独自性が高い
●フルコンのデメリット
- 価格が高い
- 日本の狭い道では走りにくい
- アメリカなどと比べて、日本での取扱いは少ない
- 車体が大きいので運転スキルが必要
2. キャブコン(キャブコンバージョン)
出典:日本RV協会
●特徴
キャブコンは、トラックなどをベースとし、荷台部分に居住スペースを取り付けたキャンピングカーです。日本では、最も一般的なので、キャンピングカーといえばこのタイプを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
居住スペースは、フルコンやセミフルコンよりは小さいですが、広さは十分にあるため、長時間でも快適に過ごせます。フルコンやセミフルコンよりは、価格を抑えつつ家族や大人数でゆったりと楽しみたい方におすすめです。価格相場は、500万~1,000万円でフルコンの半分程度の価格です。
人気車種には、キャンパー厚木の「Puppy Fullhouse」「Puppy480」やVAN SHOP MIKAMIの「D(でっかい)テントむし」などがあります。
●キャブコンのメリット
- 大人数でも広々と使える
- キッチンやトイレ、ベッドなどが常設されている
- 断熱性と防音性に優れている
- 収納スペースが多い
●キャブコンのデメリット
- 重心が高いので風にあおられやすくスピードが出しにくい
- 大型車専用の駐車場でないと駐車できない可能性がある
- 高さ制限のあるトンネルは通れない可能性がある
3. バスコン(バスコンバージョン)
出典:日本RV協会
●特徴
バスコンは、バスやミニバンなどをそのまま使用し、内装をキャンピングカー仕様に架装したキャンピングカーです。海外では大型バスをベースにしたものが多いですが、日本では運転や駐車のしやすさを考え、マイクロバスをベースにしたものがほとんどです。
バスコンは常に大人数を乗せることを想定して作られているため、走行性が高く乗り心地が良いキャンピングカーです。また、車内が広くフラットなので、自分好みにカスタマイズが可能。中央をリビングルーム、後部をベッドルームにするレイアウトが人気です。
このことからバスコンは、大人数で楽しみたい方や走行時も快適さを求める方、レイアウトを自分好みにカスタマイズしたい方におすすめです。価格相場は、1,000万~2,000万円程度です。人気車種には、ナッツRVの「ボーダーバンクス」やRVランドの「ランドホームコースター」などがあります。
●バスコンのメリット
- 走行性が高い
- 乗り心地が良い
- 車内スペースが広く、オリジナルの内装をレイアウトできる
- ディーゼルエンジンを搭載したベース車であれば、改造で重量が増えても燃費の低下を抑えられる
●バスコンのデメリット
- 大型車専用の駐車場でないと駐車できない
- 車体が長いので運転に慣れが必要である
- 窓が多いので断熱性が悪い
4. バンコン(バンコンバージョン)
出典:日本RV協会
●特徴
バンコンは、バンやワゴン車をベースに、運転席の後ろを架装したキャンピングカーです。直接、車体を改装することはほとんどなく、走行性や安全性に優れているため、キャンピングカー初心者でも運転しやすいのが特徴です。
広さは、キャブコンなどに比べると劣りますが、トイレやキッチンなどの設備を取り付けられるスペースは十分にあります。価格相場は200万~800万円程度となっているため、初めてキャンピングカーを購入する方や、広さと低価格を求める方におすすめです。
人気車種には、katomotorの「ロングトレイン」やRecVeeの「Buono」などがあります。
●バンコンのメリット
- 普段使いもできる
- 運転しやすい
- トイレやキッチンなどが設置できる
- 日本の道路環境でも使いやすい
●バンコンのデメリット
- 海外や中古車で人気が高いので盗難が多い
- 設備を増やすと荷物を多く載せられない
- 大人数だと狭く感じる
5. 軽キャンパー(軽キャンピングカー)
出典:日本RV協会
●特徴
軽キャンパーは、軽自動車のワンボックスカーやトラックをベースとし、車内を架装したキャンピングカーです。少人数で使用することを前提としていて、車体が小さく小回りが利くのが特徴です。大きな車では行けないような狭い山道でも、問題なく通れます。
軽キャンパーは、少人数で気軽にキャンピングカーに乗りたい方や日常生活でも使用したい方、コストをかけたくない方におすすめです。価格相場は、100万~200万円と乗用車と変わらない価格で購入できます。人気車種には、JP STARの「HAPPY1+」やホワイトハウスキャンパーの「N-VAN COMPO」などがあります。
●軽キャンパーのメリット
- 車両価格が安い
- 維持費が安い
- 車体が小さく運転しやすい
- 狭い道も通りやすい
- 普段使いできる
●軽キャンパーのデメリット
- 長距離の移動にはあまり向いていない
- 居住スペースは立って移動できない
- 限られた設備しか設置できない
6. トラキャン(トラックキャンパー)
出典:日本RV協会
●特徴
トラキャンは、ピックアップトラックや軽トラックの荷台に、居住スペースのシェルを載せたキャンピングカーです。「ピックアップシェル」 「ピックアップキャビン」とも呼ばれています。少人数での利用で、ベース車のみでも使いたい方におすすめです。
トラキャンのシェルは荷物扱いのため、走行中に人が入ると違反になるので大人数での利用には向いていません。しかし、シェルは着脱可能で、キャンピングカー以外の使い方ができます。例えば、シェルがついていた広い荷台にサーフボードや釣り道具などの荷物が積めるので、アウトドアスポーツや趣味で出掛ける際に重宝するでしょう。
価格相場は、100万~800万円です。人気のベース車には、ダイハツ「ハイゼットトラック」やトヨタ「ハイラックス」などがあります。トラキャンの場合、ベース車とシェルの組み合わせが自由なので、まずは好みのベース車を選ぶといいでしょう。
●トラキャンのメリット
- シェルが脱着できるので使い分けができる
- シェルはキャブコンと同様に使用できる
- カスタマイズ性が高く、人と違ったキャンピングカーに乗れる
●トラキャンのデメリット
- 運転席と居住スペースがつながっていない
- 走行中はシェルで過ごすと違反になる
- シェルが重いとベース車の足回りを強化しなければならない
7. キャンピングトレーラー
出典:日本RV協会
●特徴
キャンピングトレーラーは、乗用車に居住スペースを連結させて、牽引して使うキャンピングカーです。「トラベルトレーラー」とも呼ばれています。厳密には牽引式なので車ではありませんが、日本RV協会によると、キャンピングカーは自走式・牽引式として分けられており、キャンピングトレーラーもキャンピングカーとして認められています。
キャンピングトレーラーの最大のメリットは、切り離してそれぞれ使用できることです。例えば、旅先で買い出しに行ったり、観光に行ったりする際は、乗用車のみで身軽に移動することができます。そのため、旅先や日常生活で柔軟に使いたい方や乗用車を普段使いしたい方におすすめです。
価格相場は、200万~1,000万円と幅広くあります。人気車種には、アドリアモービルの「AVIVA 360DK」やインディアナ・RVの「エメロード376Vエディション」などがあります。
●キャンピングトレーラーのメリット
- シェルを切り離してそれぞれで使用できる
- 乗用車を所有している場合はコストを抑えられる
- 居住スペースにこだわれる
- 750kg以下のキャンピングトレーラーなら比較的運転しやすい
●キャンピングトレーラーのデメリット
- 750kgを超えるキャンピングトレーラーは牽引免許が必要になる
- 移動中はキャンピングトレーラーに乗ると違法になる
- 乗用車の燃費が落ちる
8. 乗用車ベース
●特徴
乗用車ベースとは、乗用車をベースとして、車中泊仕様にした車です。キャブコンやバンコンなどは普通の乗用車のように使用するのは難しく、トレーラーは保管場所に困ります。そこで、車中泊できるように床がフルフラットになる乗用車ベースのキャンピングカーが人気を集めています。
キッチンなどの設備を設置するのは難しいですが、寝るスペースのみであれば十分に広さを確保できます。ほかのキャンピングカーに比べて、車の選択肢が豊富で車両価格が安いので、手軽に車中泊から始めたい方や乗用車として普段使いしたい方におすすめです。
150万~300万円程度の車をベースに用いている方が多くいますが、好きな車を選んで車中泊仕様にしているケースもあるため、選ぶ車種によって大幅に価格は変わります。
あらかじめ乗用車を架装した車種には、トヨタ「タウンエースバン」をベースにした「キャンパー アルトピアーノ」やスズキ「エブリイ」をベースにした「VanBase」などがあります。
●乗用車ベースのメリット
- 車両価格が安い
- 乗用車と2台持ちする必要がない
- 駐車スペースに困らない
- 普段使いしやすい
●乗用車ベースのデメリット
- 水道設備がないので公共施設を利用しなければならない
- キャンピングカーと比べて設備が整ってない
- 荷物をたくさん積めない
キャンピングカーの選び方
キャンピングカーは種類が豊富で、大きさや性能、価格などにも大きく違いがあります。実際にキャンピングカーを購入する際には、目的や利用頻度などを基に自分に合った車を選ぶことが大切です。
そこで、キャンピングカー選びの4つのポイントを紹介します。
利用目的・条件
まずは、目的と乗車人数から考えていきましょう。例えば、1〜2人なら軽タイプのキャンピングカーでも十分です。今後、家族が増えるなど大人数で利用する可能性がある場合は、バンコンやバスコン、キャブコン、フルコンなどのキャンピングカーも検討するといいでしょう。
また、何泊もするような長期滞在を予定している方は、広くて設備の整ったキャンピングカーがおすすめです。このように、利用目的と乗車人数、どのような方が乗るのかによって適したキャンピングカーが変わります。
使用頻度
次に、キャンピングカーの利用頻度を基に考えましょう。頻繁にキャンピングカーを使うなら、運転しやすいキャンピングカーがおすすめです。少人数の利用や短期の旅行での利用であれば、小型のキャンピングカーでも快適に過ごせるでしょう。
また、設備の利用頻度も重要です。例えば、料理はあまりせず旅先で外食やテイクアウトを楽しみたい場合には、キッチンや水回りの設備が必要ないケースもあります。そのため、あらかじめキャンピングカーでの過ごし方をシミュレーションしておくといいでしょう。
装備
装備が充実したキャンピングカーは魅力的ですが、充実度に比例して価格も高額になります。設備の中には市販のものでも代用でき、費用を抑えられる場合もあります。利用目的や利用頻度を考えて、本当に初期設備で必要かどうかを見極めましょう。
あると便利な装備は、車内で電化製品を使うためのサブバッテリーシステムや、エンジン停止中にも車内を暖めるFFヒーターなどです。多くの方が初期設備として選択しているため、検討してはいかがでしょうか。
燃費・維持費
キャンピングカーは重量があるので、日常で使う乗用車と比べて燃料がかかります。最新の設備が搭載されているキャンピングカーでも、ベース車が古いと燃費が悪いケースがあるので注意が必要です。
また、レギュラーガソリンやディーゼル(軽油)、電気と、使用する燃料によってもかかるコストは変わります。なお、ガソリン車よりディーゼル車のほうが、車両価格が高い傾向があり、ハイブリッド車のキャンピングカーは多くないので、選択肢は限られるでしょう。
さらに、税金や車検、車のメンテナンス代に加えて、居住スペースのメンテナンス代など、維持費も含めて考えておくと安心です。
キャンピングカーのメリット・デメリット
キャンピングカーは気軽にキャンプや旅に出掛けられるので、憧れているアウトドア好きの方も多いでしょう。しかし、維持費がかかったり駐車場探しに苦労したりと、デメリットがあるのも事実です。そこで、キャンピングカーを所有するメリットとデメリットを紹介します。
メリット
キャンピングカーには次のようなメリットがあります。
- キャンピングカーだけで旅行を完結できる
- 好きな時に快適な空間で休むことができる
- 自宅のように居心地が良い居住スペースが作れる
- キャンピングカーで寝泊まりできるので宿泊費を節約できる
- 車で机を囲んで飲食や会話を楽しめる
- 車内を立ったまま移動できる車種もある
- 旅先の名産を調達して車内で調理できる
- プライベートスペースとしても使用できる
- ペットを連れて気軽に旅行できる
- 公共機関を使って移動しないので密を避けられる
- 子供が騒いでもキャンピングカーの中であれば安心して過ごせる
- 自然災害が起きた際に避難できる
- 感染症対策の隔離部屋として使用できる
- ワーケーションができる
- 公共のトイレを探す必要がない(トイレを装備しているキャンピングカーの場合)
デメリット
キャンピングカーには次のようなデメリットがあります。
- 設備にこだわりすぎると車両価格が高額になる
- キャンピングカー本体に加えて設備のメンテナンスが必要
- 税金や燃料費の負担が大きい
- 駐車場探しに手間がかかる
- 排水場所やゴミを捨てる場所を探さなくてはならない
- 車体が大きいキャンピングカーだと小回りが利かない
- 修理する際、部品の取り寄せに時間がかかる場合がある
- 車中泊できる場所を探さなくてはならない
- 大きさによっては普段使いに向かない
- 寒さや暑さに対応をしなければならない
- 高さのあるキャンピングカーの場合、走行中に風の影響を受けやすい
- 車種によっては、通れない道やトンネルがある
- 車検などのメンテナンスの依頼先探しに苦労することがある
- 慣れないと運転が難しい車種もある
- 水や電気の確保が必要になる
- 洗車機に入らない場合が多い
キャンピングカーを買う前に知っておきたいこと
キャンピングカーの種類やメリット・デメリットなどを知って、購入の決意が固まってきた方もいるのではないでしょうか。しかし、知らずに購入すると後悔してしまうポイントがあります。そこで、キャンピングカーを買う前に知っておきたいことを紹介します。
購入とレンタルどちらがいいか
キャンピングカーには、自分好みにカスタマイズできたり、いつでも気軽に旅に出られたりと購入のメリットはたくさんあります。何より、憧れのキャンピングカーを所有する喜びを味わえるでしょう。
しかし、使用回数が少ないとコスト面で損する可能性があります。年に数回しか乗らないなど、使用頻度が低い場合は、レンタルのほうがコストを抑えられるのでおすすめです。維持費や整備の心配をする必要もありません。
また、手軽にいろいろなタイプのキャンピングカーが試せるので、購入前に乗り心地や使い勝手を確認してみるのもいいでしょう。
1ナンバー・4ナンバー・8ナンバーの違い
キャンピングカーはおもに、1ナンバー・4ナンバー・8ナンバーに分かれていて、登録条件や税金などが変わります。
<1ナンバー・4ナンバー・8ナンバーの違い>
登録条件 | 車検 | 自動車税(種別割) | 自動車重量税※1 | |
---|---|---|---|---|
1ナンバー (普通貨物自動車) | ・長さ4.7m幅1.7m高さ2.0m以上あること ・排気量が2,000cc以上であること など | 初回2年 以降1年ごと | 1t以下:8,000円 1t~2t:11,500円 | 1t以下:3,300円 2t以下:6,600円 |
4ナンバー (小型貨物自動車) | ・乗車設備より積載設備の床面積が大きいこと ・物品積載設備の床面積が1㎡以上あること など | 初回2年 以降1年ごと | 1t以下:8,000円 1t~2t:11,500円 | 1t以下:3,300円 2t以下:6,600円 |
8ナンバー (特種用途自動車) | ・乗車定員の3分の1以上の大人用就寝設備を有すること ・水道設備や炊事設備があること など | 初回2年 以降2年ごと | 1t以下:23,600円 1t~2t:27,600 〜31,600円 | 1t以下:8,200円 2t以下:16,400円 |
※総排気量2,000cc以下で比較
※1 車齢13年未満の場合
税金と車検にかかる費用は、1ナンバーと4ナンバーは基本的に同じです。8ナンバーはほかの2つと比べると、自動車(種別割)や自動車重量税が高くなっています。
必須の装備
キャンピングカーで快適に過ごすために最も重要なことは、電源を確保することです。メインバッテリーしか搭載されていないキャンピングカーは、車内で電化製品を使用するとすぐにバッテリーが上がってしまいます。そのため、「サブバッテリー」を搭載しているキャンピングカーがおすすめです。
また、燃焼式の暖房器具「FFヒーター」も必須といえるでしょう。エンジンを停止していても車内を暖めることができるので、寒い時期でも快適に車中泊できます。
車中泊ができる場所
有料の車中泊スポット(RVパークシェアリングスペース)やオートキャンプ場で車中泊ができます。また、基本的には短時間の利用のみですが、場所によっては道の駅やサービスエリア、パーキングエリアにも車中泊できる場所があります。いずれにせよ、事前に車中泊できるか確認することが大切です。
なお、旅先の慣れない土地で探すのはたいへんなので、車中泊専用マップやアプリを利用していくつか目星をつけておくといいでしょう。
自分に合った最適なキャンピングカーを選ぼう
キャンピングカーは、プライベートな空間を確保し、自由で快適な旅が叶うことが魅力です。種類も多く、大きさや価格、設備の充実度などタイプによって異なるので迷ってしまう方も多いでしょう。どんな使い方がしたいか、年にどのくらい使用するのかなど、具体的に考えると自分に合ったキャンピングカーがわかるのではないでしょうか。
また、購入してから「こんなはずじゃなかった」「違うキャンピングカーにすればよかった」と後悔する前に、メリットだけでなくデメリットも把握しておくことが大切です。
よくある質問
Q1:キャンピングカーにはどんな種類がある?
A:キャンピングカーには大きく分けて、フルコン・キャブコン・バスコン・バンコン・軽キャンパー・トラキャン・キャンピングトレーラー・乗用車ベースの8種類があります。乗用車ベースは、正式にはキャンピングカーではありませんが、キャンパーのあいだで人気を集めています。
Q2:キャンピングカーはどう選べばいい?
A:キャンピングカーによってサイズや価格などが大きく異なります。最適なキャンピングカーを選ぶポイントは、利用目的や条件・使用頻度・装備・燃費・維持費です。これらを考慮して予算や希望に合ったキャンピングカーを選びましょう。
※この記事は2023年4月時点の情報で制作しています