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「ホンダN-ONE」変えなかった外観、刷新されたインテリアと走り

「ホンダN-ONE」変えなかった外観、刷新されたインテリアと走り
「ホンダN-ONE」変えなかった外観、刷新されたインテリアと走り

「これからの日本に、あたらしいのりものを提案したい」という思いから開発がスタートしたのがホンダの軽自動車「Nシリーズ」です。2017年に登場したN-BOXから第2世代となり、2019年のN-WGN、そして2020年11月にN-ONEがフルモデルチェンジを行い2代目へと進化しました。その詳細をリポートしましょう。

時代を超えて愛されるN-ONEのデザイン

時代を超えて愛されるN-ONEのデザイン

2012年にデビューした初代N-ONEはホンダの乗用車の原点である「N360」のスピリッツを継承し、タイムレスNデザインをコンセプトに時代を超えて愛されるシンプル&ハイクオリティなスタイルで人気となりました。走行性能も軽自動車ながら1.3Lエンジンのスモールカークラス並みの走りを披露するなど、ホンダの軽自動車の実力を世間に知らしめた1台でした。2代目N-ONEはそんな初代が実現したデザインと走りの本質をさらに磨き上げるとともに、時代の進化を取り入れることで、普遍的な存在となることを目指しています。

外観の変更は非常に少ない

外観の変更は非常に少ない1

現行型N-ONEはタイムレスデザインの進化がコンセプトですが、初代モデルとほとんど変わらない外観デザインとなっています。数少ない変更は走る楽しさと安心感を表現するために、フロントバンパー下部を踏ん張り感のある造形としたこと。また、バンパーやグリルを垂直に立て、彫りの深いヘッドライトを採用することで、前進する勢いを感じるデザインとしています。

外観の変更は非常に少ない2

新しいN-ONEのフルLEDヘッドライトには軽初のデイタイムランニングランプに、ポジションランプ、ターンランプ、ハザードランプを兼ねたマルチファンクション発光リングを採用。N-ONEのアイコンである丸目を強調しています。リアデザインはフロント同様にバンパー下部を踏ん張り感のある造形を採用。さらにバンパーコーナーに向かって水平に広がるガーニッシュの両端に横長のリフレクターを配置することで、ワイド感と安定感を表現しています。リアコンビネーションランプもフルLED化され、高い視認性を実現しました。

セパレートシートの採用などインテリアは一新

セパレートシートの採用などインテリアは一新1

インテリアは大きく変更されています。乗り込んだ時の「心地良い開放感」を進化させることを目指し、ミニマルなデザインを追求。「運転する楽しさ」と「くつろぎ」を広げています。インストルメントパネルは、メーターの端から助手席の端まで伸ばしたデザインとすることで視覚的な広さを演出。自然光がもたらす開放感を感じられるように上向きのレイアウトを採用しています。

セパレートシートの採用などインテリアは一新2

セパレートシートの採用などインテリアは一新3

セパレートシートの採用などインテリアは一新4

フロントシートは運転に集中できるセパレートタイプに変更。さらに助手席はよりくつろいで座れるように足元のスペースを見直しています。同時にインストルメントパネルの造形を大胆に削ぎ落とすことで、体格の大きな人でも座れるようにゆとりのスペースを確保しました。

ターボエンジンや6MTの設定も

ターボエンジンや6MTの設定も1

N-ONEに搭載されているエンジンは最高出力58ps、最大トルク65Nmを発生するバルブコントロール機構VTECを採用した660cc直列3気筒DOHC、そして電動ウェストゲートバルブを採用し、最高出力64ps、最大トルク104Nmを発生する660cc直列3気筒DOHCターボの2種類です。

ターボエンジンや6MTの設定も2

組み合わされるミッションはアクセル開度にリニアに反応するG-デザイアンシフト制御のCVTを中心に、ターボエンジンを搭載するRSグレードには6速MTも用意されています。駆動方式はRSの6速MT車は2WD(FF)のみですが、その他は全グレードで2WD(FF)と4WDを用意しています。

見た目はほぼ同じながら、車体の剛性や静粛性は格段の進化

見た目はほぼ同じながら、車体の剛性や静粛性は格段の進化

軽快、快適なN-ONEらしい走りを支えるのが軽量・高剛性のボディです。2代目N-BOXで採用した軽量・高効率なプラットフォームをベースに構造を刷新し、高粘着度接着剤によるボディ接合部位を拡大。さらに高強度化に寄与するハイテン材を随所に使用することで、高剛性化と軽量化を両立しています。

また、適材適所に防音材を効果的に配置することで、車内の会話明瞭度が向上し、さらにプレミアムとRSには遮音機能付きフロントウインドウガラスを採用。ボディ構造の見直しや液封エンジンマウントなども合わせて、エンジンやタイヤから伝わる振動・騒音を低減し、優れた静粛性を実現しています。

サスペンションには、横力キャンセルスプリングを採用。これによってタイヤが上下に動いた際にダンパーに加わる曲げの力をオフセットしたスプリングが打ち消し、抵抗を低減することで、乗り心地を向上するとともに、ステアリング操作と車両の動きが予想しやすい走りを実現しています。

安全装備も当然の進化

安全装備も当然の進化

安全装備はホンダ自慢の運転支援システム、ホンダセンシングを全グレードに標準装備。RSの6速MT車にもアダプティブクルーズコントロールとレーンキープサポート機能を装備するなど非常に充実しています。

N-ONEはオリジナル、プレミアム、そして6速MT車を設定するRSの3グレード構成となっており、車両本体価格は159万9400円〜202万2900円と軽自動車の中ではやや高めの価格となっています。

■ホンダ N-ONE価格表

グレード駆動方式WLTCモード燃費(km/L)車両本体価格(円)
オリジナル2WD(FF)231,599,400
4WD211,732,500
プレミアム2WD(FF)231,779,800
4WD211,912,900
プレミアムツアラー2WD(FF)21.81,889,800
4WD20.82,022,900
RS2WD(CVT)21.81,999,800
2WD(6MT)21.6

 

※記事の内容は2021年1月時点の情報で制作しています。

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