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「トヨタハリアー」国産プレミアムSUVのパイオニアがフルモデルチェンジ

「トヨタハリアー」国産プレミアムSUVのパイオニアがフルモデルチェンジ
「トヨタハリアー」国産プレミアムSUVのパイオニアがフルモデルチェンジ

国産、輸入車問わずSUVの勢いは留まるところを知りません。国産車メーカーで現在、最もSUVに力を入れているのがトヨタです。2019年11月にコンパクトSUVのライズを発売し、2020年4月には日本市場には今秋導入予定のヤリスクロスを公開するなど、ラインアップの強化を進めています。そのトヨタのSUV車の中で最も強いブランド力を誇っているのがハリアーです。このハリアーも4月に6月発売予定のニューモデルが発表され、早くも話題となっています。その詳細をお届けしましょう。

日本ではレクサスをも凌ぐハリアーのブランド力

1997年に登場した初代トヨタハリアーは高級車のような乗り心地と快適性、そして走行性能を実現したプレミアムSUVとして登場。プレミアムSUVのパイオニアとして大ヒットしました。

初代と2代目ハリアーは海外ではレクサスRXとして販売されているモデルでしたが、日本市場へのレクサスRX導入をきっかけにハリアーは販売終了となる予定でした。しかし販売現場からのハリアー復活の要望が強く、2013年に登場した3代目となる現行型ハリアーは日本市場専用モデルとして登場。強いブランド力により、国産SUVの中では圧倒的な人気を誇るモデルとなっています。

より人生を豊かにするパートナー

より人生を豊かにするパートナー

通算4代目となる新型ハリアーは2020年4月に公開され、6月に発売予定です。新型ハリアーは、見て、乗って、走り出した瞬間に心に響く感性品質を重視し、実用性や数値一辺倒ではない、人の心を満たしてくれる存在を目指して開発されました。

新型ハリアーはSUV のカテゴリーを超え、“より人生を豊かにするパートナー”という新たな価値の提供を謳います。クルマの骨格であるプラットフォームにTNGAプラットフォーム(GA-K)を採用。ボディの高剛性化・低重心化を実現し、ドライバーの感性を重視した走りと乗り心地を両立させたとしています。特に、走り出した瞬間や高速走行時の車両の挙動の収束性を向上させるため、新しいショックアブソーバーを採用。接地感あるフラットな乗り心地は新型のアピールポイントです。

流麗なクーペスタイルとなりRAV4と差別化

流麗なクーペスタイルとなりRAV4と差別化1

外観デザインはシンプルさとエレガントさ、そして逞しさが融合した流麗なクーペスタイルを採用することで、同門のRAV4とは異なる方向性を打ち出しています。フロントビューはアッパーグリルからヘッドライトへと流れるような連続性により、精悍かつシャープな印象が際立ちます。

流麗なクーペスタイルとなりRAV4と差別化2

サイドビューはシンプルな構成となっていますが、ダイナミックにボディ断面を変化させることにより、豊かな表情と強い動感を表現しています。

流麗なクーペスタイルとなりRAV4と差別化3

リアビューは、絞り込まれたクーペキャビンとスポーツカーのように左右に張り出したフェンダーとの組み合わせによって、大らかな逞しさを演出しています。細く、鋭く、横一文字に光るテールランプとストップランプによって走り去る姿でもハリアーであるという圧倒的な存在感を示す、とトヨタは主張しますが、なんとなくジャガーにも似た印象です。

ボディカラーはイメージカラーのプレシャスブラックパールをはじめ、彩度を抑えた落ち着いた色を7色設定し、美しいコントラストの変化をアピールします。

ハリアーへの期待を裏切らない上質なインテリア

ハリアーへの期待を裏切らない上質なインテリア1

一方、歴代ハリアーの大きな魅力だったインテリア。新型は馬の鞍をイメージした幅広く堂々としたセンターコンソールを採用。それを挟み込むインストルメントパネルとの組み合わせが「大らかな逞しさ」を演出し、その個性を強調しています。

ハリアーへの期待を裏切らない上質なインテリア2

インストルメントパネルから左右のドアトリムにかけてはボリューム感あふれる大らかな広がりを演出。包み込まれるような安心感と居心地の良さを提供します。さらに触り心地にもこだわったレザー調素材や、「曲木(まげき)」に着想を得たウッド調加飾、パイピング加飾を随所に配し、さりげない上質感をアピールしています。

ハリアーへの期待を裏切らない上質なインテリア3

トヨタブランドとしては初採用となる調光ガラスを用いた電動シェード付パノラマルーフも注目の装備。調光時には、障子越しのような柔らかい光が差し込む上質な空間を演出します。

2.5Lハイブリッドと2Lガソリンの二本立て

新型ハリアーに搭載されるパワートレインは2.5L直列4気筒ガソリンエンジン+モーターのハイブリッドシステムと2L直列4気筒ガソリンエンジン+CVTの2種類で、それぞれ駆動方式は2WDと4WD(ハイブリッド車はE-Four)を設定しています。グレードはガソリン車、ハイブリッド車ともにZ、G、Sの3グレードに加えて、ZとGにレザーパッケージを設定し、合計10グレードとなっています。

先進安全装備は当然の充実ぶり、エントリーグレードは299万円か

安全装備では歩行者(昼夜)や自転車運転者(昼間)を検知対象に加えたプリクラッシュセーフティ採用の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を装備。さらに、駐車場など低速走行時における衝突緩和、被害軽減に寄与するインテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]などの安全・安心をサポートする装備も充実。走行中の前後方向映像を録画可能なデジタルインナーミラーもトヨタブランドとして初めて採用しています。

先進安全装備は当然の充実ぶり、エントリーグレードは299万円か

走行性能、そして安全性能などにさらに磨きを掛けた新型ハリアー。価格はまだ発表となっていないものの、エントリーグレードは299万円と言われています。スタイリッシュさに磨きをかけた新型ハリアーの大ヒットは間違いないでしょう。

ハリアー価格表

■ガソリン車

グレード駆動方式WLTCモード燃費(km/L)車両本体価格
S2WD15.4km/L2,990,000円
4WD14.7km/L3,190,000円
G2WD15.4km/L3,410,000円
4WD14.7km/L3,610,000円
G“Leather Package”2WD15.4km/L3,710,000円
4WD14.7km/L3,910,000円
Z2WD15.4km/L3,930,000円
4WD14.7km/L4,130,000円
Z“Leather Package”2WD15.4km/L4,230,000円
4WD14.7km/L4,430,000円

 

■ハイブリッド車

グレード駆動方式WLTCモード燃費(km/L)車両本体価格
S2WD22.3km/L3,580,000円
4WD21.6km/L3,800,000円
G2WD22.3km/L4,000,000円
4WD21.6km/L4,220,000円
G“Leather Package”2WD22.3km/L4,300,000円
4WD21.6km/L4,520,000円
Z2WD22.3km/L4,520,000円
4WD21.6km/L4,740,000円
Z“Leather Package”2WD22.3km/L4,820,000円
4WD21.6km/L5,040,000円

 

※記事の内容は2020年6月時点の情報で制作しています。

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