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車検ステッカーの貼り付け位置が変更になったこと、ご存じでしょうか?今回はその理由や車の窓に関するルールをご紹介しましょう。
車検ステッカーの貼り付け位置が変わった
変更の理由は?
従来、車検ステッカーは、「『運転席から最も遠い』もしくは『中央の』前面ガラス上部」に貼り付けることとされていましたが、2023年1月から、右ハンドルの車は運転席右上、左ハンドルの車は運転席左上のフロントガラスに貼り付け場所が変更されました。
この変更の目的は、「うっかり車検切れ」を防ぐこと。これまでよりドライバーの目に入りやすい場所に貼り付けることで有効期間を意識できるように、ということですが、「どこまで効果があるのか…?」という疑問の声もあるようです。
間違った位置に貼っていると、どうなる?
車検ステッカーについて、道路運送車両法第66条では「国土交通省令で定めるところにより検査標章を表示しなければ、運行の用に供してはならない」とされています。そのため、貼り付けている位置が指定の場所でないだけでも違反になります。
違反した場合は、最大で50万円の罰金が科せられる可能性があるので、貼り付け位置をよく確認し、正しい場所に貼り付けましょう。
うっかりやってない?
車の窓にまつわるNGポイント
車検ステッカーの位置以外にも、車の窓に関してさまざまなルールが設けられています。
例えば、車のフロントウィンドウには、車検ステッカーや整備命令標章など、保安基準で認められているもの以外のステッカーは貼り付けられません。また、ドライバーの視認性にかかわるため、運転席・助手席のサイドガラスにも同様の規制があります。
ステッカーだけでなく、着色フィルムも要注意。フロントガラスと運転席・助手席のサイドガラスは可視光線透過率70%未満のものは禁止です。もちろんカーテンもNG。
一方、リアウィンドウや後部座席のサイドガラスには特に規制がなく、ドレスアップ目的のステッカーや濃色のフィルムを貼るのもOKです。
知らないうちにうっかり違反、ということがないように気を付けましょう!
※こちらの記事は、カルモマガジンの提供するメールマガジン(2023年1月15日配信)を再編集した内容です。