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暑さに参っちゃうのは人間だけではありません。近年の夏の酷暑は車にとっても苦痛そのもの…。
今回は夏にありがちな車のトラブルについて、予兆や対処法、予防法などをご紹介します。
走行不能に!「オーバーヒート」に気を付けて
「オーバーヒート」はエンジンの冷却機能が低下、もしくは失われることでエンジンが焼き付くトラブルです。最悪の場合は走行不能や車両火災につながる可能性も。
夏場は冷却水の温度も上がりやすいことに加え、渋滞やエアコンの使用などでエンジンに負荷がかかります。
エンジンの回転が安定しなかったり、異音がするなど違和感を覚えたりしたら水温計をチェック。H付近を指していたら冷却水が高温になっており、オーバーヒート直前です。
こうした予兆があらわれたら、できるだけすみやかに安全な場所に停止してロードサービスを呼びましょう。
そのまま走行を続けるとエンジンルームから水蒸気が出てくる、焦げたようなにおいが発生するといった症状が発生し、エンジンが焼き付きます。
予防するには、日常的に点検し、冷却水が減っていたら補充すること、劣化していたら交換しておくことが大切です。冷却水が異常な早さで減る場合は漏れの可能性があるので、プロに点検を依頼しましょう。
突然タイヤが破裂する「バースト」に注意
夏の日差しによって路面は高温になっています。車の全重量を支え、唯一路面に接しているタイヤは過酷な環境下にあるため、劣化していると負荷に耐えられずトラブルを発生させる可能性が高くなります。
その中でも怖いのが、突然爆発するようにタイヤが破裂する「バースト」。バーストすると衝撃でハンドルが取られ、大事故につながることもあるのです。
バーストはタイヤの空気圧の低下や劣化が原因となるので、定期的なメンテナンスが大切です。溝の残りや亀裂の有無のチェックなどとともに、適正空気圧が保たれているかもこまめにチェックしましょう。
○○を置いておくだけで爆発&炎上のリスクも
夏場の車内はとても危険!炎天下は短時間での駐車でも車内は危険な温度帯になります。
そのため子供やペットを短時間でも車内に残してはいけないことはご存知のとおりですが、実は荷物にも要注意。
ガスライターやヘアスプレーなどを車内に残しておくと、爆発し車両火災を引き起こす危険があります。また、炭酸飲料も破裂することがあり、放置は危険です。
特に高温になるのはダッシュボードです。ダッシュボード上にスマートフォンを置き忘れると、高温で故障・変形することや、最悪の場合バッテリーから発火することもあります。モバイルバッテリーも同様です。
夏場は特に電子機器や危険物の車内置き去りには気を付けましょう。ちょっとした気のゆるみが危険につながります。
※こちらの記事は、カルモマガジンの提供するメールマガジン(2022年8月21日配信)を再編集した内容です。