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中古車のトヨタ「RAV4」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖

中古車のトヨタ「RAV4」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖
中古車のトヨタ「RAV4」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖

いまやセダンに代わり、乗用車の人気セグメントになったクロスオーバーSUV。そのパイオニアは1994年にデビューした初代RAV4です。乗用車用のシャシーに月面着陸車のようなユニークなボディを載せた初代は国内外で大きな人気を集めました。現在は2019年にデビューした5代目が販売されています。4代目の国内販売が見送られたものの、人気車種となった現行型の中古車は数多く流通。今回は中古車のRAV4ならどのモデル、グレード、年式のものを買えば一番お得なのか、間違いがないのかという正しい買い方に加えて、気になる最新の中古車相場の状況などを専門家の目線で徹底解説します。ぜひ参考にしてください。

この記事のPOINT

  • 一番推したい中古車のトヨタ「RAV4」は2020年式アドベンチャー
  • スマホ連動ディスプレイが全車標準装備となった2020年8月以降のモデルを選択したい

中古車RAV4、おすすめモデルはズバリこれ。自分なら2020年式アドベンチャーを300万円以内で買う!

中古車RAV4、おすすめモデルはズバリこれ。自分なら2020年式アドベンチャーを300万円以内で買う!

中古車市場にあるRAV4は4代目の国内販売が見送られたこともあり、現行型が中心となります。相場は230〜510万円。400万円以上の値がつく車両はモデリスタやTRDのパーツが装着されたカスタム済み車両がほとんどです。

国内モデルとしては旧型となる3代目やそれ以前のモデルも市場には出回っていますが、現代の基準では劣っている安全装備や燃費性能などを考えると、正直、今買うべきモデルとはいえません。

中古車市場に数ある現行型から選ぶとすればオフロード志向が強いアドベンチャーがイチオシ!ご存じの方も多いかと思いますがRAV4の“4”は4WDを意味するワード。当然、現行型も4WDを重視しておりグレードに応じて3種類のシステムが用意されました。

アドベンチャーに採用されたのが新設計の「ダイナミックトルクベクタリングAWD」。現行型のハイブリッド仕様などに採用されている電気式の「E-Four」や、従来からある「ダイナミックトルクコントロール4WD」と比べ悪路走破性やコーナリング性能が高く、また、トルク伝達能力が高いことで低燃費が期待できる優れた4WDシステムです。

都会派SUVとして人気が高いハリアーとは違い、ブラックアウトされたフェンダーなどでタフ&たくましさを強調した無骨なエクステリアを有するRAV4は、低い車高でスタイリッシュさを重視したSUVとは一線を画すモデル。

中古車RAV4、おすすめモデルはズバリこれ。自分なら2020年式アドベンチャーを300万円以内で買う!2

そんなRAV4にとって「2Lガソリンエンジン+ダイナミックトルクベクタリングAWD」、しかもクロスカントリーテイストにあふれた専用色「アーバンカーキ」が用意されたアドベンチャーは、これ以外選択の余地はないといえるほど車が持つキャラクターイメージにハマる1台。選んで間違いはありません。

 

ほかにもこんなに!お買い得で魅力的な中古車のRAV4

ほかにもこんなに!お買い得で魅力的な中古車のRAV4

イチオシとして紹介した現行型アドベンチャー以外にもパワーユニットがガソリン、ハイブリッド、PHVと多彩なRAV4は、ニーズや予算に応じ多彩な視点から中古車を探すことができます。また現行型は2019年発売開始から一部改良以外、マイナーチェンジも行われていません。人気車種かつ世界的な半導体不足の影響で納車が遅れがちな今、中古車のRAV4を選ぶのは決して間違いではありません。

RAV4のモデルチェンジ、マイナーチェンジ一覧

RAV4のモデルチェンジ、マイナーチェンジ一覧

2019年に登場した現行型は海外専売となっていた4代目の後を受け登場した5代目となるモデル。1994年にデビューした初代は、モノコックの乗用車シャシーをベースにクロスカントリー風の外観に仕立て国内のみならず世界的に人気を得ました。

RAV4のモデルチェンジ、マイナーチェンジ一覧2

特に北米市場で人気が高まったRAV4は市場のニーズにより肥大化が進み、日常使いでは大きくなったボディを持て余すようになったことや、ライバル車が増えたことで国内での人気が下降。4代目の国内販売は見送られてしまいます。

しかし世界的なSUVブームを受けて国内でのSUV市場も大きく拡大。5代目の登場をきっかけにRAV4の国内販売が復活したというわけです。

現行型は2019年4月に国内販売をスタート。パワーユニットに2Lガソリンと2.5Lガソリン+モーターのハイブリッドの2種類をひっさげてデビューしました。

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駆動方式はFFと4WDを用意。ただし、FFを選択できるのはガソリンとハイブリッドそれぞれ1つずつの廉価モデルのみ。現行型は4WDが販売の主流となっています。4WDは前述したように3タイプがラインナップされていることからも、そのことがよくわかります。

RAV4のモデルチェンジ、マイナーチェンジ一覧4

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RAV4のモデルチェンジ、マイナーチェンジ一覧6

RAV4のモデルチェンジ、マイナーチェンジ一覧7

現行モデルが登場してまだ2年あまりのため、大きなマイナーチェンジや改良は行われていませんが、追加モデルとして2020年6月にプラグインハイブリッド仕様のRAV4 PHVが登場。

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燃費性能が高いのはもちろん、システムトータルで306psを発揮するパワーユニットが刺激的な走りを可能としました。

また2020年8月には車載通信機付きディスプレイが全車標準装備となる一部改良が行われました。

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2020年10月には特別仕様車「アドベンチャー“オフロードパッケージ”」を設定。

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アドベンチャーをベースにブリッジ型ルーフレールやマットブラック塗装の18インチ専用アルミホイールを装備。また、最低地上高を10mmアップさせることでアグレッシブなスタイルと走破性を高めたモデルに仕立てました。

少しでも燃料代を抑えたいなら「ハイブリッドX」中古市場の相場240〜325万円

少しでも燃料代を抑えたいなら「ハイブリッドX」中古市場の相場240〜325万円

ハイブリッド仕様のハイブリッドXはベーシックモデルながらもToyota Safety Senseをはじめとする安全装備やスマートエントリー、17インチアルミホイールなどを標準装備。上級グレード「G」と比較しても、18インチホイールでないことやシート表皮がファブリックしか選択できないことくらいしか違いがなく、装備が充実していることが特徴です。

しかもFFモデルのWLTCモード燃費が21.4km/L。同ガソリンモデルの15.8km/Lと比較するとかなりの低燃費を実現しています。

モーターと組み合わされる2.5Lエンジンは新世代のダイナミックフォースエンジン。その出来の良さも合わせ、特に長距離移動を重視するユーザーにとって魅力的なグレードなのは間違いありません。

アウトドアを楽しむ方にはオプションのAC100V・1500Wアクセサリーコンセントが装着されたモデルが特におすすめです。

便利で贅沢な装備を求めるなら「G“Zパッケージ”」中古市場の相場260〜370万円

便利で贅沢な装備を求めるなら「G“Zパッケージ”」中古市場の相場260〜370万円

ガソリン仕様の最上級モデルとなるのが「G“Zパッケージ”」。1つ下のグレードとなる「G」ですら合成皮革にステッチが入る高級シート表皮が備わる電動ランバーサポートシート(運転席)、オプティトロンメーターをはじめとする上級装備がてんこ盛りの中、それに加えてハンズフリーパワーバックドア、デジタルインナーミラー、さらにアルミホイールが19インチとなるなど贅沢装備がこれでもかというくらいに用意されます。

また4WDシステムに「アドベンチャー」同様、ダイナミックトルクベクタリングAWDが装備されるため悪路走破性も抜群。

高いオフロード性能はもちろん、快適・贅沢装備にこだわりたい方には最適なグレードです。

人とは違うRAV4に乗りたいなら「アドベンチャー“オフロードパッケージ”」中古市場の相場300〜370万円

人とは違うRAV4に乗りたいなら「アドベンチャー“オフロードパッケージ”」中古市場の相場300〜370万円

現行型に初めて設定された特別仕様車「アドベンチャー“オフロードパッケージ”」。

オフロード色が最も強いアドベンチャーをベースに外装パーツや車高をアップさせたことで、ワイルドなイメージをより強調したモデルです。

インテリアで注目したいのが随所に施された赤色のアクセント。専用シート(合成皮革シート表皮)やインパネ、ドアトリムにはレッドステッチ。フロントカップホルダーやセンターオープントレイにはベースの黒にレッドのアクセントが入れられました。

またアドベンチャーには設定されていないスーパーホワイトⅡなどの特別カラー3色を用意。

RAV4のなかでも、特に個性的なモデルに仕立てられています。

RAV4の中古車ならではのチェックポイント

RAV4の中古車ならではのチェックポイント

絶対に欲しいスマホ連携可能なディスプレイオーディオ

2020年8月の一部改良により全車標準装備となったディスプレイオーディオ。電話やスマホアプリのナビ、メッセージ、音楽などの音声操作が可能です。

オプションのナビキットをつければナビを装着しなくてもスマホのナビアプリが使えます。スマホ全盛の現代では絶対に欲しい装備。

必然的に一部改良後のモデルを選ぶことになりますが、グレードを問わずに装着されている利便性◎のディスプレイオーディオ付きを選択するのが吉です。

あるか無いかをチェックしたい快適装備

現行モデルには多彩な快適装備が用意されています。そんな装備の中であるとうれしいのが「快適温熱シート+シートベンチレーション」。

アドベンチャーにオプション設定されたこのシートはシートヒーターに加えて通風機能も備えた優れた装備。ヒーターとベンチレーションはそれぞれ3段階調節が可能です。冬場はもちろん夏場にも快適になるこの装備、「アドベンチャー」の購入を考えている方は装着車を探すべきかと。

また、スマホをケーブルにつなぐことなくワイヤレスで充電可能な「おくだけ充電」は、ガソリン車の「アドベンチャー」「Zパッケージ」「G」、ハイブリッド車の「ハイブリッドG」、PHVにオプション装備。スマホ必須の世の中で、この装備がついている車両を見つけることができればその車両は買いだといえるでしょう。

え?PHVは急速充電未対応??

WLTCモードで22.2km/Lの低燃費とシステム最高出力306psのPHVは低燃費とハイパワーを両立させたRAV4のトップモデル。
一時期、バッテリーの品質が安定せず生産が止まったこともあり、中古車相場は500〜560万円でタマ数も少なめです。高価なPHVを購入するにはハードルが高くはありますが、魅力的なグレードであることは間違いありません。

またPHVは装備も充実。しかも「アドベンチャー」同様、ツートーンカラーを選択することが可能。AC100V/1500Wのアクセサリーコンセントを標準装備しているなど、ラゲッジが標準仕様より90Lほど狭くなったこと以外はオンオフでの使い勝手や利便性も抜群です。

ただひとつ気を付けたいのがPHVは200Vの普通充電のみ可能で、急速充電は未対応なこと。EVとは違いエンジン走行が可能なため大きな問題にはならないとは思いますが、長距離ドライブに多用する際、PHVのメリットを最大限享受したいユーザーにとっては要注意点といえるでしょう。

 

RAV4の中古車と比べたいライバル車種はコレだ!

高速走行を支援するプロパイロットを味わいたいなら「日産エクストレイル」

高速走行を支援するプロパイロットを味わいたいなら「日産エクストレイル」

新型の国内導入がまもなくかと噂される日産エクストレイル。モデル末期であることでRAV4に比べて古さを感じる部分は多いですが、いまだに商品性は高い人気車種です。

RAV4より発売年月が早いぶん中古車も数多く出回り、中古車相場は80万〜360万円。2列と3列シート、ガソリンとハイブリッドとニーズに合わせてモデルを選ぶことができるのも人気の理由といえます。

またRAV4にはない日産自慢の先進技術プロパイロットが備わっていることも大きな魅力。防水フレキシブルラゲッジが用意されていることや防水シートを標準装備していることなど、レジャーを楽しむにも最適な1台といえるでしょう。

後席の居住性を重視するなら「ホンダCR-V」

後席の居住性を重視するなら「ホンダCR-V」
国内のみならず、北米市場でもRAV4の大きなライバルとなるのがCR-V。RAV4同様、日本市場では販売されていない時期もありましたが2018年から5代目となる現行型の販売が開始されています。

1.5Lターボを搭載するガソリン車とハイブリッド車がラインナップされ、ガソリン車には3列シートも用意されるなど多彩なグレードが備わりますが、ヒルディセントコントロールが未設定などの理由で悪路走破性ではRAV4に軍配が上がります。

ただ、足元が広くフルフラットなフロアを備える後席の居住性はCR-Vの優位な点。
中古車相場も230〜435万円と、予算に応じて選択することが可能です。

水平対向エンジン+4WDに興味があるなら「スバルフォレスター」

水平対向エンジン+4WDに興味があるなら「スバルフォレスター」
6月に改良型が公開されたフォレスター。スバルのラインナップ中、最もオフロードを意識し、高い人気を誇るモデルです。

5代目となる現行型は2018年に登場。中古車相場は170〜360万円ですが、2012〜2018年に発売されていた旧型も市場では人気を誇っています。

シンメトリカルAWDや制御システムにより RAV4に負けず劣らずの悪路走破性を備えるフォレスターですが、オンロードでの走行性も抜群。路面を問わない快適な走りを楽しめます。

また搭載されている水平対向エンジンならではの滑らかさも味わえるなど、気持ち良い走りを求めるならこの1台といえるでしょう。

中古車のRAV4を賢く探すなら

中古車のRAV4を賢く探すなら

では、中古車のRAV4をどこでどのように探したらよいでしょうか。カーライフを賢くスムーズに始めるのに、おすすめのサービスや販売店をご紹介します。

カーセンサーnet

カーセンサーnetは中古車情報誌時代から数えて40年近い歴史と実績を誇る検索サイトで、サイト上には約50万台の情報が掲載されています(※)。車の状態を示す評価について独自の認定システムを導入しているので、こうした評価を目安にすれば、車に詳しくない方でも安心して車選びができるでしょう。

また、「カーセンサーアフター保証」に加入すれば、業界最多水準の350項目の部品について修理が保証され、保証料金は車に合わせて細かく設定できるので、無駄なく予算に合った保証をつけることができます。

カーセンサーnetのRAV4の掲載件数は938件、価格帯は30万~560万円となっています(※)。
※いずれも2021年6月28日時点の情報です。

グーネット中古車

先述のカーセンサーnetと同じような中古車情報サイトで、こちらも約50万台が登録されています(※)。グーネット中古車にも、検査協会などが車の状態を評価する「ID車両」という制度や、最長3年まで走行距離無制限でさまざまな保証がつく「Goo保証」などの制度があります。

グーネット中古車のRAV4掲載台数は902件、価格帯は30万~560万円となっています(※)。
※いずれも2021年6月28日時点の情報です。

 

“らしさ”を求めるならオフローダー色が強い「アドベンチャー」がおすすめ

新車&中古車それぞれで人気が高いRAV4は、中古車価格も高値で安定しています。中古車を選ぶ理由として納期や少しでもお得に購入したいなどさまざまな理由があるかと思いますが、RAV4らしさを最も感じる「アドベンチャー」を選ぶことをおすすめします。

ツートーンのボディカラーやダイナミックトルクベクタリングAWDがもたらす高い悪路走破性などRAV4に求めるニーズが詰まっている「アドベンチャー」は中古車両も豊富。予算に応じて年式やオプション装着の有無など見極めながら、最適な1台を選ぶことが可能です。

よくある質問

Q1:中古車のRAV4、どれを買うべき?

A:おすすめはツートーンカラーやダイナミックトルクベクタリングAWDが用意された「アドベンチャー」。RAV4らしさが詰まったグレードです。

Q:中古車のRAV4を買うときに気を付けたいポイントは?

A:2020年8月の一部改良でスマホ連携可能なディスプレイオーディオが全車標準装備に。スマホ全盛の今、ディスプレイオーディオ装着車を選ぶのが吉となります。

中古車のRAV4はどこで手に入れればいい?

A:購入するなら全国の販売店の窓口となっているカーセンサーnet、グーネットなどの中古車情報検索サイトを活用するとよいでしょう。頭金や初期費用の一括払いが必要ない方法を探しているなら、定額カルモくんがおすすめです。支払いは毎月定額の利用料金だけなので、すぐにお好みの中古車のRAV4に乗ることができます。

※記事の内容は2021年6月28日時点の情報で制作しています。

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