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中古車のホンダ「ステップワゴン」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖

中古車のホンダ「ステップワゴン」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖
中古車のホンダ「ステップワゴン」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖

売れ筋の2Lミドルサイズミニバンで、そのパイオニアといわれているのがホンダステップワゴンです。2009年に登場した先代モデルは5ナンバーサイズいっぱいのボディに開放感を高めるための広いガラスエリアを採用しました。

2015年に登場した現行モデルは、ライバル車が3ナンバーサイズを採用する中で、スポーティーモデルのスパーダも5ナンバーサイズに抑える工夫を施しています。また、リアゲートに横開き式のサブドアを組み合わせた「わくわくゲート」と、3列目シートを左右分割して床下に格できる「マジックシート」を採用するなど、抜群の利便性と独自の3列目シートへのアクセス方法を取り入れています。

デビュー当初は1.5L直列4気筒ターボエンジンのみでしたが、2017年9月に行ったマイナーチェンジで待望の2Lエンジン+駆動・発電を行う2モーターシステムを組み合わせたハイブリッドシステムをスパーダに設定しました。運転支援システムは、さまざまな機能がパッケージされたHonda SENSING(ホンダ センシング)を採用。マイナーチェンジのタイミングで、歩行者事故低減ステアリング機能を追加、ハイブリッド車にはACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)に0km/hから作動する渋滞追従機能を搭載しています。そして2020年の一部改良では、現行型ステップワゴンの特徴であるわくわくゲート非装着車も設定されました。

今回は中古車のステップワゴンなら、どのモデル、グレード、年式のものを買えば一番お得なのか、間違いがないのかという正しい買い方に加えて、気になる最新の中古車相場の状況などを専門家の目線で徹底解説します。ぜひ参考にしてください。

この記事のPOINT

  • 一番推したい中古車のホンダ「ステップワゴン」は2017年式以降のハイブリッド車
  • 少しでも安く高品質の現行型ステップワゴンを手に入れるなら標準モデルを狙え

中古車ステップワゴン、おすすめモデルはズバリこれ。自分なら現行型スパーダのハイブリッド車を狙う!

ステップワゴン_スパーダ

現在、ホンダステップワゴンの中古車流通台数は約4,700台です。そのうち、2015年に登場した現行モデルが約1,880台、そして、2009年に登場した旧型が約2,060台で、旧型モデルが歴代ステップワゴンで最も多くなっています。

現行型ステップワゴンの中古車の価格帯は約98万~約539万円と新車時価格を超えるクルマも流通しています。こういったクルマはキャンピング仕様などアフターパーツを装着したカスタマイズ済み中古車です。現行型ステップワゴンは2017年9月にマイナーチェンジを行っています。このマイナーチェンジを境に前期型、後期型で分けると平均価格は前期型が約189万円。そして後期型は約265.4万円と大きな差が付いています。もちろん年式が新しいということもありますが、新車時価格が高額なハイブリッド車の追加も価格差の要因のひとつです。

一方、旧型ステップワゴンの中古車の価格帯は約10万~約249万円で、現行モデルと旧型モデルの価格帯が重なっています。ステップワゴンの場合、現行モデルと旧型モデルでは運転支援システム「Honda SENSING」の採用ということがキーポイントになります。価格差がないのであれば、安全性が向上した現行モデルを積極的に狙いましょう。購入後の満足度も大きく差が付きます。

今、自分がステップワゴンの中古車を購入するのであれば、イチオシは現行型スパーダのハイブリッド車です。搭載されているハイブリッドシステムは、モーター駆動を積極的に行い、エンジンの使用頻度を抑えてくれるので、燃費性能と加速性能に優れているからです。登場から4年が経過し、ハイブリッド車のスパーダは約240台の中古車が流通していて、価格帯は約195万〜約390万円となっています。まだ200万円以下の中古車は数台しかないですが、250万円まで拡大すれば、約31台もあります。セレナのe-POWERと互角の性能を誇るハイブリッド車。そして元々走行性能の高いステップワゴンですから、クラストップの走りを満喫できます。

「Honda SENSING」搭載ステップワゴン

一方で運転支援システム「Honda SENSING」を搭載した現行型ステップワゴンを安く手に入れたい、というのであれば、1.5Lターボエンジンを搭載した標準モデルが狙い目です。ターボエンジンというと燃費性能が悪そうに感じますが、実際には、2Lガソリンエンジンよりも良いですし、税金面でも優遇されます。Honda SENSINGを装着した1.5Lのステップワゴンは約74台流通していて、価格帯は約135万〜約240万円となっています。現行型でホンダセンシングを搭載しているステップワゴンが150万円以下で購入できるのは割安感抜群でしょう。

ほかにもこんなに!お買い得で魅力的な中古車のステップワゴン

ステップワゴンモデューロX

もっと予算があるという人には、純正アクセサリーを製造しているホンダアクセスがチューニングしたモデューロXがオススメです。サーキットで培った空力を向上させる技術を投入したエアロパーツや専用サスペンションなどで走行性能をさらに向上させたモデルです。背の高いステップワゴンですが、モデューロXはカーブなどで発生するクルマの傾きを抑えていて、ドライバーのハンドル操作にリニアに反応してくれます。ドライバーは操る楽しさが味わえて、乗員が揺れが少なく快適に移動できるクルマに仕立てられています。モデューロXの1.5Lターボ車は約32台流通していて、価格帯は約185万〜約320万円。ハイブリッド車は約3台で、価格帯は約340万〜約380万円となっています。1.5LターボエンジンのモデューロXが200万円以下で手に入るのであれば、即買いしたいクルマです。

ステップワゴンのモデルチェンジ、マイナーチェンジ一覧

ステップワゴン

4代目の先代ホンダステップワゴンは2009年~2015年にかけて販売されました。4代目ステップワゴンは、「みんなの楽」=“皆楽”をキーワードに、Honda独自の低床・低重心パッケージをベースとし、家族みんなが楽しく、楽に移動できるクルマを目指して開発されました。

ステップワゴン_2

外観デザインは、広く快適な空間を動きのあるスクエアフォルムを表現。低床・低重心パッケージをベースに、全長を50mm、全高を45mm拡大することで、室内高1395mmとゆとりある室内空間を実現しています。

ステップワゴン_内装

ステップワゴン_内装_2

インテリアは、運転のしやすさや多彩な用途での使いやすさを追求。軽い力で簡単に操作でき、すっきり広々と使える「3列目床下格納シート」が特長です。また、車両左前方の路面状況を映し出し、縦列駐車や狭い路地などで役立つ新開発の「サイドビューサポートミラー」を採用しています。

ステップワゴン_スパーダZ

搭載するエンジンは2L直列4気筒i-VTECの1種類で、トルクコンバーター付きCVT(4WD車は5速AT)の組み合わせにより、スムーズな走りと10・15モード燃費14.2km/Lという優れた燃費性能を両立しています。また、エンジンやトランスミッションなどを燃費優先に制御する「ECONモード」や、エコ運転度をリアルタイムに把握できる「コーチング機能」などにより、低燃費運転を多面的に支援する「エコアシスト」を装備し、さらなる実用燃費の向上にも貢献しています。グレード構成は、価格順にLi、L、G・Lパッケージ、Gの4グレードで全車乗車定員は8人乗りとなっています。

ステップワゴン_ヘッドライト

2011年8月に一部改良を行い、ステップワゴンは人気のHonda HDDインターナビシステムなどを標準装備した新タイプをお買い得感のある価格で設定するとともに、その他のタイプも装備内容の充実を図りました。ステップワゴンG・スマートスタイルエディションには、ディスチャージヘッドライト<HID>(ロービーム、オートレベリング/オートライトコントロール機構付き)、両側パワースライドドア、Hondaスマートキーシステム(Hondaスマートキー2個付き)、セキュリティーアラームを標準装備としています。またステップワゴンG・HDDナビスマートスタイルエディションは、上の装備に加えて、フルセグ<12セグ/ワンセグ>対応により高画質な地上デジタルテレビ放送を楽しめるなど多彩な機能を搭載したHonda HDDインターナビシステムを標準装備しています。そしてステップワゴン Lに、VSA(車両挙動安定化制御システム)、ヒルスタートアシスト機能を搭載。ステップワゴン Li」に標準装備されているHonda HDDインターナビシステムをフルセグ<12セグ/ワンセグ>対応に変更するなど装備をアップデートしています。

ステップワゴン_スパーダZ_2

2012年4月にマイナーチェンジを行い、ステップワゴンFF車に新開発CVTやアイドリングストップシステムなどを採用し燃費性能を向上させています。また、外観は新デザインのフロントグリルやフロントバンパー、LEDリアコンビネーションランプなどの採用により、さらに上質で洗練されました。安全装備では、安定した走りに貢献するVSA(車両挙動安定化制御システム)、坂道発進時に、ブレーキペダルから足を離しても一時的にブレーキ圧を保持することで、後退を防ぎ、スムーズな発進をサポートするヒルスタートアシスト機能、そして、全席3点式ELRシートベルトおよびヘッドレストを標準装備としました。同年5月にはステップワゴン4WD車のトランスミッションも従来の5速ATから新開発CVT、アイドリングストップシステム付きのものに変更しています。

2013年12月にステップワゴンは一部改良を行いました。Honda純正ナビゲーションが手軽に装着できる「ナビ装着用スペシャルパッケージ」や「スーパーUVカット・フロントドアガラス」などを標準装備に加え、装備を充実させながらもお買い得感のある価格設定としています。ステップワゴン_32015年4月、ステップワゴンはフルモデルチェンジを行い、5代目となる現行モデルが登場しました。現行型ステップワゴンはクラス最大級の室内空間を実現し、大開口のテールゲートに横開き式のサブドアを備えた独自機構のわくわくゲートを採用しています。

ステップワゴン_4

3列目のシートを左右に分割して床下格納できるマジックシートとの組み合わせで、テールゲートを開けることなく横開き式のサブドアから3列目のシートへの乗り降りを可能とするほか、荷物の出し入れなども容易にしています。サブドアの開閉度は3段階とし、スペースの狭い駐車場やご自宅のガレージなどで非常に重宝します。また、大開口のテールゲートに備えた横開き式のサブドアを使った乗り降りをより容易にするために、3列目シートを分割し、床下格納機構を採用。車外からはもちろん、車内でも簡単に操作でき、ミニバン空間の楽しみ方を大きく進化させています。

ステップワゴン_スパーダ_2

外観デザインは、Hondaらしい躍動感、未来感を加えながら、ボックススタイルの楽しさ、美しさを徹底的に突き詰め、独自発想から生まれたわくわくゲートの新しさを、左右非対称のデザインで表現。ひと目で家族を惹きつけるデザインを目指しました。

 

ステップワゴン_内装_3

ステップワゴン_内装_4

インテリアは、北欧スタイルのような、BeautyとUtilityの融合をめざした、「ビューティリティーリビング」をコンセプトに、人に優しくリラックスできる「カタチ・色・素材」、見て、触れて、心地良い「質感」、座り心地の良さが目に見える「シート」、さりげなくスマートに使える収納をはじめとする「ユーティリティー」などを追求。乗る人全員が主役と感じられる、Hondaならではのホスピタリティーあふれるインテリア空間に仕上げています。

搭載するエンジンは、Honda初の採用となる1.5L 直列4気筒直噴VTEC ターボエンジンを搭載。常用域で2.4Lエンジン並みのトルクを発生し、多人数乗車時や坂道でも、スムーズな力強さを発揮します。最高出力150psを発生しながら、燃費性能はJC08モードで17.0km/Lと高出力と低燃費を両立しています。搭載されているトランスミッションは、ターボエンジンのポテンシャルを最大限に引き出すCVTを新たに開発。その効率を徹底することで燃費性能の向上を図るとともに、街なかでのスムーズな走りを実現しています。

ステップワゴン_5

そして、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」を搭載。フロントエンブレム裏に設置したミリ波レーダーと、フロントウィンドウ内上部に設置した単眼カメラという、特性の異なる2種類のセンサーで構成。ミリ波レーダーは、さらに性能を向上させ、対象物体の位置や速度だけでなく、検知が難しいとされてきた電波の反射率が低い歩行者にまで検知対象を拡大しています。グレード構成は価格順にG・EX、G、Bで、全グレード7人乗りとなっています。

2016年5月ステップワゴンは一部改良を行い、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」や、ナビ装着用スペシャルパッケージ、ETC車載器などを標準装備し、よりお買い得感のあるグレードを設定しました。具体的には、Honda SENSINGとナビ装着用スペシャルパッケージ+ETC車載器を、Bを除く全タイプに標準装備。「リア右側パワースライドドア」を、B、G・Honda SENSINGを除く全タイプに標準装備。さらに、「1列目シートi-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステム」を、Bを除く全タイプに標準装備するとともに、G・EX Honda SENSINGには「リア右側パワースライドドア」と「LEDヘッドライト」を標準装備するなど装備の充実化を図っています。

ステップワゴン_7

ステップワゴン_6

2017年9月、ステップワゴンはスパーダを中心にマイナーチェンジを行います。スパーダの外観を変更するとともに、歩行者事故低減ステアリング機能を新たに採用し、Honda SENSINGの基本8機能を全タイプに標準装備としました。

ステップワゴン_内装_8

ステップワゴン_内装_5

ステップワゴン_内装_6

ステップワゴン_内装_7

ステップワゴン_トランクルーム

そして待望の2モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID(スポーツ ハイブリッド) i-MMD」をスパーダに設定。「SPORT HYBRID(スポーツ ハイブリッド) i-MMD」は優れた燃費と走りをステップワゴンにもたらしました。またハイブリッド車には専用チューニングサスペンションと、さらに上級グレードにパフォーマンスダンパーを採用。乗り心地と操縦安定性を高次元でバランスさせました。また、ハイブリッド車には渋滞追従機能付きACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)も搭載。作動範囲が0km/hからとなり、高速道路での渋滞など役立つシーンが増えました。

2020年1月には一部改良を行い、ハイブリッドを「e:HEV(イー エイチイーブイ)」と名称変更。またスパーダのシート表皮に撥水撥油加工をほどこした「FABTECT(ファブテクト)」を採用し、油汚れがついたり飲み物をこぼしたりしても、拭き取りやすくシミになりにくいシートにしました。さらに、スパーダには「わくわくゲート」を装備しない仕様も設定しています。

こちらもおすすめ!ステップワゴンの中古車をタイプ別に選ぶなら

ステップワゴン_3

●とにかくコスパ重視なら「現行型標準モデルの1.5Lターボ車」 中古市場の相場約135万〜約240万円

現行型ステップワゴンは、スポーティーなスパーダが圧倒的な人気を誇ります。またパワートレインではハイブリッド車が主流です。だからこそ、標準モデルの1.5Lターボ車はお買い得。運転支援システムの「Honda SENSING」を装備した中古車でも150万円以下から購入可能。旧型と価格はクロスオーバーしますが、運転支援システムの有無は購入後の満足度に影響を与えるので、狙うのならば現行型でしょう。

● 燃費が気になるなら「現行モデルのハイブリッド車」 中古市場の相場約195万〜約390万円

ステップワゴン_スパーダ_3

2017年9月のマイナーチェンジの際に、売れ筋モデルのスパーダにのみハイブリッド車が追加されました。登場からまもなく4年が経過しますが、ようやく200万円以下の中古車が流通し始めました。WLTCモードで20km/Lという優れた燃費性能を実現。運転支援システムのアダプティブクルーズコントロールを使用し、高速道路を走行すれば20km/Lを超える燃費も達成できます。新車時価格が高いハイブリッド車も中古車になると、かなりリーズナブルになるのでオススメです。

●安定感抜群の走行性能を手に入れたいなら「現行モデル1.5モデューロX」 中古市場の相場約185万〜約320万円

ステップワゴンモデューロX

ミニバンは広い室内空間とトレードオフに、重心が高くカーブを曲がる際には左右に、そして加速やブレーキ時には前後に揺れてしまいます。この揺れは乗員にとって非常に不愉快なものです。しかし、ホンダアクセスがチューンを施したモデューロXは空力性能を向上させたエアロパーツと同時に独自の味付けを行ったサスペンションシステムにより、この不快な揺れを極力抑えてくれます。その結果、よりスムーズで快適なドライブが可能となりました。新車時価格は高価なモデルですが、1.5Lターボエンジンを搭載したモデューロXなら200万円で手に入るようになっています。まさにバーゲンプライスといえます。

中古車のステップワゴンならではのチェックポイントはココ

ステップワゴン_エンジンルーム

ステップワゴンはフロントガラスをチェック

ファミリーカーとして人気の高いステップワゴン。車内の汚れも気になるところですが、最もチェックしたいのはフロントガラスです。Honda SENSINGのセンサーとして、カメラを採用しており、フロントガラスに傷があると誤作動を起こしかねないので、交換となってしまいます。走行していると飛び石によるフロントガラスの傷は仕方ないところですが、カメラ付近にあると、フロントガラスの交換となり、大きな出費になるので注意しましょう。

ドレスアップ車の場合は純正部品があるかどうか確認

自動車メーカーのディーラーは改造に対して、非常にシビアです。大径のアルミホイールを装着していたり、純正パーツでないサスペンションなどのカスタマイズをしていたりするクルマはメンテナンスなどの入庫を断られることもあります。もし純正部品以外のアルミホイールなどが装着されている場合は、一応純正品があるかどうか確認したほうがいいでしょう。

きちんと整備を受けたクルマかどうかをチェック

中古車のコンディションは前オーナーの使い方に左右されます。エンジン車の場合は、走行距離が少ないほうが良コンディションといわれますが、バッテリーを搭載しているハイブリッド車の場合は、年式の割に走行距離が少ないと、バッテリーが弱っている可能性があるので、コンディションが良いとはいいきれません。また走行距離が伸びていても、ディーラーなどでしっかりとメンテナンスを行っている履歴が整備記録簿に残っていれば、安心して購入することができます。したがってステップワゴンの中古車を購入する際には、必ず、整備記録簿でこれまでの履歴を確認してください。もし、この整備記録簿がないというのであれば、購入は避けたほうがいいでしょう。

ステップワゴンの中古車と比べたいライバル車種はコレだ!

このクラスでトップセラーモデルの「トヨタヴォクシー」

トヨタヴォクシー

ステップワゴンのライバルとしてまず、取り上げるのは同じクラスで最も新車販売台数が多いトヨタヴォクシーです。ヴォクシーはステップワゴンと異なり、5ナンバーサイズの標準車と3ナンバーサイズのエアロ系を用意。搭載するパワートレインは2Lガソリンと1.8Lエンジン+モーターのハイブリッドとなっています。リアのステップ高を低く抑えるなど、優れた乗降性を備えており隙のないクルマづくりが特徴です。運転支援システムは搭載していますが、ステップワゴンと比べると物足りません。

アルファード譲りの大きなフロントグリルが特徴の「トヨタエスクァイア」

トヨタエスクァイア

ヴォクシー/ノアの兄弟車として登場したエスクァイアもステップワゴンのライバル車といえます。エスクァイアはステップワゴンと同様に5ナンバーサイズのみだからです。エスクァイアはアルファード譲りの大きなフロントグリルを採用し、上質さを強調したモデルとなっています。搭載するエンジンは2Lガソリンと1.8Lエンジン+モーターのハイブリッドの2種類。運転支援システムは「Toyota Safety Sense」を搭載していますが、モデルが古いこともあり、ステップワゴンと比べると機能面で見劣りします。

クラストップの室内空間と最新鋭の運転支援システムが魅力の「日産セレナ」

日産セレナ

最後に取り上げるのは日産セレナです。現行モデルは2016年に登場。クラストップの室内空間をはじめ、ガラスの部分だけが開閉するデュアルバックドア。そして高速道路でアクセルやブレーキ操作に加えて、ハンドル操作も行う最新鋭の運転支援システム「プロパイロット」を搭載するなど、高い利便性と安全性を備えたモデルとなっています。搭載するパワートレインは2LガソリンエンジンのマイルドハイブリッドであるSハイブリッドと、1.2Lエンジンで発電し、その電力でモーターを駆動させて走行する本格的なハイブリッドのe-POWERの2種類。乗車人数によって車両重量の変化が大きいミニバンと低回転から最大トルクを発生するモーターの相性は良く、スムーズな加速性能を実現。その高い走行性能によってe-POWER搭載車は高い人気を誇ります。

中古車のステップワゴンを賢く探すのなら

ステップワゴン_後部座席

では、中古車ステップワゴンをどこでどのように探したら良いでしょうか。カーライフを賢くスムーズに始めるのに、おすすめのサービスや販売店をご紹介します。

カーセンサーnet

カーセンサーnetは中古車情報誌時代から数えて40年近い歴史と実績を誇る検索サイトで、サイト上には約50万台の情報が掲載されています(※)。車の状態を示す評価について独自の認定システムを導入しているので、こうした評価を目安にすれば、車に詳しくない方でも安心して車選びができるでしょう。

また、「カーセンサーアフター保証」に加入すれば、業界最多水準の350項目の部品について修理が保証されます。保証料金は車に合わせて細かく設定できるので、無駄なく予算に合わせた保証を付けることができます。

カーセンサーnetのステップワゴンの掲載件数は4,696件、価格帯は3.8万~539万円となっています(※)。
※いずれも2021年7月31日時点の情報です。

グーネット中古車

先述のカーセンサーnetと同じような中古車情報サイトで、こちらも約50万台が登録されています(※)。グーネット中古車にも、検査協会などが車の状態を評価する「ID車両」という制度や、最長3年まで走行距離無制限でさまざまな保証が付く「Goo保証」などの制度があります。

グーネット中古車のステップワゴン掲載台数は4,907件、価格帯は4万~539万円となっています(※)。
※いずれも2021年7月31日時点の情報です。

ハイブリッドだけでなく、1.5Lターボも流通台数が豊富なスパーダに注目

ステップワゴン_スパーダ_4

一般的には人気の条件を外すことでコストパフォーマンスの高いクルマを見つけることができます。しかし、現行型ステップワゴンのように新車販売台数の7割以上がスパーダとなると、標準系モデルは台数が少なく中古車も比較して選べないというデメリットが生じます。現行型ステップワゴンの中古車を購入するのであれば、まずはパワートレインにかかわらず流通台数が豊富なスパーダで探してみるほうがいいでしょう。それで合わなければ標準車という探し方が自分にピッタリあったクルマを見つける近道となります。また価格が安いからといっても、Honda SENSINGなしのクルマは避けましょう。運転支援システムによってドライバーのミスをフォローしてくれます。これがないことで事故などを起こすことになれば、大きな責任と出費を負います。それを考えればHonda SENSING分の価格アップは安いものでしょう。

よくある質問

Q1:中古車のステップワゴン、どれを買うべき?

A:現行型ステップワゴンで、トータルバランスで見れば、1.5Lターボエンジンを搭載したスパーダでしょう。価格差が大きければ標準モデルに変えるのもありです。予算が200万円あるのであれば、燃費性能に優れたハイブリッド車のスパーダがオススメです。

Q2:中古車のステップワゴンを買うときに気を付けたいポイントは?

A:現行型のステップワゴンの初期モデルは、運転支援システム「Honda SENSING」未装着車があります。特に低価格中古車のほとんどが該当します。価格の安さより、安全性の高さを優先して選ぶようにしてください。

Q3:中古車のステップワゴンはどこで手に入れればいい?

A:購入するなら全国の販売店の窓口となっているカーセンサーnet、グーネットなどの中古車情報検索サイトを活用すると良いでしょう。頭金や初期費用の一括払いが必要のない方法を探しているなら、定額カルモくんがおすすめです。支払いは毎月定額の利用料金だけなので、すぐにお好みの中古車のステップワゴンに乗ることができます。

※記事の内容は2021年7月時点の情報で制作しています。

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