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中古車のスズキ「スペーシア」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖

中古車のスズキ「スペーシア」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖|中古車ならカルモマガジン
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新型スズキ「スペーシア」の最新情報まとめはこちら

現在では、ホンダN-BOXが席捲している軽スーパーハイトワゴンですが、スペーシアのルーツであるパレットが2008年に投入されるなどスズキも早くから市場参入していました。2013年に登場した初代スペーシアは、新プラットフォームを採用。安全装備のレーダーブレーキサポートや、走行&燃費性能を向上させる「エネチャージ」「S-エネチャージ」を採用し、軽スーパーハイトワゴンでトップレベルの燃費性能を実現しています。

そして、2017年に登場した現行モデルは、ファミリー層だけでなくパーソナルユースとしてのユーザー層を拡大するために、スーツケースをモチーフに取り入れた一味違うデザインを内外装に採用。メカニズムに軽量・高剛性のプラットフォームに加えて、モーターの出力が向上したマイルドハイブリッドシステムを搭載し、優れた燃費性能を発揮しています。運転支援システムは「デュアルセンサーブレーキサポート」をはじめ、とても充実しています。

今回は中古車のスペーシアなら、どのモデル、グレード、年式のものを買えば一番お得なのか、間違いがないのかという正しい買い方に加えて、気になる最新の中古車相場の状況などを専門家の目線で徹底解説します。ぜひ参考にしてください。

この記事のPOINT

  • 一番推したい中古車のスズキ「スペーシア」は現行型ハイブリッドX
  • 少しでも安くスペーシアを手に入れるなら「旧型スペーシア」の2016年式以降を狙う

中古車のスペーシア、おすすめモデルはズバリこれ。自分なら「現行型ハイブリッドX/X4WD」を100万円で買う!

中古車のスペーシア、おすすめモデルはズバリこれ。自分なら「現行型ハイブリッドX/X4WD」を100万円で買う!

現在、スズキスペーシアの中古車は約8,720台流通しています。そのうち、2017年に登場した現行モデルが約5,460台、2008年に登場した旧型が約2,380台で、半数以上が現行モデルとなっています。

現行型スペーシアの中古車の平均価格は約146万円、価格帯は約55万~約233万円です。すでに、100万円以下の中古車が約110台流通しています。一方、旧型モデルの平均価格は約78万円。価格帯は約10万〜約173万円と、かなり広い価格帯でクロスオーバーしています。旧型スペーシアは、2013年にデビューし、2015年に内外装の変更と同時に、運転支援システムを採用するマイナーチェンジを行っています。このマイナーチェンジを境に前期型、後期型と分けると、平均価格は前期型は約73.6万円、後期型は約103.1万円と約30万円差となります。軽自動車でこの30万円差は大きく、年式に加えて、運転支援システムの有無が価格に大きな影響を与えているのがわかります。

中古車のスペーシア、おすすめモデルはズバリこれ。自分なら「現行型ハイブリッドX/X4WD」を100万円で買う!2
そんなスペーシアを自分が購入するのであれば、「現行型のハイブリッドX」を100万円以下で狙います。軽量・高剛性のシャシーやマイルドハイブリッドシステムを搭載した好燃費のパワートレインにより、スペーシアは新車販売台数で「万年4位」から2位へと躍進しました。良いクルマだけど、ライバルを圧倒するセールスポイントがないと言われていた旧型に比べて、現行型は個性的なデザインや優れた燃費性能など明確なセールスポイントをもつようになったのが好調につながっているのでしょう。

現行型ハイブリッドX/X4WDはWLTCモードで20.2〜21.2km/Lという軽スーパーハイトワゴンで、トップレベルの燃費性能を実現しています。また、両側パワースライドドアやロールサンシェードなど快適装備も充実しています。現在、運転支援システムを装着したハイブリッドX/X4WDの中古車は約1,100台流通していて、価格帯は約60万〜約180万円となっています。そのうち100万円以下の中古車は約22台流通しています。最新の運転支援システムを搭載し、優れた燃費性能を発揮する現行型スペーシアが100万円以下で手に入るので、これがイチオシです。
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もっと安く軽スーパーハイトワゴンのスペーシアが欲しいというのであれば、旧型スペーシアをオススメします。運転支援システムは現行モデルと比べると物足りない部分はありますが、十分及第点は与えられます。しかし、狙うのは2015年のマイナーチェンジ後のモデルです。マイナーチェンジ後のモデルに絞っても約830台流通していて、デュアルカメラブレーキサポート装着に絞っても約83台もあります。価格帯は約50万〜約133万円で、100万円以下の中古車が約57台あります。旧式のレーダーブレーキサポート装着車ならばもっと安く手に入れられますが、安心・安全を考えるとより新しいデュアルカメラブレーキサポートを選びたいところです。

ほかにもこんなに!お買い得で魅力的な中古車のスペーシア

ほかにもこんなに!お買い得で魅力的な中古車のスペーシア

キビキビと軽快に走りたいという人にはターボエンジンを搭載したモデルがオススメです。現行型にはラインナップされていませんが、旧型モデルにはターボエンジンを搭載したグレードが用意されています。ターボエンジンを搭載したTグレードの中古車は約85台流通していて、価格帯は約30万〜約113万円となっています。デュアルカメラブレーキサポート装着車は約7台と非常に少ないですが、50万円台から購入可能なのでじっくりと探してみるのも良いでしょう。

スペーシアのモデルチェンジ、マイナーチェンジ一覧

スペーシアのモデルチェンジ、マイナーチェンジ一覧

パレットに変わって、スズキが軽スーパーハイトワゴン市場に2013年2月に投入したのが、初代スペーシアです。2425mmロングホイールベースの新プラットフォームは、燃費性能や走行性能に大きな影響を与える軽量化を車両全体にわたり徹底して行い、先代モデルより車両重量で90kgの軽量化を実現しました。

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Aピラーとバックドアを立ててロングルーフ化を図り、ルーフ幅を広げることで実現した、ゆとりある広々とした室内空間が最大の特徴です。さらに、インストルメントパネル内部の構造やレイアウトに工夫を施し2215mmの室内長を確保。シートも2回の操作で手軽に格納でき、フラットな荷室スペースを実現する左右独立ダイブダウンリアシートによって多彩なアレンジを誇ります。また後席スライドドアの開口幅580mm、開口高1230mmという広さ、リアステップ高を340mmとしたことで優れた乗降性を確保しています。

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搭載するエンジンは、660ccの直列3気筒DOHCとDOHCターボの2種類。新たにタイミングチェーンを細幅化することで、軽量化に貢献するとともにフリクション(摩擦抵抗)を低減しています。組み合わされるトランスミッションはCVTのみで、ワイドな変速比幅により、加速性能と燃費性能を高次元で両立する副変速機構付CVTをさらに改良しました。この結果、エンジン制御とCVT制御を最適化し、よりエンジン効率の良い回転域での走行を可能としています。

また、様々なエネルギーマネジメント技術を採用。その中のエネチャージは、既存のアイドリングストップ車専用の鉛バッテリーに加え、高効率なリチウムイオンバッテリーと高効率・高出力のオルタネーターを併用した、スズキ独自の減速エネルギー回生機構です。これらの「スズキグリーンテクノロジー」により、JC08モード燃費で29.0km/Lというクラストップの燃費性能を発揮します。グレード構成はターボエンジンを搭載したTが最上級グレードで、価格順にX、Gとなっています。

2013年8月に、スペーシアは一部改良を行い、レーダーブレーキサポート[衝突被害軽減ブレーキ]、誤発進抑制機能、エマージェンシーストップシグナル、ESPをセットにした「レーダーブレーキサポート装着車」を全グレードにメーカーオプションで設定しました。

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2015年5月にマイナーチェンジを行い、フロントグリルにメッキをアクセントで加えるなど外観の質感を高めています。搭載するエンジンは圧縮比の向上やEGRシステム採用に加え、吸気、排気系を見直し、低中速の動力性能を高めた上で燃費性能を向上。自然吸気車には静かでスムーズなアイドリングストップからのエンジン再始動を実現した「S-エネチャージ」を搭載。モーターアシストする時間と頻度を増やした新しい「S-エネチャージ」と燃焼効率を高めるなど改良を施したR06A型エンジンを組み合わせることで、JC08モード燃費で32.0km/Lを実現しています。

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安全装備も軽自動車として初めて2つのカメラを採用したステレオカメラ方式の衝突被害軽減システム「デュアルカメラブレーキサポート」を搭載。約5km/hから約100km/hの速度域で車両や歩行者を検知し、警報や自動ブレーキで衝突の回避、または衝突時の被害軽減を図ります。車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能などとセットで全車にメーカーオプション設定しています。利便性や快適性の面では自車を真上から見ているような視点で周囲を確認でき、駐車場や狭い道でのすれ違いで便利な全方位モニターや、「ナノイー」搭載のフルオートエアコン、プレミアムUV&IRカットガラス(フロントドア)などを採用しています。

2015年8月に一部改良を行い、自然吸気車に続いて、ターボ車にも加速時にモーターでエンジンをアシストする「S-エネチャージ」を組み合わせました。「S-エネチャージ」はISG(モーター機能付発電機)が最長30秒間のモーターアシストを行い、燃料消費を抑制しつつ、モーターアシストする速度域を、NA車の「発進後~約85km/h」から「発進後~約100km/h」へさらに拡大。モーターアシストする頻度を向上させ、燃費性能をJC08モードで26.8km/Lまで向上させています。

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2017年には初のフルモデルチェンジを行い、2代目となる現行型スペーシアが登場しました。現行型スペーシアではクルマの骨格に新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を採用。低床を維持しつつ全高を上げることで室内を高くして居住性を向上させました。さらに、前後乗員間距離を拡大し足元空間を広げています。また、前席、後席ともにヒップポイントを高くしたことで、アイポイントを高め、見晴らしがよく、より運転しやすいレイアウトが特徴です。

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スペーシアの外観デザインは、他の軽自動車スーパーハイトワゴンのデザインとは一味違う、「ワクワク、楽しさ」を感じる新しいスタイル。旅の道具を詰め込むときのスーツケースをモチーフに、遊び心があり愛着のもてるデザインとしています。

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インテリアにもスーツケースをモチーフにしたカラーパネルを採用し、エクステリアと一体感のあるデザイン。水平基調で伸びやかさと見晴らしのよさを表現したインパネ形状により、運転席前の視界を確保し、開放感のある広々とした室内空間を演出しています。

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後席に座る人がより楽に乗り降りができるよう、スライドドア開口幅を20mm広げて600mmに、開口高を20mm高くして1250mmとしました。また、リアステップ地上高を345mmとし、フロアの低さを継承。ピラー両側に設定した乗降グリップの位置を低く抑え、大人も子供も乗り降りしやすいレイアウトとしています。

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スペーシアが搭載するエンジンは660ccの直列3気筒自然吸気の1種類。スタイルの異なるスペーシアカスタムとスペーシアギアにあるターボエンジンの設定はありません。ISG(モーター機能付発電機)の高出力化とリチウムイオンバッテリーを大容量化したマイルドハイブリッドを搭載。これにより、モーターによるクリープ走行と、幅広い速度域でエンジンをモーターがアシストすることで燃料消費を抑制し、JC08モードで30.0km/Lの低燃費を達成しています。

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運転支援システムは、安心・安全な運転を支援するスズキの予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」を採用。衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポート(DSBS)」に加え、軽自動車で初めて後退時の衝突被害軽減ブレーキ「後退時ブレーキサポート」を採用するなど、前後の衝突被害軽減ブレーキを全車標準装備しています。さらにフロントガラスに進入禁止の道路標識や車両情報などをカラー表示するヘッドアップディスプレイ、周囲を立体的に360°確認できる「3Dビュー」を軽自動車で初採用するなど、安全運転を支援する機能は非常に充実しています。グレードは価格順にハイブリッドX、ハイブリッドGの2種類です。

2020年8月に一部改良を行い、運転支援機能を向上させています。夜間の歩行者も検知するデュアルカメラブレーキサポートとSRSカーテンエアバッグの標準装備化に加え、全車速追従機能付のアダプティブクルーズコントロール(ACC)を新たに採用。一時停止などの標識認識機能も向上させています。またUSB電源ソケット(2個)、時間調整付フロント間欠ワイパーを追加するなど快適装備も充実させています。

こちらもおすすめ!スペーシアの中古車をタイプ別に選ぶなら

とにかくコスパ重視なら「現行モデルのハイブリッドX/X4WD」 価格帯は約60万〜約180万円
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スペーシアの中古車でコスパを重視するのであれば、高い走行性能と安全性能。そして充実した快適装備が特徴の上級グレード、ハイブリッドX/X4WDの中古車を100万円以下で手に入れることでしょう。価格帯は約60万〜約180万円となっていて、100万円以下の中古車も増加中です。中には走行距離数十kmという届け出済み未使用中古車もあり、ボディカラーなども豊富なので自分の好みにあったクルマが見つけやすいのも魅力です。

割安な価格で安全性にこだわるならば「旧型モデルのX/Gのデュアルカメラブレーキサポート装着車」 価格帯は約50万〜約133万円
割安な価格で安全性にこだわるならば「旧型モデルのX/Gのデュアルカメラブレーキサポート装着車」 価格帯は約50万〜約133万円
スペーシアの中古車で、安全性を重視して選ぶのであれば現行型がオススメです。しかし予算をできるだけ抑えたいという人には旧型モデルのデュアルカメラブレーキサポート付きがオススメです。旧型スペーシアにはレーダーブレーキサポートとデュアルカメラブレーキサポートという2種類の運転支援システムを採用していますが、性能は段違い。機能面ではデュアルカメラブレーキサポート一択です。レーダーブレーキサポートの機能は今となっては不満を感じるはずです。デュアルカメラブレーキサポートでも50万円台から中古車が流通しているので、じっくりと探してもらいたいです。

キビキビと軽快な走りを手に入れたいなら「旧型モデルのターボ車」 中古市場の相場約30万〜約113万円
キビキビと軽快な走りを手に入れたいなら「旧型モデルのターボ車」 中古市場の相場約30万〜約113万円
さきほど、「ほかにもある魅力的なグレード」で取り上げたターボ車。軽スーパーハイトワゴンは広い室内空間を確保する一方で、車両重量は軽自動車の中でもヘビー級となります。モーターのアシストがある旧型スペーシアでも発進加速などにやや不満を感じることがあるかもしれません。それならば、パワフルなターボエンジン搭載車をオススメします。現行モデルの標準ボディには設定がないので、旧型モデルを選ぶことになりますが、価格帯は約30万〜約113万円と割安になっています。

中古車のスペーシアならではのチェックポイントはココ

中古車のスペーシアならではのチェックポイントはココ

ファミリーカーのスペーシアは内装をチェック

ファミリーカーとして人気の高いスペーシアは外観以上にインテリアをチェックしましょう。特にお子さんやペットが乗ることが多いリアシートやラゲッジルームなどの汚れなどを見て、前オーナーがどのように使用していたのかを確認したいところ。また、さまざまな装備がしっかりと作動するかどうかも確認しましょう。便利な電動スライドドアが動かない、なんてことになると大きな出費が伴います。

ドレスアップ車の場合は純正部品があるかどうか

自動車メーカーのディーラーは改造に対して、非常にシビアです。大径のアルミホイールを装着していたり、ローダウンサスペンションなどのカスタマイズをしていたりするクルマはメンテナンスなどの入庫を断られることもあります。もし純正部品以外のアルミホイールなどが装着されている場合は、一応純正品があるかどうか確認したほうがいいでしょう。

きちんと整備を受けたクルマかどうかをチェック

中古車のコンディションは前オーナーの使い方に左右されます。エンジン車の場合は、走行距離が少ないほうが良コンディションと言われますが、バッテリーを搭載しているハイブリッド車の場合は話が異なります。年式の割に走行距離が少ないと、バッテリーが弱っている可能性もあるので、コンディションが良いとは言いきれません。また走行距離が延びていても、ディーラーなどでしっかりとメンテナンスを行っている履歴が整備記録簿に残っていれば、安心して購入することができます。したがってスペーシアの中古車を購入する際には、必ず、整備記録簿でこれまでの履歴を確認してください。もし、この整備記録簿がないというのであれば、購入は避けたほうがいいでしょう

スペーシアの中古車と比べたいライバル車種はコレだ!

軽スーパーハイトワゴンの王者「ホンダN-BOX」

軽スーパーハイトワゴンの王者「ホンダN-BOX」

新車販売台数第2位のスペーシアの最大のライバルは、販売台数トップのホンダN-BOXです。2代目となるホンダN-BOXは2017年に登場、2020年12月にマイナーチェンジを行いました。わずか1世代で、クルマの骨格にあたるシャシーやパワートレインを一新。小型車譲りの高い質感の内外装が特徴です。特に内装は北欧の家具をイメージした落ち着いた雰囲気を演出しています。ベンチシートに加えて、助手席がロングスライドする2つの仕様を用意。搭載するエンジンは660ccの直列3気筒DOHCとDOHCターボの2種類です。全車にホンダ独自の運転支援システム「Honda SENSING」を標準装備し、高速道路などで追従走行を可能とするアダプティブクルーズコントロールを採用するなど充実した安全装備が特徴です。

軽スーパーハイトワゴンのパイオニア「ダイハツタント」

軽スーパーハイトワゴンのパイオニア「ダイハツタント」

軽スーパーハイトワゴンのパイオニアとなるのがダイハツタントです。現行型タントはダイハツの新しいクルマ作りである「DNGA」を採用した第1弾モデルとして2019年に登場しました。タントは助手席側にピラーを内蔵し大開口を実現した「ミラクルオープンドア」を採用しているのが特徴です。さらに。このミラクルオープンドアを活かして、運転席のスライドを最大540mmまで可能にする運転席ロングスライドシートを採用。ドライバーもこのミラクルオープンドアを介して乗降できるという新しい動線を提案しています。搭載するエンジンは、660ccの直列3気筒DOHCとDOHCターボの2種類。トランスミッションは全車CVTですが、ターボ車には、ベルト+ギア駆動を可能にした「D-CVT」を採用しています。安全装備は、「次世代スマートアシスト」と呼ばれる最新鋭の運転支援システムを搭載。2020年12月の一部改良で、「次世代スマートアシスト」の機能が向上しています。

乗用車に匹敵する走行性能が特徴「日産ルークス」

乗用車に匹敵する走行性能が特徴「日産ルークス」

デイズルークスの後継車ですが、デイズファミリーから独立した日産ルークスは2020年に登場。現在軽スーパーハイトワゴンの中では最もフレッシュなモデルです。ひとあし早く発売されたデイズのプラットフォームをチューニングしたボディに、660ccの直列3気筒DOHCとDOHCターボの2種類のエンジンを搭載。このエンジンには「スマートシンプルハイブリッド(S-HYBRID)」と呼ばれるマイルドハイブリッドシステムが採用され、発電した電力をリチウムイオンバッテリーに蓄え、モーターアシストに利用することで好燃費を実現します。また、高度な運転支援システムであるプロパイロットをはじめ、前方を走行する2台前の車両を検知し、急な減速などにより自車の回避操作が必要と判断された場合に警報によってドライバーに注意を促す「インテリジェントFCW(前方衝突予測警報)」を採用するなど軽スーパーハイトワゴンの中ではトップレベルの運転支援機能を採用しているのが特徴です。

中古車のスペーシアを賢く探すのなら

中古車のスペーシアを賢く探すのなら

では、中古車のスペーシアをどこでどのように探したらよいでしょうか。カーライフを賢くスムーズに始めるのに、おすすめのサービスや販売店をご紹介します。

カーセンサーnet

カーセンサーnetは中古車情報誌時代から数えて40年近い歴史と実績を誇る検索サイトで、サイト上には約50万台の情報が掲載されています(※)。車の状態を示す評価について独自の認定システムを導入しているので、こうした評価を車選びの目安にすれば、車に詳しくない方でも安心して車選びができるでしょう。

また、「カーセンサーアフター保証」に加入すれば、業界最多水準の350項目の部品について修理が保証され、保証料金は車に合わせて細かく設定できるので、無駄なく予算に合わせた保証を付けることができます。

カーセンサーnetのスペーシアの掲載件数は8,645件、価格帯は9.5万円~239.8万円となっています(※)。
※カスタムとギアを含みます。いずれも2021年7月31日時点の情報です。

グーネット中古車

先述のカーセンサーnetと同じような中古車情報サイトで、こちらも約50万台が登録されています(※)。グーネット中古車にも、検査協会などが車の状態を評価する「ID車両」という制度や、最長3年まで走行距離無制限でさまざまな保証が付く「Goo保証」などの制度があります。

グーネット中古車のスペーシアの掲載台数は8,144件、価格帯は7.9万円~249万円となっています(※)。
※カスタムとギアを含みます。いずれも2021年7月31日時点の情報です。

走行性能と安全性能そして価格のバランスを考えると現行モデルがオススメ

走行性能と安全性能そして価格のバランスを考えると現行モデルがオススメ

軽自動車の中古車は人気が高いため、値落ちがそれほど進みません。今回のスペーシアを見ても、現行型と旧型の中古車相場が重なり合う部分が多くなっています。予算50万円以下ということであれば、旧型しか選択肢はないですが、100万円あれば現行型も手が届きます。そうなると燃費性能や安全性能が向上した現行モデルを積極的に狙いたいところ。年式の古い中古車は価格が安くなる反面、燃費性能や安全性能は見劣りします。特に安全性能はこの数年で飛躍的に進化しています。安心・安全をちょっとの予算プラスで手に入れられるのであれば現行型を狙うのが正解です。

よくある質問

Q1:中古車のスペーシア、どれを買うべき?

A:燃費&安全性能が向上した現行型がオススメです。特に両側パワースライドドアなど装備が充実したX/X4WDが狙い目のグレードと言えます。

Q2:中古車のスペーシアを買うときに気を付けたいポイントは?

A:旧型スペーシアを購入するときには、運転支援システムはレーダーブレーキサポートとデュアルカメラブレーキサポートという2種類があります。未装着よりは良いですが、できれば高性能のデュアルカメラブレーキサポートを購入しましょう。

Q3:中古車のスペーシアはどこで手に入れればいい?

A:購入するなら全国の販売店の窓口となっているカーセンサーnet、グーネットなどの中古車情報検索サイトを活用するとよいでしょう。頭金や初期費用の一括払いが必要ない方法を探しているなら、定額カルモくんがおすすめです。支払いは毎月定額の利用料金だけなので、すぐにお好みの中古車のスペーシアに乗ることができます。

新型スズキ「スペーシア」の最新情報まとめはこちら

※記事の内容は2021年7月時点の情報で制作しています。

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