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中古車の日産「NV200バネット」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖

中古車の日産「NV200バネット」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖
中古車の日産「NV200バネット」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖

元々はビジネス用途のライトバンとして開発されたものを乗用ユースのワゴンに仕立て日産「NV200バネット」。バン需要のほうが高いモデルということもあり、ワゴンの流通量はやや少なめ。それだけに自分に合った1台を選ぶのはなかなかたいへんです。この記事では中古車のNV200バネットなら、どのモデル、グレード、年式のものを買えば一番お得なのか、間違いがないのかという正しい買い方に加えて、気になる最新の中古車相場の状況などを専門家の目線で徹底解説します。購入後の使い方によっては、ワゴンではなくバンの中古車に目を向けてみる方法もありますよ。ぜひ参考にしてください。

この記事のPOINT

  • 一番推したい中古車の日産「NV200バネット」は2012年式16X-2R
  • たくさん荷物を積むために3列目席がないものをチョイス

中古車NV200バネット、おすすめモデルはズバリこれ。自分なら「2012年式16X-2R」を120万円で買う!

中古車NV200バネット、おすすめモデルはズバリこれ。自分なら「2012年式16X-2R」を120万円で買う!

ビジネス用途の高いNV200バネットには、ファミリー需要やレジャー需要を見込んだワゴンが設定されています。背の高い乗用車だと圧倒的にミニバンの人気が高くなりますが、実はNV200の利便性はかなりのもの。元々多くの荷物を積んで移動するために開発されたモデルなので、その性能を活かしてアウトドアを楽しむ人から支持を集めています。

もうひとつの注目ポイントがデザイン。機能を重視した中から生まれたスクエアなボディはまとまりがよく、カスタムのベース車両としても人気があります。

中古車NV200バネット、おすすめモデルはズバリこれ。自分なら「2012年式16X-2R」を120万円で買う!2

NV200バネットのワゴンには5人乗り2列シート仕様と7人乗り3列シート仕様が設定されています。

日産のハイト系ミニバンであるセレナと比較するとNV200バネットの全長は30 cm弱短くなります。そのため、3列目のスペースがかなり狭いのは仕方がないところ。だとしたら無理して多人数乗車を考えるのではなく、便利なワゴンとして荷物をたくさん積むことに特化したほうが得策でしょう。

また、NV200バネットワゴンの中古車は流通台数が少ない割に人気があるので中古車の値落ちはかなり緩やか。今回は少しでも安く買えるよう、年式を落とす選択をしました。

ほかにもこんなに!お買い得で魅力的な中古車NV200バネット

ほかにもこんなに!お買い得で魅力的な中古車NV200バネット

イチオシモデルとして紹介したワゴンの2列シート仕様以外にも、NV200バネットはさまざまな視点から魅⼒的な中古⾞を探すことができます。遊びに行った先で5人以上乗る可能性もあるなら3列シート仕様をチョイスするのがベター。購入後、アウトドア仕様にカスタムすることを考えているならワゴンではなくバンをチョイスするのもあり。車中泊仕様やキャンピング仕様も楽しい選択です。

NV200バネットのモデルチェンジ、マイナーチェンジ⼀覧

NV200バネットのモデルチェンジ、マイナーチェンジ⼀覧

ヨーロッパでは、商用目的で開発されたモデルを乗用仕様にしたレジャービークルが人気。日本でも人気の高いモデルだと、ルノーのカングーや、シトロエンのベルランゴなどがあります。メルセデス・ベンツのVクラスも商用モデルを乗用仕様にしたミニバンです。

日本ではかつてライトバンに厚みのあるシートを搭載して乗用仕様にしたワゴンが存在しました。2009年5月にデビューしたNV200バネットはミニバン並みの全高を与えて積載性を高めた商用車。ワゴンはそこに厚みのあるシートを搭載して快適性を高めたモデルで、立ち位置はルノーカングーやシトロエンベルランゴに近い部分があります。

NV200バネットのモデルチェンジ、マイナーチェンジ⼀覧2

NV200バネットのモデルチェンジ、マイナーチェンジ⼀覧3

背が高いので大きな車という印象を持ちますが、全長は4,400 mmとミドルクラスミニバンよりかなり短いので、街なかでも取り回しが楽。それでいて積載性が高いので、「ハイエースほど大きな車は必要ないが荷物はしっかり積みたい」という人から注目を集めました。

独自のパッケージングで床面を低くしたことで重い荷物が積みやすいことも、NV200バネットが支持された大きな理由のひとつです。

搭載エンジンは1.6L直列4気筒。足回りはたくさんの荷物を積むことを想定してリーフリジット式を採用しました。

NV200バネットのモデルチェンジ、マイナーチェンジ⼀覧4

2010年11月には、日産の特装車などを製作するオーテックジャパンが車内への乗降を容易にする電動式スライドステップを助手席側スライドドアの下に装備したアンシャンテ ステップタイプを発売。スライドドアの開口部より一段低い位置にステップが出てくることで、子供や年配者でも乗り降りがしやすいモデルです。

2010年12月にはNV200バネットのタクシー仕様車を発売。このタクシーに乗ったことがある方も多いでしょう。NV200タクシーはアメリカ・ニューヨーク市の次世代タクシー、そしてロンドンタクシーにも選ばれました。

2014年4月にはバンにも高級感が欲しいというユーザーのために、専用のフロントバンパーやフロントグリルなどをつけたプレミアムGXが設定されました。プレミアムGXにはインテリジェントキー、プライバシーガラス、スライドサイドウインドウが標準装備になっていました。

そして2014年9月にはプレミアムGXがワゴンにも設定されました。

NV200バネットのモデルチェンジ、マイナーチェンジ⼀覧5

2014年10月にはNV200シリーズに新たなモデルが加わります。それはリーフに続く日産の電気自動車第2弾となるe-NV200です。

100%モーターの力で走るピュアEVであるe-NV200は排気ガスを出さないクリーンなモデルというだけでなく、駆動用バッテリーに蓄えた電気を外で使うことができるAC100Vコンセントが備えられたことが話題に。

NV200バネットのモデルチェンジ、マイナーチェンジ⼀覧6

同じ電気自動車のリーフの場合、外で電気を使うためにはパワームーバーと呼ばれる専用の機械が必要でしたが、e-NV200は特別な道具なしに使えるため、たとえば工事現場で夜間照明をつけたり、災害時に移動式の巨大バッテリーとして利用できたのです。

NV200バネットのモデルチェンジ、マイナーチェンジ⼀覧7

2018年1月にはジャパンキャンピングカーショーでNV200バネットの車中泊仕様車であるマルチベッドワゴンを公開。これは5人乗りワゴンをベースに左右跳ね上げ式のベッドシステムと撥水性に優れたロンリューム加工を施したフロアパネルを採用したモデルです。マルチベッドワゴンはこの後正式に発売となりました。

マルチベッドワゴンは2020年1月にツートーンカラーも登場。今、アウトドアシーンで人気のある脱力感のあるカラーリングが注目を集めています。

こちらもおすすめ!タイプ別にNV200バネットの中古車を選ぶなら

たまに3列目シートが必要になりそうなら「ワゴン16X-3R」 中古市場の相場50万〜170万円

たまに3列目シートが必要になりそうなら「ワゴン16X-3R」 中古市場の相場50万〜170万円

普段は2列シートで大丈夫だけど、たまに両親を駅まで送ったり、キャンプ場などで友人と温泉に行くときに3列シートが必要になる。そんな方はワゴンの16X-3Rを選んでおいたほうが安心。

ただ、NV200バネットはベースが商用モデルで全長もミニバンに比べると短くなっています。後部座席にスライド機構もないので、3列目はあくまで非常用と考えたほうが無難。頻繁に人を乗せる機会があるなら、大きめのミニバンを選んだほうが快適です。

キャンプ仕様にカスタムするためのベース車にするなら「バンGX」 中古市場の相場40万〜180万円

キャンプ仕様にカスタムするためのベース車にするなら「バンGX」 中古市場の相場40万〜180万円

キャンピングカーとまではいかなくても、車中泊ができるようにしたり、オールペンをしてアウトドアテイストを全面に出したカスタムを楽しもうと思っているなら、流通量が多いバンからベース車を探すのもありです。

バンにはDX、VX、GXという基本グレードがあり、GX以外はフロアが鉄板剥き出しの仕様になっています。普段使いもするのであればカーペットが敷いてあったほうがいいでしょう。

ただ、バンを選ぶ際は基本的に2人乗りだと割り切ることをおすすめします。2列目席はヘッドレストがなく、座面や背もたれも薄い簡易式のシートなので、普段から2列目に人が座るのは正直大変だと思います。

流行りのバンライフを満喫したり、アウトドアで思い切り遊ぶつもりなら「NV200のキャンピング仕様」

流行りのバンライフを満喫したり、アウトドアで思い切り遊ぶつもりなら「NV200のキャンピング仕様」 

前述したように、NV200バネットは日産からマルチベッドワゴンという車中泊仕様車が販売されています。ワゴンの2列仕様をベースに荷室部分に折りたたみベッドを設置したもので、ベッドは荷室の広さをほとんど犠牲にせず格納できる便利な仕様です。ただ、原稿執筆時点でマルチベッドワゴンの中古車は1台しか流通していませんでした。

実はNV200バネットはキャンピングカービルダーのあいだではハイエースと並ぶくらい、ベース車両として人気があるモデルです。5ナンバーサイズということもありキッチンやシンクまで設置するのは難しいものの、ポップアップルーフをつけたり、両サイドにカウンターをつけたりしたりしたものを各社が製作。中にはキャブコン仕様に架装されたものもあります。

そんなキャンピング仕様のNV200が中古車市場にはたくさんでてきています。ワゴンベース、バンベースともに流通しているので、好みのものを探してみてください。

中古車のNV200バネットならではのチェックポイントはココ

中古車のNV200バネットならではのチェックポイントはココ

車内の使用感に納得できるかじっくり検討

ワゴン、バンともにNV200はたくさんの荷物を積んで走っていた可能性が高いモデルです。必然的に荷室や居住スペースには前オーナーが使用していた形跡が傷やスレという形で出ている車が多くなります。

性能面に問題はないものの、気になるのに我慢すると購入後に後悔する可能性もある部分。車両の状態を細かく見て、納得した上で購入してください。

ワゴンも基本はバンベースであることを納得した上で購入を

ワゴンはバンに比べると後部座席のシートに厚みがあります。とはいえミニバンのようにいろいろなシートアレンジができたり、後ろに座る人も快適に移動できるというモデルではありません。

とくに3列シートを狙っている方で、多人数乗車で長距離を走る機会が多いなら、NV200よりもミニバンを選んだほうが満足度は高いはず。

キャンピング仕様は欲しい装備がついているかを要確認

日本はキャンピングカー大国で、アメリカやヨーロッパとはまったく違う形でキャンピングカーが進化しています。機能面でもかゆいところに手が届くようなものがたくさん開発されています。

ただ、どんな装備が備わっているかは車ごとに異なります。

キャンピング仕様を探している方はまずどんな装備が欲しいかをリストアップした上で、気になったものにその装備がついているかを確認してください。ついていない場合も後付けできる可能性はあるので、ショップの人とよく相談しましょう。

 

NV200バネットの中古車と比べたいライバル車種はコレだ!

実は車中泊にも適したコンパクトモデル「旧型ホンダフリードスパイク」

実は車中泊にも適したコンパクトモデル「旧型ホンダフリードスパイク」
コンパクトミニバンであるフリードの3列目席を取り払い、荷室の使い勝手を高めたフリードスパイク。小さなモデルですが車中泊フリークから人気の高いモデルです。

理由は2,740 mmというロングホイールベースを活かし、2列目席を倒したときの荷室長が2,015 mmも確保されているから。エアベッドを敷けばすぐに車中泊が可能です。もちろん乗用車なので2列目の座り心地も文句なし!

ホンダ独自の低床フロアを活かして室内高が高めに設定されているので背の高い荷物を積むことだって可能。

中古車は450台以上流通していて、価格帯は20万〜140万円となっています。

広い室内がウリのコンパクトバン「現行型トヨタタウンエースバン」

広い室内がウリのコンパクトバン「現行型トヨタタウンエースバン」

タウンエースは1976年から続くブランドで、2008年に登場した現行型はインドネシアにあるダイハツの海外拠点で製造され、日本に輸入されています。NV200バネットと同じ5ナンバーサイズのボディは取り回しが楽で、室内の使い勝手もいいのでキャンピング仕様のベース車に選ばれることも。

NV200バネットよりもワンボックスっぽいシルエットにはユルい雰囲気があるので、かわいい車に乗りたい方にもおすすめです。

中古車は180台ほど流通していて、価格帯は20万〜360万円となっています。

オシャレな雰囲気を楽しめるフレンチレジャービークル「現行型ルノーカングー」

オシャレな雰囲気を楽しめるフレンチレジャービークル「現行型ルノーカングー」

フランス版NV200ともいえる存在がルノーカングー。本国ではバンが郵便局の配達車両として使われているのは有名な話。他にもさまざまな仕事で選ばれているモデルです。

日本ではオシャレなスタイルでアウトドアを楽しむ方から絶大な支持を得ています。

現行型は2009年9月に日本導入。旧型よりボディサイズが拡大し、全幅は1,830 mmに。観音開きのバックドア、大型ルーフレール、室内のルーフ部についた大型の収納スペースなど、日本車にはない装備で独自の世界観を醸し出しています。

オシャレな雰囲気を楽しめるフレンチレジャービークル「現行型ルノーカングー」2

すでに本国では次期モデルが発表されましたが、大きくなった上にかわいさがなくなってしまいました。カングーらしさを求めるなら現行型で決まりです。

中古車は230台ほど流通していて、価格帯は30万〜310万円となっています。

中古車のNV200バネットはここで探せ!

中古車のNV200バネットはここで探せ!

では、中古車NV200バネットをどこでどのように探したらよいでしょうか。カーライフを賢くスムーズに始めるのに、おすすめのサービスや販売店をご紹介します。

カーセンサーnet

カーセンサーnetは中古車情報誌時代から数えて40年近い歴史と実績を誇る検索サイトで、サイト上には約50万台の情報が掲載されています(※)。車の状態を示す評価について独自の認定システムを導入しているので、こうした評価を目安にすれば、車に詳しくない方でも安心して車選びができるでしょう。

また、「カーセンサーアフター保証」に加入すれば、業界最多水準の350項目の部品について修理が保証されます。保証料金は車に合わせて細かく設定できるので、無駄なく予算に合った保証をつけることができます。

カーセンサーnetでは、ワゴンを「NV200バネット」、バンを「NV200バネットバン」とわけて掲載しています。NV200バネットの掲載件数は71台、価格帯は40万〜380万円、NV200バネットバンの掲載件数は264台、価格帯は30万〜400万円となっています(※)。
※いずれも2021年6月30日時点の情報です。

グーネット中古車

先述のカーセンサーnetと同じような中古車情報サイトで、こちらも約50万台が登録されています(※)。グーネット中古車にも、検査協会などが車の状態を評価する「ID車両」という制度や、最長3年まで走行距離無制限でさまざまな保証がつく「Goo保証」などの制度があります。

グーネットでは、「NV200バネットワゴン」「NV200バネットバン」と分けて掲載しています。NV200バネットワゴンの掲載件数は59台、価格帯は40万〜320万円、NV200バネットバンの掲載件数は265台、価格帯は30万〜410万円となっています(※)。
※いずれも2021年6月30日時点の情報です。

 

ビジネス用途だったものも多いので、店頭で状態をしっかり確認

バンならではの広い室内と堅牢さ、そして独特のサイズ感から生まれる使いやすさからアウトドアシーンで人気が高まっているモデルです。高価格帯はキャンピング仕様で、低価格帯にはそこそこ距離は走っているもののお手頃の中古車がたくさんあります。

ただ、ビジネスシーンでも使われるモデルなので、荒く乗られた可能性がある中古車も流通しています。店頭では状態をしっかり確認した上で買うかどうかを判断してください。

 

よくある質問

Q1:中古車のNV200バネット、どれを買うべき?

A:ワゴンの2列シート仕様である16X-2R。

Q2:中古車のNV200バネットを買うときに気を付けたいポイントは?

A:3列シート仕様も存在しますが、ミニバンと同じ感覚で選ぶと後悔のもと。3列目席はあくまでエマージェンシーシートと割り切って選んでください。

Q3:中古車のNV200バネットはどこで手に入れればいい?

A:購入するなら全国の販売店の窓口となっているカーセンサーnet、グーネットなどの中古車情報検索サイトを活用するとよいでしょう。頭金や初期費用の一括払いが必要ない方法を探しているなら、定額カルモくんがおすすめです。支払いは毎月定額の利用料金だけなので、すぐにお好みの中古車のNV200バネットに乗ることができます。

※記事の内容は2021年6月30日時点の情報で制作しています。

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