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「プロパイロット」が魅力!エクストレイルの安全性能を徹底解説(2013年~2022年モデル)

「プロパイロット」が魅力!エクストレイルの安全性能を徹底解説(2020年1月~)
「プロパイロット」が魅力!エクストレイルの安全性能を徹底解説(2020年1月~)

出典:日産「エクストレイル」TOP

国土交通省や経済産業省が普及に力を入れていることもあり、衝突被害軽減ブレーキやペダル踏み間違い時急発進抑制装置をはじめとする先進安全技術は近年の新型車には欠かせないものになりました。しかし、その充実度は車種によって大きな差があるのが現状です。

そのため、車を選ぶ際にはその車がどのような安全性能を有しているのかを確認しておくようにしましょう。ここでは日産「エクストレイル」の安全性能について紹介します。

この記事のPOINT

  • ミリ波レーダーの採用によって検知機能が向上
  • 高速道路での運転負荷を軽減する「プロパイロット」を搭載
  • 全グレードが「サポカーSワイド」に該当

エクストレイルの安全性能の特徴

2013年12月に登場した現行型のエクストレイルは、登場以来度重なる改良を繰り返し、現在では日産の数多くある車種の中でもトップクラスの先進安全技術の充実度を誇るモデルへと進化しています。

2017年6月のマイナーチェンジでは、高速道路においてステアリング・アクセル・ブレーキ操作をシステムがアシストする先進の運転支援技術「プロパイロット」を採用したことでも話題になりました。

2020年1月には新たに、天候に左右されにくく、より遠くまで検知が可能なミリ波レーダーを検知システムに採用することにより、衝突被害軽減ブレーキの夜間時の性能や「プロパイロット」の性能も向上させています。

エクストレイルに搭載される「サポカーS」の認定に必要な先進安全技術

ここからは、エクストレイルにはどのような先進安全技術が搭載されているのかを見ていきましょう。

政府は衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全技術を搭載した車に「サポカー」の愛称をつけ、普及を推進しています。サポカーは搭載している機能の充実度によって4種類に分類されており、エクストレイルは全車が最も上位の「サポカーSワイド」に認定されています。まずは、「サポカーSワイド」の認定条件を満たす先進安全技術を中心に紹介します。

インテリジェント エマージェンシーブレーキ/インテリジェントFCW(前方衝突予測警報)

インテリジェント エマージェンシーブレーキ/インテリジェントFCW(前方衝突予測警報)出典:日産「エクストレイル」先進技術

車両や歩行者を検知してシステムが自動でブレーキを作動

インテリジェント エマージェンシーブレーキは、前方の車両や歩行者を検知して、衝突の危険があると判断するとドライバーに警告を発して回避操作を促します。安全に減速できない場合はシステムが自動で強力なブレーキを作動させ、衝突回避や衝突被害の軽減をサポートする機能です。

検知対象は車両と歩行者で、ミリ波レーダーを採用することによって夜間時の性能が向上(一部グレードを除く)しました。自車の速度が対車両で約10~80km/h、対歩行者では約10~60km/hで作動します。

自車からは見えない前方の状況を検知

自車からは見えない前方の状況を検知出典:日産「エクストレイル」先進技術

2020年1月の一部改良で搭載されたインテリジェントFCWは、自車から見えない2台前の車間距離や相対速度をミリ波レーダーでモニタリングし、減速が必要だとシステムが判断した場合にはドライバーに警告を発してブレーキ操作を促し、追突事故の回避支援を行う機能です。

踏み間違い防止アシスト

壁やガラスなどの障害物を検知している状態で、アクセルとブレーキを間違えて踏み込んだり、ブレーキ操作が遅れたりした場合に警告を発し、危険を知らせるとともにエンジン出力の抑制、自動ブレーキ制御を行うことでペダル踏み間違い時の急発進や急加速防止をサポートします。

前進時・後退時のどちらにも対応していることに加え、前進時には歩行者検知も可能な点は評価できるポイントです。

LDW(車線逸脱警報)

LDW(車線逸脱警報)出典:日産「エクストレイル」先進技術

警告を発して車線からのはみ出しを防止

LDW(車線逸脱警報)は、ウインカー操作なしに車線を逸脱する可能性があるとシステムが判断すると、警告を発してドライバーに回避操作を促す機能です。

グレードによってはブレーキ制御やステアリング操作を支援する機能も

上位グレードの「20Xi」「20Xi レザーエディション」では、警告音とともにブレーキを短時間自動制御し、車線内走行を維持するようにステアリング操作を支援するインテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)も搭載しています。

ハイビームアシスト

ハイビームアシスト出典:日産「エクストレイル」先進技術

自動でハイビームとロービームを切り替え

システムが周囲の明るさや先行車・対向車のライトを検知し、必要に応じてハイビームとロービームを自動で切り替える機能です。手動切り替えの手間を軽減し、歩行者などの早期発見に貢献します。

「プロパイロット」など、充実した運転支援機能も搭載

エクストレイルには、サポカーSワイドの認定に必要な先進安全技術のほかにも、さまざまな機能を搭載しています。

プロパイロット(「20Xi」「20Xi レザーエディション」に標準装備)

プロパイロット(「20Xi」「20Xi レザーエディション」に標準装備)出典:日産「エクストレイル」先進技術

高速道路でのドライバーの運転負荷を大幅に軽減

先行車をモニタリングし、システムがアクセル・ブレーキ操作をコントロールして適切な車間距離の維持をサポート。さらに車線を検知してステアリング操作をシステムが支援することで車線中央での走行をキープするようにアシストするシステムです。

高速道路でのドライバーの運転負荷を大幅に軽減するので、ロングドライブも余裕をもって楽しめるでしょう。

インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物検知機能付き)(「20Xi」「20Xi レザーエディション」に標準装備、「20S」にメーカーオプション)

インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物検知機能付き)(「20Xi」「20Xi レザーエディション」に標準装備、「20S」にメーカーオプション)出典:日産「エクストレイル」先進技術

車両を真上から見下ろしたような画像を表示

車両の周囲の状況をモニターし、ナビ画面やインテリジェント ルームミラーに映像を映し出すことでスムースな駐車をサポートする機能です。

真上から車両を見下ろしたような映像など、4種類の映像の切り替えが可能。さらに車両の周囲を移動しているものを検知してドライバーに知らせる機能も搭載しています。

BSW(後側方車両検知警報)(「20Xi」「20Xi レザーエディション」に標準装備)

BSW(後側方車両検知警報)(「20Xi」「20Xi レザーエディション」に標準装備)出典:日産「エクストレイル」先進技術

ドライバーから見えにくい隣車線後方から接近する車両を検知し、車線変更の際に接近車両がいる場合は警報を発し、注意喚起する機能です。

RCTA(後退時車両検知警報)(「20Xi」「20Xi レザーエディション」に標準装備)

車両後部左右に設置したレーダーで自車の後方を横切る車両を検知し、警告を発してドライバーに接近車両の存在を知らせる機能です。

エクストレイルには、このほかに進入禁止標識検知機能が全車に標準装備されています。また、全グレードに駐車枠を指定するだけでシステムがステアリング操作をサポートしてくれるインテリジェント パーキングアシスト(駐車支援システム)がセットオプションで追加も可能です。

充実した先進安全機能が搭載されたエクストレイルで安全・安心なカーライフを楽しもう

車の安全はカーライフの基本となるものです。全車が「サポカーSワイド」に該当し、充実した先進安全機能を持つエクストレイルは高い安全性能を車に求める方も満足できるモデルだといえるでしょう。

よくある質問

Q1:エクストレイルには先進安全技術は全車標準装備されているの?

A:はい、エクストレイルには全車に先進安全技術が搭載されています。なお、搭載される先進安全技術の充実度はグレードによって差があります。

Q2:エクストレイルに搭載される先進安全技術にはどんなものがあるの?

A:車や歩行者を検知し、衝突の危険があれば自動ブレーキを作動させる「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」やドライバーから見えない2台前の車両の動きをモニタリングし、減速が必要な状況であればドライバーに知らせ、ブレーキの踏み遅れによる玉突き事故回避を支援する「インテリジェントFCW」、ペダル踏み間違い時の飛び出し防止を支援する「踏み間違い衝突防止アシスト」など、多彩な機能が搭載されています。

Q3:「プロパイロット」ってどんな機能?

A:高速道路や自動車専用道路でシステムがステアリング・アクセル・ブレーキの操作を支援し、車間距離や車線中央をキープする手助けをすることでドライバーの運転負荷を大幅に軽減し、安全運転をサポートする機能です。

Q4:エクストレイルはどの「サポカー」に該当するの?

A:エクストレイルは全車が「サポカー」の中でも最も上位の分類である「サポカーSワイド」に該当します。

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※記事の内容は2021年3月時点の情報で執筆しています。

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