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イグニスの安全性能は?「スズキ セーフティ サポート」の内容を徹底解説!

イグニスの安全性能は?「スズキ セーフティ サポート」の内容を徹底解説!
イグニスの安全性能は?「スズキ セーフティ サポート」の内容を徹底解説!

出典:スズキ「イグニス」トップページ

車を運転する際に安全運転を心掛けることはもちろんですが、安心して楽しいカーライフを送るために安全性能の高い車を選ぶこともひとつの方法です。車の安全性能の中心はシートベルトやエアバッグなどの衝突安全性から衝突被害軽減ブレーキなどの予防安全性に移りつつあるため、車選びの際にはその車がどのような先進安全技術を採用しているのかをチェックしておきましょう。

ここでは、スズキ「イグニス」の安全性能について紹介します。

この記事のPOINT

  • イグニスは予防安全パッケージ「スズキ セーフティ サポート」を標準装備
  • オプションで「全方位モニター」の追加が可能
  • イグニスは「サポカーSベーシック+」に適合

イグニスの安全性能の特徴

2016年1月に登場したイグニスは、登場時は衝突被害軽減ブレーキやペダル踏み間違い時誤発進抑制装置などの先進安全技術をメーカーオプションとしていましたが、2020年2月の一部仕様変更時にスズキの予防安全技術パッケージ「スズキ セーフティ サポート」とカーテンエアバッグ、フロントシートのサイドエアバッグを全車に標準装備(「HYBRID MG」にレス仕様の設定あり)し、時代に合わせて安全性能を進化させました。

加えてピラーやドアミラー位置、ピラー断面やピラートリム形状の最適化によって視認性を向上させているほか、視認性の高いメーターやディスプレイの採用や運転に必要になるスイッチ類の配置を工夫することで、ドライバーが安心して運転に集中できる環境を整えていることも特筆すべきポイントといえるでしょう。

イグニスの「スズキ セーフティ サポート」の内容

ここからは、イグニスに標準装備される「スズキ セーフティ サポート」にはどのような先進安全技術が採用されているのかを見ていきましょう。

デュアルカメラブレーキサポート

デュアルカメラブレーキサポート出典:スズキ「イグニス」安全装備

危険を察知すると警告を発し、ブレーキアシスト

2つのカメラで車両前方の車や歩行者を検知し、ぶつかる危険があるとシステムが判断すると音や表示によってドライバーに危険を知らせます。その状態でドライバーがブレーキを踏むとシステムがブレーキアシストを行い、ブレーキ制動力を高めます。

衝突不可避と判断すれば強い自動ブレーキを作動

ブレーキアシストを行っても衝突を回避できない状態であると判断した場合は、自動で強力なブレーキを作動させ、衝突回避や被害軽減に貢献する機能です。対車両・対歩行者ともに約5~100km/hで走行中に作動します。車両と歩行者を検知しますが、夜間歩行者検知機能はありません。

誤発進抑制機能

誤発進抑制機能出典:スズキ「イグニス」安全装備

ペダル踏み間違い時の飛び出しを防ぐ

駐車場などでの停車時、もしくは約10km/h以下での徐行中に、前方約4m以内に壁などの障害物を検知している状態でアクセルペダルを必要以上に強く踏み込むと、システムが最長で5秒間エンジン出力を抑制することで急加速や急発進を抑え、衝突の回避や被害経験をサポートする機能です。

イグニスの誤発進抑制機能は前方のみであり、後方には未対応です。

車線逸脱警報機能

車線逸脱警報機能出典:スズキ「イグニス」安全装備

走行中に車両の左右の区画線を認識し、システムが進路を予測します。実際の車両の挙動が予想値とは異なり、車線からはみ出す危険があるとシステムが判断した場合には音と表示で注意喚起し、ドライバーの回避操作を促す機能です。

ふらつき警報機能

ふらつき警報機能出典:スズキ「イグニス」安全装備

車線逸脱警報と同じしくみによって、車両が蛇行するなどシステムが「ふらつき」を判定すれば音と表示によってドライバーに注意を促し、安全運転に貢献します。

先行車発進お知らせ機能

先行車発進お知らせ機能出典:スズキ「イグニス」安全装備

信号などで停止している際、先行車が約4m以上離れても自車が発進しない場合、音と表示によってドライバーに先行車の発進を知らせ、出遅れを防止する機能です。

以上がイグニスに標準装備されている「スズキ セーフティ サポート」に含まれる先進安全技術です。

このほか、メーカーオプションで全方位モニターの追加が可能です。

全方位モニター(「スズキ セーフティ サポート」装着車にメーカーオプション)

全方位モニター(「スズキ セーフティ サポート」装着車にメーカーオプション)出典:スズキ「イグニス」安全装備

車両の前後左右に設置したカメラによる画像を対応ナビゲーションのモニター上に映し出し、運転席から見えにくい場所を画面上で確認できるようにすることで、駐車時などの周囲の安全確認をサポートする機能です。

前方や後方、サイド画像はもちろん、車両を真上から見下ろしたような映像の表示も可能。狭い駐車場所や縦列駐車の際に役立つでしょう。

先進安全技術の充実度はもう一歩?今後に期待したいイグニス

経済産業省や国土交通省が普及を推進している先進安全技術を搭載した車「サポカー」の4つの分類の中で、最も装備内容が充実した「サポカーSワイド」の認定には、歩行者と車両の検知が可能な衝突被害軽減ブレーキとペダル踏み間違い時急発進抑制装置、車線逸脱警報、先進ライトの搭載が必要です。

イグニスでは先進ライトが装備されていないため、「サポカーSワイド」よりもワンランク下の「サポカーSベーシック+」の認定にとどまっています。現在は「サポカーSワイド」の認定が誰もが安心して使用できる安全性能を備えた車のひとつの規準となっているため、イグニスには近い将来「サポカーSワイド」に適合することを期待したいところです。

よくある質問

Q1:イグニスには先進安全技術は全車に標準装備されているの?

A:はい、イグニスは2020年2月の一部仕様変更の際に全車にスズキの予防安全パッケージ「スズキ セーフティ サポート」が標準装備されました。ただし、エントリーグレードである「HYBRID MG」ではレス仕様の設定もあります。

Q2:イグニスに搭載される先進安全技術にはどんなものがあるの?

A:イグニスには、車両と歩行者を検知して必要に応じて自動ブレーキを作動させる「デュアルカメラブレーキサポート」、ペダル踏み間違い時の飛び出しを防止する「誤発進抑制機能」、車線からの逸脱の危険やふらつきを警告する「車線逸脱警報」や「ふらつき警報」、先行車の発進を知らせて出遅れを防ぐ「先行車発進お知らせ機能」が搭載されています。

Q3:イグニスはどの「サポカー」に該当するの?

A:イグニスは「サポカー」の中で最も上位である「サポカーSワイド」の認定に必要な先進ライトが装備されていないため、ワンランク下の「サポカーSベーシック+」に該当します。なお、「HYBRID MG」の「スズキ セーフティ サポート」レス仕様車は「サポカー」ではありません。

※記事の内容は2020年12月に執筆しています。

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