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カローラアクシオはどのサポカー?安全性能を確認

カローラアクシオはどのサポカー?安全性能を確認を示す画像
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出典:トヨタ「カローラ アクシオ」特長

衝突被害軽減ブレーキやペダル踏み間違い急発進抑制装置などの先進安全技術は、今や車に欠かせない存在となっています。しかし、先進安全技術の充実度は車種によって大きく異なるため、車選びの際にはその車がどの程度の安全性能を有しているのかを確認することが大切です。

ここでは、トヨタ「カローラアクシオ」の安全性能について詳しく紹介します。

この記事のPOINT

  • カローラアクシオは「Toyota Safety Sense」を全車標準装備している
  • 2021年9月の一部改良で「プリクラッシュセーフティ」に昼間の歩行者検知機能を追加
  • ペダル踏み間違い急発進抑制装置にあたる「パーキングサポートブレーキ」は全車(MT車を除く)オプション設定

カローラアクシオの安全性能の特徴

現行型のカローラアクシオは2012年にデビューしたモデルであり、その当時はまだ一般的な車種での衝突被害軽減ブレーキなどをはじめとする先進安全技術の採用はそれほど多くなかったため、カローラアクシオにも搭載されていませんでした。

しかし、2015年に実施された1度目のマイナーチェンジのタイミングで、複数の先進安全技術をパッケージ化した「Toyota Safety Sense C(当時の名称、現在のToyota Safety Sense )」をトヨタ車で初採用し、当時のクラストップレベルの高い安全性能を有したモデルへと進化。比較的早い段階で先進安全技術を採用したのは評価できる部分といえるでしょう。

2017年の2度目のマイナーチェンジ時には「Toyota Safety Sense C」を全車に標準装備したことに加え、ペダル踏み間違い急発進抑制装置に相当するが採用されるなど、安全性能を高めています。

一方で、2019年に12代目となるカローラが日本に復活したことによりカローラアクシオはグレード整理の対象となりました。

カローラなどの近年の新型車にはミリ波レーダー+単眼カメラの検知システムが採用されているのに対し、カローラアクシオでは旧世代のシステムといえるレーザーレーダー+単眼カメラという組み合わせからアップデートされていません。

2021年9月の一部改良で衝突被害軽減ブレーキに昼間の歩行者検知機能が追加されましたが、今では夜間の歩行者や二輪車検知が可能な衝突被害軽減ブレーキを採用する車種も多いため、今後のアップデートを期待したいところです。

なお、2022年8月の一部改良では、LEDヘッドランプが全車標準装備となり、夜間視認性を向上させています。

カローラアクシオに搭載される先進安全技術

ここからは、カローラアクシオに搭載されている「Toyota Safety Sense」にはどのような先進安全技術が含まれているのかを見ていきましょう。

プリクラッシュセーフティ

プリクラッシュセーフティ出典:トヨタ「カローラアクシオ」特長

レーザーレーダーと単眼カメラの2種類のセンサーで先行車や歩行者を検知し、システムが衝突する危険があると判断した場合にはブレーキ制御を行って衝突の回避や衝突被害の軽減をサポートする機能です。
危険を察知するとまず警報ブザーやディスプレイ表示でドライバーに危険を知らせ、その段階でドライバーがブレーキペダルを踏んだ場合にはブレーキアシストを行って制動力を高めます。

なんらかの理由でドライバーがブレーキペダルを踏めなかった場合でもシステムがブレーキ制御を行い、衝突回避、または衝突被害の軽減を図ります。

警報は自車の速度が対車両の場合で約15~140km/h、対歩行者の場合は約15~65km/h、ブレーキ制御は対車両の場合約10~80km/h、対歩行者の場合は約10~65km/hで作動。検知対象は車両と昼間の歩行者で、夜間の歩行者や二輪車の検知機能はありません。

なお、昼間の歩行者検知機能は2021年9月の一部改良時に追加されましたが、同じタイミングでこれまでに販売されたカローラアクシオ(2015年3月以降のモデル)の「プリクラッシュセーフティ 昼間の歩行者検知機能追加キット」によるソフトウェアアップグレードが可能になりました。

そのため、2015年3月以降の「プリクラッシュセーフティ」搭載車で昼間の歩行者検知機能がない場合はこのキットの追加によって歩行者検知に対応させることができます。

レーンディパーチャーアラート

レーンディパーチャーアラート出典:トヨタ「カローラアクシオ」トップ

走行中にシステムが車線を検知し、車両がウィンカー操作を伴わずに車線からはみ出す危険があると判断した際に警報ブザーとディスプレイ表示によってドライバーに注意喚起する機能です。

車速約50km/h以上で作動します。なお、車線逸脱回避をサポートするステアリング操作の支援機能は搭載されていません。

オートマチックハイビーム

対向車や先行車、周囲の明るさを検知し、システムが状況に応じてハイビームとロービームを自動で切り替える機能です。手動切替えの手間が軽減されるほか、切替え忘れを防いで安全運転に貢献します。

このほか、「Toyota Safety Sense」の検知システムを利用した付帯機能として、「先行車発進告知機能」があります。

「先行車発進告知機能」は、信号待ちなどでブレーキペダルを踏んで停車している際、先行車が約4m以上進んでも自車が停止を続けた場合に警報やディスプレイで先行車の発進を知らせ、出遅れ防止をサポートする機能です。

オプションで追加できる機能

カローラアクシオには、全車(MT車を除く)にオプションでパーキングサポートブレーキ(前後方静止物)の追加が可能です。

パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)

パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)出典:トヨタ「カローラアクシオ」特長

パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)は、ペダル踏み間違い急発進抑制装置に相当するもので、車庫入れなどの低速取り回し時のペダル操作ミスなどによる急発進、急加速の抑制をサポートする機能です。

約15km/h以下での低速走行時に、ソナーが壁などの進行方向の障害物を検知した場合はエンジンもしくはハイブリッドシステムの出力を抑制。それでも障害物との距離が縮まった場合にはブレーキ制御も行います。

安全性能のさらなるアップグレードを期待したい

政府が普及を推進する先進安全技術を搭載した車「サポカー」の中で最上位の区分である「サポカーSワイド」の認定には、歩行者の検知ができる衝突被害軽減ブレーキとペダル踏み間違い急発進抑制装置(MT車は除く)、車線逸脱警報、先進ライトが必要です。

カローラアクシオはパーキングサポートブレーキ(前後方静止物)がオプションのため、標準装備されている「Toyota Safety Sense」のみではMT車以外は「サポカーSワイド」ではなく、「サポカー」の認定となります。なお、MT車は「サポカーSワイド」です。

「サポカーSワイド」は今の時代に必要な安全性能を有している車であるといえるひとつの基準ともなるため、「パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)」の追加は必須といえるでしょう。

 

よくある質問

Q1:カローラアクシオに先進安全技術は搭載されているの?

A:はい、カローラアクシオには全車にトヨタの衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」が標準装備されています。

Q2:カローラアクシオの「Toyota Safety Sense」にはどのような機能が含まれているの?

A:車両と歩行者を検知し、状況に応じてブレーキを作動させる「プリクラッシュセーフティ」、走行中に車線を検知し車線からはみ出す危険があると警告を発してドライバーに注意喚起する「レーンディパーチャーアラート」、自動でハイビームとロービームの切替えを行う「オートマチックハイビーム」の3つの機能を搭載しています。

Q3:カローラアクシオにオプションで追加できる先進安全技術はある?

A:はい、あります。MT車を除く全車にペダル踏み間違い急発進抑制装置に該当する「パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)」の追加が可能です。

Q4:カローラアクシオはどの「サポカー」に該当するの?

A:MT車と「パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)」装着車は「サポカーSワイド」です。MT車以外の「パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)」非装着車は「サポカー」の認定となります。

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※記事の内容は2022年12月時点の情報で執筆しています。

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