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キャロルの安全性能を徹底解説!(2014年~2021年モデル)

キャロルの安全性能を徹底解説!(2014年~2021年モデル)
キャロルの安全性能を徹底解説!(2014年~2021年モデル)

出典:マツダ「キャロル」安全性能

安全運転はすべてのドライバーの義務ですが、避けられないヒューマンエラーは存在します。そういったもしもの危険を少しでも減らし、衝突被害を軽減してくれる車の先進安全機能は近年の新型車には欠かせない装備となってきていますが、充実度は車種によって大きく異なるのが現状といえます。

そのため、車を選ぶ際に安全性能はしっかりと確認することが大切です。ここではマツダ「キャロル」の安全性能について紹介します。

キャロルの安全性能の特徴

キャロルは、シートベルトや運転席・助手席のエアバッグなどのほかにも被害軽減(自動)ブレーキをはじめとする複数の先進安全機能を採用し、日常生活に寄り添う車に期待される安全性能を持つモデルです。

キャロルには「GF」「GL」「GS」「GX」の4種類のグレードがありますが、すべてのグレードに先進安全機能が標準装備されているわけではなく、エントリーグレードの「GF」には装備されずオプションでの追加もできないので注意が必要です。

また、先進安全機能が標準装備となっているグレードのうち、「GL」では先進安全機能のレスオプションの設定があります。

なお、キャロルの先進安全機能搭載車は、政府が普及を推進している先進安全技術でドライバーの安全運転を支援する「安全運転サポートカー」、通称「サポカー」の中でも最も上位の分類の「サポカーSワイド」に該当します。

キャロルの先進安全機能

ここからは、キャロルにはどのような先進安全機能が搭載されているのかを見ていきましょう。

デュアルセンサーブレーキサポート

デュアルセンサーブレーキサポート出典:マツダ「キャロル」安全性能

システムが前方車両や歩行者を検知し、距離や速度差から衝突の危険があると判断すると、まずブザー音と表示でドライバーに危険を知らせます。

その状態でドライバーがブレーキペダルを踏み込むとブレーキ踏力をアシストして制動力を高め、減速します。さらに衝突のおそれが高まると強力な自動ブレーキを作動させて衝突の回避・被害軽減をサポートする機能です。

検知対象は前方の車両と昼間の歩行者で、自車の速度が対車両の場合は約5~100km/h以下、対歩行者の場合は約5~60km/hで走行中に作動します。

後退時ブレーキサポート

後退時ブレーキサポート出典:マツダ「キャロル」安全性能

キャロルでは、後退時にリアバンパーの4つの超音波センサーによって壁などの障害物を検知し、車両と障害物との距離に応じて警報音を変化させることでドライバーに障害物の接近を知らせる「リアパーキングセンサー」を搭載しています。

障害物との距離が近づくなど、システムが衝突は避けられないと判断した場合には自動ブレーキを作動させ、衝突の回避または被害の軽減を図ります。

約3m以内の障害物の検知が可能で、約10km/h以下で後退中に作動します。前進時だけでなく、後退時にもブレーキ制御が入るのは評価できるポイントといえるでしょう。

誤発進抑制機能(前進時・後退時)

誤発進抑制機能(前進時・後退時)出典:マツダ「キャロル」安全性能

停車時または約10km/h以下で徐行中、進行方向に障害物を検知している状態でアクセルペダルを必要以上に強く踏み込むと、エンジン出力を最大で約5秒間自動で抑制し、ペダルの踏み間違いやシフト操作ミスによる急加速や急発進を防ぐ機能です。

前方では約4m、後方では約3mの障害物を検知します。

車線逸脱警報機能

車線逸脱警報機能出典:マツダ「キャロル」安全性能

システムが左右の車線を検知して進路を予測。実際の車両の挙動が予想値と異なり、車線からはみ出しそうになるとブザー音などでドライバーに注意喚起し、回避操作を促します。

約60~100km/hで走行中に作動するので、主に高速道路や自動車専用道路で活躍する機能です。

ふらつき警報機能

ふらつき警報機能出典:マツダ「キャロル」安全性能

システムが車線を検知して自車の走行データを計測し、車両が蛇行するなど、計測値とは異なる動きを検知した場合にシステムが「ふらつき」と判断し、ブザー音でドライバーに注意喚起します。

作動条件は車線逸脱警報と同じです。

先行車発進お知らせ機能

先行車発進お知らせ機能出典:マツダ「キャロル」安全性能

ブレーキペダルを踏んで停車している場合、先行車が約5m以上進んでも自車が止まったままの場合にブザー音やメーター内でドライバーに先行車の発進を知らせ、出遅れを防ぐ機能です。

ハイビームアシスト機能

ハイビームアシスト機能出典:マツダ「キャロル」安全性能

夜間、ハイビームを使用して走行中に先行車や対向車のランプを検知した場合、また明るい場所を走行する場合は自動でハイビームからロービームに切り替える機能です。ハイビームが必要な状況になると、自動でハイビームに切り替えます。

手動切り替えの負担を軽減するとともに、切り替え忘れ防止にも貢献します。

以上がキャロルの先進安全機能搭載車に含まれる機能です。

先進安全機能以外の安全装備

キャロルには先進安全機能以外にも安全をサポートする機能が搭載されています。

ヒルホールドコントロール(「GF」以外のグレードに標準装備)

ヒルホールドコントロール(「GF」以外のグレードに標準装備)出典:マツダ「キャロル」安全性能

坂道発進時、ブレーキペダルからアクセルペダルへ踏み変える瞬間にブレーキを最長で約2秒間作動させて、車両のずり落ちを防ぎます。

坂道発進が苦手な方でも、落ち着いて発進できる心強い機能です。

エマージェンシーストップシグナル

約55km/h以上で走行中に急ブレーキを踏むと、ブレーキランプの点灯に加えてハザードランプを高速で点滅させ、後続車に急ブレーキを知らせることで追突防止に貢献する機能です。

キャロルはグレードによって安全性能が異なる

被害軽減(自動)ブレーキやペダル踏み間違い時加速抑制装置などの先進安全機能は社会的な注目度も高く、これからの車であれば装備しておきたい機能です。

キャロルではグレードによっては先進安全機能を装備していないものもあるので、グレードごとの安全性能をよく確認してグレードを選ぶようにしてください。

よくある質問

Q1:キャロルには先進安全機能は全車標準装備されているの?

A:いいえ、キャロルでは先進安全機能は採用されていますが、全車標準装備ではありません。キャロルには「GF」「GL」「GS」「GX」の4種類のグレードがありますが、エントリーグレードである「GF」には先進安全機能は搭載されず、オプション設定もありません。そのほかのグレードでは標準装備されますが、「GL」にはレスオプションの設定があります。

Q2:キャロルに搭載される先進安全機能にはどんなものがあるの?

A:車両と歩行者を検知する「デュアルセンサーブレーキ」や後退時にも自動ブレーキを作動させる「後退時ブレーキサポート」、シフト操作ミスやペダル踏み間違え時の飛び出しを防ぐ「誤発進抑制機能」、車線のはみ出しを防ぐ「車線逸脱警報」やハイビームとロービームを自動で切り替える「ハイビームアシスト機能」などが搭載されています。

Q3:キャロルはどのサポカーに該当するの?

A:キャロルの先進安全機能搭載車はサポカーの中でも最も上位の分類の「サポカーSワイド」に認定されています。先進安全機能非搭載車はサポカーではありません。

※記事の内容は2020年5月時点の情報で執筆しています。

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