カーリースでは車に関する税金や自賠責保険料などの法定費用はもちろん、オプションプランの追加などによって車検費用や部品交換費用も定額制にすることができます。しかし、燃料費は別に用意しなければなりません。そのため車選びの際には燃費性能を必ず確認しておくようにしましょう。
ここではスバル「インプレッサスポーツ」の燃費について紹介します。
よくある質問
Q1:インプレッサスポーツのカタログ燃費はどのくらい?
A:インプレッサスポーツのWLTCモードカタログ燃費は、2WD車が14.0~14.1km/L、4WD車が13.5~15.2km/Lです。インプレッサスポーツとライバル車であるトヨタ「カローラスポーツ」やマツダ「マツダ3 ファストバック」と比較すると、インプレッサスポーツの燃費性能には両車種に後れを取っている状況です。
Q2:インプレッサスポーツの実燃費はカタログ燃費とどのくらいの差があるの?
A:インプレッサスポーツの実燃費は2WD車が11.3~13.2km/L、4WD車が12.5~14.2km/L。WLTCモードカタログ燃費は従来使用されてきたJC08モード燃費より実燃費に近い燃費の計測方法ではありますが、それでもカタログ燃費とは1~1.5割程度の差があるのが一般的とされています。その点を考慮すると、インプレッサスポーツの実燃費は十分な数値だといえるでしょう。
Q3:インプレッサスポーツの走りや乗り心地は?
A:インプレッサスポーツは高剛性・低重心化した次世代のプラットフォーム「スバルグローバルプラットフォーム」の採用によって抜群のステアリングレスポンスを実現し、一体感のある走りが楽しめるのが特徴です。また、安定性にも優れているので、揺れや衝撃の少ない快適な乗り心地でドライブが楽しめるモデルといえるでしょう。
インプレッサスポーツの燃費性能の特徴
インプレッサスポーツに搭載されるエンジンは、すべてスバル伝統の水平対向エンジンです。現行の5代目インプレッサスポーツには新開発の2.0L直噴と1.6Lが採用されました。
2.0L直噴エンジンの約80%の部品を新設計し高剛性・軽量化、摩擦の低減を実現したことで、走行性能と燃費性能が向上。
さらにトランスミッションには改良によって発進加速性能と高速巡航時の燃費の双方を向上させたリニアトロニックを組み合わせました。インプレッサスポーツはダイレクトな加速感で走る喜びを感じさせながらも、優れた燃費性能を持つモデルとなっています。
なお、2020年10月には2.0L直噴エンジンに電動技術を組み合わせたマイルドハイブリッドシステム「e-BOXER」もラインナップに加わりました。
インプレッサスポーツのカタログ燃費
インプレッサスポーツのWLTCモードカタログ燃費は以下のとおりです。
グレード | 駆動方式 | 燃費(km/L) |
---|---|---|
1.6i-L EyeSight | 2WD | 14.1 |
4WD | 13.5 | |
1.6i-S EyeSight | 2WD | 14.0 |
4WD | 13.5 | |
2.0i-L EyeSight | 2WD | 14.0 |
2.0e-L EyeSight(e-BOXER) | 4WD | 15.2 |
Advance(e-BOXER) | 4WD | 15.2 |
インプレッサスポーツの実燃費
インプレッサスポーツに乗っているオーナーの実燃費データを収集しているサイト「e 燃費」によると、インプレッサスポーツの実燃費(2021年5月25日現在)は、以下のとおりです。
グレード | 駆動方式 | 燃費(km/L) |
---|---|---|
1.6i-L EyeSight/ 1.6i-S EyeSight | 2WD | 13.2 |
4WD | 12.5 | |
2.0i-L EyeSight | 2WD | 11.3 |
2.0e-L EyeSight/ Advance (e-BOXER) | 4WD | 14.2 |
WLTCモードは、信号や渋滞などの影響を受ける市街地モード、信号や渋滞などの影響を受けにくい郊外モード、高速道路での走行を想定した高速道路モードの3つのモードでの計測値を平均的使用時間配分で構成したもので、日本だけでなく国際的に使用されている燃費の計測方法です。
カタログスペックとしては日本で従来使用されてきたJC08モード燃費よりも低くなる傾向があります。
WLTCモード燃費は実際の車の使用環境により近い方法で計測されていますが、実燃費とまったく差がないというわけではなく、運転の仕方や走行環境にもよって1~1.5割程度の差が出ることが多いようです。その点を考慮すると、インプレッサスポーツのカタログ燃費と実燃費の差は小さいといえるのではないでしょうか。
インプレッサスポーツとライバル車のカタログ燃費を比較
同クラスのライバル車と燃費を比較して、インプレッサスポーツにどのようなメリットがあるのかを確認してみましょう。ここではトヨタ「カローラスポーツ」とマツダ「マツダ3 ファストバック」と比較してみます。
トヨタ「カローラスポーツ」
「新世代ベーシックカー」として、2018年6月にオーリスの後継車として登場したトヨタ「カローラスポーツ」は、コネクティッド機能を標準装備した新しいモビリティライフを体現する車です。
カローラスポーツのWLTCモードカタログ燃費は、以下のとおりです。
グレード | 駆動方式 | 燃費(km/L) |
---|---|---|
G“X”/G/G”Z” | 2WD | 15.8~16.4 |
4WD | 15.2 | |
HYBRID G”X”/HYBRID G | 2WD | 30.0 |
HYBRID G“Z” | 2WD | 25.6 |
カローラスポーツのハイブリッド車の燃費はインプレッサスポーツを圧倒しています。ガソリン車同士の比較においてもカローラスポーツが優勢といえるでしょう。
マツダ「マツダ3 ファストバック」
優れた安全性能と走行性能を備え、バランスの取れたモデルとして人気があるのがマツダ「マツダ3 ファストバック」です。エレガントなエクステリアのデザインや上質なインテリアがマツダならではの魅力を放っています。
マツダ3 ファストバックのWLTCモード燃費は、以下のとおりです。
グレード | 駆動方式 | 燃費(km/L) |
---|---|---|
15S/15S Touring | 2WD | 16.6~17.8 |
4WD | 15.8 | |
20S PROACTIVE/20S PROACTIVE Touring Selection/ 20S L Package/ 20S Burgundy Selection | 2WD | 15.6~16.7 |
4WD | 15.2 | |
XD PROACTIVE/ XD PROACTIVE Touring Selection/ XD L Package/ XD Burgundy Selection(ディーゼル) | 2WD | 19.8 |
4WD | 18.8 | |
X PROACTIVE/ X PROACTIVE Touring Selection/ X L Package/ X Burgundy Selection (マイルドハイブリッド) | 2WD | 17.3~17.9 |
4WD | 16.6~17.1 |
マツダ3 ファストバックとインプレッサスポーツの比較では、いずれのパワートレインでもマツダ3 ファストバックの燃費がインプレッサスポーツを上回っています。
インプレッサスポーツの走行性能
現行型のインプレッサスポーツでは、次世代のプラットフォーム「スバルグローバルプラットフォーム」を採用しています。この新しいプラットフォームはドライバーのステアリング操作に対してダイレクトに反応することが特徴。ドライバーに車との一体感のある運転感覚、意のままに車を操る楽しさを提供します。
また、抜群のステアリングレスポンス、そして剛性の高さや低重心化によって、揺れの少ない快適な乗り心地を実現。さらに突起物や悪路から受ける衝撃を和らげるので微振動やショックが少なく、会話が楽しめる静粛性を確保。ドライバーだけでなく、すべての乗員がドライブを楽しめるように工夫されています。
なお、「e-BOXER」搭載グレードには、ドライバーが走行特性を選択できる機能「SI-DRIVE」に協調するアダプティブ変速制御「e-アダプティブシフトコントロール」を採用し、よりスポーティーなコーナリングをサポートしてくれるのも魅力です。
質感の高い走りが自慢のインプレッサスポーツ
スバル自慢の水平対向エンジンと新プラットフォームが質感の高い走りを実現しているインプレッサスポーツ。実燃費とカタログ燃費の差が少ない点も優秀です。
ドライバーはもちろん、乗る人すべてが快適に過ごせる車としてあなたのカーライフを彩ってくれることでしょう。
※記事の内容は2021年5月時点の情報で執筆しています。