車の内装は、心地よくドライブを楽しめるかどうかに大きく影響します。そのため、車選びの際には燃費性能や安全性能と同様にしっかりと確認して車を選ぶべきといえます。
ここでは、日産「ルークス」の内装について、詳しくご紹介します。
この記事のPOINT
- ルークスは十分な室内高と後席の足元空間を確保し、くつろいでドライブが楽しめる
- 標準モデルとハイウェイスターでインテリアの個性が異なる
- 後席を倒すと27インチの自転車の収納も可能
ルークスの室内空間の特徴
ルークスが属するスーパーハイトワゴンは、全高を高くとることで軽自動車の欠点といえる室内の狭さを解消したボディタイプです。ルークスにおいても後席の室内高は1,390mmもしくは1,400mm(グレードによって異なる)を確保しているので、十分なヘッドクリアランスがあり閉塞感を感じにくく、快適にドライブが楽しめます。また、小さな子供であれば立ったままの着替えが可能です。
さらにドアトリム形状を工夫することでフロントシートのひじ周りのスペースを最大限に確保したほか、後席の足元空間は770mmもしくは795mm(グレードによって異なる)を実現。狭くなりがちな後席のひざ周りにも十分なゆとりを持たせていることに加え、シートには疲れを軽減する「ゼログラビティシート」を採用しているため、ロングドライブ時も疲労を感じにくく、くつろいで過ごせます。
また、後席は320mmのスライド幅を確保しているので、一番前までスライドすれば運転席や助手席から後席の子供のケアをすることも可能。こうしたファミリー層にうれしい機能が多数搭載されているのはルークスの大きな特徴です。
ルークスのスタイルごとの内装
ここでは、ルークスのグレードごとの内装について見ていきましょう。ルークスは標準モデルとメッキパーツを使用したハイウェイスターの2種類のスタイルが用意されており、スタイルごとにデザインが異なります。
標準モデルには「S」「X」「Xターボ」の3種類、ハイウェイスターには「ハイウェイスターX」「ハイウェイスターX プロパイロットエディション」「ハイウェイスターGターボ」「ハイウェイスターGターボ プロパイロットエディション」の4種類のグレードがありますが、グレード間でのインテリアの差はほとんどありません。
なお、ハイウェイスターにはすべてのグレードに特別仕様車「アーバンクロム」の設定もあります。
明るい雰囲気の標準モデル
出典:日産「ルークス」室内
標準スタイルの「S」「X」「Xターボ」では、リビングでくつろぐようなイメージを表現した明るいグレージュが基調のインテリアデザインを採用しています。万人に受け入れられやすいカラーといえるでしょう。シート素材にはトリコットを使用しています。
加飾類はほとんど使用されておらず、機能性を優先したシンプルですっきりとした印象です。
スタイリッシュなインテリアが魅力のハイウェイスター
出典:日産「ルークス」室内
メッキパーツを使用し、迫力のあるエクステリアデザインが魅力のハイウェイスターには、ブラックを基調とした上品さとスタイリッシュさを感じさせるインテリアが採用されています。「ハイウェイスターX」「ハイウェイスターX プロパイロットエディション」のシート素材は標準モデルと同じトリコットです。
出典:日産「ルークス」室内
ターボエンジンを搭載する「ハイウェイスターGターボ」「ハイウェイスターGターボ プロパイロットエディション」では、上質な合皮のシートが備わります。
出典:日産「ルークス」室内
また、ハイウェイスターではセンターベントノブやサイドベントノブ、シフトノブなどにメッキ加飾をあしらい、エクステリアデザインとインテリアデザインに統一感を持たせています。
防水シートが備わる特別仕様車「アーバンクロム」
「アーバンクロム」は専用のダーククロムのフロントグリルや15インチアルミホイール(グレード別設定)を装着し、精悍さを増した特別仕様車です。
インテリアでは専用ライトグレーステッチがあしらわれたレザー調のインストパネル(グレード別設定)が備わるほか、特別装備としてフレーザークロス®とパートナー®という素材を組み合わせた防水コンビシートが搭載されます。
ルークスのポケッテリア
ルークスには、使い勝手の良さにこだわった収納スペースが多数用意されています。
インストセンタースライドトレイ(カップホルダー付き)
出典:日産「ルークス」室内
インパネ中央部には、引き出し式のトレイを装備。ドリンクが収納できるホルダーも付属しています。運転席、助手席のどちらからでも使いやすい位置にあるため便利です。
カップホルダー(2個)
出典:日産「ルークス」室内
助手席前と運転席の右側にもカップホルダーがあります。カップだけでなく、紙パックドリンクも収納できる仕様です。
インストセンタートレイ
出典:日産「ルークス」室内
エアコン操作部の上部に用意されたインストセンタートレイは、小銭入れやガムなどの小物を置くのに最適な収納スペースです。
インストセンターロアボックス
出典:日産「ルークス」室内
格納式のロアボックスは、CDケースが収納できる大きさです。
インスト助手席トレイ
出典:日産「ルークス」室内
助手席前にも小物が置けるスペースを確保。スマートフォンやメガネ、タオルなど、ドライブ中によく使用するものを置いておくのに良さそうです。
インストスライドボックス
出典:日産「ルークス」室内
助手席前には、スリムタイプのティッシュボックスが収納できるスライドボックスがあります。
グローブボックス
出典:日産「ルークス」室内
車検証や自賠責保険証などの書類入れとして使用することの多いグローブボックスは、引き出し式を採用しています。
助手席シートアンダーボックス(車検証収納トレイ付き)
出典:日産「ルークス」室内
助手席の座面下に用意されているシートアンダーボックスは前席からも後席からも引き出せる優れものです。
助手席シートバックポケット(「S」を除く全グレードに標準装備)
出典:日産「ルークス」室内
助手席の背面には2段のポケットが装備されています。後席にもスマートフォンやタブレットが保管できる場所があるのはうれしいポイントです。
このほか、フロントドアとリアドアには小物が収納できるポケットとペットボトルや紙パックドリンクが収納できるカップホルダーが備わっています。
ルークスの荷室・シートアレンジ
出典:日産「ルークス」室内
ルークスでは、後席を一番前までスライドすれば荷室床面長は675mmとなるため、買い物やキャンプなどの荷物が多くなっても余裕をもって積み込めます。
出典:日産「ルークス」室内
後席を倒せば27インチの自転車も積み込むことが可能なので、子供の送迎の際にも便利です。なお、後席は5:5分割可倒式シートを標準装備しているので、乗車人数や荷物の大きさに合わせてシートアレンジができます。
出典:日産「ルークス」室内
座席側からも荷室側からもシート操作ができるよう、シート下とシートバックにレバーを設置しているため格納もワンアクションで行えます。
広い室内空間を持つルークスでドライブを楽しもう
ルークスは快適にくつろげる室内空間の広さに加え、疲れを軽減する「ゼログラビティシート」の採用や収納の使い勝手にもこだわり、ドライブが楽しめるように工夫されたモデルです。
車のインテリアデザインや収納などの内装はドライバーだけでなく同乗者にも影響のある部分なので、家族など、一緒に車を使用する人と吟味することをおすすめします。
よくある質問
Q1:ルークスの室内空間の特徴は?
A:ルークスは、広くゆとりのある室内空間を確保しています。狭くなりがちな後席のひざ周りにも十分な余裕を持たせていることに加え、シートには疲れを軽減する「ゼログラビティシート」を採用しロングドライブも快適に楽しめるように工夫されています。
Q2:ルークスのグレードごとの内装の違いは?
A:標準モデルでは、グレージュを基本とした明るくリビングのようにくつろげるインテリアを採用。メッキパーツを使用した押し出しの強いエクステリアのハイウェイスターシリーズでは、ブラックを基調とし、メッキ加飾を使用したスタイリッシュなインテリアとなっています。
Q3:ルークスの荷室は十分に荷物が積める?
A:ルークスでは、後席を一番前までスライドすれば荷室床面長は675mmとなり、多くの荷物が積み込めます。また後席を倒せば27インチの自転車の収納も可能。加えて後席には5:5分割可倒式シートを採用しているため、乗車人数や荷物の大きさに合わせた座席アレンジもできます。
※この記事は2023年7月時点の情報で制作しています