スバル「レックス」は日本の道路事情に適したナンバーサイズのクロスオーバーSUVです。SUVらしいアクティブな印象を与える室内空間には、快適にドライブを楽しむためのさまざまな工夫が凝らされています。
ここでは、レックスの内装について詳しくご紹介します。
この記事のPOINT
- レックスはグレードによる内装の違いはほとんどない
- 後席でもスマートフォンの充電ができる
- 定員乗車時でも369Lの余裕のある荷室容量を確保
レックスの室内空間の特徴
レックスは5ナンバーサイズのコンパクトなボディですが、後席の頭上空間や座面形状を工夫することで狭さを感じがちな後席でもゆとりをもって過ごせるように配慮されています。室内サイズは室内長1,955mm、室内幅1,420mm、室内高1,250mmです。
またフロントウィンドウとフロントドアガラスは紫外線を約99%カットしてくれることに加え、じりじりとした熱さの原因となる赤外線をカットしてくれる機能を搭載したスーパーUV&IRカットガラスを採用。さらに、上位グレードには運転席と助手席のシートヒーターも備わっています。
レックスの内装
ここからは、レックスの内装について見ていきましょう。レックスにはベーシックグレードの「G」と上位グレードの「Z」がありますが、内装デザインにはほとんど差はありません。
レッドアクセントが印象的なシート
シート表皮は扱いやすいフルファブリックで、運転席・助手席にはレッドのシートパイピングがあしらわれます。インテリアカラーのベースがブラックなので、レッドがアクセントとなってSUVらしいアクティブさを感じさせてくれます。
なお、レックスではインテリアのアップグレードオプションは用意されていません。
インパネは未来感のある先進的な雰囲気
コックピットは運転操作に必要なアイテムが整然と並べられています。また、エアコンレジスターにシルバー×レッド加飾があしらわれるほか、ステアリングホイールやフロントコンソールサイドなどにメッキやシルバーの加飾が施され、無機質になりすぎることなく上質感やデザイン性を感じさせてくれます。
メーターは4つのデザインから表示モードが選択できる「アクティブマルチインフォメーションメーター」を採用
メーターは先進感あふれる「アクティブマルチインフォメーションメーター」を標準装備しています。このメーターはデジタルスピードメーターと車両情報をわかりやすく表示するTFTマルチインフォメーションディスプレイで構成されています。
「アナログ」「先進」「シンプル」「ワクワク」の4つの表示モードから好みに合わせて選べ、ドライブの楽しさを盛り上げてくれます。
オプションで「スマートフォン連携9インチディスプレイオーディオ」が追加可能
レックスでは、「G」「Z」の両グレードともに、「スマートフォン連携9インチディスプレイオーディオ」の追加が可能です。
高精細化した9インチの大画面で視認性が良く、操作性にも優れているのがポイント。対応しているスマートフォンアプリを大画面で使用できます。また、Bluetooth®接続での音楽鑑賞、フルセグテレビやラジオの視聴、ハンズフリー通話などさまざまな機能が搭載されているので、利便性が格段に向上します。
HDMI接続による動画鑑賞もできるので、休憩時などに楽しむのもいいでしょう。なお、ディスプレイオーディオ装着車は、「パノラミックビューモニターパック」「スマートパノラマパーキングパック(Zのみ)」といった安全性を高めるパックオプションが追加可能です。
レックスのポケッテリア
レックスはゆとりのある室内の広さを活かし、豊富なポケッテリアが用意されています。
ワンプッシュ式オートオープンカップホルダー(運転席・助手席)
運転席と助手席のカップホルダーはワンプッシュ式で、使用時以外は収納しておけるため車内をすっきりと保てます。
フロントコンソールトレイ(LED照明付き)
スマートフォンなどの小物を置いておけるフロントコンソールトレイはLED照明付きなので、夜間やトンネル内など車内が暗いときでも収納物を手に取りやすいでしょう。
助手席シートアンダートレイ(Zに標準装備)
近年の軽自動車の定番収納といえる助手席シートアンダートレイがレックスにも備わっています。これはレックスが軽自動車をはじめとするスモールカーづくりに定評のあるダイハツが生産する「ロッキー」のOEM供給モデルであることを感じさせる部分といえるのではないでしょうか。
フロントコンソールサイドポケット(左右)
フロントコンソールサイドポケットはレッドで、車内のアクセントになっています。
USBソケット×2口(センターコンソールボックス後部)
レックスはインパネに1口、さらにセンターコンソールボックスの後部にも2口のUSBソケットがあるので、前席でも後席でもスマートフォンの充電ができます。
ドアポケット&ボトルホルダー(前席)
左右のフロントドアには、ペットボトルホルダーとタオルなどの身の回りの品を収納できるポケットがあります。
センターコンソールボックス(アームレスト付き)
アームレスト下にはボックスが備わっています。前席周りの収納はかなり充実しているといえるでしょう。
助手席シートバックポケット
助手席のシートバックには、ポケットがあります。雑誌や観光ガイドなどのほか、タブレットの保管場所として役立つのではないでしょうか。
このほか、レックスには後席左右のボトルホルダーやチケットホルダー付きのサンバイザーなどのポケッテリアが用意されています。
レックスの荷室&シートアレンジ
レックスは定員が乗車した状態でも369Lの余裕のある荷室容量を確保しているので、日常生活からレジャーまでさまざまな荷物に対応できます。
また、上下2段調節式のカーゴボードを標準装備しており、カーゴボードのアレンジ次第でさまざまな荷室の使い方が可能になります。
カーゴボードを上段にセットして後席を折り込めば、ほぼフラットな状態で荷室が拡大するので大きな荷物もスムーズに積み込めます。
下段にセットすると、上段時よりも床面が約12cm下がるので、上段時よりもより多くの荷物が積載可能です。
カーゴボードを取り外すと、サブトランクと合わせてより大きな空間が確保できます。観葉植物などの高さのある荷物も収納でき、便利です。
また6:4分割可倒式リアシートを採用しているので後席の左右いずれかに乗員を乗せたまま荷室を拡大できるなど、フレキシブルな荷室とシートのアレンジができるのもレックスの魅力といえるでしょう。
利便性の高いレックス
レックスはポケッテリアが充実していることに加え、荷室の使い勝手についてもよく考えられています。また、オプションでディスプレイオーディオも追加できるなど今時の先進装備もあるので、満足度は高いでしょう。
内装のデザインや使い勝手に関する部分はドライブの快適性を左右するので、よく確認することをおすすめします。
よくある質問
Q1:レックスの室内空間の特徴は?
A:レックスはスバルのSUVの中で最も小さな5ナンバーサイズのコンパクトSUVですが、後席の頭上空間や座面形状を工夫して室内にゆとりを持たせています。なお、レックスの室内サイズは室内長1,955mm、室内幅1,420mm、室内高1,250mmです。
Q2:レックスの内装は?
A:レックスの内装はブラックをベースに、シートパイピングやエアコンレジスターなど室内の随所にアクセントカラーとしてレッドをあしらい、SUVらしいアクティブさを表現しています。内装デザインはグレードによる差はほとんどありません。
Q3:レックスの荷室の使い勝手は?
A:レックスは上下2段調節式のカーゴボードを標準装備し、定員が乗車した状態でもカーゴボードをアレンジすることで縦に荷室スペースを広げることが可能です。また、6:4分割可倒式のリアシートを採用しているため、カーゴボートと合わせてさまざまなアレンジができます。
※この記事は2023年4月時点の情報で制作しています