内装の質感の高さには定評のあるマツダ。「マツダ3セダン」においても、華美になりすぎることなく、上品で質の良さを感じさせる内装になっています。
ここでは、マツダ3セダンの内装についてご紹介します。
この記事のPOINT
- マツダ3セダンの内装は「引き算の美学」を基にしたシンプルな造形
- 上位グレードの「Proactive Touring Selection」ではスムースレザーシートが備わる「ブラックレザーパッケージ」の選択が可能
- 67Lのスーツケースが3個、9インチのゴルフバッグであれば2個積み込めるトランクを備えている
マツダ3セダンの室内空間の特徴
マツダ3セダンでは日本古来の美意識に基づく「引き算の美学」を基に、不要な要素を削ぎ落としたシンプルな造形と水平基調を組み合わせて美しさと上質感を表現するとともに、ドライバーがストレスフリーな環境で運転に集中できる機能性を融合させています。
また、人間特性に基づいてスポーカーをレイアウトし、音の広がりや立体感、明瞭度を感じやすく、迫力のある音響空間を実現する「MAZDA HARMONIC ACOUSTICS」を全車に標準装備。さらに上位グレードや特別仕様車ではオーディオメーカーのボーズ社と共同開発し、ワンランク上の音響空間を提供する「ボーズサウンドシステム(AUDIOPILOT2+Centerpoint2)+12スピーカー」の設定もあります。
マツダ3セダンの内装
ここからは、マツダ3セダンの内装を見ていきましょう。マツダ3セダンには2.0L直噴ガソリンエンジン+マイルドハイブリッドシステムの「e-SKYACTIV G 2.0」とクリーンディーゼルエンジンの「SKYACTIV-D 1.8」の2種類のパワーユニットがありますが、グレード構成や内装は両パワートレイン共通です。
「20S/XD Proactive」/ 「20S/XD Black Tone Edition」
ブラック1色のシンプルなインテリアがこのグレードの特徴といえるでしょう。室内をブラックに統一することで、考え抜かれたマツダ3セダンの造形が際立ちます。ステアリングやシフトノブは本革巻きであり、マツダらしい上質さを感じさせます。
シート素材にはクロスを採用。インパネやインナードアハンドルの加飾にはプラチナサテンがあしらわれます。
なお、ホイールやドアミラーにブラックを効かせ、引き締まった装いが特徴の「Black Tone Edition」では、レッドステッチがあしらわれ、スポーティーさを室内にもたらしています。
「20S/XD Proactive Touring Selection」
「Proactive Touring Selection」の標準仕様のシート表皮やインテリアや、「Proactive」とほぼ変わりありません。ただし、「Proactive Touring Selection」では、パッケージオプション「ブラックレザーパッケージ」の選択が可能です。
「ブラックレザーパッケージ」を選択すると、ブラックのスムースレザーシートが備わり、チャコールステッチがあしらわれます。さらにドアトリムが合成皮革になり、室内の上質さが高まります。
特別仕様車「20S/XD Retro Sports Edition」
特別仕様車「Retro Sports Edition」では、テラコッタカラーの合成皮革とブラックのスエード調人工素材レガーヌ®を組み合わせたシートを特別装備として採用し、レトロモダンな雰囲気とスポーティーさを融合させたインテリアが特徴です。
インパネデコレーションパネルにもレガーヌ®があしらわれるほか、加飾類もガンメタリックになり、ほかのグレードとは差をつけています。
マツダ3セダンのポケッテリア
座席周りの収納の使い勝手はドライブの快適さに関わる重要なポイントです。マツダ3セダンにはどのようなポケッテリアが用意されているのか、見ていきましょう。
フロントカップホルダー
シフトノブの前方にリッド付きのカップホルダーが2個装備されています。運転席からも助手席からも使いやすい位置にある点は評価できるポイントでしょう。ドリンクホルダーの奥に小物を入れられるスペースもあります。
アームレスト付きコンソールボックス
アームレストの下には、深さのあるコンソールボックスが装備されています。ポーチなどの少し大きなものでも収納でき、取り外しのできる仕切りも付属するなど使い勝手もよく考えられている印象です。
バニティミラー照明付き(運転席・助手席)&オーバーヘッドサングラスホルダー
オーバーヘッドサングラスホルダーは運転席に座った状態で手が届く位置にあり、運転中でも必要なものをすぐに取り出せるように工夫されています。メガネやサングラスの収納場所として活躍するでしょう。
助手席シートバックポケット
助手席のシートバックにはシートバックポケットが装備されています。新聞や観光ガイド、タブレットなどの収納場所に最適です。
リアシート センターアームレスト(カップホルダー2個付き)
リアシートのカップホルダーはセンターアームレストに装備されています。後席にもカップホルダーが装備されているのはうれしいポイントといえるでしょう。
ボトルホルダー付きドアポケット
左右のフロントドア、リアドアにはボトルホルダー付きのドアポケットがあります。
マツダ3セダンの荷室の収納
マツダ3セダンは67Lのスーツケースが3個、9インチのゴルフバッグであれば2個収納可能なトランクを備えています。
また、マツダ3セダンのリアシートは6:4分割可倒式シートバックを採用しているので、トランクスルーが可能です。シートバックは簡単な操作で倒せることに加え、シートバックを倒した際に荷室フロアとの段差が少なくなるように設計されているため非常に使いやすいのも魅力です。
マツダらしさを感じさせる上質感あふれるインテリアが魅力的なマツダ3セダン
マツダ3セダンの内装は、華美になりすぎることなく造形の美しさそのものを際立たせる上質なインテリアデザインが持ち味といえるでしょう。
車の内装は乗員全員に関わるものなので、インテリアデザインや収納の使い勝手などはドライバーだけでなく一緒に車を使用する方の意見も参考にしながら確認することをおすすめします。
よくある質問
Q1:マツダ3セダンの内装の特徴は?
A:マツダの内装デザインの質の高さには定評があります。マツダ3セダンでは日本古来の美意識に基づく「引き算の美学」を基に、飾り立てるのではなくシンプルな造形と水平基調を組み合わせて美しさと上質感を表現。さらにデザイン性だけでなく、ドライバーがストレスを感じず快適に運転できるような機能性を持たせているのも特徴です。
Q2:マツダ3セダンの内装のグレードごとの違いは?
A:マツダ3セダンのインテリアは、ブラックを基調としたシンプルながら造形の美しさが際立つ内装としています。上位グレードの「Proactive Touring Selection」ではスムースレザーシートが備わる「ブラックレザーパッケージ」の選択が可能で、特別仕様車「Retro Sports Edition」ではテラコッタカラーの合成皮革とブラックのレガーヌ®を使用したコンビシートが備わります。
Q3:マツダ3セダンの荷室は十分に荷物が積める?
A:マツダ3セダンのトランクは、67Lのスーツケースを3個、9インチのゴルフバッグであれば2個積載できます。また、簡単な操作で倒せる6:4分割可倒式のシートバックを採用し、トランクスルーにして使用することも可能です。
※この記事は2024年3月時点の情報で制作しています