日本では近年SUVスタイルの車に人気が集まっています。中でも日本の道路事情に適したボディサイズのコンパクトSUVの需要は高く、各メーカーがさまざまな個性を持つモデルを誕生させています。車の個性は内装にも反映されるため、その車の内装が自分の感性に合い、居心地良く感じるかどうかを確認することはとても大切です。
ここでは、スズキのコンパクトSUV「エスクード」の内装についてご紹介します。
この記事のPOINT
- ロングドライブでも疲れにくいゆとりのある室内空間を実現
- 本革とスエード調素材を使用した上質なシートを採用
- 荷室容量は定員5名乗車時で289Lを確保
エスクードの室内空間の特徴
エスクードは狭い路地の多い街なかでも取り回しやすいボディサイズを確保しながらも、ロングドライブでも疲れにくいゆとりのある室内空間を確保しています。
また、前席のアイポイントを高く設定することで、死角の少ない良好な視界を確保しているのも特徴です。
エスクードの内装
ここからは、エスクードの内装について詳しく見ていきましょう。なお、エスクードはモノグレードの車種であり、シート素材のアップグレードオプションなど、内装に関するオプションの設定はありません。
ブラックを基調としたSUVらしいインテリア
エスクードでは、ブラックを基調としたSUVらしいシャープなインテリアを採用しています。ピラー部分にはホワイトを使用し、明るさもプラス。性別や世代を選ばず、誰もが使いやすいデザインといえるでしょう。
デザイン性だけでなく快適さにもこだわり、ホールド性と乗降性のバランスを最適化したサイドサポートと、適度な硬さの座面を備えたシートを採用しているのもポイントです。
スタイリッシュで質感の高いシート素材
シート表皮には贅沢に本革とスエード調素材を使用。身体を支えるメインサイドには本革を使用し、座面と背面には滑りにくく手触りの良いスエード調の素材を組み合わせました。
スエード調素材には幾何学模様のエンボス加工をあしらうことで、無機質になりがちなブラック基調の室内に躍動感を与え、スタイリッシュさと上質さを両立させています。
ソフトパッドや加飾を使用したコックピット
インパネには滑らかな質感のソフトパッドを採用。さらに金属調の加飾を随所にあしらうことで、より質感の高さを際立たせています。ステアリングホイールは本革巻きで、シートと同じ素材を使用することでインテリアに一体感を持たせるとともに、機能性を向上させています。
なお、2022年4月のマイナーチェンジでは、シフトノブ加飾にサテンメッキオーナメントが採用されました。
メーター&カラーマルチインフォメーションディスプレイ
シンプルさとスタイリッシュさを兼ね備えたメーターの中心には、高精細マルチインフォメーションディスプレイを備えます。エスクードの挙動を、アニメーションを取り入れてグラフィカルに表示し、ドライバーに運転状況を直感的に伝え、ドライブがより楽しめるように工夫されています。
エスクードの座席周りの収納
ドライブの際に必要になるアイテムやドリンクなどの保管場所がどの程度確保されているか、使い勝手に問題はないかなども車選びの際にチェックすべきポイントといえます。
ここでは、エスクードの座席周りの収納について見ていきましょう。
インパネボックス(照明付き)
運転中のスマートフォンの置き場所として使用できるインパネボックスは照明付きなので、夜間など室内が暗いときでも使用しやすいのはうれしいポイントでしょう。運転席からも助手席からも使用しやすい位置にあります。
グローブボックス(照明付き)
車検証や自賠責保険証などの書類入れとして利用されることの多いグローブボックスも、照明付きです。
グローブボックスは奥行きがあるので、奥にものが移動してしまうとどこに何があるのかわからなくなってしまうこともよくあります。その点エスクードのグローブボックスには照明が備わっているため、中の収納物も整理しやすく、必要なときにすぐ取り出せるように配慮されています。
ドリンクホルダー
前席用のドリンクホルダーは、運転席と助手席のあいだに縦並びで2個用意されています。ペットボトルの収納も可能です。
アームレスト機能付きコンソールボックス
ドリンクホルダーの後方には、アームレスト機能付きのコンソールボックスが装備されます。タオル、メガネケースやメイクポーチなどの収納に便利でしょう。人目につかせたくないものを入れておくのに最適です。
助手席シートバックポケット
助手席のシートバックにはタブレットや地図、雑誌などの保管に適したポケットがあります。助手席のみで、運転席のシートバックにはありません。
フロントドアポケット
フロントドアには、ペットボトルホルダー付きのポケットが用意されています。
ペットボトルホルダー
リアドアの両側にもペットボトルホルダーを装備しています。
エスクードの荷室
エスクードでは、5名乗車時で289Lの荷室容量を確保しています。また荷室開口部を広く設計し、大きな荷物や重たい荷物もスムーズに積み降ろしができるようになっているのもポイントです。
また、エスクードは後席の6:4分割可倒式機構によってさまざまなシートアレンジが可能です。
後席をすべて倒せば、ほぼフラットな大容量の空間が出現。自転車を倒して積み込むこともできます。
後席の片側を倒して、後席に人を乗せたまま長さのある荷物を載せることも可能。
なお、荷室にはラゲッジルームランプやアクセサリーソケット、ラゲッジサイドフック、ラゲッジサイドポケットなど、利便性を高める装備が搭載されています。
ブラック基調の上質な室内空間と多彩な座席アレンジがエスクードの魅力
エスクードはSUVらしいスポーティーさと上質さを兼ね備えたインテリアデザインとなっており、多彩な座席アレンジも可能です。荷室が自在に拡大できるため、荷物が多くなりがちな方も安心でしょう。
また、コンパクトカーでありながらロングドライブが楽しめるゆとりある室内空間も確保しているので、さまざまなシーンで活躍してくれる1台になりそうです。
よくある質問
Q1:エスクードの室内空間の特徴は?
A:エスクードは狭い街なかでも取り回しやすいコンパクトなボディサイズながら、ロングドライブも快適に楽しめる、余裕のある室内空間を確保しています。また、高いアイポイントとすることで、ドライバーの良好な運転視界を確保しています。
Q2:エスクードの内装はどんな感じ?
A:エスクードでは、ブラックを基調としたSUVらしいスポーティーさを持ったインテリアデザインを採用しています。本革とスエード調素材を使用し、上質さとスタイリッシュさを表現したシートも魅力的。シートはホールド性と乗降性のバランスを最適化したサイドサポートと、適度な硬さの座面を備えたシートを採用し、デザイン性だけでなく快適性にも配慮されています。
Q3:エスクードの荷室や座席アレンジはどう?
A:エスクードでは、後席を立てた状態で289Lの荷室容量を確保。荷室開口部が広いため、荷物が積み込みやすいのもうれしいポイントです。また後席の6:4分割可倒機構を採用しているため、荷物の量や大きさに応じて多彩なシートアレンジが可能です。
※この記事は2022年10月時点の情報で制作しています