車の個性はエクステリアにはもちろん、内装にも反映されています。車選びの際には内装の質感や収納などの特徴を確認するのはもちろん、自分の想定しているカーライフに適したものか、また自分の好みに合っているかなども考慮することが大切です。
ここでは、三菱「eKクロス」の内装についてご紹介します。
この記事のPOINT
- 大人の男性が足を組める後席の広さを確保
- グレードによるインテリアの差はほとんどない
- 「G Premium」「T Premium」では「プレミアムインテリアパッケージ」の選択が可能
eKクロスの室内空間の特徴
eKクロスでは水平基調の「ホリゾンタルアクシス」というデザインコンセプトに基づいたインパネを採用し、すっきりした形状で開放感としっかりと周囲を確認できる良好な視界を実現しています。
またエンジンルームを小型化し、2,495mmのホイールベースを確保することで広く快適な居住空間を実現。窮屈になりがちな後席のニールームも710mmとすることで、大人の男性が足を組んで座れる広さを確保しています。
運転席においても足元の広さは500mmを実現し、窮屈さを感じることなくゆったりと運転できるように工夫されているのが特徴です。
eKクロスのインテリアの特徴
ここからは、eKクロスのインテリアの特徴を見ていきましょう。
ブラック&ブルーのスポーティーでスタイリッシュなインテリア
eKクロスには5種類のグレードがありますが、グレードによるインテリアの差はほとんどありません。インテリアカラーはブラック基調で、アクセントカラーとしてブルーを使用しスタイリッシュさとSUVらしいスポーティーさを感じさせる空間が持ち味です。
シート素材はでこぼこ感のあるファブリックにハニカムパターンのエンボス加工を施したものが採用され、タフさと機能的なイメージを室内にもたらしています。
先進性のあるメーターデザイン
eKクロスのメーター周りは透明パーツを使用した立体的なメーターリングを採用するなど、質感の高さと先進性を感じさせるデザインが特徴。
メーター中央部に設置されたマルチインフォメーションディスプレイは、アクセルの踏み加減を表示してエコ運転をサポートし燃費向上を図る「エコペダルガイド」や、タイヤの向きや角度を表示する「タイヤアングルガイド」、バッテリーと車両間のエネルギーの流れやエンジンアシスト状態を表示する「エネルギーモニター」などさまざまな情報を表示。
そのほかにも、あらかじめ設定された点検日や記念日などの情報を表示してくれる機能もあります。
「G Premium」「T Premium」では「プレミアムインテリアパッケージ」の選択が可能
出典:三菱「eKクロス」内装
NAエンジン、ターボエンジンそれぞれの上級グレード「G Premium」「T Premium」では、オプションで「プレミアムインテリアパッケージ」の選択が可能です。「プレミアムインテリアパッケージ」ではインテリアカラーがブラック&タンになり、インパネやドアトリムなどにタンカラーの合成皮革を使用して質感アップを図るとともにやわらかく居心地のいい雰囲気を演出します。
出典:三菱「eKクロス」内装
シートはレッドやブルーなどのカラフルなストライプパターンが印象的なファブリックと、タンカラーの合成皮革が組み合わされたコンビシートが採用されました。
eKクロスのポケッテリア
座席周りの収納の充実度はドライブの快適性を左右するポイントです。ここではeKクロスのポケッテリアついて見ていきましょう。
ドリンクホルダー(運転席&助手席)
運転席・助手席それぞれにカップホルダーが装備されています。カップやタンブラーはもちろん、紙パックのドリンクも収納可能です。
アッパーオープントレイ(助手席側)
助手席前にはオープントレイが用意されています。助手席からすぐ手が届くので、メガネやスマートフォンなどドライブ中によく使用するものを置いておくといいでしょう。
アッパーオープントレイ(センター)
運転席からも手が届く場所にもトレイが用意されています。
センタートレイ(引き出し式)
引き出し式のセンタートレイは休憩時の食事などの際に役立ちます。使用しないときは収納しておけるので邪魔になりません。
ドリンクホルダー(センタートレイ)
センタートレイには引き出し式のドリンクホルダーも付属します。
センターロアボックス
センターロアボックスはペットボトルが2本入るサイズになっています。ダストボックスとしても利用できます。
アッパーグローブボックス
助手席前に装備されている引き出し式のアッパーグローブボックスは、ティッシュボックスが収納できるサイズです。
車検証入れ(助手席ドアトリム)
eKクロスの座席周りの収納の中で最もユニークなのが、この助手席ドアトリムに装備される車検証入れでしょう。車検証や自賠責保険証、車の取扱説明書などをここに収納しておけば必要なときに取り出しやすい上、車検証入れとして定番のグローブボックスをほかの物の収納場所として使用できるメリットがあります。
ロアグローブボックス(助手席側)
車検証などの書類の保管場所として使用されることの多いグローブボックスですが、eKクロスには先述のとおり助手席のドアトリムに書類入れが装備されているので物入れとして活用できます。
シートアンダートレイ(助手席)
助手席の座面下には引き出し式のシートアンダートレイが装備されます。人目にふれさせたくない荷物や普段あまり使用しない清掃グッズなどの収納場所として役立つでしょう。
ボトルホルダー(フロント×2、リア×2)
左右のフロントドアには、ボトルホルダーと観光ガイドや雑誌などを保管できるポケットが装備されています。
リアドアにも左右にボトルホルダーが装備されます。
eKクロスの荷室&座席アレンジ
出典:三菱「eKクロス」外観
eKクロスは小型化したエンジンルームとホイールベースを可能な限り長くしたパッケージングによって、しっかりと荷物が積める荷室の広さを確保。開口部の地上高も655mmと低く設計されているので、荷物の積み降ろしも楽に行えます。
2WD車には容量54Lの深いラゲッジアンダーボックスを設定しているので、高さのある荷物も収納できます。
またリアシートは分割可倒式なので、片側だけを倒して長さのある荷物を積み込むことも可能。リクライニング機能やスライド機能もついているので、荷物の量に合わせて前にスライドしたり、フラットにしたりなどの座席アレンジもできるようになっています。
充実した収納と機能的でSUVらしいスポーティーさを感じさせるインテリアが魅力のeKクロス
eKクロスではエントリーグレードから上級グレードまで同じ内装デザインを採用し、SUVらしい迫力を感じさせる個性的なエクステリアに負けないスポーティーな雰囲気と機能性を備えています。
ドライブの快適性に大きく関係する車の内装は、満足のいくカーライフを実現するためには決して無視できないポイントです。車選びの際には走行性能やエクステリアのデザインだけではなく、内装もしっかりと確認しておくことをおすすめします。
よくある質問
Q1:eKクロスの室内空間の特徴は?
A:eKクロスでは、エンジンルームを小型化し、2,495mmのホイールベースを確保したことによって広い室内空間を実現しています。後席のニールームも広く取り大人の男性が足を組んで座れる広さを確保していることに加え、運転席も足元に余裕があるように設計されているのでドライバーもゆったりと運転できるでしょう。
Q2:eKクロスのグレードごとの内装の違いは?
A:eKクロスでは、グレードによる内装の差はほとんどありません。ブラックを基調としてインテリアにブルーのアクセントカラーを組み合わせ、スポーティーでスタイリッシュな室内空間としています。なお、「G Premium」「T Premium」では「プレミアムインテリアパッケージ」の選択が可能です。
Q3:eKクロスの荷室は十分に荷物が積める?
A:eKクロスの荷室は優れたパッケージングによってしっかりと荷物が積める広さを確保しています。低床設計のため荷物の積み降ろしが楽に行えるのもポイントといえるでしょう。また、分割可倒式のリアシートを採用しているため、後席の片側だけ倒すなどの座席アレンジも可能です。
※この記事は2023年2月時点の情報で制作しています