車の内装は、ドライブの快適さや居心地の良さにかかわる車選びの重要ポイントといえます。インテリアデザインやシートの質感、収納の容量や使い勝手などを確認して、自身の好みに合っているか、目指すカーライフに適しているのかを必ず確認するようにしましょう。
ここでは、ダイハツ「キャスト」の内装について紹介します。
この記事のPOINT
- 取り回しやすいボディサイズながら大人4人がゆとりを持って座れる室内空間を確保
- リアシートは左右分割ロングスライド&リクライニングが可能
- グレードによってはバーガンディのアクセントカラーの選択肢がある
キャストの室内空間の特徴
キャストは最小回転半径4.7mを実現し、日本の道路事情に適した取り回しやすいコンパクトなボディサイズながらも大人4人がゆとりをもって座れる室内空間を確保しています。
また、リアシートには分割ロングスライド機構を採用し、狭くなりがちな後部座席の乗員の足元空間も乗員の体格に合わせて拡大できるよう工夫されているのも注目すべきポイント。リクライニングも左右別々に調節可能なので、乗員それぞれが思い思いの姿勢でくつろぐことができます。
キャストのグレードごとの内装
ここからは、キャストの内装を見ていきましょう。
都会的なスタイリッシュさが魅力の「X“SA III”」「G“SA III”」「Gターボ“SA III”」
「X“SA III”」「G“SA III”」「Gターボ“SA III”」の内装はベージュとブラック、シルバーを組み合わせたシックで大人の雰囲気を感じさせる仕上がりです。なかなか見ない個性的かつスタイリッシュなデザインが魅力といえるでしょう。
インパネガーニッシュやドアトリム、サイドエアコンレジスターベゼルリング、シートにはアクセントカラーのシルバーがあしらわれ、上質感をプラス。シート素材には手触りの良いスエード調ファブリックを使用し、より質感の高さに磨きをかけています。
オプションでバーガンディのアクセントカラーの選択も可能
なお、オプションでバーガンディのアクセントカラーを選択することも可能です。バーガンディを選択するとインパネガーニッシュがバーガンディになるため、コックピットの印象が大きく変わり、色気のある雰囲気に。ドアトリム表皮は標準仕様ではシルバーのファブリックであったのに対し、バーガンディのレザー調素材にグレードアップします。
上質さが魅力の「プライムコレクション」
上級グレードである「G“プライムコレクション SA III”」と「Gターボ“プライムコレクション SA III”」にはブラック&ブラウンの「プライムインテリア」を採用。
ブラックでまとめられたインテリアにアクセントカラーのブラウンで明るさと軽快さをプラスしています。シート表皮やドアトリムにはレザー調素材を使用し、上級グレードらしい高級さを感じさせるインテリアとなっています。
なお、キャストには3種類の特別仕様車「X“リミテッドSA III”」「G“VS SA III”」「Gターボ“VS SA III”」があります。
「X“リミテッドSA III”」の内装は、「X“SA III”」の標準仕様と変わりありません。
「G“VS SA III”」「Gターボ“VS SA III”」では、それぞれのベースモデルではオプションの設定であったバーガンディのアクセントカラーが特別装備として採用されています。
通常グレードでオプションを選択するのであれば、お得な特別仕様車を視野に入れてみてもいいかもしれません。
キャストの座席周りの収納
キャストの座席周りにはどのような収納が備わっているのか、見ていきましょう。
フロントセンターアームレスト(ボックス付き)
フロントシートの間にあるアームレストには大型のボックスが備わっています。長財布やポーチなどを収納しても余裕のあるサイズです。
ワンプッシュ式オートオープンカップホルダー(助手席)
助手席側のカップホルダーはワンプッシュ式。使用しない際はコンパクトに収納しておけます。
オーバーヘッドコンソール
ルームライトの手前に、眼鏡やサングラスを収納しておけるオーバーヘッドコンソールもあります。
助手席大型シートアンダートレイ
助手席の座面下には引き出し式の大型トレイが備わります。工夫次第でかなり便利に使用できるでしょう。
助手席シートバックポケット
助手席のシートバックには、雑誌やタブレットなどの収納に適したポケットが用意されています。
助手席インパネアッパーボックス
「スタイル」にはリッドつきのインパネアッパーボックスが装備されています。収納物が見えないので貴重品などの保管にいいかもしれません。
このほか、ランプ付きのグローブボックスや運転席インパネアンダートレイ、インパネセンタートレイ、運転席サイドトレイ、インパネロアポケット、ショッピングフック、ドアポケット(フロント/リア)、リアボトルホルダーが装備されています。
特にフロントシートの収納が充実している印象です。
キャストの荷室・座席アレンジ
キャストはデッキボード下に大容量の収納スペースを備えています。深さがあるので、デッキボードを跳ね上げてフックで固定すれば鉢植えなどの背の高い荷物も積み込めます。
リアシートをすべて倒せば、スーツケース2個が収納できる空間を確保。
なお、キャストでは左右分割可倒式のリアシートを採用しているので、リアシートの片側だけ倒すなど、乗車人数や荷物の大きさに合わせて座席アレンジが可能です。
休憩時など、ゆっくりとくつろぎたい場合にはロングソファモードにするなど、状況に合わせてさまざまな座席アレンジができるのもキャストの魅力のひとつといえるでしょう。
バリエーション豊富な内装が魅力のキャスト
キャストの内装は、軽自動車とは思えない質感の高いスタイリッシュなデザインが魅力です。オプションでアクセントカラーの選択肢が用意されているのもうれしいポイント。
内装は車を使用していく中で最も多くふれる部分なので、色やデザインを納得がいくまで検討し、自分好みの内装のキャストを見つけてください。
よくある質問
Q1:キャストの室内空間の特徴は?
A:キャストは日本の道路事情に適した取り回しやすいボディサイズながら、大人4人がゆったりとくつろげる室内空間を確保しています。
Q2:キャストの内装の特徴は?
A:「X“SA III”」「G“SA III”」「Gターボ“SA III”」では、ベージュとブラックのインテリアにシルバーのアクセントカラーを組み合わせた大人っぽい洗練された内装を採用しています。なお、オプションでバーガンディのアクセントカラーの選択が可能です。
Q3:上級グレード「プライムコレクション」はインテリアが異なる?
A:はい、異なります。「プライムコレクション」ではシート表皮やドアトリムにレザー調素材を使用し、高級さを感じさせる室内空間に仕上げています。インテリアカラーも異なり、ブラックにブラウンのアクセントカラーが採用されています。
Q4:キャストの荷室はどんな感じ?
A:キャストの荷室は大容量の床下収納スペースを備えているので、デッキボードを跳ね上げて固定すれば背の高い荷物も積み込めます。また、左右分割可倒式のリアシートを採用しているので、乗車人数や荷物の大きさに合わせてさまざまな座席アレンジが可能です。
※記事の内容は2021年7月時点の情報で執筆しています。