車は、グレードによって仕様が異なります。快適装備や安全装備の充実度に差があったり、車種によってはグレードによってまったく異なる個性を持たせたりしているものもあるため、車選びの際にはグレードごとの特徴を確認し、慎重に自身に合ったグレードを選ぶことが充実したカーライフを手に入れるためのひとつのポイントといえます。
ここでは、ホンダ「ステップワゴン」のグレードについて詳しく紹介します。
この記事のPOINT
- ステップワゴンのグレードは「G Honda SENSING」「G・EX Honda SENSING」の2種類
- コンプリートカー「Modulo X」の設定もある
- ステップワゴンのおすすめグレードは「G・EX Honda SENSING」
ステップワゴンのグレード構成
ステップワゴンのグレードは「G Honda SENSING」と「G・EX Honda SENSING」の2種類と、非常にシンプルなグレード構成です。パワートレインは1.5L直噴VTECターボエンジンで共通、駆動方式も両グレードで2WDと4WDから選択できます。
なお、ステップワゴンではこれらのグレードに加え、専用のカスタマイズパーツを装着するコンプリートカー「Modulo X」もラインナップされています。
ステップワゴンのグレードごとの特徴
ここからは、ステップワゴンのそれぞれのグレードの装備内容を見ていきましょう。なお、内装、安全性能に関しては別記事で詳しく紹介しています。
ベーシックグレード「G Honda SENSING」
ベーシックグレードの「G Honda SENSING」では、足回りには16インチのスチールホイール+フルホイールキャップ、ヘッドライトはハロゲンを採用しています。豪華さや先進性を感じさせるというよりも、オーソドックスで落ち着いたエクステリアです。
挟み込み防止機能のついた両側パワースライドドアを標準装備していることに加え、つかみやすい大型のアシストグリップを備えているため、誰もが乗り降りしやすい点はステップワゴンならではの魅力といえるでしょう。ステップ高は390mmに抑えられています。
また、IRカット・UVカット機能付きのフロントウィンドウガラスや、IRカット機能と紫外線を99%カットしてくれるスーパーUVカット機能付きのフロントドアガラスなど、快適性を高める装備もそろいます。
なお、「G Honda SENSING」では駆動方式によって空調設備が異なり、2WD車では左右独立温度コントロール式のフロント・フルオートエアコンディショナー+リア・マニュアルクーラーですが、4WD車にはトリプルゾーンコントロール・フルオートエアコンディショナーを採用しています。いずれのエアコンディショナーにもプラズマクラスター技術が搭載されているのはうれしいポイントでしょう。
上級グレード「G・EX Honda SENSING」
「G・EX Honda SENSING」では、LEDヘッドライトが標準装備になり、フロントフェイスに先進的な雰囲気が加わります。また、足回りのサイズは16インチで「G Honda SENSING」と変わりありませんが、スチールホイールではなくアルミホイールを採用しているため、上級グレードらしい上質さも備えています。
快適装備では駆動方式を問わずトリプルゾーンコントロール・フルオートエアコンディショナーを搭載、さらに運転席と助手席のシートヒーターが追加されます。また、衝突安全性を高める前席のサイドエアバッグやサイドカーテンエアバッグも装備されるため、安全性の高さも「G・EX Honda SENSING」の魅力といえるのではないでしょうか。
コンプリートカー「Modulo X」
「Modulo X」は専用のカスタマイズパーツを多用し、標準モデルとは一線を画すスポーティーなコンプリートカーです。
専用のフロントグリルやフロントエアロバンパー、フロントビームライトなどを装着し、アグレッシブで迫力のあるスタイルが持ち味。また、足回りには専用の17インチアルミホイール+ブラックホイールナットを採用しクールさを演出しているため、「ミニバン=ファミリーカー」という雰囲気が苦手な方には魅力的なエクステリアデザインではないでしょうか。
さらに専用のサスペンションを装着し、走りの質感も向上しています。なお、標準モデルのステップワゴンにはハイブリッド車の設定はありませんが、「Modulo X」にはガソリン車である「Modulo X Honda SENSING」に加えてホンダ独自の2モーター式ハイブリッドシステム「e:HEV」を搭載する「e:HEV Modulo X Honda SENSING」の設定もあります。
カーリースならステップワゴンの上級グレードも夢じゃない
ステップワゴンに新車で乗るには、車両本体価格のほか、法定費用や各種手数料などの初期費用が必要です。初期費用は本体価格の1~2割ほどになることが多く、カーローンには含められないケースでは現金で支払わなければなりません。
また、カーローンを利用する場合は、頭金としてまとまった金額を用意することも考えられます。
車は人生最大の買い物のひとつともいわれるほど高価な買い物だけに、カーローンの借入可能額や予算によっては、希望するグレードをあきらめなければならないこともあるでしょう。
しかしカーリースであれば、頭金も初期費用も用意する必要がないため、貯金を切り崩すこともなく、憧れのグレードのステップワゴンを手にすることが可能になります。
カーリースで憧れのグレードが手にできるワケ
カーリースは、リース会社が所有権を持つ車を、定額料金を支払うことでマイカーのように利用できる車のサブスクリプションサービスです。
月々のリース料には法定費用や各種手数料が含まれているため、頭金も初期費用も別途支払うことなく、定額料金だけで車に乗り始めることができます。
リース料は、本体価格から契約満了時の想定残価を引き、契約期間で割って算出されます。そのため、本体価格が購入よりも安くなる上、契約期間が長いほど月々のリース料を安くできます。購入費用を借入れるカーローンとは違い、金利という概念もありません。
ステップワゴンのおすすめグレードは「G・EX Honda SENSING」
ステップワゴンのおすすめグレードは快適装備が充実した「G・EX Honda SENSING」です。衝突安全性が高いのも評価できるポイントといえます。
車のグレードを選ぶ際には価格だけではなく、グレードごとの装備内容の違いをよく確認して最適なグレードを選ぶようにしましょう。
よくある質問
Q1:ステップワゴンのグレード構成は?
A:ステップワゴンのグレードは「G Honda SENSING」と「G・EX Honda SENSING」の2種類で、非常にシンプルな選びやすいグレード構成となっています。なお、このほかに専用カスタマイズパーツを装着したコンプリートカー「Modulo X」もラインナップされています。
Q2:ステップワゴンのグレードごとの違いは?
A:ベーシックグレードの「G Honda SENSING」はハロゲンヘッドライト、スチールホイール+フルホイールキャップであるのに対し、「G・EX Honda SENSING」ではLEDヘッドライト、アルミホイールとなるほか、シートヒーターが追加されるなどの違いがあります。
Q3:「Modulo X」の特徴は?
A:「Modulo X」専用のエクステリアパーツなどを多用し、標準モデルとは一線を画したスポーティーなスタイルに仕上げているほか、専用のサスペンションを採用し走りの質感も向上させています。また、標準モデルにはハイブリッド車の設定はありませんが、「Modulo X」にのみハイブリッドシステム「e:HEV」搭載車もあります。
※この記事は2021年12月時点の情報で制作しています