大きなミニバンは持て余すけれどもミニバンならではの快適性や利便性は捨てがたい。そういったニーズを満たす5ナンバーサイズのトヨタのコンパクトミニバン「シエンタ」は、ファミリーを中心に幅広い層の支持を集めている人気モデルです。
ここでは、シエンタのグレードごとの装備やおすすめグレードについてご紹介します。
この記事のPOINT
- シエンタのグレードは「X」「G」「Z」の3種類で、グレード構成はハイブリッド車とガソリン車共通
- 最上級グレードの「Z」のみ駐車支援機能「トヨタ チームメイト アドバンストパーク」の追加が可能
- シエンタのおすすめグレードは「G」
シエンタのグレード構成
シエンタのグレードは「X」「G」「Z」の3種類で、グレード構成はハイブリッド車、ガソリン車共通です。また、ハイブリッド車では2WDとE-Four(電気式4WD)が選択できますが、ガソリン車には4WDの設定はありません。
なお、内装、安全性能については別記事で詳しくご紹介しています。
シエンタのグレードごとの特徴
ここからは、シエンタのグレードごとの装備内容の違いを比較していきましょう。
〈グレード別比較表:ハイブリッド車〉
グレード | X | G | Z | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
パワーユニット | 1.5Lガソリンエンジン+モーター(シリーズパラレルハイブリッド) | |||||||||||
駆動方式 | 2WD | E-Four | 2WD | E-Four | 2WD | E-Four | ||||||
乗車定員 | 5名 | 7名 | 5名 | 7名 | 5名 | 7名 | 5名 | 7名 | 5名 | 7名 | 5名 | 7名 |
燃費 (km/L、WLTCモード) | 28.8 | 28.5 | 25.3 | 25.3 | 28.4 | 28.2 | 25.3 | 25.3 | 28.4 | 28.2 | 25.3 | 25.3 |
全長(mm) | 4,260 | |||||||||||
全幅(mm) | 1,695 | |||||||||||
全高(mm) | 1,695(2WD)/1,715(E-Four) | |||||||||||
最小回転半径(m) | 5.0 |
〈グレード別比較表:1.5Lガソリン車〉
グレード | X | G | Z | |||
---|---|---|---|---|---|---|
パワーユニット | 1.5L直立3気筒ガソリンエンジン | |||||
駆動方式 | 2WD | |||||
乗車定員 | 5名 | 7名 | 5名 | 7名 | 5名 | 7名 |
燃費 (km/L、WLTCモード) | 18.4(5名)/18.3(7名) | |||||
全長(mm) | 4,260 | |||||
全幅(mm) | 1,695 | |||||
全高(mm) | 1,695 | |||||
最小回転半径(m) | 5.0 |
エントリーグレードの「X」
〈グレード「X」の車両本体価格〉
パワーユニット | ハイブリッド | ガソリン | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
駆動方式 | 2WD | E-Four | 2WD | |||
乗車定員 | 5名 | 7名 | 5名 | 7名 | 5名 | 7名 |
価格 | 238万円 | 242万円 | 257万8,000円 | 261万8,000円 | 195万円 | 199万円 |
「X」は装備を最低限のものにしぼり、買いやすい価格としたエントリーグレードです。パワースライドドアは助手席側のみで、ディスプレイオーディオレスです。また、ハイブリッド車とガソリン車で装備の差があり、ガソリン車には最新鋭の装備はほぼ搭載されません。
ハイブリッド車ではエアコンはオートエアコンですがガソリン車ではマニュアルエアコン、キーシステムはハイブリッド車がキーを携帯していればキー操作なしでドアの開閉ができるスマートエントリーを採用しているのに対し、ガソリン車ではリモコン操作が必要なワイヤレスドアロックシステムとなります。
オプションの選択肢が増える「G」
〈グレード「G」の車両本体価格〉
パワーユニット | ハイブリッド | ガソリン | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
駆動方式 | 2WD | E-Four | 2WD | |||
乗車定員 | 5名 | 7名 | 5名 | 7名 | 5名 | 7名 |
価格 | 265万円 | 269万円 | 284万8,000円 | 288万8,000円 | 230万円 | 234万円 |
「G」になるとセンターと通信して得た情報を活用するコネクティッドナビに対応したディスプレイオーディオが備わるほか、デュアルパワースライドドア、後席でもスマートフォンなどのデバイスの充電ができる運転席シートバックの充電用USB端子(Type-C)など、快適装備が充実します。
さらにスーパーUVカット・IRカット機能付きガラスやシートヒーター、ステアリングヒーターなどがセットになったパッケージオプション「コンフォートパッケージ」が追加できるなど、オプションの選択肢の幅も広がります。
「トヨタ チームメイト アドバンスト パーク」の追加ができる「Z」
〈グレード「Z」の車両本体価格〉
パワーユニット | ハイブリッド | ガソリン | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
駆動方式 | 2WD | E-Four | 2WD | |||
乗車定員 | 5名 | 7名 | 5名 | 7名 | 5名 | 7名 |
価格 | 287万円 | 291万円 | 306万8,000円 | 310万8,000円 | 252万円 | 256万円 |
最上級グレードの「Z」では、デュアルパワースライドドアにセンサーに足をかざすだけでドアが開閉するハンズフリー機能が追加されます。
さらにヘッドランプが1灯の光源でハイビームとロービームを切り替えられる「Bi-Beam LEDヘッドランプ」になることに加え、グリルモールが金属調塗装になり、エクステリアが上級グレードらしい上質な雰囲気になるのも特徴。
さらに、「Z」のみ現行型で新たに採用された駐車支援機能「トヨタ チームメイト アドバンスト パーク」の追加が可能です。
シエンタのおすすめグレードは「G」
ミニバンであればパワースライドドアは欲しい装備といえます。さらにこれからの時代の車であればスマートフォンと連携するディスプレイオーディオやスマートエントリーなどもあるとより利便性が良く、快適にシエンタが使用できるでしょう。そういった点や価格と装備のバランスを考えると、「G」がおすすめグレードといえます。
予算が許すのであれば、人気の駐車支援機能「トヨタ チームメイト アドバンスト パーク」が追加できる「Z」も魅力的です。
よくある質問
Q1:シエンタのグレード構成は?
A:シエンタのグレードは「X」「G」「Z」の3種類で、グレード構成はハイブリッド車とガソリン車共通です。なお、ハイブリッド車は2WDとE-Four(電気式4WD)の設定がありますが、ガソリン車は2WDのみとなっています。
Q2:シエンタのグレードごとの特徴は?
A:「X」は装備内容を抑え、買いやすい価格を実現したグレードです。「G」はデュアルパワースライドドアやディスプレイオーディオ、スマートエントリーなど今時の新型車に欲しい機能が一通りそろいます。最上級グレードの「Z」は、シエンタで唯一駐車支援機能「トヨタ チームメイト アドバンスト パーク」の追加が可能です。
Q3:シエンタのおすすめグレードは?
A:ディスプレイオーディオやスマートエントリーなど、新型車に欲しい快適装備がそろう上、オプションの選択肢も豊富な「G」がおすすめグレードといえるでしょう。予算に余裕があれば、「トヨタ チームメイト アドバンストパーク」が追加できる最上級グレード「Z」もいいかもしれません。
※この記事は2023年1月時点の情報で制作しています