三菱のSUVラインナップのエントリーモデルにあたるコンパクトSUV「RVR」。近年高い人気を誇り、各メーカーから個性豊かなモデルが登場しているコンパクトSUVですが、RVRはその中でも屈指の悪路走破性の高さを誇るモデルです。
ここでは、RVRのグレードごとの装備内容を詳しくご紹介します。
この記事のPOINT
- RVRのグレードは「M」「G」「BLACK Edition」の3種類
- パワートレインは全グレード共通
- RVRのおすすめグレードは装備が充実している上級グレードの「G」
RVRのグレード構成
RVRにはベーシックグレードの「M」、上級グレードの「G」、内外装にブラックを使用してデザイン性を高めた「BLACK Edition」の3種類のグレードがあります。
RVRに採用されているパワートレインは1.8L直列4気筒SOHCエンジン+CVTのみのため、グレードによるパワートレインの差はありません。また、駆動方式は全車に2WDと4WDが設定されています。
なお、内装と安全性能は別記事で詳しくご紹介しています。
RVRのグレードごとの特徴
ここからは、RVRのグレードごと装備内容の違いを比較していきましょう。
〈グレード別比較表〉
グレード | M | G | BLACK Edition |
---|---|---|---|
エンジン | 1.8L直列4気筒ガソリンエンジン | ||
駆動方式 | 2WD・4WD | ||
燃費 (km/L、WLTCモード) | 13.8(2WD) 12.8(4WD) |
||
全長(mm) | 4,365 | ||
全幅(mm) | 1,810 | ||
全高(mm) | 1,630 | 1,640 | |
最小回転半径(m) | 5.3 |
ベーシックグレードの「M」
〈グレード「M」の車両本体価格〉
駆動方式 | 2WD | 4WD |
---|---|---|
価格 | 230万6,700 円 | 253万4,400 円 |
「M」はRVRの中では最も安いベーシックグレードですが、メカニズムに関する部分は上級グレードの「G」と変わりません。そのためベーシックグレードであっても、RVRならではの力強い走りや悪路走破性は備えています。足回りは16インチのフルホイールカバー付きスチールホイールです。
また、RVRでは、「M」を含む全グレードでLEDヘッドライト、LEDデイライト、LEDフォグランプ、LEDリアコンビネーションランプなど、LEDライトを採用しています。LEDライトは点灯すると瞬時に最大光量に達するため夜間視認性が向上することに加え、ハロゲンやキセノンよりも省電力なので実燃費が向上するメリットもあります。ルックスに先進性をプラスし、洗練された雰囲気を演出してくれるのもうれしいポイントでしょう。
「M」が上級グレードと差がつけられているのは、おもに快適装備です。近年主流のキー操作なしでドアの解錠や施錠が可能なキーレスオペレーションシステムや、スイッチ操作でエンジンの始動が可能なエンジンスイッチは採用されていません。また、エアコンはマニュアルエアコンです。
上級グレードの「G」
〈グレード「G」の車両本体価格〉
駆動方式 | 2WD | 4WD |
---|---|---|
価格 | 247万600 円 | 269万8,300 円 |
上級グレードの「G」では、エクステリアにメッキが効果的にあしらわれ、より精悍な雰囲気に仕上がっているのが特徴です。
フロントグリルはサテンメッキ・ピアノブラック仕立てになることに加え、ベルトラインモールもメッキに。さらに足回りはインチアップした18インチの切削光輝仕上げのアルミホイールを標準装備し、SUVらしい存在感のある足元を演出しています。
また、「M」グレードでは設定のなかったルーフレールがオプションで追加可能になります。よりSUVらしいスタイルが好みの方にはおすすめです。
さらに、上級グレードらしく快適装備が充実します。車内の温度を自動で調節してくれるフルオートエアコン、キーレスオペレーションシステム+エンジンスイッチなどが標準装備になることに加え、後席にはカップホルダー付きのリアセンターアームレストが備わっています。
スタイリッシュさが魅力の「BLACK Edition」
〈グレード「BLACK Edition」の車両本体価格〉
駆動方式 | 2WD | 4WD |
---|---|---|
価格 | 260万4,800円 | 283万2,500円 |
2019年12月に特別仕様車としてラインナップに追加された「BLACK Edition」は、内外装のアクセントにブラックを使用してよりタフさやスタイリッシュさを増した装いが魅力です。2021年7月の改良時に特別仕様車からカタログモデルへと格上げされました。フロントグリルやベルトラインモールがブラックになることに加え、アルミホイールもブラック塗装になり、シャープで引き締まった印象に仕上げています。
また、運転席のパワーシートや運転席・助手席のシートヒーターが追加され、利便性も向上。インテリアではレッドステッチを施した本革を随所にあしらい、質感を向上させています。
RVRのおすすめグレードは充実した装備を搭載する上級グレードの「G」
RVRの魅力は走行性能によるところが大きいといえますが、満足度の高いカーライフを送るためには快適装備やデザイン性も決して無視できません。
その点を考慮すると、メッキを取り入れて上質さを演出したエクステリア、キーレスオペレーションシステム+エンジンスイッチやフルオートエアコンが搭載される上級グレードの「G」が装備内容のバランスが良いおすすめグレードといえるでしょう。
よくある質問
Q1:RVRのグレード構成は?
A:RVRのグレードはベーシックグレードの「M」と上級グレードの「G」、スタイリッシュな「BLACK Edition」の3種類です。なお、RVRで採用しているパワートレインは1.8L直列4気筒SOHCエンジン+CVTのみで、グレードによるパワートレインの差はありません。駆動方式は全グレードに2WDと4WDの設定があります。
Q2:RVRのグレードごとの違いは?
A:ベーシックグレードの「M」は快適装備を必要最低限にすることで買いやすい価格を実現したグレードです。「G」になるとフルオートエアコンやキーレスオペレーションシステム+エンジンスイッチ、アルミホイールなどが標準装備になり、快適性やルックスもワンランクアップします。「BLACK Edition」は「G」をベースとし内外装に効果的にブラックを取り入れ、よりスタイリッシュさを追求しているのが特徴です。
Q3:RVRのおすすめグレードは?
A:快適装備が充実することに加え、エクステリアの上質感もアップする上級グレード「G」がRVRのおすすめグレードといえるでしょう。
※この記事は2023年5月時点の情報で制作しています