車はグレードによって価格だけではなく装備内容も変わります。そのため車選びの際にはグレードごとに異なる部分をしっかりと確認し、自分に必要な装備が過不足なく搭載されているグレードを選ぶことが充実したカーライフを手に入れるための第一歩といえるでしょう。
ここでは、トヨタのコンパクトSUV「ライズ」のグレードについてご紹介します。
この記事のPOINT
- ライズのグレードは「X」「G」「Z」の3種類
- 「X」はガソリン車にのみ設定
- ライズのおすすめグレードは17インチの大径タイヤを標準装備する最上級グレード「Z」
ライズのグレード構成
グレードごとの特徴を把握するためには、まずグレード構成を理解しなければなりません。車種によっては10以上のグレード設定があるケースもあり、グレード構成の把握自体が難しい場合もありますがライズではそういった心配は無用です。
ライズに設定されているグレードは「X」「G」「Z」の3種類なので、グレード構成はそれほど複雑ではありません。なお、ライズにはガソリン車とハイブリッド車がありますが、エントリーグレードの「X」はガソリン車のみであり、そのほかのグレードはガソリン車、ハイブリッド車共通です。
なお、内装と安全性能は別記事で詳しくご紹介しています。
ライズのグレードごとの装備内容
ここからは、ライズのグレードごとの装備内容の違いを比較していきましょう。
〈グレード別比較表〉
グレード | X | G | Z | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
パワーユニット | ガソリンエンジン | ガソリンエンジン | ハイブリッド | ガソリンエンジン | ハイブリッド | |||
駆動方式 | 2WD | 4WD | 2WD | 4WD | 2WD | 2WD | 4WD | 2WD |
WLTCモード燃費(km/L) | 20.7 | 17.4 | 20.7 | 17.4 | 28.0 | 20.7 | 17.4 | 28.0 |
全長(mm) | 3,995 | |||||||
全幅(mm) | 1,695 | |||||||
全高(mm) | 1,620 | |||||||
最小回転半径(m) | 4.9 | 5.0 |
ガソリン車のみに設定のある「X」
〈グレード「X」の車両本体価格〉
パワーユニット | ガソリンエンジン | |
---|---|---|
駆動方式 | 2WD | 4WD |
価格 | 170万7,000円 | 198万4,800円 |
「X」はガソリン車のみに設定されるエントリーグレードではありますが、マニュアルレベリング機能付きのLEDヘッドランプ、電子キーを携帯していればその都度キーを取り出さなくてもドアの解錠や施錠ができるキーフリーシステム、充電用USB端子、ガラス類のUVカット機能などが採用されているため、実用性には問題ないでしょう。エアコンはダイヤル式のマニュアルエアコンとなっています。
足回りは16インチのスチールホイール+樹脂フルキャップです。
また、ライズでは「X」を含む全グレードにスマートフォンとの連携が可能な9インチのディスプレイオーディオがパッケージオプションで追加できます。スマートフォンで使用しているアプリを利用して車内で音楽を聴いたり、ナビを活用したりすることが可能です。
オプション選択肢が増える「G」
〈グレード「G」の車両本体価格〉
パワーユニット | ガソリンエンジン | ハイブリッド | |
---|---|---|---|
駆動方式 | 2WD | 4WD | 2WD |
価格 | 185万7,000円 | 213万3,700円 | 216万3,000円 |
「G」では、16インチのシルバー塗装アルミホイールが標準装備されるとともにアウトサイドドアハンドルがメッキになり、よりSUVらしい力強さを持ったスタイルになっています。また、エアコンはこのグレードからプッシュ式のオートエアコンが標準装備となります。
複数のオプションが追加可能
さらに、「X」ではオプション設定である標識認識機能が標準装備されているほか、安全な車線変更をサポートしたり、後退時に左右から近づく車両を検知したりするブラインドスポットモニター+リヤクロストラフィックアラートや、パノラミックビュー対応ナビレディパッケージなど、追加可能なオプションの種類が大幅に増えるのもこのグレードの特徴といえるでしょう。
大径タイヤが魅力的な最上級グレード「Z」
〈グレード「Z」の車両本体価格〉
パワーユニット | ガソリンエンジン | ハイブリッド | |
---|---|---|---|
駆動方式 | 2WD | 4WD | 2WD |
価格 | 203万9,000円 | 229万9,200円 | 232万8,000円 |
最上級グレード「Z」では、17インチの大径タイヤに切削光輝+ブラック塗装のスタイリッシュな17インチアルミホイールを標準装備。張り出したフェンダーに負けない迫力とSUVにふさわしいアクティブさを持ったエクステリアデザインになっているのが特徴です。
シーケンシャルターンランプを採用
LEDヘッドランプはオートレベリング機能付きのものにグレードアップし、LEDフォグランプやLEDリアフォグランプも標準装備。さらに車両内側から外側に流れるように点灯するLEDシーケンシャルターンランプを採用し、先進性を演出しているのもポイントといえるでしょう。
また、この「Z」では、高速道路や自動車専用道路で適切な車間距離を維持しながら先行車に追従走行を行ってドライバーの負担を軽減する全車速追従機能付きのACC(アダプティブクルーズコントロール)などの運転支援機能を搭載しているため、ロングドライブが快適に楽しめるのも魅力です。
おすすめグレードはライズ本来の魅力が堪能できる最上級グレード「Z」
ライズは「力強く!新しい!アクティブスタイル」がコンセプトのSUVです。ライズ独特の角張ったバンパーコーナーや張り出したボディには、やはり大径のタイヤやホイールを組み合わせたいところでしょう。大径タイヤはルックス以外にも、走行安定性が向上するメリットもあります。その点を考えると最上級グレード「Z」がライズのおすすめグレードといえるのではないでしょうか。
先進性を感じさせるLEDシーケンシャルターンランプも魅力的。ロングドライブをサポートする運転支援機能も搭載されているので、日常的な使用からレジャーまで、幅広く活躍してくれることうけあいです。
高速道路を走る機会はそれほどない、ルックスもほどほどでいい、という方は「G」もいいかもしれません。
でもやっぱりカッコいい「Z」に魅力を感じるのであれば、妥協せずに本当に欲しいグレードに乗ることをおすすめします。
よくある質問
Q1:ライズのグレード構成は?
A:ライズのグレードは「X」「G」「Z」の3種類であり、「X」はガソリン車のみに設定されています。そのほかのグレードはガソリン車、ハイブリッド車ともに設定があります。
Q2:ライズのグレードはどうやって選べばいい?
A:ライズは実用性に関する装備はどのグレードも一通りそろっています。グレードを決める際にはタイヤサイズやアルミホイールの有無、オプションの選択肢、運転支援機能などを比較し、自分のカーライフに必要な装備が過不足なく搭載されているグレードを選ぶことをおすすめします。
Q3:ライズのおすすめグレードは?
A:ライズのおすすめグレードは最上級グレードの「Z」です。ライズ本来の魅力を活かす17インチの大径タイヤやアルミホイール、先進性を感じさせるLEDシーケンシャルターンランプやドライバーの運転負荷を軽減する全車速追従機能付きACC(アダプティブクルーズコントロール)など、魅力的な装備が詰まっています。
※この記事は2022年9月時点の情報で制作しています