車はグレードによって仕様が異なります。快適装備の内容に差があったり、選択できるオプションやボディカラーの設定が違ったりすることも少なくないので、車を選ぶ際には価格だけでなくそれぞれのグレードの特徴を把握することが大切です。

ここでは、トヨタ「ピクシスジョイ」のグレードについて紹介します。

ピクシスジョイのグレード構成

ピクシスジョイのグレードは大きく分けると「F X“SA III”」と「F G”SA III”」「F Gターボ“SA III”」の3種類に分けられます。

「F G”SA III”」「F Gターボ“SA III”」は、搭載されるエンジンが「F G”SA III”」ではNAエンジン、「F Gターボ“SA III”」ではターボエンジンという違いがあるのみで装備内容はほとんど差がありません。

なお、この2つのグレードをベースとし、快適性と内装の質感を高めた「F G”SA III”プライムコレクション」「F Gターボ“SA III”プライムコレクション」の設定もあるため、ピクシスジョイには計5種類の選択肢が用意されています。

ピクシスジョイのグレードごとの特徴

一通りの装備はそろっている「F X”SA III”」

出典：トヨタ「ピクシスジョイ」価格・グレード

「F X”SA III”」はピクシスジョイの中で最も安いエントリーグレードではありますが、クリーンエアフィルター付きのプッシュ式のオートエアコンや電子カードキーを携帯していればキーを操作せずリクエストスイッチを押すだけでドアロックやアンロックができるキーフリーシステム、ボタン操作でスマートにエンジン始動ができるプッシュボタンスタートなど、一般的な快適装備はそろっています。

運転席シート上下アジャスターやチルトステアリングもあるため、体格に関係なくベストなドライビングポジションが確保できるのもうれしいポイントでしょう。

出典：トヨタ「ピクシスジョイ」価格・グレード ｜ スペック・装備比較

足回りは15インチの樹脂フルキャップ付きのスチールホイールです。スチールホイールであってもデザイン性が高いため、チープさを感じさせることはありません。レトロモダンなデザインでセンスの良さを感じさせるピクシスジョイの雰囲気を壊さないように配慮されていることがうかがえます。

ヘッドランプには、マニュアルレベリング機能付きのマルチリフレクターハロゲンヘッドランプが採用されています。LEDヘッドランプへのアップグレードオプションの設定はありません。

ボディカラーは全車共通で、深みのある「ダークエメラルドマイカ」など6色から選択が可能で、オプションの「デザインフィルムトップ」を選択し2トーンにすることも可能です。

Bi-Beam LEDヘッドランプを搭載する「F G”SA III”」「F Gターボ“SA III”」

出典：トヨタ「ピクシスジョイ」価格・グレード

「F G”SA III”」「F Gターボ“SA III”」では、1灯でハイビームとロービームを切り替えるBi-Beam LEDヘッドランプが標準装備です。LEDは点灯すると瞬時に最大光量に達することに加え、ハロゲンよりも白く明るい光を発するため夜間視認性の向上につながります。また消費電力も少なく、実燃費向上に貢献するメリットもあります。

出典：トヨタ「ピクシスジョイ」価格・グレード ｜ スペック・装備比較

足回りのサイズは15インチで「F X”SA III”」と変わりありませんが、アルミホイールを採用し、足回りの存在感を際立たせています。

さらに、「F G”SA III”」「F Gターボ“SA III”」ではスーパーUVカット・IRカット機能付きフロントドアガラスとスーパークリーンエアフィルターがセットになったパッケージオプション「コンフォータブルパック」の追加が可能。より快適にドライブを楽しみたい方におすすめです。

上質さが魅力の「F G”SA III”プライムコレクション」「F Gターボ“SA III”プライムコレクション」

出典：トヨタ「ピクシスジョイ」価格・グレード

「F G”SA III”プライムコレクション」「F Gターボ“SA III”プライムコレクション」はパッケージオプションの「コンフォータブルパック」や「純正ナビ装着用アップグレードパック」が標準装備になることに加え、運転席・助手席のシートヒーター、サイドエアバッグが追加され、上級グレードにふさわしい快適装備の充実度が魅力です。

出典：トヨタ「ピクシスジョイ」価格・グレード ｜ スペック・装備比較

また、レザー調のシートやドアトリムを採用し、内装においても質の良さを追求しています。

ピクシスジョイのおすすめグレードは「F G”SA III”」「F Gターボ“SA III”」

ピクシスジョイはエントリーグレードの「F X”SA III”」でも日常的に使用するために十分な装備がそろっていますが、ワンランク上の「F G”SA III”」「F Gターボ“SA III”」になるとアルミホイールやBi-Beam LEDヘッドランプが搭載され、エクステリアに上質感が加わります。

また、オプションで無駄なく必要な装備のみを追加できるのも魅力。ピクシスジョイのベストバイは「F G”SA III”」、高速道路を走る機会が多い方は「F Gターボ“SA III”」といえるのではないでしょうか。

よくある質問

Q1：ピクシスジョイのグレード構成は？

A：ピクシスジョイのグレードは、エントリーグレードの「F X“SA III”」、ワンランク上の「F G”SA III”」「F Gターボ“SA III”」、最上級グレード「F G”SA III”プライムコレクション」「F Gターボ“SA III”プライムコレクション」の5種類です。

Q2：ピクシスジョイのグレードの差は？

A：「F X“SA III”」は一通りの装備はそろっており、実用性は十分です。「F G”SA III”」「F Gターボ“SA III”」ではアルミホイールやBi-Beam LEDヘッドランプを採用、「F G”SA III”プライムコレクション」「F Gターボ“SA III”プライムコレクション」では「コンフォータブルパック」や「純正ナビ装着用アップグレードパック」が追加されます。

Q3：ピクシスジョイのおすすめグレードは？

A：エクステリアに上質感があることに加え、必要な装備のみをオプションで追加することも可能な「F G”SA III”」「F Gターボ“SA III”」がおすすめです。

※この記事は2022年1月時点の情報で制作しています