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車は大きな買い物であるため、後悔のないようしっかりと吟味して選びたいもの。そのためには車種を選んで終わりにするのではなく、グレードごとの特徴を把握して自分の納得のいくものを見つけましょう。
ここでは、ホンダのミニバン「オデッセイ」のグレードごとの特徴をわかりやすくご紹介します。
この記事のPOINT
- オデッセイのグレードは「e:HEV ABSOLUTE」「e:HEV ABSOLUTE・EX」「e:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITION」の3種類
- 新世代コネクテッド技術を搭載した車載通信モジュール「Honda CONNECT（ホンダ コネクト）」に対応
- オデッセイのおすすめグレードは「e:HEV ABSOLUTE・EX」
オデッセイのグレード構成
オデッセイには、日本での生産終了直前までは2.4Lガソリンエンジンモデルと、2.0Lガソリンエンジンに２つのモーターを組み合わせたホンダ独自のハイブリッドシステム「e:HEV」の２種類のパワーユニットが設定されていましたが、2023年に一部改良したうえでの再登場時にガソリン車が廃止され、パワーユニットは「e:HEV」のみになりました。
グレードは従来あった「e:HEV ABSOLUTE」「e:HEV ABSOLUTE・EX」はそのままに、新たに「e:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITION」がラインナップに加わり、3種類の選択肢があります。
なお、オデッセイの内装、安全性能については別記事で詳しくご紹介しています。
オデッセイのグレードごとの特徴
ここからは、オデッセイのグレード別の装備内容の違いを比較していきましょう。
〈グレード別比較表〉
| グレード | e:HEV ABSOLUTE | e:HEV ABSOLUTE・EX | e:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITION |
|---|---|---|---|
| パワーユニット | 2.0Lガソリンエンジン＋モーター （e:HEV/ハイブリッドシステム） |
||
| 駆動方式 | 2WD（FF） | ||
| 乗車定員 | 7名 | ||
| 燃費 （km/L、WLTCモード） | 19.9 | 19.6 | |
| 全長（mm） | 4,860 | ||
| 全幅（mm） | 1,820 | ||
| 全高（mm） | 1,695 | ||
| 最小回転半径（m） | 5.4 | ||
ベーシックグレートとはいえ必要十分な装備がそろった「e:HEV ABSOLUTE」
〈グレード「e:HEV ABSOLUTE」の車両本体価格〉
| グレード | e:HEV ABSOLUTE |
|---|---|
| 駆動方式 | 2WD（FF） |
| 価格 | 480万400円 |
「e:HEV ABSOLUTE 」はベーシックグレードではありますが、上級ミニバンという位置付けにあるモデルだけあり装備は充実しています。
オートライトコントロール機構付きのLEDヘッドライトを標準装備、さらに2020年11月のマイナーチェンジでは、流れるように点灯するLEDシーケンシャルターンシグナルランプ（フロント/リア）を採用しました。流れるように点灯し、先進的なイメージを演出することに加え被視認性を向上させています。
また、プラズマクラスター技術搭載のフロント・フルオートエアコンディショナーにリアのマニュアルクーラー、アレルフリー高性能脱臭フィルター、Hondaスマートキーシステム＆パワースイッチ、USBチャージャー（Type-C）などを搭載し、快適装備もぬかりありません。
さらに、2023年12月の改良で新世代コネクテッド技術を搭載した車載通信モジュール「Honda CONNECT（ホンダ コネクト）」に対応したのも特筆ポイントです。「Honda CONNECT for Gathers ＋ナビ装着用スペシャルパッケージ」が全車標準装備され、スマートフォンを使用してオデッセイのエアコンを遠隔操作したり、車内Wi-Fiが利用できたりなど、より便利・快適にオデッセイが利用できるようになりました。
なお、2020年11月のマイナーチェンジで目玉装備として全車に搭載された、スマートキーを携帯してドアに近付き、センサー部分のLEDが光っている状態で手をかざすことでドアノブにふれずにパワースライドドアの開閉ができる「ジェスチャーコントロール・パワースライドドア」は廃止されました。
快適性に磨きをかけた上級グレード「e:HEV ABSOLUTE・EX」
〈グレード「e:HEV ABSOLUTE・EX」の車両本体価格〉
| グレード | e:HEV ABSOLUTE・EX |
|---|---|
| 駆動方式 | 2WD（FF） |
| 価格 | 500万600円 |
「e:HEV ABSOLUTE・EX」では、運転席・助手席・後部座席の3つのゾーンでそれぞれエアコンの温度調節が可能なトリプルゾーンコントロール・フルオートエアコンディショナー、ワイヤレス充電器など、上位モデルらしい快適性を高める機能が備わります。
また、スマートキーを携帯してリアバンパー下のセンサーに足をかざすだけでテールゲートが自動で開閉する「ハンズフリーアクセスパワーテールゲート」も搭載されています。
2023年12月の改良時に新設された「e:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITION」
〈グレード「e:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITION」の車両本体価格〉
| グレード | e:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITION |
|---|---|
| 駆動方式 | 2WD（FF） |
| 価格 | 516万4,500円 |
2023年12月の改良時にラインナップに追加された「e:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITION」は、ブラッククロームメッキのフロントグリルやカラードバンパー、ドアロアーガーニッシュなどを装着し、精悍でスポーティーさを感じさせるスタイルが特徴です。
18インチアルミホイールもマットベルリナブラックになり、足回りも引き締まっています。
快適装備などは、「e:HEV ABSOLUTE・EX」の内容に準じます。
安全で快適なカーライフが期待できる「e:HEV ABSOLUTE・EX」がオデッセイのおすすめグレード
オデッセイには基本グレードでも、日常的に使用するのに必要な装備はそろっています。
しかし、上級ミニバンであるオデッセイに乗るのであればやはりオデッセイらしく上質な装備がついているものを選ぶのがいいでしょう。その点を考えると、上位グレードの「e:HEV ABSOLUTE・EX」がおすすめグレードといえるのではないでしょうか。
グレードごとの特徴を把握して最適なオデッセイを選ぼう
ひとつずつ内容を確認していくと、グレードによって装備が大きく異なることがわかります。グレードごとの特徴を把握すること、自分が車に求める装備は何かをはっきりとさせておくことがグレード選びの成功の秘訣だといえるでしょう。
オデッセイはグレード数も少なく、わかりやすいグレード体系になっています。じっくりとグレードを比較して、自身に合ったグレードで満足度の高いカーライフを送りましょう。
よくある質問
Q1：オデッセイのグレード構成は？
A：オデッセイのパワーユニットは2.0Lエンジン+２モーターを組み合わせたハイブリッドシステム「e:HEV」のみであり、グレードは「e:HEV ABSOLUTE」「e:HEV ABSOLUTE・EX」「e:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITION」の3種類です。
Q2：オデッセイのおすすめグレードは？
A：上級ミニバンらしいワンランク上の快適装備を搭載する「e:HEV ABSOLUTE・EX 」がおすすめです。
※この記事は2024年2月2日時点の情報で制作しています
