軽自動車は日常的に使う物とはいえ、やはり気分の上がる要素がほしいもの。2016年にデビューしたダイハツのムーヴキャンバスは、明確な個性を打ち出しておしゃれな女性の支持を集めています。
ムーヴキャンバスには多彩なグレード設定があります。そのため、グレード選びに悩む方も多いかもしれません。ここでは、日常使いにおすすめのグレードについてご紹介します。
ムーヴキャンバスのグレード別装備をご紹介!
ムーヴキャンバスのグレードは、実は大きく分ければ「L “SA Ⅲ”」「X “SA Ⅲ”」「G “SA Ⅲ”」の3種類。その3種類に加えて、インテリア、エクステリアに専用装備が用意されている「メイクアップ リミテッド」と「ブラックインテリア リミテッド」があります。
では早速、各グレードの装備を見ていきましょう。ちなみにムーヴキャンバスには、全グレードに先進安全機能「スマートアシストⅢ」が搭載されています。
エンジンは、すべて同じ658㏄直列3気筒ガソリンエンジン。ターボの設定はありません。また、全グレードに2WDと4WDがあります。
L “SA Ⅲ”
L “SA Ⅲ”は、必要最低限の装備がついた標準グレードです。このグレードでは、ムーヴキャンバスの醍醐味であるツートンカラーを選択できません。モノトーンカラーのみの選択肢となります。
フロントドアにはUVカットガラス、ヘッドライトにはマルチリフレクターハロゲンヘッドランプが装備されています。シートやインパネはオフホワイト、そのほかはシックにブラックで仕上げられています。エンジンはキー差し込み式、エアコンはマニュアル(ダイヤル式)になります。
また、このグレードのみパワースライドドアが設定されていない点がほかのグレードとの最も大きな違いでしょう。
X“SA Ⅲ”
X“SA Ⅲ”は中位グレードであり、このグレードから左右両方のパワースライドドアが装備されます。小さな子供がいるママや、ファミリー層には欠かせない装備ですね。半ドアのときに自動できちんとドアを閉めてくれるスライドドアイージークローザーも左右に装備されています。
運転席シートリフターやチルトステアリングも装備されるので、小柄な女性も運転しやすいでしょう。
このグレードからボディのツートンカラーの選択が可能。また、L “SA Ⅲ”の装備に、助手席のインパネトレイ、フルオートエアコン、プッシュボタンスタート、キーフリーシステム、オートライトなどがプラスされます。
L “SA Ⅲ”との価格差は約15万円程度であり、シート類などはL “SA Ⅲ”と同じです。
G “SA Ⅲ”
上位グレードとなるG “SA Ⅲ”は、X“SA Ⅲ”の装備にLEDヘッドライト、フロントドアのスーパーUV&IRカットガラス、自発光式大型3眼センターメーター(タコメーター付)、スーパークリーンエアフィルターなどが追加され、快適装備が充実しています。
また、リアシートの左右に置きラクボックスが配置されており、引き出し状態での利用も、中敷きを持ち上げてバスケットのように使用することができるため非常に便利です。引き出し状態で使用する場合、普段あまり使用しない掃除用品やメンテナンス用品、非常持ち出し袋の収納などに使用してもいいですし、着替えなどを入れておくのにも適しています。
バスケットモードにすれば、ある程度高さのある物も収納OK。ワインのボトルや2Lサイズのペットボトルなども安心して積めます。運転席からも楽に手が届くので便利ですね。
この3種類が、基本のグレードになります。ムーヴキャンバスにはこのほかにエクステリア・インテリアに大きく手を加えた「メイクアップリミテッド」と、「ブラックインテリアリミテッド」が用意されています。価格は約6万円のプラスになります。
どちらもX“SA Ⅲ”、G “SA Ⅲ”に設定が可能です。L “SA Ⅲ”には設定できませんので、ご注意ください。
ここからは、メイクアップリミテッドとブラックインテリアリミテッド、それぞれの内容をチェックしてみましょう。
メイクアップリミテッド
メイクアップリミテッドでは、ボディカラーに合わせてインテリアアクセントカラーが設定されます。基本カラーがオフホワイト×ブラックである点は変わりませんが、インパネトレイや助手席のオープンカップホルダー、ドアアームレストにカラーアクセントが加わり、華やかでかわいらしい雰囲気に。
ボディカラーがファインミントメタリック、もしくは、パールホワイトⅢ×ファインミントメタリックのツートンカラーの場合、インテリアアクセントカラーはファインミントとなります。
ボディカラーがブルーミングピンクメタリック、またはパールホワイトⅢ×ブルーミングピンクメタリックの場合、インテリアアクセントカラーはミストピンク。そのほかのボディカラーの場合、インテリアアクセントカラーはマイルドモカとなります。
エクステリアにはフロント、リヤ、サイドのメッキバンパーモール、メッキドアアウターハンドル、メッキリング付きのLEDフォグランプ、クリアクリスタルを使用したリヤコンビネーションランプを装備しています。
ふんだんにメッキ加飾が使用されエクステリアの質感を高めています。
足回りは「キャンバス」エンブレム付きの14インチ2トーンカラードフルホイールキャップになります。ホイールキャップまでツートンカラーとはにくい演出ですね。
ブラックインテリアリミテッド
ブラックインテリアリミテッドでは、シートカラーがブラック×ダークグレーになり引き締まった印象に。専用のフルファブリックシートを使用しており、ドアトリムや助手席のオープンカップホルダー、インパネトレイなどもブラックで統一されています。
また、メッキオーナメント・シルバー加飾付きの革巻きのステアリングホイールやシルバー加飾リングのついたオーディオパネルがスポーティなイメージをインテリアにもたらしています。
さらに、ブラックインテリアリミテッドにはD assist切替ステアリングスイッチが装備されています。これは「D」レンジのときにスイッチをONにすると、エンジンの回転数を上げてスムーズな加速と心地いい走りを実現する機能です。これはブラックインテリアリミテッドのみの専用装備です。
エクステリアには、メイクアップリミテッドと同じ装備を用意。また、ブラックインテリアリミテッドとメイクアップリミテッドには運転席と助手席にサイドエアバッグが装備されます。
通常、X“SA Ⅲ”には置きラクボックスが設置されていません。ただし、メイクアップリミテッド、もしくはブラックインテリアリミテッドを装着すれば置きラクボックスも一緒に装備されるようになっています。
ムーヴキャンバスのおすすめグレードはどれ?
では、ムーヴキャンバスのおすすめグレードはどれでしょうか?
ムーヴキャンバスの醍醐味は、やはりツートンカラー。ここでL “SA Ⅲ”は候補から外れます。絶対にほしい装備としては、パワースライドドア、置きラクボックス、プッシュスタートなどでしょうか。これはX“SA Ⅲ”、G“SA Ⅲ”のどちらにも装備されています。
G“SA Ⅲ”のみの装備となるものはLEDライトやスーパークリーンエアフィルターなど。あれば確実にうれしい装備ですが、ムーヴキャンバスの良さを活かすなら、その資金をメイクアップリミテッドに回すのがいいのではないでしょうか。インテリアアクセントカラーはかなり魅力的ですし、便利な置きラクボックスもついてきます。
そうしたことを総合すると、日常使いには十分な装備がそろっているX“SA Ⅲ”のメイクアップリミテッドがおすすめです。実用性と気分が上がるおしゃれなスタイルを兼ね備えたべストチョイスでしょう。
車にかっこ良さを求める方には「X“SA Ⅲ”+ブラックインテリアリミテッド」もおすすめです。クールな雰囲気がメイクアップリミテッドとは異なる魅力を放っています。
カーリースならムーヴキャンバスの上級グレードも夢じゃない
ムーヴキャンバスに新車で乗るには、車両本体価格のほか、法定費用や各種手数料などの初期費用が必要です。初期費用は本体価格の1~2割ほどになることが多く、カーローンには含められないケースもあるので、現金で用意しておかなければなりません。
また、カーローンを利用する場合は、頭金としてまとまった金額を用意することも考えられます。
車は人生最大の買い物のひとつともいわれるほど高価な買い物だけに、カーローンの借入可能額や予算によっては、希望するグレードをあきらめなければならないこともあるでしょう。
しかしカーリースであれば、頭金も初期費用も用意する必要がないため、貯金を切り崩すこともなく、憧れのグレードのムーヴキャンバスを手にすることが可能になります。
カーリースで憧れのグレードが手にできるワケ
カーリースは、リース会社が所有権を持つ車を、定額料金を支払うことでマイカーのように利用できる車のサブスクリプションサービスです。
月々のリース料には法定費用や各種手数料が含まれているため、頭金も初期費用も別途支払うことなく、定額料金だけで車に乗り始めることができます。
リース料は、本体価格から契約満了時の想定残価を引き、契約期間で割って算出されます。そのため、本体価格が購入よりも安くなる上、契約期間が長いほど月々のリース料を安くできます。
よくある質問
Q1:ムーヴキャンバスのグレード構成は?
A:「L “SA Ⅲ”」「X “SA Ⅲ”」「G “SA Ⅲ”」の3種類となっています。また、その3種類に加えて、インテリア、エクステリアに専用装備が用意されている「メイクアップ リミテッド」と「ブラックインテリア リミテッド」があります。なお、全グレードに2WDと4WDが用意されています。
Q2:ムーヴキャンバスのグレードはどうやって選べばいい?
A:ベースグレードの「L “SA Ⅲ“」ではムーヴキャンバスの醍醐味であるツートンカラーを選ぶことができないので、デザインを重視する方は避けたほうがいいでしょう。上位グレードになると、快適装備や収納も増えるのでファミリー層にもおすすめです。
Q3:ムーヴキャンバスのおすすめグレードは?
A:ムーヴキャンバスの醍醐味は、やはりツートンカラーです。また、パワースライドドアや置きラクボックス、プッシュボタンスタートなどの装備が必須と考えると、普段使いには十分な装備がそろっている「X“SA Ⅲ”メイクアップリミテッド」がいいでしょう。
※記事の内容は2018年10月時点の情報で執筆しています。