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ランドクルーザーのグレード別装備はここでチェック!走破性に差はある?(2021年~現行モデル)

ランドクルーザーのグレード別装備はここでチェック!走破性に差はある?(2021年~現行モデル)
ランドクルーザーのグレード別装備はここでチェック!走破性に差はある?(2021年~現行モデル)

出典:トヨタ「ランドクルーザー」ギャラリー

トヨタ「ランドクルーザー」は、グレードによって走破性に差があることに加え、追加できるオプションの種類も異なります。そのため、グレードごとの装備内容を細かい部分までチェックして自身の欲しい機能を搭載しているグレードを選ばないと後悔することになりかねません。

ここでは、ランドクルーザーのグレードごとの特徴について見ていきましょう。

この記事のPOINT

  • ランドクルーザーのグレードは「GX」「AX」「VX」「ZX」「GR SPORT」の5種類
  • ディーゼル車の設定があるのは「ZX」「GR SPORT」のみ
  • グレードによってメカニズムにも差がある

ランドクルーザーのグレード構成

ランドクルーザーのグレードは「GX」「AX」「VX」「ZX」「GR SPORT」の5種類。なお、ランドクルーザーはガソリン車とディーゼル車がありますが、ガソリン車が全グレードに設定があるのに対し、ディーゼル車の設定があるのは「ZX」「GR SPORT」の2グレードのみです。

また、ランドクルーザーは3列目シートを備える7人乗りと、2列シートの5人乗りがありますが、ディ―ゼル車は5人乗りのみで、7人乗りの設定はありません。ガソリン車では「GX」が5人乗りで、そのほかのグレードはすべて7人乗りとなっています。

ランドクルーザーのグレードごとの特徴

ここからは、ランドクルーザーのグレードごとの装備内容を見ていきましょう。なお、内装や安全性能は別記事で詳しくご紹介します。

ランドクルーザーの内装について、詳しくはこちら

ランドクルーザーの安全性能について、詳しくはこちら

「GX」

「GX」出典:トヨタ「ランドクルーザー」価格・グレード

「GX」は最も安いエントリーグレードですが、6つのモードから路面状況に応じて駆動力やサスペンション、ブレーキ油圧などを自動で統合制御して走破性を高める「マルチテレインセレクト」や、センターデフにトルセン®LSDを採用したフルタイム4WDなど、ランドクルーザーならではの走破性を確保しています。

上位グレードと比較すれば省かれている快適装備はありますが、それでもスマートキーに最大3名分の車両情報を記憶させ、乗車時にそれぞれの乗員ごとのドライビングポジションやエアコン、照明などの設定を呼び出す「マイセッティング」、スマートフォンと連携するディスプレイオーディオ、車内を快適な空気環境へ導く「ナノイーX」など、最新の装備も搭載されています。

「AX」

「AX」出典:トヨタ「ランドクルーザー」価格・グレード

「AX」は、メカニズムに関する部分は「GX」と変わりありません。なお、このグレードからトヨタ初採用(2021年8月時点)となる「指紋認証スタートスイッチ」が搭載されます。これはスマートキーを携帯し、ブレーキペダルを踏みながら指紋センサーにふれると、あらかじめ登録した指紋情報に適合した場合のみエンジンを始動させるシステムです。

指紋が認証されなければエンジンスタートができないので、高い盗難防止効果が期待できるでしょう。ランドクルーザーは日本のみならず世界的に人気の高いモデルのため中古車市場でも高値で取引きされる傾向があることから、盗難が多いことでもよく知られています。こういったセキュリティ対策があるのはうれしいポイントといえるのではないでしょうか。

なお、このグレードから「GX」では設定のないチルト&スライド電動ムーンルーフや、モニターで車両周辺の路面状況や車両下の状態、前輪・後輪の位置を確認できる「マルチテレインモニター」などのオプションの追加が可能です。

「VX」

「VX」出典:トヨタ「ランドクルーザー」価格・グレード

「VX」は、スーパークロームメタリック塗装の18インチアルミホイールを採用し、足回りが引き締まった印象に。

さらにフロントシートが快適温熱シート&シートベンチレーション機能付きになり、運転席に3パターンのステアリング・シート・ドアミラー位置を記憶させ、スイッチ操作で呼び出せる「マイコンプリセットドライビングポジションシステム」が搭載されるなど、快適装備が充実するグレードです。

「ZX」

「ZX」出典:トヨタ「ランドクルーザー」価格・グレード

「ZX」では、サイズアップした20インチのスーパークロームメタリック塗装のアルミホイールが装備されることに加え、メッキモール付きの前後エアロバンパーをまとい、より迫力のあるエクステリアとなっています。チルト&スライド電動ムーンルーフも標準装備です。

また、路面の状態や操作に応じて4輪の減衰力をそれぞれ独立して制御するリニアソレノイドタイプのAVS(Adaptive Variable Suspension)、電子制御ブレーキシステム、リアタイヤのトラクション性能を確保するトルセン® LSDなどが標準装備され、走行性能を引き上げています。

「GR SPORT」

「GR SPORT」出典:トヨタ「ランドクルーザー」価格・グレード

最も高額な「GR SPORT」はスポーツグレードといえるモデルで、GR専用のラジエーターグリルや前後バンパー、リアマッドガード、ロッカーモールなどの専用のパーツをまとい、ほかのグレートとは異なるスタイリッシュでスポーティーなエクステリアとなっています。

また、専用装備として世界初(2021年8月時点、トヨタ調べ)となる、前後のスタビライザーを独立して電子制御することでオンロードでの走行安定性とオフロードでの走破性を両立させる「E-KDSS(Electronic-Kinetic Dynamic Suspension System)」、フロント・リアの電動デフロックを搭載するなど、ダカールラリーに参戦したドライバーの改善要望を直接反映しているのが特徴です。

自身が何を求めているのかをはっきりさせて最適な1台を選ぼう

ランドクルーザーは、グレードによって走行性能にも差があり、グレード間の価格差も大きい傾向があります。グレードごとの違いをよく確認するとともに、どこまで走行性能を追求するのか、快適装備はどの程度必要かなど、自身がランドクルーザーに求めているものをはっきりとさせておくことをおすすめします。

よくある質問

Q1:ランドクルーザーのグレード構成は?

A:ランドクルーザーのグレードは「GX」「AX」「VX」「ZX」「GR SPORT」の5種類で、ガソリン車は全グレードに設定がありますが、ディーゼル車の設定があるのは「ZX」「GR SPORT」の上級グレードのみです。なお、「GX」とディーゼル車は5人乗り、そのほかのガソリン車は7人乗りです。

Q2:ランドクルーザーのグレードごとの違いは?

A:「GX」はエントリーグレードで、シンプルにランドクルーザーの走破性が欲しい方におすすめです。「AX」はオプション選択肢が広がり、「VX」では快適装備が充実します。「ZX」ではリアのトルセン® LSDやAVSなどを搭載し、走行性能を引き上げています。

Q3:「GR SPORT」の特徴は?

A:「GR SPORT」はスポーツモデルといえるグレードで、専用のエクステリアパーツやフロント・リアの電動デフロック、前後のスタビライザーを独立して電子制御する「E-KDSS」を搭載するなど、ラリー参戦ドライバーの改善要望を車両開発に直接反映しています。

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※この記事は2022年4月時点の情報で制作しています

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