車種選びには力を入れていても、その後に待っているグレード選びは面倒に感じてしまう、という方は少なくないといいます。しかし車はグレードによって搭載している装備内容が変わるので、自分が必要とする装備を搭載しているかどうかをしっかりとチェックしてグレードを選ばないと後悔することになりかねません。
ここでは、日産「キックス」のグレードについてご紹介します。
この記事のPOINT
- キックスのグレードは「X」を基本に、内外装に手を加えたグレードやカスタムカーもある
- 「AUTECH」を含む全グレードで2WD・4WDの選択が可能
- キックスのおすすめグレードは「G」
キックスのグレード構成
キックスのグレードは基本的に「X」のみとなっていますが、インテリアカラーがツートーンになる「ツートーンインテリアエディション」、2022年7月のマイナーチェンジのタイミングで新たに追加された「スタイルエディション」の設定もあります。
なお、「ツートーンインテリアエディション」「スタイルエディション」ともに内外装が変わるのみで、基本性能や快適装備に大きな差はありません。全グレードで駆動方式は2WDと4WDが選択でき、4WD車にはグレード名に「FOUR」がつきます。
これらに加えて、カスタムカー「AUTECH」もラインナップされています。
なお、内装と安全性能は別記事で詳しくご紹介しています。
キックスのグレードごとの装備内容
ここからは、キックスのグレードごとの装備内容を比較して見ていきましょう。
〈グレード別比較表〉
グレード | X | X ツートーンインテリアエディション | X スタイルエディション | AUTECH |
---|---|---|---|---|
パワーユニット | e-POWER | |||
駆動方式 | 2WD・4WD | |||
燃費 (km/L、WLTCモード) | 2WD:23.0 4WD:19.2 | --- | ||
全長(mm) | 4,290 | 4,330 | ||
全幅(mm) | 1,760 | |||
全高(mm) | 1,605 | |||
最小回転半径(m) | 5.1 |
基本となる「X」
〈グレード「X」の車両本体価格〉
駆動方式 | 2WD | 4WD |
---|---|---|
価格 | 279万8,400円 | 306万1,300円 |
先述のとおり、キックスは実質「X」の1グレードで、ほかのグレードは内外装に手を加えた程度なので、価格にもそれほど大きな差はありません(AUTECHを除く)。
電制シフトや電動パーキングブレーキ、オートブレーキホールドといった運転のしやすさを高める機能が搭載されているので、快適に電動パワートレインならではの走りが楽しめるでしょう。
ステアリングは抗菌仕様となっているのもうれしいポイント。なお、ステアリングにはハンズフリーフォンやオーディオ、運転支援技術「プロパイロット」などのステアリングスイッチも備わっています。
快適装備としては運転席・助手席に加えてバックドアも感知するインテリジェントキーやプッシュパワースターター、USB電源ソケット、クリーンフィルター付きのプッシュ式オートエアコンなど、このクラスのコンパクトSUVであれば欲しいと思える装備はほぼ搭載されています。
専用インテリアを採用する「X ツートーンインテリアエディション」
〈グレード「X ツートーンインテリアエディション」の車両本体価格〉
駆動方式 | 2WD | 4WD |
---|---|---|
価格 | 290万8,400円 | 317万1,300円 |
「X ツートーンインテリアエディション」は、内装がオレンジタン×ブラック、もしくはベージュ×ブラックのツートーンインテリアとなるグレードです。
また、ステアリングヒーターや前席のシートヒーターが備わります。
精悍なエクステリアが魅力の「X スタイルエディション」
〈グレード「X スタイルエディション」の車両本体価格〉
駆動方式 | 2WD | 4WD |
---|---|---|
価格 | 301万8,400円 | 328万1,300円 |
2022年7月の一部改良で新たに追加された「X スタイルエディション」は、リアコンビネーションランプ一体型フィニッシャー、ダーククローム調のグリルフィニッシャーなどを装着し、よりSUVらしいタフで精悍なエクステリアが持ち味です。
なお、このグレードのみ周囲の安全確認をサポートする「インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物 検知機能付き)」や「インテリジェント ルームミラー」が標準装備されます。
カスタムカー「AUTECH」
〈グレード「AUTECH」の車両本体価格〉
駆動方式 | 2WD | 4WD |
---|---|---|
価格 | 318万5,600円 | 344万8,500円 |
「AUTECH」は「X」をベースとしたカスタムカーで、ブランドカラーのブルーを使用した2トーンボディカラーが専用色として設定されるほか、メタル調のフロント・サイドシルプロテクターや専用17インチアルミホイールなどで洗練された先進的な雰囲気を演出しています。
さらに、特別装備としてベースとなる「X」ではオプションの設定である「インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物 検知機能付き)」や「インテリジェント ルームミラー」、ステアリングヒーター、前席のシートヒーターを採用しています。
キックスのおすすめグレードは「X」
キックスは走行性能や利便性に関わる部分はグレードによる差が大きくないことに加え、上位グレードに標準装備されるステアリングヒーターや「インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物 検知機能付き)」も「X」にオプション設定されているので、必要なものだけを追加できる「X」のコストパフォーマンスが高く、おすすめであるといえるでしょう。
よくある質問
Q1:キックスのグレード構成は?
A:キックスのグレードは実質「X」の1種類といえます。この「X」の内外装に手を加えた「X ツートーンインテリアエディション」と「X スタイルエディション」の設定もあります。さらに、カスタムカー「AUTECH」もラインナップされています。
Q2:キックスのグレードはどう違う?
A:走行性能や利便性に関する部分は大きな差はありません。「X ツートーンインテリアエディション」ではオレンジタン×ブラック、もしくはベージュ×ブラックの専用インテリアとなります。「X スタイルエディション」はダーククローム調のグリルフィニッシャーなどを装着し、よりSUVらしいタフで精悍なエクステリアが持ち味です。
Q3:キックスのおすすめグレードは?
A:キックスは走行性能や利便性に大きな差がないことに加え、上位グレードに搭載される前席シートヒーターなどの機能もオプションで追加できる「X」が、コストパフォーマンスが高くおすすめグレードといえるでしょう。
※この記事は2022年12月時点の情報で制作しています