記事を探す
車はグレードによって異なる個性を持つものが多く、搭載している装備にも差がある場合がほとんど。そのためグレードごとの特徴を把握して、自分に必要な装備が過不足なく搭載されているグレードを選ぶことが満足のいくカーライフを手に入れるためのひとつのポイントとなるのです。
ここでは、ホンダ「フィット」のグレードについてご紹介します。
この記事のPOINT
- 「BASIC」「HOME」「RS」「CROSSTAR」「LUXE」の5つのグレードがある
- グレード構成はガソリン車・ハイブリッド車共通
- おすすめグレードは価格と装備内容のバランスの取れた「HOME」
フィットのグレード構成
現行型のフィットには1.5L直列4気筒ガソリンエンジンモデルと、1.5Lエンジンにハイブリッドシステム「e:HEV」を組み合わせたモデルがあります。
グレード構成は両パワートレインとも共通で、「BASIC」「HOME」「RS」「CROSSTAR」「LUXE」の5つのグレードが用意されています。また、「RS」を除くグレードは2WD、4WDの2つの駆動方式から選択が可能ですが、「RS」は2WDのみとなっています。
なお、内装と安全性能は別記事で詳しくご紹介しています。
フィットのグレードごとの特徴
ここからは、フィットのグレードごとの装備内容の違いを比較していきましょう。
〈グレード別比較表〉
| グレード | BASIC | HOME | RS | CROSSTAR | LUXE |
|---|---|---|---|---|---|
| エンジン | ガソリン車：1.5L直列4気筒ガソリンエンジン e:HEV：1.5Lエンジン+2モーター |
||||
| 駆動方式 | 2WD・4WD（RSは2WDのみ） | ||||
| 燃費 （km/L、WLTCモード） | ガソリン：16.6～18.7 e:HEV：25.4～30.2 | ガソリン：16.6～18.5 e:HEV：25.3～29.0 | ガソリン：17.9 e:HEV：27.2 | ガソリン：16.1～17.6 e:HEV：24.2～27.1 | ガソリン：16.0～17.9 e:HEV：23.5～27.6 |
| 全長（mm） | 3,995 | 4,080 | 4,095 | 3,995 | |
| 全幅（mm） | 1,695 | 1,725 | 1,695 | ||
| 全高（mm） | 1,515（2WD） 1,540（4WD） | 1,540（2WD） 1,565（4WD） | 1,540 | 1,570 | 1,540（2WD） 1,565（4WD） |
| 最小回転半径（m） | 4.9 | 5.2 | 5.0 | 5.2 | |
シンプルで機能的なベースグレード「BASIC」
〈グレード「BASIC」の車両本体価格〉
| パワーユニット | ガソリン | e:HEV | ||
|---|---|---|---|---|
| 駆動方式 | 2WD | 4WD | 2WD | 4WD |
| 価格 | 159万2,800円 | 179万800円 | 199万7,600円 | 219万5,600円 |
ベースグレードの「BASIC」は、親しみやすいシンプルなフロントフェイスを採用しています。
キーを携帯していればその都度キーを取り出さなくてもスイッチ操作で解錠・施錠ができる「Hondaスマートキーシステム」やパワースイッチ、テレスコピック＆チルトステアリング、PM2.5対応高性能集塵フィルター、遮音/UVカット機能付フロントウィンドウガラスなどが装備され、ベーシックグレードであっても普段使いで困らない程度の機能性は確保されています。
なお、「e:HEV BASIC」にはフルオート・エアコンディショナーやフルLEDヘッドライトが標準装備になりますが、「BASIC」ではマニュアル・エアコンディショナー、マルチリフレクターハロゲンヘッドライトとなっており、同じグレードでもガソリン車とハイブリッド車で装備内容に差がつけられているので注意が必要です。
室内の居心地の良さにこだわった「HOME」
〈グレード「HOME」の車両本体価格〉
| パワーユニット | ガソリン | e:HEV | ||
|---|---|---|---|---|
| 駆動方式 | 2WD | 4WD | 2WD | 4WD |
| 価格 | 182万6,000円 | 202万4,000円 | 217万5,800円 | 237万3,800円 |
「HOME」では、「BASIC」ではオプション扱いであった「Honda CONNECT for Gathers＋ナビ装着用スペシャルパッケージ」が標準装備されることに加え、ガソリン車にもフルLEDヘッドライトやフルオート・エアコンディショナーが装備されるなど、「BASIC」よりもワンランク上の装備がそろいます。
「HOME」というグレード名からもわかるように、このグレードでは室内の居心地の良さにこだわり、室内の随所にソフトパッドを使用したり、上質さを感じさせるプライムスムースがあしらわれたコンビシートを採用したりしているのが特徴といえるでしょう。
また、「e:HEV HOME」では充電用USBジャックが追加され、より利便性もアップします。
2022年10月のマイナーチェンジで新設された「RS」
〈グレード「RS」の車両本体価格〉
| パワーユニット | ガソリン | e:HEV |
|---|---|---|
| 駆動方式 | 2WD | |
| 価格 | 195万9,100円 | 234万6,300円 |
「RS」は専用デザインのフロントグリルやピアノブラック塗装の前後バンパーとサイドシルガーニッシュに加え、テールゲートスポイラーやエキパイフィニッシャーを装着し、スポーティーさを強調したグレードです。
RS専用チューニングのサスペンションを採用し、さらに減速の強さをコントロールできる「減速セレクター」や、好みや走行シーンに合わせて3種類のドライブモードが選択できる「ドライブモードスイッチ」も専用装備として搭載しています。
迫力のあるルックスが魅力の「CROSSTAR」
〈グレード「CROSSTAR」の車両本体価格〉
| パワーユニット | ガソリン | e:HEV | ||
|---|---|---|---|---|
| 駆動方式 | 2WD | 4WD | 2WD | 4WD |
| 価格 | 207万2,400円 | 227万400円 | 242万2,200円 | 262万200円 |
「CROSSTAR」は専用のフロントグリルやバンパーガーニッシュ、ホイールアーチプロテクターなどでSUVのような雰囲気を演出。撥水ファブリックを使用したシートやルーフレールを備え、「週末に出かけたくなるエンジョイライフに応える」ことがコンセプトとなっています。
なお、「CROSSTAR」はフィットで唯一2トーンカラーの選択が可能です。
快適装備が充実する最上級グレード「LUXE」
〈グレード「LUXE」の車両本体価格〉
| パワーユニット | ガソリン | e:HEV | ||
|---|---|---|---|---|
| 駆動方式 | 2WD | 4WD | 2WD | 4WD |
| 価格 | 214万9,400円 | 231万4,400円 | 249万9,200円 | 266万4,200円 |
最上級グレード「LUXE」では、プラチナ調クロームメッキのドアミラーやドアロアーガーニッシュ、フロントグリルモールディングがあしらわれ、上質さやエレガントさを感じさせるエクステリアとなっています。専用デザインの16インチアルミホイールも繊細で洗練された印象です。
また、ステアリングヒーターと運転席&助手席のシートヒーター、ワイヤレス充電器などの上位グレードらしい快適装備が充実します。
フィットのおすすめグレードはバランスのとれた「HOME」
フィットはベースグレードであっても近年の新型車に欲しい装備をそろえ、安全性能も十分です。その中でもボディカラーの選択肢が豊富で、フルLEDヘッドライトが装備される「HOME」が価格と装備内容のバランスがとれたおすすめグレードだといえるでしょう。
カーライフの質を左右する車のグレード選びは、車選びのポイントとなる部分です。グレードごとの特徴をつかんで、自分に合ったフィットを選びましょう。
よくある質問
Q1：フィットのグレード構成は？
A：フィットのグレードは「BASIC」「HOME」「RS」「CROSSTAR」「LUXE」の5種類で、グレード構成はガソリン車・e:HEV車共通です。なお、駆動方式は「RS」は2WDのみですが、そのほかのグレードでは2WD、4WDが選択可能です。
Q2：2022年のマイナーチェンジで新設された「RS」はどんなグレード？
A：「RS」はピアノブラック塗装の前後バンパーやサイドシルガーニッシュ、エキパイフィニッシャーなどを装着し、スポーティーなエクステリアとなっています。また、専用のサスペンションや「減速セレクター」、「ドライブモードスイッチ」などを特別装備として搭載しています。
Q3：フィットのおすすめグレードは？
A：一通りの快適装備がそろい、居心地の良さも備えた「HOME」がおすすめです。
※この記事は2023年3月１日時点の情報で制作しています
